こうした中、当社グループは、中期経営計画である「事業戦略2020」の達成に向け、「4つのイノベーションによる収益構造の変革」「ポートフォリオ見直しも含めた採算管理の徹底」「採用・育成強化、離職率抑制による、生産性の向上」に取り組みました。当第3四半期連結累計期間においては、注力分野であるデジタルシフトにおいて、LINE株式会社が提供する通知メッセージを活用した「りらいあ先回りサポート」等のオムニチャネルサービスや、コンタクトセンターに蓄積されたデータを活用してチャットボットの回答精度を高める「りらいあ自己解決パック」、処理工程の自動化による大量事務処理業務の効率化等を推進したほか、次世代型コンタクトセンターとして、新宿リンクスクエアセンターを新たに開設しました。また、2019年2月に発生した不適切な会計処理に対する再発防止に向け、人事評価制度の見直しやコンプライアンス研修、社員参加型のワークショップなどを実施しました。
売上面では、国内既存業務では金融、公益、流通向けなどを中心に堅調に推移し、大型スポット業務の受託もありました。海外子会社においては、Inspiro Relia, Inc.にて、新規受注や既存業務の拡大もあり、主要顧客の受注減の影響を補いました。これらの要因により連結売上高は前年同四半期を上回りました。また、利益面では、大型スポット業務の受託やのれん償却費の減少に加え、現場オペレーションの支援による定着率向上など生産性向上に資する取り組みや、新規受注時の採算性確認プロセスの強化、既存業務の採算管理の徹底も寄与し、営業利益は前年同四半期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は93,703百万円(前年同四半期比10.2%増)、営業利益は7,501百万円(同122.2%増)、経常利益は7,372百万円(同114.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,777百万円(同150.8%増)となりました。また、当第3四半期連結累計期間ののれん償却前営業利益(営業利益+のれん償却額)は、7,796百万円(同67.8%増)、のれん償却前四半期純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益+のれん償却額)は、5,073百万円(同59.8%増)となりました。当社はInspiro Relia, Inc.等の買収に伴うのれん償却費用の影響等を鑑み、のれん償却前営業利益、のれん償却前純利益を経営指標として採用しております。
2020/02/13 9:11