有価証券報告書-第22期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

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2017/06/19 10:40
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連結財務諸表注記事項(IFRS)

1. 報告企業
ヤフー(株)(以下、当社という。)は日本で設立され、同国に本社を置いており、ヤフー(株)および子会社(以下、当社グループという。)の最終的な親会社はソフトバンクグループ(株)です。登記している本店の所在地は、東京都千代田区紀尾井町1番3号です。
当社グループの主な事業内容は「6. セグメント情報」に記載しています。
2. 作成の基礎
(1) 準拠する会計基準
当社グループの連結財務諸表は連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、連結財務諸表規則第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しています。
(2) 測定の基礎
連結財務諸表は、「3. 重要な会計方針」に記載しているとおり、公正価値で測定している金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。
(3) 表示通貨および単位
連結財務諸表は日本円を表示通貨としており、百万円未満を切捨てて表示しています。
(4) 表示方法の変更
(連結財政状態計算書)
前連結会計年度において、流動負債および非流動負債の「その他の金融負債」に含めて表示していた「有利子負債」については、重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しています。この表示方法の変更を反映させるため、組替えを行っています。
この結果、前連結会計年度において流動負債の「その他の金融負債」に含めて表示していた14,538百万円は、流動負債の「有利子負債」として組替えており、非流動負債の「その他の金融負債」に含めて表示していた9,754百万円は、非流動負債の「有利子負債」として組替えています。
(連結キャッシュ・フロー計算書)
前連結会計年度において、営業活動によるキャッシュ・フローで独立掲記していました「未払消費税等の増減額(△は減少)」、「その他の金融資産の増減額(△は増加)」、「その他の金融負債の増減額(△は減少)」については、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しています。この表示方法の変更を反映させるため、組替えを行っています。
この結果、前連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローの「未払消費税等の増減額(△は減少)」△9,383百万円、「その他の金融資産の増減額(△は増加)」△4,877百万円、「その他の金融負債の増減額(△は減少)」△5,323百万円は「その他」△19,584百万円として組替えています。
前連結会計年度において、投資活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示していました「有形固定資産の売却による収入」については、重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しています。この表示方法の変更を反映させるため、組替えを行っています。
この結果、前連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示していました104百万円は、「有形固定資産の売却による収入」104百万円として組替えています。
前連結会計年度において、財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示していました「短期借入金の純増減額(△は減少)」、「長期借入れによる収入」については、重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しています。また、財務活動によるキャッシュ・フローで独立掲記していました「長期借入金の返済による支出」、「非支配持分からの子会社持分取得による支出」については、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しています。この表示方法の変更を反映させるため、組替えを行っています。
この結果、前連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示していました3,773百万円は、「短期借入金の純増減額(△は減少)」3,073百万円、「長期借入れによる収入」700百万円として組替えています。また、前連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローの「長期借入金の返済による支出」△1,441百万円、「非支配持分からの子会社持分取得による支出」△196百万円は「その他」△1,637百万円として組替えています。
(5) 未適用の公表済み基準書および解釈指針
連結財務諸表の承認日までに公表されている主な基準書および解釈指針の新設または改訂は以下のとおりです。当連結会計年度において当社グループはこれらを早期適用していません。
これらの適用による当社グループの連結財務諸表への影響については検討中であり、現時点では見積もることはできません。
IFRS強制適用時期
(以後開始年度)
当社グループ
適用時期
新設・改訂の概要
IAS第7号キャッシュ・フロー計算書2017年1月1日2018年3月期企業の財務活動にかかる負債に関する開示要求
IFRS第9号金融商品2018年1月1日2019年3月期金融商品の分類および測定、減損会計、ヘッジ会計の処理および開示要求
IFRS第15号顧客との契約から生じる収益2018年1月1日2019年3月期収益の認識に関する会計処理および開示要求
IFRS第16号リース2019年1月1日2020年3月期全てのリースについて、リース開始日に使用権資産とリース負債を認識する

