有価証券報告書-第36期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)

【提出】
2021/05/31 11:00
【資料】
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【項目】
144項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「すべては子どもたちの未来のために」という企業理念のもと、お子様・保護者様のご要望を的確に把握し、教育力の向上に常に務めるとともに、お子様・保護者様の声に誠実かつ迅速に対応して業務の改善に努め、子どもたちの素晴らしい未来づくりのために全力で努力いたします。そのために、高品質な「本物」の教育サービスを提供し、徹底した差別化戦略によって日本を代表するオンリーワン企業を目指すことを経営の基本方針にしております。
(2)経営戦略等
当社グループは、景気動向および市場環境に左右されない安定した収益基盤を構築するため、以下を主軸として持続的成長と企業価値向上に努めてまいります。
①徹底的な差別化戦略
当社は、「生徒の個性・個人差は千差万別。その個人差に的確に対応できる教育こそが、本物の教育であり、理想の教育である」という理念のもと、完全1対1の進学個別指導システムによって、質の高い教育サービスを行っております。
一口に個別指導といっても、1対2、1対3といった指導形態のものや、補習を中心とした塾が大半を占めます。当社は、創業以来一貫して、進学実績にこだわり続け、"個別で進学実績を出せるのはTOMASだけ"という、業界独占ポジションを築くことにより、同業他社との差別化を図っております。
当社の子会社も同様に、当社グループが理念として掲げる本物の教育を実践し、他社との差別化を行い、収益力の向上を図ってまいります。
②事業の特色を活かした戦略的な校舎展開
当社グループの主要な事業のうち、TOMAS・伸芽会は首都圏を中心に、名門会・スクールTOMASについては首都圏をはじめとして全国に拠点・校舎を展開しております。各事業の特色を踏まえ、戦略的に校舎を展開することで、より多くのお客様に当社グループの教育サービスを提供できる体制を構築してまいります。
主力事業のTOMASは首都圏を重点地域とし、首都圏(1都3県)サテライト校戦略として、首都圏の各地域にさらなる校舎展開を行ってまいります。また、伸芽会につきましても、高まり続けるお客様からのご要望に応えるため、引き続き首都圏を中心に校舎展開を行ってまいります。なお、校舎対象物件の新規開発にあたっては、業務提携しておりますヒューリック株式会社より、駅前の優良物件をご紹介いただけることとなっております。
名門会はすでに全国に展開している拠点・校舎を基盤として引き続き全国のお客様にサービスを提供するとともに、TOMASが展開していない地域には個別指導塾「TOMEIKAI」を展開することで、首都圏以外における「本物」の個別指導へのニーズに応えてまいります。また、スクールTOMASにつきましては、TOMASで蓄積したノウハウを基に、全国の私立中高学校中心に個別学習支援サービス(学校内個別指導塾)を提案してまいります。
③1歳から社会人までの囲い込み戦略
当社グループの強みの一つとして、幼児期から学生、社会人に至るまでの各段階のそれぞれについて、適切な教育サービスを提供できるパッケージを備えていることが挙げられます。伸芽'Sクラブ(1~3歳)を入口に、伸芽会(4~6歳)、TOMAS・名門会・スクールTOMAS(小・中・高生)という大学生までの受験指導を基軸とし、勉強では埋められない多様な体験を提供するためのプラスワン教育、社会人に至るまでの英語学習のサポートを行うインターTOMASなど、当社グループの持つ教育サービスをお客様の成長に合わせて提供することで、グループ内でのお客様の定着を図ってまいります。
④財務体質の強化
当社グループは、上記の経営戦略に基づいたキャッシュ・フローの獲得および保有資産の有効活用等により財務体質の強化を図ってまいります。
(3)経営環境
当社グループの経営環境については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 1.財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
事業の成長と企業価値の増大とともに様々なステークホルダーの皆様からの期待が尚一層高まる中、下記を当社グループの課題として捉え、対処と対応に積極的に取り組みたいと考えております。
①企業ブランドの増強と向上
生徒一人一人の個性に的確に対応した、高品質な「本物」の教育サービスの提供による徹底した差別化戦略によって学習塾業界での当社グループの地位を高め、さらなる収益機会を拡大するため、ブランドの一層の向上と拡大を目指し、経営体制を拡充してまいります。
②優秀な人材の確保と育成
当社グループは人材を重要な経営資源と捉えております。その為、優秀な社員、講師を採用し、育成指導することが重要課題であり、当社グループ全社を挙げて積極的に取り組んでおります。具体的には多くの優秀な講師を採用するために採用専門の子会社「ココカラTチャーズ」を設立し、これまでグループ各社で行っていた講師の採用、育成、研修および紹介を一貫して行います。
③囲い込み戦略に伴う新規会員の獲得およびTOMAS等への移行
1歳から社会人までの年齢軸による囲い込みを行うにあたっては、伸芽'Sクラブの新規会員の獲得およびTOMAS等への移行が課題となります。入り口である伸芽’Sクラブをはじめとした新規会員を増やすため、期待される以上の高品質な教育サービスの提供を行うとともに、グループ間での連携を図っております。
また、軸となる戦略を遂行するため、他社とも積極的に連携を行ってまいります。当事業年度におきましては、キッズ会員を多く有しているコナミスポーツ株式会社と業務提携を行うことにより新規会員の獲得増加を、ヒューリック株式会社、コナミスポーツ株式会社との業務提携で構想しております「こどもでぱーと(仮称)」では、同ビル内に伸芽’SクラブおよびTOMASが併設されることとなり、地理的・心理的側面からもTOMASへの移行が促されるものと考えております。
④労務および管理コストの削減
上記の課題を達成し規模の拡大を図るとともに、コストの削減を行うことで収益力の向上を行うことが持続的な成長のためには必要となります。当社グループの場合、事業の性質上総コストに占める比率が高い労務コスト、および管理コストの削減が収益の拡大に効果的と考えております。その取り組みの一環として、当事業年度におきましては、株式会社ココカラTチャーズを設立し講師の採用管理を一元化することにより、労務および管理コストの削減を図っております。
(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
中期経営計画で、2024年2月期には、連結業績として売上高355億円、営業利益37.1億円、経常利益37億円、親会社に帰属する当期純利益25億円を目標として掲げており、営業利益率10%への早期の回復を目指しております。また、株主への利益還元を経営上の重要課題として捉えており、引き続き株主のために可能な限り「株主還元」してまいります。

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