有価証券報告書-第54期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、常に変革に挑戦し続け、快適で安心できるネットワーク社会づくりに貢献し、豊かで夢のある未来を世界中の人々に提供することを企業理念としております。富士通グループの一員として、当社のDNA(先進性・独自性、チャレンジ精神)に立ち返り、得意技術を結集し、自らのイノベーションで次世代ICT社会の実現に貢献してまいります。
(2)経営戦略及び対処すべき課題
当社グループは、ICT業界における事業環境が大きく変化すると予想される中で、新たなビジネスモデルへの変革が必要と認識しています。主力事業であるSIビジネスにおいては、受託開発を主体とした労働集約型ビジネスから、システム全体のマネジメントを通じたより高い付加価値を提供していけるビジネスへの展開を進めます。また、従来のビジネスの枠にとらわれず当社の強みを活かしたより付加価値の高いサービスを目指してまいります。主力事業であるSIビジネスの変革による安定した収益基盤の構築と中長期での新たなビジネス創出による価値提供の実現を両輪で推進するとともに、その土台となる組織基盤の強化をはかってまいります。
①主力ビジネスの進化
設計・開発・運用・監視等の個別のサービス提供から、お客様のシステム全体のライフサイクルをマネジメントするサービス(LCM)に変革するとともに、常にお客様のニーズを的確に把握し、新たな価値(改善・提案)を提供できる顧客志向の価値提案ビジネスを指向してまいります。
②新たな事業の柱を創出
SIビジネスを通じて蓄積された当社の強みである特化技術や業務ノウハウのクラウドサービス化、パッケージ化を進め、新たな形でのサービスを提供してまいります。さらに、富士通のデジタル基盤(MetaArc)への当社製品の搭載を進め、デジタルビジネスへの注力をはかります。また、社外の知見・ノウハウとの共創を積極的に進め、新たなビジネスの創出をはかります。
③変化に強い組織への変革
社員一人ひとりが環境変化を見極め自らイノベーション(変革・チャレンジ)を起こせるプロ集団を目指します。また、プロセスの効率化による生産性の向上に努めるとともに、「FUJITSU Way」の精神を正しく理解し、適正な業務運営が行える企業体質の確立を目指します。
(3)経営環境
ICT業界においては、通信キャリアや大手金融機関向けの大型の開発案件が収束に向かうことに加え、国内景気の先行き不透明感を背景に企業のICT投資の減速が懸念されています。一方、従来型の企業向けシステムとは別に、蓄積されたデータを活用した新たなシステム活用が出てきており、Fintech(金融分野)やオムニチャネル(流通分野)といった新たなイノベーションへの期待が膨らんでいます。また、IoT、AIといったデジタル技術の活用等、社会の至るところでICTの活用が進んでおり、従来のICT業界の枠組みを超えた新たなビジネスが生まれており、市場構造の変革が起こりつつあります。
当社グループは従来の企業向け基幹システム構築に加え、エンベデッドシステムやIoT、AIといった新たな技術を融合して、新たな価値を創造するとともにお客様のイノベーションを支援してまいります。