3. 重要な会計方針
以下の会計方針は、他の記載がない限り、連結財務諸表に記載されている全ての期間に適用しています。
(1) 連結の基礎
① 連結の基本方針
連結財務諸表は、当社および当社が支配している企業(子会社)の財務諸表に基づき作成しています。支配とは、投資先に対するパワー、投資先への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャーまたは権利、投資者のリターンの額に影響を及ぼすように投資先に対するパワーを用いる能力の全てを有している場合をいいます。当社による支配の有無は、議決権または類似の権利の保有割合や投資先に関する契約内容等の諸要素を勘案し総合的に判断しています。
子会社については、支配獲得日から支配喪失日までの期間を連結しています。子会社の包括利益は、たとえ非支配持分が負の残高になる場合でも、親会社の所有者と非支配持分に配分されます。
連結子会社が採用する会計方針が当社グループで採用した会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該連結子会社の財務諸表に調整を加えています。
当社グループ内部での債権債務残高、取引、当社グループ内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表作成にあたり消去しています。
② 子会社として存続する場合における当社グループの所有持分の変動
子会社に対する当社グループの所有持分の変動で支配の喪失にならない取引は、資本取引として会計処理しています。当社グループの持分および非支配持分の帳簿価額は、子会社に対する相対的な持分の変動を反映して調整しています。非支配持分を調整した額と支払対価または受取対価の公正価値との差額は資本に直接認識し、親会社の所有者に帰属しています。
当社グループが子会社の支配を喪失する場合、処分損益は (i)「受取対価の公正価値および残存持分の公正価値の合計」と (ⅱ)「子会社の資産(のれんを含む)、負債、非支配持分の従前の帳簿価額」との間の差額として算定され、それまで認識していたその他の包括利益累計額は、純損益に振り替えています。
③ 企業結合
事業の取得は「取得法」で会計処理をしています。企業結合時に引き渡した対価は、当社グループが移転した資産、被取得企業の従前の所有者に対する当社グループの負債、被取得企業の支配と交換に当社グループが発行した資本持分の取得日の公正価値の合計として測定されます。取得関連費用は発生時に純損益で認識しています。
取得日において、識別可能な取得した資産および引受けた負債は、以下を除き、取得日における公正価値で認識されます。
・繰延税金資産(または繰延税金負債)および従業員給付契約に関連する資産(または負債)は、それぞれIAS第12号「法人所得税」およびIAS第19号「従業員給付」に従って認識し測定されます。
・「被取得企業の株式に基づく報酬契約」または「被取得企業の株式に基づく報酬制度を当社グループの制度に置換えるために発行された当社グループの株式に基づく報酬契約」に関する負債または資本性金融商品は、取得日にIFRS第2号「株式に基づく報酬」に従って測定されます。
・IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的保有に分類される資産または処分グループは、当該基準書に従って測定されます。
のれんは、移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計金額が、取得日における識別可能な取得した資産と引受けた負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定されます。この差額が負の金額である場合には、直ちに純損益で認識しています。
現在の所有持分であり、清算時に企業の純資産に対する比例的な取り分を保有者に与えている非支配持分は、当初認識時に公正価値、または被取得企業の識別可能純資産の認識金額に対する非支配持分の比例的な取り分相当額によって測定されます。上記以外の非支配持分は、公正価値、または該当する場合には、他の基準書に特定されている測定方法によって測定されます。
段階的に達成される企業結合の場合、当社グループが以前に保有していた被取得企業の資本持分は取得日(すなわち当社グループの支配獲得日)の公正価値で再評価され、発生した利得または損失があれば純損益に認識されます。取得日以前にその他の包括利益に計上されていた被取得企業の持分の金額は、取得企業がその持分を直接処分した場合と同じ方法で会計処理されます。
④ のれん
事業の取得から生じるのれんは、事業の取得日に計上された取得原価から減損損失累積額を控除した金額で計上されます。
のれんが配分される資金生成単位については、のれんが内部報告目的で監視される単位に基づき決定し、集約前の事業セグメントの範囲内となっています。
のれんは償却を行わず、資金生成単位または資金生成単位グループに配分し、配分された資金生成単位については、連結会計年度の一定時期、またはその生成単位に減損の兆候がある場合は、より頻繁に減損テストを行っています。当該資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額未満の場合、まず減損損失を資金生成単位に配分されたのれんに配分し、次に資金生成単位におけるその他の資産の帳簿価額の比例割合で各資産に配分しています。
のれんの減損損失は、純損益に直接認識され、以後の期間に戻入れは行いません。
なお、関連会社の取得により生じたのれんに関する当社グループの会計方針は、「⑤ 関連会社への投資」に記載しています。
⑤ 関連会社への投資
関連会社とは、当社グループが議決権の20%以上を所有し、投資先の財務および営業の方針決定に重要な影響力を行使し得ない反証が存在しない会社、もしくは20%未満の保有でも重要な影響力を行使し得る会社をいいます。
関連会社に対する投資は、投資先が関連会社になる日から持分法を適用して会計処理されます。関連会社に対する投資の取得時には、取得原価が、取得日に認識されている投資先の識別可能な資産および負債の正味の公正価値のうち当社グループの持分相当額を超過する額は、のれんとして認識し、投資の帳簿価額に含まれます。再評価後、識別可能な資産および負債の正味の公正価値の当社グループの持分相当額が取得原価を超過する場合は、超過差額を投資が実施された期間に純損益に直ちに認識しています。
持分法では、関連会社に対する投資額は、連結財政状態計算書において取得原価で当初認識し、その後、関連会社の純損益およびその他の包括利益の当社グループの持分を認識するために修正しています。関連会社の損失に対する当社グループの持分相当額が、当社グループの関連会社に対する持分(実質的に当社グループの関連会社に対する正味投資持分の一部を構成するいかなる長期持分を含む)を超過する場合、当社グループは追加的な損失について当社グループの持分相当額を認識していません。追加的な損失は、当社グループが関連会社に代わって法的債務または推定的債務を負う、または関連会社の代わりに支払いを行う範囲で認識しています。
当該投資が関連会社でなくなった日もしくは売却目的保有に分類された日から、当社グループは持分法の適用を中止しています。当社グループが以前の関連会社に対する残存持分を保持しており、残存持分が金融資産である場合には、当社グループは、残存持分をその日時点の公正価値で測定し、当該公正価値はIAS第39号「金融商品:認識及び測定」(以下、IAS第39号という。)に従って金融資産としての当初認識時の公正価値とみなされます。持分法適用が中止された日における関連会社の帳簿価額と、残存持分の公正価値および関連会社に対する一部持分の処分による収入との差額は、関連会社の処分損益の決定に含まれています。
当社グループの関連会社投資に関する減損損失を認識するかどうかを決定するため、IAS第39号の要求が適用されます。減損テストは、(のれんを含む)投資全体の帳簿価額に対し、IAS第36号「資産の減損」に従って行われています。
(2) 外貨換算
① 外貨建取引
当社グループの財務諸表は、各社の機能通貨で作成しています。機能通貨以外の通貨(外貨)での取引は、取引日の為替レートで機能通貨に換算しています。外貨建貨幣性項目は、各四半期末の為替レートで機能通貨に換算しています。公正価値で測定している外貨建非貨幣性項目は、測定日の為替レートで機能通貨に換算しています。
換算によって発生した為替換算差額は、「② 在外営業活動体」を除いて、その期間の純損益で認識しています。
② 在外営業活動体
連結財務諸表を作成するために、在外営業活動体の資産および負債(取得により発生したのれんおよび公正価値の調整を含む)は、各四半期末の為替レートで日本円に換算しています。収益および費用は、その各四半期の平均為替レートで日本円に換算しています。在外営業活動体の財務諸表の換算によって生じた為替差額は、その他の包括利益で認識し、在外営業活動体の換算差額勘定に累積しています。
在外営業活動体の持分全てまたは持分の一部処分を行った場合、当該在外営業活動体の換算差額は、処分損益の一部として純損益に振り替えています。
(3) 金融商品
① 認識
金融資産および金融負債は、当社グループが金融商品の契約上の当事者になった時点で認識しています。
金融資産および金融負債は当初認識時において公正価値で測定しています。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(以下、FVTPLの金融資産という。)および純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(以下、FVTPLの金融負債という。)を除き、金融資産の取得および金融負債の発行に直接起因する取引コストは、当初認識時において、金融資産の公正価値に加算または金融負債の公正価値から減算しています。FVTPLの金融資産およびFVTPLの金融負債の取得に直接起因する取引コストは純損益で認識しています。
② 分類
a. 非デリバティブ金融資産
金融資産は、当初認識時にその性質と保有目的により(a) FVTPLの金融資産、(b) 満期保有目的投資、(c) 貸付金及び債権、(d) 売却可能金融資産に分類されます。
(a) FVTPLの金融資産
金融資産のうち売買目的で保有しているものについては、公正価値で当初測定し、その変動を純損益として認識しています。当初認識時の取引費用は発生時に純損益として認識しています。また、金融資産からの利息および配当金については、純損益として認識しています。
(b) 満期保有目的投資
支払額が固定または決定可能であり、かつ満期日が確定しているデリバティブ以外の金融資産のうち、満期まで保有する明確な意図と能力を有するものは満期保有目的投資に分類されます。当初認識後、満期保有目的投資は実効金利法による償却原価から減損損失を控除した金額で測定しています。実効金利法による利息収益は純損益で認識しています。
(c) 貸付金及び債権
支払額が固定または決定可能なデリバティブ以外の金融資産のうち、活発な市場での公表価格がないものは貸付金及び債権に分類されます。当初認識後、貸付金及び債権は実効金利法による償却原価から減損損失を控除した金額で測定しています。実効金利法による利息収益は純損益で認識しています。
(d) 売却可能金融資産
デリバティブ以外の金融資産のうち、当初認識時に売却可能に指定されたもの、または他のいずれの分類にも該当しないものは売却可能金融資産に分類されます。当初認識後、売却可能金融資産は公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益は、その他の包括利益で認識しています。ただし売却可能金融資産に減損の客観的証拠がある場合は、それまで認識していたその他の包括利益累計額を純損益に振り替えています。売却可能金融資産に分類された貨幣性金融資産から生じる為替差損益、売却可能金融資産に係る実効金利法による利息収益および受取配当金は、純損益で認識しています。売却可能金融資産の認識を中止した場合、その他の包括利益に計上されている累積損益は純損益に振り替えています。
b. 非デリバティブ金融負債
当社グループはデリバティブ以外の金融負債として、主に営業債務及びその他の債務を有しており、当初認識後、実効金利法による償却原価で測定しています。
c. デリバティブ金融資産および負債
デリバティブは、デリバティブ取引契約が締結された日の公正価値で当初認識しています。当初認識後は、各四半期末の公正価値で測定しています。デリバティブの公正価値の変動額は、直ちに純損益で認識しています。デリバティブ金融資産はFVTPLの金融資産に、デリバティブ金融負債はFVTPLの金融負債にそれぞれ分類しています。
③ 認識の中止
当社グループは、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、または金融資産を譲渡し、その金融資産の所有に係るリスクと経済価値を実質的に全て移転した場合に、当該金融資産の認識を中止し、発生した差額は純損益で認識しています。また当社グループは、金融負債が消滅した場合、つまり、契約上の義務が免責、取消しまたは失効となった場合に、金融負債の認識を中止し、発生した差額は純損益で認識しています。
④ 金融資産および金融負債の相殺
金融資産および金融負債は、当社グループが残高を相殺する法的に強制可能な権利を現在有しており、かつ純額で決済するか、または資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ、連結財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しています。
⑤ 金融資産の減損
当社グループは減損の客観的な証拠が存在するかについての判定を各四半期に行っています。
FVTPLの金融資産以外の金融資産は、当初認識後に発生した損失事象の結果として減損の客観的証拠があり、かつその損失事象がその金融資産の見積予想キャッシュ・フローに対して信頼性をもって見積もれるマイナスの影響を有している場合に減損損失を認識しています。売却可能金融資産に分類された資本性金融商品については、著しくまたは長期に公正価値が取得原価を下回る場合に、減損の客観的な証拠があると判断しています。
当社グループは満期保有目的投資、貸付金及び債権の減損を認識する場合は、減損を金融資産の帳簿価額から直接減額しています。
満期保有目的投資、貸付金及び債権の減損損失は、帳簿価額と当該金融資産の当初認識時の実効金利で割り引いた将来キャッシュ・フローの見積りの現在価値との差額として測定し、純損益で認識しています。減損を認識した資産に対する利息収益は、時の経過に伴う割引額の戻入れを通じて引き続き認識しています。
売却可能金融資産の減損損失は帳簿価額と公正価値との差額として測定し、純損益で認識しています。
満期保有目的投資、貸付金及び債権について減損損失認識後に減損損失を減額する事象が発生した場合は、減損損失の減少額を、減損が認識されなかったとした場合の償却原価を超えない範囲で純損益に戻入れています。
売却可能の資本性金融商品について、以前に純損益を通じて認識された減損損失は、純損益を通じて戻入れされません。減損損失の認識後の公正価値の増加は、その他の包括利益で認識し、累積されます。売却可能の負債性金融商品について、公正価値が増加し、当該増加が減損損失を純損益に認識した後に発生した事象と客観的に関連付けることができる場合には、当該減損損失を戻入れ、純損益に認識します。
(4) 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、現金、随時引出し可能な預金、および容易に換金可能でかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から満期日までの期間が3ヶ月以内の短期投資で構成されています。
(5) 棚卸資産
棚卸資産は、原価と正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定しています。原価は、主として移動平均法を用いて算定しており、正味実現可能価額は、通常の事業の過程における見積販売価格から、販売に要する見積費用を控除して算定しています。
また、棚卸資産の内訳は、主として商品です。
(6) 有形固定資産
有形固定資産は、原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した金額で計上しています。取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、資産の解体・除去および土地の原状回復費用が含まれます。
減価償却費は、土地および建設仮勘定を除き、見積耐用年数にわたって定額法で計上しています。
主要な有形固定資産の見積耐用年数は以下のとおりです。
・建物および構築物 3年~50年
・工具、器具および備品 4年~15年
・機械装置および運搬具 3年~17年
減価償却方法、耐用年数および残存価額は、連結会計年度末に見直しを行い、変更がある場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しています。
ファイナンス・リースにより保有する資産は、リース期間の終了時までに所有権の移転が合理的に確実である場合には見積耐用年数で、合理的に確実でない場合にはリース期間とリース資産の見積耐用年数のいずれか短い期間にわたって減価償却を行っています。
(7) 無形資産
個別に取得した耐用年数を確定できる無形資産は、原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額および減損損失累計を控除した金額で計上しています。個別に取得した耐用年数を確定できない無形資産は、取得原価から減損損失累計額を控除した額で計上しています。
企業結合により取得し、のれんとは区別して認識された無形資産は、取得日の公正価値で当初認識されます。当初認識後、企業結合により取得した無形資産は、個別に取得した無形資産と同様に、取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した金額で計上されます。
研究段階で発生した支出は、発生した期間の費用として計上しています。開発段階で発生した自己創設無形資産は、資産計上の要件を全て満たした日から、開発完了までに発生した支出の合計額で認識しています。当初認識後、自己創設無形資産は、個別に取得した無形資産と同様に、取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した金額で計上しています。
償却費は、見積耐用年数にわたって定額法で計上しています。
耐用年数を確定できる主要な無形資産の見積耐用年数は以下のとおりです。
・ソフトウェア 2年~5年
・顧客基盤 6年~24年
償却方法、耐用年数および残存価額は、連結会計年度末に見直しを行い、変更がある場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しています。
商標権の一部について、事業を継続する限り基本的に存続するため、耐用年数を確定できないと判断し、償却していません。
(8) リース
リース取引は、資産の所有に伴うリスクと経済価値のほとんど全てを借手に移転する場合、ファイナンス・リース取引に分類し、他の全てのリース取引は、オペレーティング・リース取引に分類しています。
リース契約開始時に、その契約がリースであるか否か、またはその契約にリースが含まれているか否かを契約の実質をもとに判断しています。
① ファイナンス・リース取引
(借手側)
リース資産およびリース債務は、リース開始日の公正価値または最低支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で当初認識しています。
リース資産の当初認識後は、その資産に適用される会計方針に基づいて会計処理しています。リース料支払額は、連結会計年度末の債務残高に対する一定の期間利子率となるよう、財務費用(その他の営業外費用)と連結会計年度末のリース債務残高の返済部分に按分しています。
② オペレーティング・リース取引
(借手側)
オペレーティング・リースの総支払額は、リース期間にわたって定額法により費用として認識しています。
(9) のれんを除く有形固定資産および無形資産の減損
当社グループは、各四半期末に、有形固定資産および無形資産が減損損失に晒されている兆候の有無を判定するために、有形固定資産および無形資産の帳簿価額をレビューしています。
減損の兆候がある場合には、減損損失の程度を算定するために、回収可能価額の見積りを行っています。個別資産の回収可能価額を見積もることができない場合には、当社グループは、その資産の属する資金生成単位の回収可能価額を見積もっています。
耐用年数が確定できない無形資産および未だ利用可能でない無形資産は、減損の兆候がある場合、および減損の兆候の有無に関わらず連結会計年度の一定時期に、減損テストを実施しています。
回収可能価額は、「処分コスト控除後の公正価値」と「使用価値」のいずれか高い方となります。
使用価値の評価に際しては、貨幣の時間的価値および当該資産に固有のリスクを反映した税引前割引率により見積もった将来キャッシュ・フローを、現在価値に割り引くことにより測定しています。
資産(または資金生成単位)の回収可能価額が帳簿価額を下回った場合、資産(または資金生成単位)の帳簿価額は回収可能価額まで減額されます。
減損損失を事後に戻入れる場合、当該資産(または資金生成単位)の帳簿価額は、過去の期間において当該資産(または資金生成単位)について認識した減損損失がなかったとした場合の資産(または資金生成単位)の帳簿価額を超えない範囲で、改訂後の見積回収可能価額まで増額しています。
(10) 引当金
引当金は、過去の事象から生じた現在の法的または推定的債務で、当該債務を決済するために経済的便益が流出する可能性が高く、当該債務について信頼性のある見積りができる場合に認識しています。
引当金は、貨幣の時間的価値の影響が重要な場合、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値および当該負債に特有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて、現在価値に割り引いています。時の経過に伴う割引額の割戻しは純損益で認識しています。
主な引当金の内容は以下のとおりです。
① 利息返還損失引当金
利息制限法の上限金利を超過して支払った債務者等からの利息の返還請求に備えるため、将来における返還見込額を計上しています。なお、当該利息返還請求額は市場環境等の変化により変動する可能性があります。
② 資産除去債務
賃借契約終了時に原状回復義務のある賃借事務所の原状回復費用見込額について、資産除去債務を計上しています。これらの費用の金額や支払時期の見積りは、現在の事業計画等に基づくものであり、将来の事業計画等により今後変更される可能性があります。
③ ポイント引当金
販売促進を目的とするポイント制度に基づき、会員へ付与したポイントの利用に備えるため、将来利用されると見込まれる額を計上しています。なお、当該ポイントの会員による利用には不確実性があります。
(11) 株式に基づく報酬
当社グループは、取締役および従業員等に対するインセンティブ制度として、持分決済型のストック・オプション制度を導入しています。ストック・オプションは付与日における資本性金融商品の公正価値で測定しています。公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズモデルやモンテカルロ・シミュレーションなどを用いて算定しています。
ストック・オプションの付与日に決定した公正価値は、権利確定期間にわたって定額法により費用計上し、同額を資本の増加として認識しています。また、各四半期末において、最終的に権利が確定すると予想されるストック・オプション数の見積りを見直し、必要に応じて権利確定数の見積りを修正しています。
(12) 収益
当社グループにおける主要な売上高はサービスの提供および物品の販売に関する収益です。
当社グループにおけるサービスの提供は、主に検索連動型広告、ディスプレイ広告、「ヤフオク!」などのeコマース関連の手数料収入、「Yahoo!プレミアム」などの会員収入からなります。
物品の販売は、主に「ASKUL」におけるオフィス関連商品の販売による収入からなります。
サービスの提供に関する収益は原則として各四半期末のその取引の進捗度に応じて認識しています。
検索連動型広告は、ウェブサイト閲覧者が検索連動型広告をクリックした時点で収益を認識しています。ディスプレイ広告は、プレミアム広告および「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」等からなります。プレミアム広告は、ウェブサイト上に広告が掲載される期間にわたって収益を認識しています。「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」は、ウェブサイト閲覧者がコンテンツページ上の広告をクリックした時点で収益を認識しています。
eコマース関連の手数料収入は、取引が発生した時点で収益を認識しています。
会員収入は、会員資格が有効な期間にわたって収益を認識しています。
物品の販売に関する収益は、物品の所有に伴う重要なリスクおよび経済価値が買手に移転し、販売した物品に対して継続的な管理上の関与および実質的な支配を保持せず、取引に関連した経済的便益が当社グループに流入する可能性が高く、取引に関連して発生した原価および収益の額が信頼性をもって測定できる場合に認識しています。
(13) 退職給付
当社グループでは主に確定拠出制度を採用しています。
確定拠出制度は、雇用主が一定額の掛金を他の独立した基金に拠出し、その拠出額以上の支払いについて法的または推定的債務を負わない退職給付制度です。
確定拠出制度への拠出は、従業員がサービスを提供した期間に費用として認識し、未払拠出額を債務として認識しています。
(14) 法人所得税
法人所得税は当期税金および繰延税金から構成され、企業結合から生じる税金、およびその他の包括利益または直接資本に認識する項目から生じる税金を除き、純損益で認識しています。
① 当期税金
当期税金は税務当局に対する納付または税務当局からの還付が予想される金額で測定し、税額の算定は、当連結会計年度末に制定または実質的に制定されている税率および税法を使用しています。
② 繰延税金
繰延税金資産は、将来減算一時差異、繰越欠損金および繰越税額控除について、将来の課税所得により使用できる可能性が高い範囲内で認識しています。また、繰延税金資産は各四半期末に回収可能性の見直しを実施しています。繰延税金負債は、原則として将来加算一時差異について認識しています。
なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産または負債を認識していません。
・企業結合以外の取引で、かつ会計上の利益にも課税所得にも影響を及ぼさない取引における資産または負債の当初認識から生じる一時差異
・のれんの当初認識から生じる将来加算一時差異
・子会社および関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異のうち、予測可能な将来に当該一時差異が解消する可能性が高くない場合または当該一時差異の使用対象となる課税所得が稼得される可能性が高くない場合
・子会社および関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異のうち、一時差異の解消時期をコントロールすることができ、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合
繰延税金資産および負債は、当連結会計年度末に制定または実質的に制定されている法律に基づいて、当該資産が実現されるまたは負債が決済される時点において適用されると予測される税率を用いて測定しています。
繰延税金資産および負債は、当期税金資産および負債を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ、法人所得税が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合に相殺しています。
(15) 自己株式
自己株式を取得した場合は、直接取引費用を含む税効果考慮後の支払対価を、資本の控除項目として認識しています。自己株式の購入、売却または消却において損益は認識していません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は資本剰余金として認識しています。
(16) 1株当たり利益
基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しています。
希薄化後1株当たり当期利益は、全ての希薄化効果のある潜在株式が転換されたと仮定して、親会社の所有者に帰属する当期利益および自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数を調整することにより算定しています。
4. 見積り及び判断の利用
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は会計方針の適用および資産、負債、収益、費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り、仮定を設定することが義務付けられています。実際の業績はこれらの見積りと異なる場合があります。
見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直しています。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間および将来の会計期間において認識しています。
会計方針の適用に際して行う判断のうち、連結財務諸表上で認識する金額に最も重要な影響を与える事項は以下のとおりです。
・子会社および関連会社の範囲の決定(「3. 重要な会計方針 (1)」)
当連結会計年度末および翌連結会計年度において重要な修正をもたらすリスクのある将来に係る仮定および当連結会計年度末におけるその他の見積りの不確実性に関する事項は、主に以下のとおりです。
・有形固定資産、のれんおよび無形資産の減損に関する見積り(「3. 重要な会計方針 (1) (9)」、「11. のれんおよび無形資産」)
・関連会社株式の減損に関する見積り(「3. 重要な会計方針 (1)」)
・金融商品の公正価値の測定方法(「3. 重要な会計方針 (3)」、「25. 金融商品の公正価値」)
・有形固定資産、無形資産の耐用年数および残存価額の見積り(「3. 重要な会計方針 (6) (7)」)
・引当金の認識・測定における判断および見積り(「3. 重要な会計方針 (10)」、「16. 引当金」)
・ストック・オプションの公正価値(「3. 重要な会計方針 (11)」、「23. 株式に基づく報酬」)
・繰延税金資産の回収可能性(「3. 重要な会計方針 (14)」、「13. 法人所得税」)
5. 企業結合
前連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
前連結会計年度に生じた主な企業結合は以下のとおりです。
アスクル
(1) 企業結合の概要
当社の関連会社であり主にオフィス用品通販サービスを行っているアスクル(株)は、2015年5月19日開催の同社取締役会において決議された自己株式取得の履践により、2015年8月27日(支配獲得日)より新たに当社の子会社となりました。アスクル(株)による自己株式取得の結果、当社の保有するアスクル(株)の議決権比率は41.7%(2015年5月20日現在)から44.4%(2015年8月27日現在)となり、議決権の過半数を保有していませんが、議決権の分散状況および過去の株主総会の投票パターン等を勘案した結果、当社がアスクル(株)を実質的に支配していると判断し、同社を連結子会社化しています。
また、当社が既に保有していたアスクル(株)に対する資本持分を支配獲得日の公正価値で再測定した結果、59,696百万円の段階取得による利益を認識しています。この利益は連結損益計算書上、「企業結合に伴う再測定益」に計上しています。
(2) 被取得企業の概要
名称アスクル株式会社
事業内容文房具等およびサービスにおける通信販売事業

