有価証券報告書-第26期(2022/01/01-2022/12/31)

【提出】
2023/03/30 15:00
【資料】
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【項目】
150項目
52. 組成された事業体
(1) 連結している組成された事業体
当社グループは、信託を用いた債権の流動化や保有する投資ファンドによる投資等を行っており、当該信託や投資ファンド等を連結しています。
これらの流動化にかかる信託や投資ファンド等は、組成された事業体であり、その支配の決定に際して、議決権又は類似の権利が決定的な要因とならないように設計されていますが、当社グループが組成された事業体を支配していると判断しています。
連結しているこれらの組成された事業体の資産及び負債は、組成された事業体との契約に従い、利用がその組成の目的に制限されています。
当社グループが連結している組成された事業体の資産及び負債の帳簿価額は、以下のとおりです。
連結している組成された事業体の資産及び負債の帳簿価額
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2021年12月31日)
当連結会計年度
(2022年12月31日)
資産の部
現金及び現金同等物2,6593,159
カード事業の貸付金35,92238,082
有価証券101,678104,684
その他の金融資産8,617968
持分法で会計処理されている投資9,6929,692
有形固定資産26,33030,968
その他25014,835
資産合計185,148202,388
負債の部
カード事業の社債及び借入金28,40524,531
その他9052,225
負債合計29,31026,756

(2) 非連結の組成された事業体
当社グループは、銀行事業及び保険事業において、運用業務の一環として、組成された事業体への投資を行っています。これらの組成された事業体は、他社が組成した、オートローン、消費者ローン及び社債等の金銭債権、各種不動産物件、デリバティブ及びその他の債券等を裏付資産とする流動化商品であり、当社グループはこれらの信託受益権等を保有しています。これらの商品は、銀行事業及び保険事業におけるリスク管理の規定に従い、個別案件ごとに定期的な管理を行うことにより、財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握や低減を図っています。
当社グループは、これらの組成された事業体に対して、保証やコミットメントの提供は行っていません。そのため当社グループが、これらの非連結の組成された事業体への関与によりさらされている損失の最大エクスポージャーは、信託受益権等への投資の簿価に限定されています。当該最大エクスポージャーは、生じうる最大の損失額を示すものであり、その発生可能性を反映するものではありません。
以下の表は、これら組成された事業体に対する当社グループの最大エクスポージャーを、組成された事業体が保有する資産別に集計したものです。
非連結の組成された事業体の帳簿価額及び当該関与から生じる損失に対する企業の最大エクスポージャー
(単位:百万円)
連結財政状態計算書上の
表示科目
組成された事業体の
資産の種類
前連結会計年度
(2021年12月31日)
当連結会計年度
(2022年12月31日)
銀行事業の有価証券他社により組成された
流動化商品
個人向け金銭債権90,09284,128
リース料債権28,71837,740
公社債5127,334
不動産39,22136,766
その他1,0187,542
銀行事業の貸付金他社により組成された
流動化商品
個人向け金銭債権66,693122,672
不動産6,624145,177
公社債126,740534,241
保険事業の有価証券他社により組成された
流動化商品
個人向け金銭債権4,5173,853
不動産151,380117,134
その他12,00710,198
その他の金融資産他社により組成された
流動化商品
不動産175390
合計527,6971,107,175