このような経済環境のもと、国内の音楽産業においては、一般社団法人日本レコード協会調べで、平成25年の音楽ソフト(CD・DVD)の生産実績が前年比13.0%減の2,704億円となり、平成24年に前年越えがあったものの、再び下降基調となりました。また、有料音楽配信(着うた、着うたフル、PC向け・スマートフォン向け音楽配信等)についても、売上実績合計額が前年比23.3%減の416億円となり、音楽ソフトより減少率が大きくなりました。こうした音楽産業の市場縮小による影響を受け、当社グループのモバイル事業におけるフィーチャーフォン向けの着うたフルと着うたの売上が、当連結会計年度においても前連結会計年度を下回り、この減収分が当社グループの連結の売上高に大きく影響し、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比544,965千円減(9.8%減)の5,032,946千円となりました。
連結業績の利益面については、着うたフルと着うたの売上が大幅に縮小したモバイル事業も、徹底したコスト管理、音源使用料の減少、平成24年11月に㈱セガよりセガカラMelody事業を譲受したことによる利益率の高い着メロの売上増によって前連結会計年度と比べ増益となり、コミュニケーション事業、データサービス事業においても増益となりましたので、市場環境の厳しい雑誌事業を除き、当社グループのすべての報告セグメントにおいて増益となりました。一方、当社グループでは、当連結会計年度において、ビッグデータを活用する取り組みを積極的に推進しました。データサイエンティスト数名を採用して新部門を立ち上げ、平成25年12月に新会社を設立しました。ビッグデータを活用する取り組みに関わって新たに発生した費用として、当連結会計年度において80,129千円が計上されました。以上のことを主な要因として、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度比41,073千円減(5.8%減)の672,420千円、経常利益は前連結会計年度比17,319千円減(2.7%減)の632,453千円となりました。また、当連結会計年度において、スマートフォン向け音楽ストリーミングサービスの立ち上げを延期したことに伴って、すでに開発済みのシステムについて減損処理をすることになり、このことを主な内容とする減損損失171,523千円などを特別損失として計上したため、当期純利益については前連結会計年度比63,010千円減(23.5%減)の204,736千円となりました。
当連結会計年度において実施した主な新規事業への投資の概要は、以下のとおりです。
2014/06/25 13:02