(3) 支配獲得日
2015年8月27日
(4) 支配獲得日現在における既保有持分、取得資産および引受負債の公正価値、非支配持分およびのれん
(単位:百万円)
既保有持分の公正価値93,611
取得資産および引受負債の公正価値
流動資産90,115
現金及び現金同等物31,291
営業債権及びその他の債権45,365
その他13,458
非流動資産109,832
有形固定資産32,314
無形資産69,124
その他8,393
流動負債△71,494
営業債務及びその他の債務△56,772
その他△14,722
非流動負債△34,585
純資産93,868
非支配持分(注)1△54,036
のれん(注)253,779
合計93,611

(注) 1 非支配持分
非支配持分は、識別可能な被取得企業の純資産の公正価値に対する持分割合で測定しています。
2 のれん
のれんは、今後の事業展開や当社グループと被取得企業とのシナジーにより期待される将来の超過収益力を反映したものです。
(5) 企業結合に係る支配獲得日以降の損益情報
連結損益計算書に認識している当該支配獲得日以降における被取得企業の売上高は189,013百万円、当期利益は2,970百万円です。
なお、上記の当期利益には、支配獲得日に認識した無形資産の償却費等を含みます。
一休
(1) 企業結合の概要
当社は、当社の戦略上重要な位置づけであるeコマース革命を通じた成長の実現を一層確実にすることを目的として、2015年12月15日開催の取締役会において決議された(株)一休の株式等に対する公開買付を実施してきましたが、2016年2月3日をもって終了し、(株)一休の普通株式27,480,682株を現金94,341百万円にて取得しました。これにより、当社の(株)一休に対する議決権割合は94.3%となり、同社を連結子会社化しています。
(2) 被取得企業の概要
名称株式会社一休
事業内容ホテル・レストラン予約サイト等のインターネットサイト運営事業

(3) 支配獲得日
2016年2月3日
(4) 支配獲得日現在における既保有持分、取得資産および引受負債の公正価値、非支配持分およびのれん
(単位:百万円)
支払対価の公正価値
現金94,341
取得資産および引受負債の公正価値
流動資産8,934
非流動資産(注)127,313
流動負債△4,270
非流動負債△8,177
純資産23,799
非支配持分(注)2△1,503
のれん(注)372,044
合計94,341

