有価証券報告書-第31期(令和1年7月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/09/29 16:18
【資料】
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【項目】
154項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
当社における監査役監査は、4名の監査役全員が社外監査役で構成されており、経営に対する監督・監査において独立性と透明性を確保しております。監査役は監査計画に基づき取締役会に出席、常勤監査役においては経営会議への出席、決済書類の閲覧等を行い、取締役会の意思決定の過程及び取締役の業務遂行について監査を行っております。
監査役のうち2名は弁護士資格を有しており、取締役会への出席や重要書類の閲覧において、法務に関する高度な知見に基づく監査を実施しております。
当事業年度において監査役会を7回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。
区分氏名開催回数出席回数
常勤監査役(社外)鈴木 浩喜7回7回
監査役(社外)吉田 修平7回7回
監査役(社外)生田目 崇7回7回
監査役(社外)謝 思敏7回7回

監査役会における主な検討事項として、決算報告についての審議、重要な経営課題についての意見交換、内部統制の運用状況についての報告と意見交換等を行っております。
また、常勤監査役の活動として、取締役会への出席、社内重要会議への出席、全グループ会社の取締役会への出席、業務執行の状況についてグループ各社の取締役への直接聴取等により経営監視を行っております。監査法人や内部監査室と連携し、当社をはじめ全グループ会社の内部監査の状況、業務執行の状況、コンプライアンスに関する問題点についても随時監督・監査する体制を整備しております。
② 内部監査の状況
当社は、代表取締役が直轄する内部監査室を設置し、内部監査担当1名が定期的に内部監査を実施しております。内部監査は、内部監査計画に基づき、子会社を含む全部署に対して行われ、業務の効率性や適正性を監査しております。また、監査結果につきましては、代表取締役に報告する体制となっております。また、同時に監査役及び関係部署にも報告しております。監査役とは定期的に打ち合わせを行い、監査状況の説明、意見交換を行っております。
また、内部監査室と監査役及び会計監査人との相互連携につきましては、定期的な会合を持ち、情報交換を行うなど、連携して監査の実効性の確保に努めております。
③ 会計監査の状況
イ.監査法人の名称
シンシア監査法人
ロ.継続監査期間
1年間
ハ.業務を執行した公認会計士
指定社員 業務執行社員:金本 光博
指定社員 業務執行社員:金野 栄太郎
ニ.監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士7名であります。
ホ.監査法人の選定方針と理由
当社は、監査法人としての独立性及び専門性、当社の業種や事業規模、業務内容に適した監査対応、監査費用の相当性等を総合的に勘案した結果、適任と判断したためであります。
なお、監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定いたします。また、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨及び解任の理由を説明いたします。
ヘ.監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役及び監査役会は、日本監査役協会が定める「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」に基づいて、監査法人に対して評価を行っており、当事業年度におけるかがやき監査法人の会計監査の方法及び結果を相当であると評価しております。
ト.監査法人の異動
当社の監査法人は次のとおり異動しております。
第30期(連結・個別) かがやき監査法人
第31期(連結・個別) シンシア監査法人
なお、臨時報告書に記載した事項は次のとおりであります。
(1) 異動に係る監査公認会計士等の氏名又は名称
①選任する監査公認会計士等の名称
シンシア監査法人
②退任する監査公認会計士等の名称
かがやき監査法人
(2) 異動の年月日
2019年9月26日
(3) 退任する監査公認会計士等の就任年月日
2017年10月11日
(4) 退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項
該当事項はありません。
(5) 異動の決定または、異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人であるかがやき監査法人は、2019年9月26日開催の第30回定時株主総会終結の時をもって任期満了となりました。任期満了を迎えるにあたり、同監査法人から主たる監査業務を担っている業務執行社員2名が2019年9月末日をもって脱退の予定であり、その後、これまでと同様の監査品質を継続することが困難である旨の申し出がありました。これを受け、適正な監査業務が継続的に実施される体制を維持するため、複数の公認会計士等より比較検討いたしました。監査役会がシンシア監査法人を会計監査人の候補者とした理由は、会計監査人としての独立性および専門性の有無、当社の業種や事業規模、業務内容に適した監査対応、監査費用の相当性等を総合的に勘案した結果、当社の会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を備えており、適任と判断したためであります。
(6) 上記(5)の理由及び経緯に対する監査報告書等の記載事項に係る退任する監査公認会計士等の意見
特段の意見はない旨の回答を得ております。
④ 監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬
区 分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
提出会社18,00018,000
連結子会社
18,00018,000

ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬
該当事項はありません。
ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
ニ.監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針といたしましては、過去の実績及び当社の特性等を踏まえ、監査公認会計士等より提示される監査計画の内容をもとに、工数等の妥当性を勘案、協議し、会社法第399条に基づき、監査役会の同意を得た上で適切に決定することとしております。
ホ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
会計監査人の監査計画の内容、会計監査の実施状況及び報酬見積りの算定根拠等について確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等について同意の判断をしております。