(注) 1 取得資産の詳細
取得資産のうち非流動資産には、無形資産26,183百万円を含みます。
2 非支配持分
非支配持分は、識別可能な被取得企業の純資産の公正価値に対する持分割合で測定しています。
3 のれん
のれんは、今後の事業展開や当社グループと被取得企業とのシナジーにより期待される将来の超過収益力を反映したものです。
(5) 企業結合に係る支配獲得日以降の損益情報
当該企業結合に係る支配獲得日以降の損益情報は、連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示していません。
(プロフォーマ情報(非監査情報))
上記の企業結合が当連結会計年度期首に完了したと仮定した場合のプロフォーマ情報は連結売上高776,974百万円、連結当期利益173,290百万円です。
プロフォーマ情報には、実際の支配獲得日に認識した無形資産の償却費の増加等が反映されています。
当連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
当連結会計年度に生じた重要な企業結合はありません。
6. セグメント情報
(1) 報告セグメント
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは、「マーケティングソリューション事業」および「コンシューマ事業」の2つを報告セグメントとしています。
「マーケティングソリューション事業」は、主に広告商品の企画・販売・掲載をするための各サービスの企画・運営、情報掲載サービスの提供およびその他法人向けサービスの提供をしています。
「コンシューマ事業」は、ショッピング、ヤフオク、パーソナルの3つの事業セグメントからなっています。これらの事業セグメントは、中小企業や個人向けにインターネットを介して商品の販売やサービスの企画・提供を行っており、類似した事業的特徴を共有しています。また、取扱高等の経済的指標を検討した結果、類似した経済的特徴を共有していると判断したため、これらの事業セグメントを集約して報告しています。
「その他」は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、決済金融関連サービスおよびクラウド関連サービス等を含みます。
各報告セグメントの会計方針は、「3. 重要な会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同一です。セグメント利益は連結損益計算書の営業利益と調整を行っており、セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用です。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。セグメント間の売上高は市場実勢価格に基づいています。
なお、2016年4月1日より、サービスの効率的な提供に重点を置き、迅速に市場の変化に対応するため、一部のサービスおよび連結子会社をセグメント間で移管しています。主に連結子会社である(株)GYAOを含む映像関連サービスを「マーケティングソリューション事業」から「コンシューマ事業」へ移管しています。
これに伴い、前連結会計年度のセグメント情報を修正再表示しています。
当社グループのセグメント情報は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他調整額連結
マーケティングソリューション事業コンシューマ事業合計
売上高
外部顧客への売上高267,665328,115595,78056,546652,327
セグメント間の売上高5877,6478,2343,744△11,979
合計268,252335,762604,01560,291△11,979652,327
セグメント利益(注)147,531118,351265,8836,438△47,324224,997
その他の営業外収益3,016
その他の営業外費用2,746
持分法による投資損益(△は損失)1,317
税引前利益226,585
その他の項目
減価償却費及び償却費3,3638,53111,8946,57012,23230,697

(注) 「コンシューマ事業」には、アスクル(株)の支配獲得日以降の業績および企業結合に伴う再測定益59,696百
万円を含みます。(「5. 企業結合」参照)
当連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他調整額連結
マーケティングソリューション事業コンシューマ事業合計
売上高
外部顧客への売上高280,301505,347785,64868,081853,730
セグメント間の売上高1,2146,4517,6653,519△11,185
合計281,515511,798793,31471,601△11,185853,730
セグメント利益(注)161,95564,954226,91015,110△49,970192,049
その他の営業外収益2,590
その他の営業外費用2,112
持分法による投資損益(△は損失)947
税引前利益193,475
その他の項目
減価償却費及び償却費3,46214,09617,5597,52712,96038,046

(注) 「コンシューマ事業」には、災害による損失13,006百万円を含みます。(「29. 災害による損失」参照)
(2) サービス別情報
外部顧客への売上高
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
広告266,911286,443
ビジネス251,530391,552
パーソナル133,885175,733
合計652,327853,730

主なサービス内容
広告・検索連動型広告やディスプレイ広告などの広告関連サービス
ビジネス・データセンター関連などの法人向けサービス
・「Yahoo!不動産」などの情報掲載サービス
・「ASKUL」などの物品販売サービス
パーソナル・「ヤフオク!」や「Yahoo!ショッピング」などのeコマース関連サービス
・「Yahoo!プレミアム」や「Yahoo! BB」などの会員向けサービス
・「LOHACO」などの物品販売サービス


7. 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
現金および要求払預金214,381405,983
定期預金(預入期間が3ヶ月以内)230,784132,584
その他3,9984,499
合計449,164543,067

8. 営業債権及びその他の債権
営業債権及びその他の債権の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
営業貸付金69,863129,648
売掛金123,442128,128
外国為替取引顧客預託金78,56080,871
その他33,89242,240
合計305,758380,888

9. その他の金融資産
その他の金融資産の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
株式43,11946,959
敷金及び保証金16,68118,121
デリバティブ資産21,07217,310
その他19,56619,286
合計100,439101,678
流動資産30,11821,712
非流動資産70,32179,965


10. 有形固定資産
有形固定資産の帳簿価額の増減および取得原価、減価償却累計額および減損損失累計額は、以下のとおりです。
帳簿価額
(単位:百万円)
建物および
構築物
工具、器具
および備品
機械装置
および
運搬具
土地建設仮勘定その他合計
2015年4月1日16,94730,66812,0147,15468067,465
取得3,95621,8152,2672976,9611,13136,428
企業結合13,7171,1735,9179,4362,25632,501
処分△56△866△82△0△50△1,055
減価償却費△4,766△10,053△2,173△128△17,122
科目振替2,0631,5351,238△4,837
その他3,373△237△63△1552,916
2016年3月31日35,23544,03419,11716,8884,905952121,133
取得8,52416,6083,71534711,23391541,345
企業結合63900154
処分△7,589△447△2,034△5,001△588△80△15,742
減価償却費△4,257△12,884△3,009△310△20,461
科目振替7,7951,5304,790△14,121△4
その他△1,149△101△185△723△243△2,404
2017年3月31日38,62348,83122,39411,5101,1851,477124,021

取得原価
(単位:百万円)
建物および
構築物
工具、器具
および備品
機械装置
および
運搬具
土地建設仮勘定その他合計
2015年4月1日28,83560,56322,5107,154680119,743
2016年3月31日51,85179,05631,44216,8884,9051,077185,221
2017年3月31日51,65991,71536,68511,5101,1851,899194,655

減価償却累計額および減損損失累計額
(単位:百万円)
建物および
構築物
工具、器具
および備品
機械装置
および
運搬具
土地建設仮勘定その他合計
2015年4月1日△11,888△29,894△10,495△52,277
2016年3月31日△16,616△35,021△12,325△125△64,087
2017年3月31日△13,036△42,884△14,290△422△70,633


11. のれんおよび無形資産
のれんおよび無形資産の帳簿価額の増減および取得原価、償却累計額および減損損失累計額は以下のとおりです。
帳簿価額
(単位:百万円)
のれん耐用年数を確定
できない無形資産
耐用年数を確定
できる無形資産
無形資産
合計
商標権ソフトウェア顧客基盤その他
2015年4月1日27,67322,4687,4902,42332,382
取得3,9072,7496,657
内部開発9,1479,147
企業結合128,68830,2508,24456,68014995,324
処分△1,506△0△1,506
償却費△9,500△3,414△443△13,358
その他67△265
2016年3月31日156,36230,25032,82960,7554,876128,711
取得8,6251,8374,46714,930
内部開発12,50912,509
企業結合3,143663268931
処分△1,017△1,017
償却費△10,416△6,033△872△17,322
その他△47△2△50
2017年3月31日159,50530,25043,14656,5598,737138,692

取得原価
(単位:百万円)
のれん耐用年数を確定
できない無形資産
耐用年数を確定
できる無形資産
無形資産
合計
商標権ソフトウェア顧客基盤その他
2015年4月1日27,67350,9789,3603,03063,368
2016年3月31日156,36230,25070,19066,0405,798172,279
2017年3月31日159,50530,25090,61367,87710,553199,294

償却累計額および減損損失累計額
(単位:百万円)
のれん耐用年数を確定
できない無形資産
耐用年数を確定
できる無形資産
無形資産
合計
商標権ソフトウェア顧客基盤その他
2015年4月1日△28,509△1,869△606△30,985
2016年3月31日△37,360△5,284△922△43,568
2017年3月31日△47,467△11,317△1,816△60,601

商標権の一部について、事業を継続する限り基本的に存続するため、耐用年数を確定できないと判断し、償却していません。
顧客基盤は、被取得企業の企業結合時に存在した顧客から期待される将来の超過収益力を反映したものです。
償却費は、連結損益計算書上、「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含めて表示しています。
前連結会計年度および当連結会計年度において費用として認識した研究開発費は、それぞれ289百万円、389百万円です。
当連結会計年度における、ソフトウェアに関連する自己創設無形資産の帳簿価額は22,013百万円(前連結会計年度16,117百万円)です。
のれんおよび耐用年数を確定できない無形資産の資金生成単位グループへの配分額は、以下のとおりです。
のれん
(単位:百万円)
報告セグメント資金生成単位グループ2016年3月31日2017年3月31日
マーケティング
ソリューション事業
マーケティング
ソリューション
10,90410,904
コンシューマ事業ショッピング56,72458,327
一休72,04472,044
その他2501,791
決済金融16,43716,437
合計156,362159,505

耐用年数を確定できない無形資産
(単位:百万円)
報告セグメント資金生成単位グループ2016年3月31日2017年3月31日
コンシューマ事業ショッピング20,13020,130
一休10,12010,120
合計30,25030,250

のれんおよび耐用年数を確定できない無形資産の減損テストにおける回収可能価額は使用価値に基づき算定しています。
使用価値は、経営者が承認した事業計画と成長率を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しています。事業計画は原則として5年を限度としており、業界の将来の趨勢に関する経営者の評価と過去のデータを反映したものであり、外部情報および内部情報に基づき作成しています。永続成長率は資金生成単位が属する市場もしくは国の長期平均成長率を勘案して決定しています。前連結会計年度および当連結会計年度において使用した永続成長率は1.7%です。また、使用価値の測定で使用した税引前割引率は、前連結会計年度においては8.1~13.8%、当連結会計年度においては7.9~13.1%です。
一休事業において、使用価値の測定で使用した税引前割引率は9.2%ですが、仮に税引前割引率が約1%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。
上記以外の資金生成単位グループについては、使用価値は当該資金生成単位の帳簿価額を十分に上回っており、使用価値算定に用いた税引前割引率および永続成長率について合理的な範囲で変動があった場合にも、使用価値が帳簿価額を下回ることはないと考えています。
12. 他の企業への関与の開示
(1) 子会社
当社の主要な子会社の状況は、以下のとおりです。
会社名住 所議決権所有割合(%)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
ワイズ・スポーツ㈱東京都千代田区100.0100.0
㈱ネットラスト東京都千代田区75.075.0
ワイズ・インシュアランス㈱東京都千代田区60.060.0
ファーストサーバ㈱大阪市中央区100.0100.0
㈱IDCフロンティア東京都千代田区100.0100.0
㈱GYAO東京都千代田区66.766.7
YJキャピタル㈱東京都千代田区100.0100.0
YJ1号投資事業組合東京都千代田区
バリューコマース㈱東京都港区50.552.3
㈱カービュー東京都千代田区100.0100.0
ワイジェイFX㈱東京都千代田区100.0100.0
シナジーマーケティング㈱大阪市北区100.0100.0
YJ2号投資事業組合東京都千代田区
ワイジェイカード㈱福岡市博多区65.065.0
アスクル㈱(注)1東京都江東区44.445.3
㈱エコ配東京都港区68.5
(68.5)
68.5
(68.5)
㈱一休(注)2東京都港区100.0100.0
YJテック投資事業組合東京都千代田区
㈱イーブックイニシアティブジャパン(注)3東京都千代田区44.3

(注) 1 アスクル(株)は、2015年5月19日開催の同社取締役会において決議された自己株式取得の履践により、2015年8月27日(支配獲得日)より新たに当社の子会社となりました。アスクル(株)による自己株式取得の結果、当社の保有するアスクル(株)の議決権比率は41.7%(2015年5月20日現在)から44.4%(2015年8月27日現在)となり、議決権の過半数を保有していませんが、議決権の分散状況および過去の株主総会の投票パターン等を勘案した結果、当社がアスクル(株)を実質的に支配していると判断し、同社を子会社化しています。(「5. 企業結合」参照)
2 当社は、2016年2月3日に(株)一休の普通株式を取得し、同社を連結子会社化しています。(「5. 企業結合」参照)その後、当社は、(株)一休の完全子会社化の手続きを実行し、前連結会計年度末において完了しています。
3 当社は(株)イーブックイニシアティブジャパンの議決権の過半数を保有していませんが、同社の取締役会の構成員の過半数を占めているため、実質的に支配していると判断し、同社を子会社化しています。
4 「議決権所有割合」欄の(内書)は間接所有割合です。
(2) 当社にとって重要な非支配持分がある子会社の要約連結財務情報等
アスクル(アスクル(株)およびその傘下の会社)
① 一般的情報
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
非支配持分が保有する所有持分の割合(%)55.654.7
子会社グループの非支配持分の累積額(百万円)55,25047,656


(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
子会社グループの非支配持分に配分された純損益1,567△3,695


② 要約連結財務情報
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
流動資産100,355110,971
非流動資産117,437101,391
流動負債86,34988,556
非流動負債32,83537,942
資本98,60885,863

(注) 上記の非流動資産には、企業結合により取得したのれん53,779百万円を含みません。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
売上高189,013334,812
当期利益2,970△7,375
当期包括利益2,642△7,350

(注) 前連結会計年度は、アスクル(株)の支配獲得日以降の売上高、当期利益および当期包括利益です。
当連結会計年度において、アスクル(株)から非支配持分に支払われた配当金は1,031百万円(前連結会計年度は432百万円)です。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー(純額)8,70910,339
投資活動によるキャッシュ・フロー(純額)△8,250△3,428
財務活動によるキャッシュ・フロー(純額)△5,6296,522
現金及び現金同等物に係る換算差額△15
現金及び現金同等物の増減額(△は減少額)△5,17113,439

(注) 前連結会計年度は、アスクル(株)の支配獲得日以降のキャッシュ・フローです。
(3) 持分法で会計処理されている投資
個々に重要性のない持分法で会計処理されている投資の帳簿価額は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
帳簿価額34,25737,748

個々に重要性のない持分法で会計処理されている投資に関する財務情報は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
当期利益の当社グループ持分1,317947
その他の包括利益の当社グループ持分△236△905
当期包括利益の当社グループ持分1,08042

(4) ストラクチャード・エンティティ
当社グループは、国内外での投資活動を行うため、投資事業組合等を通じて投資活動を行っています。投資事業組合は、組合員たる投資家から資金を集め、出資先企業に対し主として出資の形で資金を供給する組合であり、支配しているかを決定する際の決定的要因が議決権でないように組成されています。
また、非連結のストラクチャード・エンティティとして、投資先の選定等の経営方針について支配していない投資事業組合等への投資を行っています。非連結のストラクチャード・エンティティについては、資産および負債に対して財務的支援を提供する取り決め等は行っていません。
当社グループが非連結のストラクチャード・エンティティへの関与により晒されている損失の最大エクスポージャーは以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
その他の金融資産(非流動)5,9898,327

なお、当該最大エクスポージャーは、生じ得る最大の損失額を示すものであり、その発生可能性を示すものではありません。
13. 法人所得税
(1) 繰延税金
繰延税金資産および繰延税金負債の変動の内訳は以下のとおりです。
前連結会計年度(2016年3月31日)
(単位:百万円)
2015年
3月31日
当期利益の
認識額
その他の包括利益の認識額その他
(注)1
2016年
3月31日
繰延税金資産
未払法人所得税2,370△495881,962
有形固定資産および無形資産5,6222,8054508,877
繰越欠損金1623,3611,2264,750
従業員給付に係る負債(注)23,4266232424,292
売却可能金融資産1,00566101,667
利息返還損失引当金8,198△1,2306,968
その他4,3627661,2466,375
相殺前 繰延税金資産合計25,1486,4913,25334,893
資産・負債の相殺△10,042△11,562
相殺後 繰延税金資産合計15,10523,331
繰延税金負債
有形固定資産および無形資産2,601△2,84030,76930,530
売却可能金融資産4,5281806041445,457
その他2,9421473,090
相殺前 繰延税金負債合計10,071△2,51260430,91339,078
資産・負債の相殺△10,042△11,562
相殺後 繰延税金負債合計2827,515

(注) 1 主に、アスクル(株)および(株)一休を子会社化したことによるものです。
2 従業員給付に係る負債には、賞与および有給休暇にかかる負債を含みます。
当連結会計年度(2017年3月31日)
(単位:百万円)
2016年
3月31日
当期利益の
認識額
その他の包括利益の認識額その他2017年
3月31日
繰延税金資産
未払法人所得税1,962△50111,462
有形固定資産および無形資産8,8772,8973911,814
繰越欠損金4,7502,6991787,627
従業員給付に係る負債(注)4,292△101654,255
売却可能金融資産1,6674832,150
利息返還損失引当金6,968△1,1685,799
その他6,3752,045238,444
相殺前 繰延税金資産合計34,8936,35330741,554
資産・負債の相殺△11,562△17,043
相殺後 繰延税金資産合計23,33124,511
繰延税金負債
有形固定資産および無形資産30,530△1,92528,604
売却可能金融資産5,4571,14106,599
その他3,0905623,652
相殺前 繰延税金負債合計39,078△1,3631,141038,855
資産・負債の相殺△11,562△17,043
相殺後 繰延税金負債合計27,51521,812

(注) 従業員給付に係る負債には、賞与および有給休暇にかかる負債を含みます。
当社グループにおいて、損失が生じている納税主体に帰属している繰延税金資産は前連結会計年度末8,961百万円、当連結会計年度末10,769百万円です。これらの繰延税金資産については、将来の課税所得により使用できる可能性が高い範囲で認識しています。
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異および繰越欠損金(繰越期限別内訳)は以下のとおりです。なお、将来減算一時差異および繰越欠損金は税額ベースです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
将来減算一時差異1,5921,504
繰越欠損金
繰越期限1年以内
繰越期限1年超5年以内6541,026
繰越期限5年超1,5641,343
繰越欠損金合計2,2182,369

繰延税金負債を認識していない子会社等に対する持分に係る将来加算一時差異の総額(所得ベース)は、前連結会計年度末27,689百万円、当連結会計年度末35,500百万円です。
(2) 法人所得税
法人所得税の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
当期税金63,09668,558
繰延税金△9,003△7,716
合計54,09260,841

各年度の法定実効税率と実際負担税率との調整は以下のとおりです。実際負担税率は税引前利益に対する法人所得税の負担割合を表示しています。
(単位:%)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
法定実効税率33.0631.69
企業結合に伴う再測定益△8.71
その他△0.48△0.24
実際負担税率23.8731.45


14. 営業債務及びその他の債務
営業債務及びその他の債務の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
外国為替取引顧客預り証拠金95,28594,730
未払金74,58983,007
買掛金69,81972,200
その他31,07338,040
合計270,766287,978

15. 有利子負債
有利子負債の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
平均利率(%)
(注)1
返済期限(注)2
借入金20,15164,0190.312017年4月~2022年3月
社債(注)335,1000.242017年4月~2024年2月
リース債務4,1425,4271.072017年4月~2026年4月
合計24,293104,546
流動負債14,53836,889
非流動負債9,75467,657

(注) 1 平均利率は、当連結会計年度末の残高に対する加重平均利率を記載しています。
2 返済期限は、当連結会計年度末の残高に対する返済期限を記載しています。
3 社債の発行条件の要約は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
会社名・銘柄発行年月日当連結会計年度
(2017年3月31日)
(注)
利率
(%)
償還期限
ヤフー㈱
第1回無担保社債2017年2月28日5,0000.042020年2月28日
第2回無担保社債2017年2月28日15,0000.172022年2月28日
第3回無担保社債2017年2月28日15,0000.372024年2月28日
その他の社債2015年10月30日100
(49)
0.262018年10月31日
合計35,100
(49)

(注) (内書)は、1年以内の償還予定額です。
16. 引当金
引当金の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
利息返還損失引当金(注)1、220,28016,889
資産除去債務(注)17,3746,883
その他(注)1、34,9816,955
合計32,63630,729
流動負債12,5479,790
非流動負債20,08920,938

(注) 1 各引当金の詳細は「3. 重要な会計方針」に記載のとおりです。
2 利息返還損失引当金は、過去のリスク総額に対する返還実績率および時効到来率等に基づいて、将来、利息返還請求を受けることが見込まれる期間にわたって、返還見込額を算定しています。
3 「その他」の引当金は、主にポイント引当金です。
引当金の増減内容は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
利息返還損失引当金資産除去債務その他合計
2016年4月1日20,2807,3744,98132,636
繰入3,9867,07211,059
企業結合187695
時の経過4949
目的使用△3,390△4,013△635△8,039
その他△531△4,539△5,071
2017年3月31日16,8896,8836,95530,729

17. 購入コミットメント
当連結会計年度の有形固定資産・無形資産の購入に関するコミットメントは、15,061百万円(前連結会計年度6,401百万円)です。主として物流センターに係る資産の購入に関する未履行の契約によるものです。
18. その他の負債
その他の流動負債およびその他の非流動負債の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
前受金10,91412,839
未払有給休暇5,9076,819
未払費用2,5745,835
未払消費税等2,9085,742
未払賞与6,3715,616
その他10,80613,032
合計39,48349,885
流動負債33,63841,387
非流動負債5,8448,498

19. 退職給付
当社および一部の連結子会社は、主に確定拠出年金制度を採用しています。
確定拠出制度に係る退職給付費用は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
確定拠出年金への掛金支払額860924

20. リース取引
(1) ファイナンス・リース取引
① 借主側
当社グループはファイナンス・リースに分類される機械装置、ソフトウェアおよびシステム関連機器等の賃借を行っています。また、変動リース料、購入選択権、エスカレーション条項およびリース契約によって課された制限(配当、追加借入および追加リースに関する制限など)はありません。
前連結会計年度および当連結会計年度におけるリース資産の減価償却累計額および減損損失累計額控除後の帳簿価額は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
ソフトウェア336225
機械装置および運搬具3,9674,481
工具、器具および備品424384
合計4,7285,091


ファイナンス・リースに基づく期日別の将来最低支払リース料および将来最低支払リース料の現在価値の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
将来最低支払リース料総額将来最低支払リース料総額の現在価値
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
1年以内978930895872
1年超5年以内2,6332,5652,4322,431
5年超1,7762,1621,7092,123
合計5,3885,6585,0375,427
控除:将来財務費用△350△230
将来最低支払リース料総額の
現在価値
5,0375,427

(2) オペレーティング・リース取引
① 借主側
当社グループはオペレーティング・リースに分類されるオフィスビルおよびデータセンター用の建物等の貸借を行っており、一部のオペレーティング・リース契約には、自動更新オプションが付されています。また、変動リース料、購入選択権、エスカレーション条項およびリース契約によって課された制限(配当、追加借入および追加リースに関する制限など)はありません。当連結会計年度に費用として認識した支払リース料は18,303百万円(前連結会計年度11,733百万円)です。
解約不能オペレーティング・リース
解約不能オペレーティング・リースに基づく将来の最低支払リース料の支払期日別の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
1年以内11,30211,379
1年超5年以内37,46444,653
5年超15,7416,918
合計64,50862,951

当連結会計年度末における将来の最低支払リース料の合計には、2017年3月31日に実施したセール・アンド・リースバック取引800百万円を含みます。なお、当該取引に関連した資産に関し、48ヶ月のリースバック契約を締結しています。
② 貸主側
解約不能オペレーティング・リース
当社グループはオペレーティング・リースに分類されるサーバー等のデータセンターサービスの賃貸を行っています。解約不能オペレーティング・リースに基づく将来の最低受取リース料の受取期日別の内訳は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
1年以内2,3832,409
1年超5年以内675877
合計3,0583,287

21. 資本金およびその他の資本項目
(1) 資本金および自己株式
当社の授権株式数および発行済株式数は以下のとおりです。
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
授権株式数
普通株式24,160,000,00024,160,000,000

発行済株式数
2015年4月1日5,694,945,000
増加(注)346,400
減少
2016年3月31日5,695,291,400
増加(注)286,200
減少
2017年3月31日5,695,577,600

(注) 新株予約権の行使による増加です。
上記の発行済株式数に含まれる自己株式数は、それぞれ前連結会計年度2,800,000株、当連結会計年度2,800,000株です。
(2) 剰余金
① 資本剰余金
会社法では、株式の発行に対しての払込み又は給付に係る額の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれる資本準備金に組み入れることが規定されています。資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。
② 利益剰余金
会社法では、剰余金の配当により減少する剰余金の額の10分の1を、資本準備金および利益剰余金に含まれる利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで、資本準備金または利益準備金として積み立てることが規定されています。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができます。
22. 配当金
配当金の総額は以下のとおりです。
決議配当金の総額
(百万円)
1株当たり配当額
(円)
基準日効力発生日
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
2015年5月21日 取締役会50,4328.862015年3月31日2015年6月4日
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
2016年5月18日 取締役会50,4358.862016年3月31日2016年6月7日

また、配当の効力発生日が翌年度となるものは以下のとおりです。
決議配当金の総額
(百万円)
1株当たり配当額
(円)
基準日効力発生日
2017年5月19日 取締役会50,4388.862017年3月31日2017年6月6日


23. 株式に基づく報酬
当社および一部の子会社は、株式に基づく報酬として、ストック・オプション制度を導入しています。
株式に基づく報酬は、各社の株主総会・取締役会において承認された内容に基づき、各社の役員および従業員に付与しています。
株式に基づく報酬は、持分決済型株式報酬として会計処理しています。持分決済型株式報酬に関する費用は、金額の重要性が乏しいため、開示を省略しています。
(1) ストック・オプション制度の内容
前連結会計年度および当連結会計年度において存在する当社のストック・オプション制度は、以下のとおりです。なお、一部の子会社の発行するストック・オプションは重要性が乏しいため、開示を省略しています。
当社は役員および従業員に対し、ストック・オプションを付与しています。ストック・オプションの行使により付与される株式は、当社が発行する株式です。
発行年度・名称付与日行使期限
2006年度(注)1自2006年9月6日
至2007年2月7日
自2016年8月23日
至2017年1月24日
2007年度(注)1自2007年5月8日
至2008年2月13日
自2017年4月24日
至2018年1月30日
2008年度(注)1自2008年5月9日
至2009年2月10日
自2018年4月25日
至2019年1月27日
2009年度(注)1自2009年5月12日
至2010年2月10日
自2019年4月28日
至2020年1月27日
2010年度(注)1自2010年5月11日
至2011年2月8日
自2020年4月27日
至2021年1月25日
2011年度(注)1自2011年6月3日
至2012年2月17日
自2021年5月20日
至2022年2月3日
2012年度
第1回(注)1
第2回(注)2
2012年5月16日
2013年3月1日
2022年5月2日
2023年2月28日
2013年度
第1回(注)3
第2回(注)4
2013年5月17日
2013年11月19日
2023年5月16日
2023年11月18日
2014年度
第1回(注)4
2014年5月26日2024年5月25日


(注) 1 権利確定条件
主に付与日から2年経過後段階的に権利が確定します。段階的な権利確定は付与日から2年後に全体の付与数の2分の1が、その後の2年間で年毎に全体の付与数の4分の1ずつ確定します。
権利確定に際し、付与日から権利確定日まで在籍していることが求められ、権利確定後であっても退職した場合は権利を失効します。
2 権利確定条件
2014年3月期から2019年3月期までのいずれかの期の営業利益が下記(a)または(b)に掲げる各金額を超過した場合、営業利益の水準を最初に充たした期に応じて、それぞれ定められた割合の個数が確定します。
(a) 営業利益が2,500億円を超過した場合
達成期:2016年3月期まで 行使可能割合:20%
達成期:2017年3月期 行使可能割合:14%
達成期:2018年3月期 行使可能割合:8%
達成期:2019年3月期 行使可能割合:2%
(b) 営業利益が3,300億円を超過した場合
達成期:2016年3月期まで 行使可能割合:80%
達成期:2017年3月期 行使可能割合:56%
達成期:2018年3月期 行使可能割合:32%
達成期:2019年3月期 行使可能割合:8%
権利確定に際し、付与日から権利確定日まで在籍していることが求められ、権利確定後であっても退職した場合は権利を失効します。
3 権利確定条件
2014年3月期から2019年3月期までのいずれかの期の営業利益が下記(a)または(b)に掲げる各金額を超過した場合、各新株予約権者に割り当てられた新株予約権のうち、それぞれ定められた割合の個数を行使できます。
(a) 営業利益が2,500億円を超過した場合 行使可能割合:20%
(b) 営業利益が3,300億円を超過した場合 行使可能割合:80%
権利確定に際し、付与日から権利確定日まで在籍していることが求められ、権利確定後であっても退職した場合は権利を失効します。
4 権利確定条件
2015年3月期から2019年3月期までのいずれかの期において、営業利益が3,300億円を超過した場合に行使することができます。
権利確定に際し、付与日から権利確定日まで在籍していることが求められ、権利確定後であっても退職した場合は権利を失効します。
(2) 期中に付与したストック・オプションの公正価値
該当事項はありません。

(3) 期中におけるストック・オプションの増減および期末におけるストック・オプションの状況
期中におけるストック・オプションの増減および期末におけるストック・オプションの状況は、以下のとおりです。

株式数
(株)
加重平均
行使価格
(円)
2015年4月1日未行使残高65,586,700429
付与
失効△1,260,700450
行使△346,400331
満期到来△6,100680
2016年4月1日未行使残高63,973,500429
付与
失効△2,088,700445
行使△286,200347
満期到来△343,300471
2017年3月31日未行使残高61,255,300429
株式数
(株)
加重平均
行使価格
(円)
2016年3月31日行使可能残高3,522,500360
2017年3月31日行使可能残高2,899,300346


なお、2017年3月31日における未行使残高の状況は以下のとおりです。
行使価格帯
(円)
株式数
(株)
加重平均
行使価格
(円)
加重平均
残存契約年数
(年)
201~300841,2002704.4
301~40024,797,5003245.8
401~50010,962,2004865.9
501~60024,654,4005146.6
合計61,255,3004296.1


(4) 期中に権利が行使されたストック・オプション
期中に権利が行使されたストック・オプションの権利行使時の加重平均株価は、以下のとおりです。
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
発行年度・名称行使株数
(株)
権利行使時の
加重平均株価(円)
発行年度・名称行使株数
(株)
権利行使時の
加重平均株価(円)
2006年度9,9005502006年度31,600491
2007年度34,4005302007年度51,200525
2008年度49,9005232008年度22,900505
2009年度46,0005052009年度37,300510
2010年度80,5005082010年度58,000521
2011年度116,5005042011年度69,100501
2012年度9,2005002012年度16,100501



24. 金融商品
(1) 資本管理
当社グループは、中長期に持続的成長を続け企業価値を最大化するために、最適な資本構成を実現し維持することを資本管理の基本方針としています。
なお、当社グループは各種法令諸規則に基づく資本規制の対象となっており、一定水準以上の自己資本規制比率や純資産の額を維持しています。
当社グループが適用を受ける重要な資本規制は以下のとおりです。
① 当社
当社は資金決済法に基づき、純資産の額(資産の合計額から負債の合計額を控除した額)を100百万円以上に保つことが義務付けられています。
② ワイジェイFX(株)
ワイジェイFX(株)は金融商品取引法およびその他関連する法令諸規則に基づき、固定化されていない自己資本 (流動性資産)の額を次に掲げる3つのリスク相当額の合計額で除した比率が120%以上となるよう維持する義務 があります。
a. 市場リスク(株価や金利、為替相場の変動などにより保有する資産に対して発生するリスク)相当額
b. 取引先リスク(金融商品取引を行う相手方に起因して生じることが想定されるリスク)相当額
c. 基礎的リスク(事務処理の誤りなど日常業務を遂行する上で発生するリスク)相当額
③ ワイジェイカード(株)
ワイジェイカード(株)は資金決済法および割賦販売法その他関連する法令諸規則に基づき、純資産の額(資産の合計額から負債の合計額を控除した額)を一定水準以上に保つことが義務付けられています。具体的には、次の2つの金額が最低限満たすべき純資産の額となります。
a. 100百万円
b. 資本金または出資の額の100分の90に相当する額
前連結会計年度および当連結会計年度において、資本規制の計算に重要な影響を及ぼすような法令の変更は行われていません。
(2) 財務リスク管理
当社グループは、事業を営む上で様々な財務上のリスク(為替リスク、価格リスク、金利リスク、信用リスクおよび流動性リスク)が発生します。当社グループは、当該財務上のリスクの防止および低減のために、一定の方針に従いリスク管理を行っています。
また、当社グループの方針として、デリバティブは、実需取引のリスク緩和を目的とした取引に限定しており、投機目的やトレーディング目的の取引は行っていません。
① 市場リスク
a. 為替リスク
当社グループは外貨建取引を行っているため、主に米ドルレートの変動により生じる為替リスクに晒されていますが、当該リスクを回避する目的で為替予約取引を利用しています。また、外国為替証拠金取引における為替変動リスクに対しては、顧客等との間の取引により生じる為替ポジションをカウンターパーティとの間で行うカバー取引によってリスクを回避しています。
(為替感応度分析)
当社グループが保有する外貨建金融商品について、他の全ての変数が一定であると仮定した上で、日本円が米ドルに対して1%高くなった場合の連結損益計算書の税引前利益および連結包括利益計算書のその他の包括利益(税効果考慮前)に与える影響は、以下のとおりです。なお、当該分析には在外営業活動体の資産および負債の表示通貨への換算による影響額は含まれていません。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
税引前利益への影響額(△は減少額)26
その他の包括利益(税効果考慮前)への影響額(△は減少額)△91△100


b. 価格リスク
当社グループは、事業戦略上の目的で上場株式などの資本性金融商品を保有しており、市場価格の変動リスクに晒されています。また、市場価格の変動リスクを管理するため、発行体の財務状況や市場価格の継続的モニタリングを行っています。
(価格感応度分析)
当社グループが保有する資本性金融商品について、他の全ての変数が一定であると仮定した上で、市場価格が10%下落した場合の連結包括利益計算書のその他の包括利益(税効果考慮前)に与える影響は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
その他の包括利益(税効果考慮前)への影響額(△は減少額)△1,965△2,143


c. 金利リスク
当社グループは、主に投資活動に伴う資金の運用において金利変動リスクに晒されています。また、金利変動リスクの未然防止または低減するため、固定金利と変動金利の有利子負債の適切な組み合わせを維持し、変動金利の有利子負債について、金利変動の継続的モニタリングを行っています。
(金利感応度分析)
当社グループが保有する金利変動の影響を受ける金融商品について、他の全ての変数が一定であると仮定した上で、金利が1%上昇した場合の連結損益計算書の税引前利益および連結包括利益計算書のその他の包括利益(税効果考慮前)に与える影響は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
税引前利益への影響額(△は減少額)△52△337
その他の包括利益(税効果考慮前)への影響額(△は減少額)△533△597


② 信用リスク
当社グループは、事業を営む上で、営業債権及びその他の債権ならびにその他の金融資産(株式およびデリバティブなど)において、取引先の信用リスクがあります。
当社グループは、当該リスクの未然防止または低減のため、過度に集中した信用リスクのエクスポージャーを有していません。また当該リスク管理のため、当社グループの債権管理規程に従い、取引先毎に与信調査および与信極度額を設定し、取引先の信用状態に応じて必要な担保・保証などの取り付けを行っているほか、取引先毎に期日管理および残高管理を行い、信用状況を定期的にモニタリングしています。
外国為替証拠金取引については、顧客との取引を行うほか、顧客との取引により生じるリスクを回避するためにカウンターパーティとの相対によるカバー取引を行っており、顧客が預け入れた証拠金等以上に損失を被ることにより発生する顧客の信用リスクおよびカウンターパーティに対する信用リスクを有しています。顧客の信用リスクに対しては、自動ロスカット制度を採用しているため、信用リスクに対するエクスポージャーは限定的です。カウンターパーティの信用リスクに対しては、信用力の高い金融機関とのみ行っており、契約不履行になる可能性は僅少です。また、カバー取引の実施にあたっては、社内管理規程に基づき為替ポジションや売買損益についてチェックを行う管理体制を整えています。
当社グループは、取引先の信用状態に応じて営業債権等の回収可能性を検討し、減損損失を認識していますが、過去に重要な減損損失を計上した実績はありません。また、期日が経過しておらず減損もしていない営業債権等について、債務者が債務を履行できないという兆候は報告日現在発生していません。
連結財政状態計算書で表示している金融資産の減損後の帳簿価額および貸出コミットメントは、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値です。なお、保有する担保の評価およびその他の信用補完は考慮していません。貸出コミットメントについては、「34. 偶発事象」を参照ください。
なお、営業債権及びその他の債権については、信用補完として受け入れた保証金(前連結会計年度 1,233百万円、当連結会計年度 1,257百万円)を、外国為替証拠金取引については、顧客が預け入れた証拠金(前連結会計年度 95,285百万円、当連結会計年度 94,730百万円)を保有しています。

③ 流動性リスク
当社グループは、主に営業取引および投資活動に伴う資金の調達・運用や返済支払において、流動性リスクに晒されています。当該リスクの未然防止または低減のため、資金運用については原則として1年超の運用は行わず、1年以内で資金運用を行う場合は、流動性があり元本欠損リスクが極めて小さいものに限定して行っています。資金調達については、主に銀行借入や社債発行を行っており、その返済・償還期間は市場の状況や長期、短期のバランスを調整して決定しています。
金融負債の期日別残高は、以下のとおりです。
前連結会計年度(2016年3月31日)
(単位:百万円)
帳簿価額契約上の
キャッシュ
・フロー
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
非デリバティブ金融負債
営業債務及びその他の債務270,766270,766270,766
有利子負債
借入金20,15120,23914,6011,5791,5121,3251,221
リース債務4,1424,4098457275425171,776
その他の金融負債8048042497833737146
デリバティブ金融負債
その他の金融負債3,7523,7523,7466
オフバランス項目
貸出コミットメント187,981187,981
保証債務10,41810,418

(注) 要求払いのものについては「1年以内」に含めています。
当連結会計年度(2017年3月31日)
(単位:百万円)
帳簿価額契約上の
キャッシュ
・フロー
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
非デリバティブ金融負債
営業債務及びその他の債務287,978287,978287,978
有利子負債
借入金64,01964,43036,1672,9912,7122,50420,054
社債35,10035,5941321335,0818115,05515,111
リース債務5,4275,6589308136286025212,162
その他の金融負債44144119421000
デリバティブ金融負債
その他の金融負債3,6163,6163,6115
オフバランス項目
貸出コミットメント261,696261,696
保証債務10,92010,920

(注) 要求払いのものについては「1年以内」に含めています。
(3) 金融商品の分類
金融商品(現金及び現金同等物を除く)の分類別内訳は、以下のとおりです。
前連結会計年度(2016年3月31日)
(単位:百万円)
金融資産FVTPLの
金融資産
売却可能
金融資産
貸付金及び
債権
合計
流動資産
営業債権及びその他の債権305,758305,758
その他の金融資産20,7651,7607,59130,118
非流動資産
その他の金融資産30657,59912,41570,321
合計21,07259,359325,766406,198

金融負債FVTPLの
金融負債
償却原価で測定
する金融負債
合計
流動負債
営業債務及びその他の債務270,766270,766
有利子負債14,53814,538
その他の金融負債3,74623,749
非流動負債
有利子負債9,7549,754
その他の金融負債6802808
合計3,752295,864299,617


当連結会計年度(2017年3月31日)
(単位:百万円)
金融資産FVTPLの
金融資産
売却可能
金融資産
貸付金及び
債権
合計
流動資産
営業債権及びその他の債権380,888380,888
その他の金融資産17,0044,70821,712
非流動資産
その他の金融資産30664,64015,01879,965
合計17,31064,640400,615482,566

金融負債FVTPLの
金融負債
償却原価で測定
する金融負債
合計
流動負債
営業債務及びその他の債務287,978287,978
有利子負債36,88936,889
その他の金融負債3,611193,631
非流動負債
有利子負債67,65767,657
その他の金融負債5422427
合計3,616392,967396,584


25. 金融商品の公正価値
(1) 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類
当初認識後に経常的に公正価値で測定する金融商品は、測定に用いたインプットの観察可能性および重要性に応じて、公正価値ヒエラルキーの3つのレベルに分類しています。
レベル1 - 同一の資産または負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により測定した公正価値
レベル2 - レベル1以外の直接または間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値
レベル3 - 重要な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値
公正価値測定に複数のインプットを使用している場合には、その公正価値測定の全体において重要な最も低いレベルのインプットに基づいて公正価値のレベルを決定しています。
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期の期首時点で発生したものとして認識しています。
なお、前連結会計年度および当連結会計年度において、レベル1とレベル2の間における振替はありません。
連結財政状態計算書上、経常的に公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーに基づくレベル別分類は、以下のとおりです。
前連結会計年度(2016年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
FVTPLの金融資産
外国為替証拠金取引20,76520,765
その他306306
売却可能金融資産
株式19,92223,19743,119
債券8,0201,3279,347
その他896,8036,892
資産合計19,92228,87531,63480,431
FVTPLの金融負債
外国為替証拠金取引3,7463,746
その他66
負債合計3,7523,752


当連結会計年度(2017年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
FVTPLの金融資産
外国為替証拠金取引17,00417,004
その他306306
売却可能金融資産
株式21,82025,13946,959
債券7,5851,0328,617
その他1208,9429,063
資産合計21,82024,71035,42081,951
FVTPLの金融負債
外国為替証拠金取引3,6053,605
その他1111
負債合計3,6163,616


(2) 公正価値の測定方法
FVTPLの金融資産および金融負債は、主に外国為替証拠金取引であり、公正価値は類似契約の相場価格に基づき評価しているため、レベル2に分類しています。
売却可能金融資産のうち、上場株式の公正価値については各四半期末の市場の終値、非上場株式の公正価値については割引キャッシュ・フロー法および類似会社の相場価格などを使用して測定しています。測定に使用する相場価格および将来キャッシュ・フローに係る永久成長率などのインプットのうち、全ての重要なインプットが観察可能である場合はレベル2に分類し、重要な観察可能でないインプットを含む場合はレベル3に分類しています。
債券の公正価値は、主にリスクフリーレートや信用スプレッドを加味した割引率のインプットを用いて、割引キャッシュ・フロー法で測定しており、インプットの観察可能性および重要性に応じてレベル2またはレベル3に分類しています。
上記以外の連結財政状態計算書上の金融商品の公正価値は帳簿価額と一致または合理的に近似していることから、帳簿価額を公正価値とみなしています。
(3) レベル3に分類した金融商品の公正価値測定
① 公正価値の評価技法およびインプット
レベル3に分類した金融商品の評価技法および重要な観察可能でないインプットは以下のとおりです。
評価技法観察可能でない
インプット
観察可能でないインプットの範囲
2016年3月31日2017年3月31日
売却可能
金融資産
(株式)
割引キャッシュ・フロー法資本コスト12.4%13.0%
永久成長率1.2%1.6%
FVTPLの
金融資産
(その他)
モンテカルロ・シミュレーション営業利益の正規分布の期待値△150百万円△400百万円

売却可能金融資産のうち株式の公正価値は、永久成長率が上昇(低下)した場合は増加(減少)し、資本コストが上昇(低下)した場合は減少(増加)します。
FVTPLの金融資産のうちその他の公正価値は、業績達成確率が上昇(低下)した場合、増加(減少)する関係にあります。
上表の評価技法以外に、取引事例法を使用している銘柄があります。
② レベル3に分類した金融商品の調整表
レベル3に分類した金融商品の調整表は、以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
(単位:百万円)
FVTPLの金融資産売却可能金融資産
その他株式債券その他
2015年4月1日1,14315,9841,8053,534
利得および損失
当期利益(注)1△51△1,362△1,037△147
その他の包括利益(注)2△1,750△2△198
企業結合による増加(注)31,1661,66010
購入07,1691,0723,627
レベル3からレベル1への振替(注)4△300
科目振替(注)5△7862,701△1,770
その他△412△399△24
2016年3月31日30623,1971,3276,803

(注) 1 連結損益計算書上、「その他の営業外収益」および「その他の営業外費用」に含めています。
2 連結包括利益計算書上、「売却可能金融資産」および「在外営業活動体の換算差額」に含めています。
3 主にアスクル(株)を連結子会社化したことによる増加です。
4 保有銘柄の上場によるものです。
5 主にSignal Digital, Inc.発行の新株予約権付社債を、2016年2月に株式に転換したことによるものです。
当連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
(単位:百万円)
FVTPLの金融資産売却可能金融資産
その他株式債券その他
2016年4月1日30623,1971,3276,803
利得および損失
当期利益(注)1△7866△232
その他の包括利益(注)21,36413112
購入4,7151512,510
売却△2,251△420
その他△1,099△45△251
2017年3月31日30625,1391,0328,942

(注) 1 連結損益計算書上、「その他の営業外収益」および「その他の営業外費用」に含めています。
2 連結包括利益計算書上、「売却可能金融資産」および「在外営業活動体の換算差額」に含めています。
③ 感応度分析
レベル3に分類した金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれていません。
④ 評価プロセス
レベル3に分類した金融商品について、当社の投資管理部門担当者は、外部の評価専門家の助言を得ながら公正価値測定の対象となる金融商品の性質、特徴およびリスクを適切に反映できる評価技法およびインプットを用いて公正価値を測定しています。実施した金融商品の公正価値の測定結果は、外部専門家の評価結果を含めて部門管理者によりレビューされ、当社副社長 執行役員 最高財務責任者が承認しています。
26. 金融資産の譲渡
当社グループは、「営業債権及びその他の債権」の一部について流動化取引を行っています。
しかし、当該流動化債権の中には、債務者が支払を行わない場合に、当社グループに遡求的に支払義務が発生するものがあり、このような流動化債権については、金融資産の認識の中止の要件を満たさないことから、認識の中止を行っていません。
前連結会計年度末および当連結会計年度末において、このような譲渡資産を「営業債権及びその他の債権」にそれぞれ7,497百万円、7,497百万円計上しており、また、当該資産の譲渡時に生じた入金額を関連する負債として流動負債「その他の金融負債」にそれぞれ7,499百万円、7,499百万円計上しています。当該負債は、譲渡資産に対して支払が行われた場合に決済されますが、その間、当社グループは当該譲渡資産を利用できません。
27. 売上高
売上高の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
サービスの提供470,846531,472
物品の販売(注)181,480322,258
合計652,327853,730

(注) 前連結会計年度より、アスクル(株)の支配獲得日(2015年8月27日)以降の業績を含みます。
28. 売上原価および販売費及び一般管理費
売上原価および販売費及び一般管理費の性質別内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
商品売上原価143,695254,559
人件費66,03177,596
業務委託費57,03672,111
減価償却費及び償却費30,69738,046
情報提供料30,68536,555
販売促進費41,48334,404
販売手数料37,37227,233
その他80,030110,435
合計487,033650,943

29. 災害による損失
当連結会計年度において、2017年2月に発生したアスクル(株)の物流センター(ASKUL Logi PARK 首都圏)における火災により、固定資産および棚卸資産が被害を受け、一時的に操業を停止しました。災害による損失の内訳は、固定資産の損傷10,230百万円、棚卸資産の焼失2,510百万円、その他関連費用266百万円です。
30. その他の包括利益に係る組替調整額および税効果額
その他の包括利益の項目別の当期発生額および組替調整額、ならびに税効果の影響は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
純損益にその後に振り替えられる可能性のある項目
売却可能金融資産
当期発生額4,1705,428
組替調整額△1,507△1,561
税効果調整前2,6633,867
税効果額△604△1,141
売却可能金融資産2,0582,725
在外営業活動体の換算差額
当期発生額△810△18
組替調整額
税効果調整前△810△18
税効果額
在外営業活動体の換算差額△810△18
持分法適用会社に対する持分相当額
当期発生額△236△905
税効果額
持分法適用会社に対する持分相当額△236△905
税引後その他の包括利益1,0111,802


31. 1株当たり利益
親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり当期利益および希薄化後1株当たり当期利益の算定基礎は以下のとおりです。
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
基本的1株当たり当期利益30.1523.99
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)171,617136,589
親会社の普通株主に帰属しない利益(百万円)
基本的1株当たり当期利益の計算に使用する利益
(百万円)
171,617136,589
普通株式の期中平均株式数(千株)5,692,3405,692,618
希薄化後1株当たり当期利益30.1423.99
当期利益調整額(百万円)
普通株式増加数(千株)1,030790
希薄化効果を有しないため、希薄化後1株当たり当期利益の算定に含まれなかった潜在株式2007年度第3回、2008年度第1回、2012年度第2回、2013年度第1回、第2回、2014年度第1回新株予約権。これらの詳細は「23. 株式に基づく報酬」に記載のとおりです。2007年度第3回、第4回、2008年度第1回、2012年度第2回、2013年度第1回、第2回、2014年度第1回新株予約権。これらの詳細は「23. 株式に基づく報酬」に記載のとおりです。

32. 連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報
(1) 重要な非資金取引の内容
重要な非資金取引(現金及び現金同等物を使用しない投資および財務取引)は、以下のとおりです。
前連結会計年度において、アスクル(株)は、自己株式を取得したことにより、当社の子会社となりました。企業結合時の取得資産および引受負債の公正価値、非支配持分およびのれんは、「5. 企業結合」を参照ください。
当連結会計年度において、重要な非資金取引はありません。
(2) 子会社の支配獲得による支出
前連結会計年度において、株式の取得により新たに子会社となった会社に関する支配獲得時の資産および負債ならびに支払対価と取得による収支の関係は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
取得資産38,409
引受負債△13,492
子会社の純資産
(取得時の現金受入額控除前)
24,916
のれん74,820
非支配持分△1,686
支払対価の公正価値98,051
取得時の現金受入額△5,219
子会社の支配獲得による支出
(取得時の現金受入額控除後)
92,831

当連結会計年度において、重要な子会社の支配獲得による支出はありません。
33. 関連当事者
当社グループの最終的な親会社はソフトバンクグループ株式会社(日本企業)です。
当社および当社連結子会社と当社の関連当事者である連結子会社との間の取引は、連結上消去されており、注記には開示されていません。当社グループとその他の関連当事者との取引高および債権債務残高の総額は以下のとおりです。
(1) 関連当事者間取引および未決済残高
前連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
(単位:百万円)
関係の内容名称取引内容取引金額未決済残高
その他の関係会社ヤフー・インクロイヤルティの支払(注)112,6513,349
当社取締役の近親者が議決権の過半数を所有している会社MOVIDA JAPAN㈱(注)2新規事業育成/促進に関する業務委託(注)121
当社取締役の近親者が議決権の過半数を所有している会社㈱クリエイティヴ・リンク(注)2ニュースコンテンツ編成入稿委託(注)15810
パートナーサイトへの広告掲載(注)1152
ニュースコンテンツ誘導サービス(注)1191

(注) 1 取引条件の決定については、市場価格および業務内容を勘案し、交渉の上決定しています。
2 当社の取締役である孫正義氏の近親者、孫泰蔵氏が議決権の過半数を所有しています。
3 取引金額には消費税等を含みません。未決済残高には消費税等を含みます。
4 未決済残高は担保が設定されておらず、現金で決済されています。保証は付与しておらず、また、付与されていません。
当連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
(単位:百万円)
関係の内容名称取引内容取引金額未決済残高
その他の関係会社ヤフー・インクロイヤルティの支払(注)114,1473,747
当社取締役の近親者が議決権の過半数を所有している会社㈱クリエイティヴ・リンク(注)2ニュースコンテンツ編成入稿委託(注)114

(注) 1 取引条件の決定については、市場価格および業務内容を勘案し、交渉の上決定しています。
2 当社の取締役である孫正義氏の近親者、孫泰蔵氏が議決権の過半数を所有しています。
3 取引金額には消費税等を含みません。未決済残高には消費税等を含みます。
4 未決済残高は担保が設定されておらず、現金で決済されています。保証は付与しておらず、また、付与されていません。
(2) 主要な経営幹部に対する報酬
役員およびその他の経営幹部の報酬は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
短期報酬406326
退職給付00
株式報酬00
合計407326

(注) 主要な経営幹部に対する報酬は、ヤフー(株)の取締役(社外取締役を含む)およびその他の経営幹部に対する報酬です。
34. 偶発事象
(1) 貸出コミットメント
当社グループの貸出コミットメントは、主にクレジットカードに附帯するキャッシング業務によるものであり、貸出未実行残高は以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
貸出コミットメントの総額194,619271,491
貸出実行残高6,6389,794
貸出未実行残高187,981261,696

(2) 保証債務
当社グループは、主に信用保証業務において、提携先金融機関が個人に融資する際の債務保証を以下のとおり行っています。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
保証契約の総額13,82214,554
保証残高10,41810,920

35. 連結財務諸表の承認
本連結財務諸表は、2017年6月7日に当社代表取締役社長 宮坂学 および当社副社長 執行役員 最高財務責任者 大矢俊樹 によって承認されました。

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