有価証券報告書-第18期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/28 9:01
【資料】
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【項目】
120項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
① 経営の基本理念
私たちは、困難な山の頂きを目指す会社です。私たちが目指すのは、誰もが困難と思う課題の山を乗り越えていく果敢で高度なITソリューション技術です。
最も新しい技術を実践に取り入れるには勇気と創意工夫が必要です。時には大きな困難にも直面します。しかし、その困難を乗り越え、これまで多くのお客様を成功に導いてまいりました。リスクを取って挑戦し続ける会社。それが我々グループ企業の理念です。
② 経営方針
当社グループは、お客様企業の高度IT化を強化支援するサービスを提供してまいります。また、半導体製造装置を初めとする産業機械の運用保守、半導体製造産業等の工場のIT化に貢献し、業界をけん引してまいります。当社グループ各社それぞれがもつ特徴ある技術とノウハウを結集して、産業界全体の高度情報化に貢献するとともに、企業価値向上に努めることを経営方針としております。
1.IT分野における高度な技術力を源泉として、お客様企業の戦略的IT化を支援し、産業界全体の高度情報化に貢献します。
2.IT分野において、先進技術の育成、開発、普及活動を継続し、日本のIT技術の発展に寄与するとともに、情報サービス産業界の地位向上、優秀な情報処理技術者の育成に貢献します。
3.他の追随できないノウハウと技術力で、半導体製造業界に日本のモノづくりの緻密さを実現してまいります。
4.そのために、技術力のさらなる向上を目指し、日々、研鑽を積んでまいります。
5.バランスのとれたグループ運営によって、グループ各社ごとに保有する技術やビジネスモデルの個性を尊重しつつ、グループ全体のシナジーとして、付加価値の高いシステム、製品、ソリューションに関する様々なサービスをトータル的に提供します。
(2)経営戦略等
① 対象ビジネスの上流化
一般に情報サービス産業では、公共や企業のIT投資に応えるため、企画、設計、システム構築、保守・運用などの様々な場面でサービス提供を行いますが、顧客のビジネスに直接働きかけるサービスであればあるほど、高付加価値なサービスを提供することができます。また、産業機械事業においても、製造機械のメンテナンスにとどまらず、製造機械のプロデュース、さらには、製造工程や生産管理の総合的なソリューション提供といった、顧客のビジネスに直接働きかけるサービスであるほうが、同様に高付加価値なサービスを提供することができます。すなわち、より上流工程での問題解決に参画することで、より直接的にお客様企業のビジネスに働きかけることができることになります。そこで、当社グループでは、当社グループの特長である高い技術力を単にシステム構築時の生産性向上だけに適用するのではなく、より上流工程に適用することを志向し、お客様企業のビジネスに直結する技術を目指して、付加価値向上のために努力してまいります。
② 事業ポートフォリオの拡充
当社グループでは、ITに加えITと物作りを切り口とした事業ポートフォリオの拡充を目指してまいります。一口にITといっても様々な技術領域があります。ソフトウエアの領域においても様々な技術が日々生まれています。その技術領域のMIXをバランスを取りながら広げてまいります。さらにそのような技術領域をどのように獲得していくかについては、既存のグループ会社による技術の育成に加えてM&Aによる獲得といった、多方面からアプローチしてまいります。また、物作りとITの融合を推進し、物作りにおいても、さらにさまざまな角度から貢献できるよう事業ポートフォリオの拡充を進めてまいります。
③ 技術的特徴あるビジネスの育成
当社では、当社グループ既存の事業のみならず、当社グループの技術を生かした新規の事業を育成してまいります。これは、当社グループが、技術で他社と差別化をはかるグループであり、技術診断を得意とするグループであることから、その技術鑑定能力によって差別化技術を見極め、グループの総合力を高めていくということです。
④ 規模の拡大と高利益体質への転換
当社グループは、勇気と創意工夫をもって新しい技術を実践に取り入れ、お客様企業を成功に導くべく、リスクを取って挑戦し続ける企業集団です。今後もお客様企業とともに成功を収めるため、拡大し続ける技術をできるだけ多く蓄積し、応用できるよう鍛錬して参ります。それには、技術投資に経営資源を振り向ける余裕が必要となってきます。企業規模の拡大を行い、その上で、高利益体質へ転換することで、技術投資に経営資源を振り向けるという好循環の構築を目指します。そこで、当社では、M&A等で、企業規模を拡大したうえで、個々のグループ会社がより高付加価値企業へと転換するよう、グループ各社の相互サポートを促進して高利益体質へと転換してまいります。従いまして、技術投資に経営資源を振り向けることと、高付加価値企業への転換効果とをバランスを取って運営してまいります。しかしながら、時を見て、将来のため戦略的に、技術投資に経営資源を振り向けることが、高付加価値企業への転換効果を量的に上回る運営を行うことがあります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、技術力による付加価値の最大化を目指しており、利益率の向上を最重要課題として取り組んでまいります。付加価値の目安として、売上総利益比率30%以上を当面の目標に経営を推進してまいります。
(4)経営環境
情報サービス事業では、一定程度の投資需要があり、その投資需要は、ある程度高水準で推移しているものの、投資額の揺れ戻しが出始めてきたように思える状況です。しかしながら、提案力の高さによっては、まだまだチャンスの多い環境にあると思われます。一方、産業機械事業が主戦場とする半導体製造業界では、円安傾向やタブレット端末の好調を背景に、新たな設備投資が活発化するなどしましたが、こちらも一定程度の投資が終わり、投資意欲に一服感が垣間見られます。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
① 既存ビジネスの拡大・強化
グループ各社ともに、それぞれのコアビジネスにおいてまだ発展途上で、成長の余地を残しております。一方、当社グループが置かれている業界が、日進月歩であることから新しい技術を吸収し既存事業に反映し、あるいは、新しいビジネスを構築していくことも重要です。それには、当社グループの経営層が、新しい技術を的確に理解したうえで、適切な投資を行うことが含まれます。これまでも、この課題に取り組み各社とも成長しておりますが、今後も、現在のそれぞれの事業分野における強みを活かしたうえで、新たな技術を貪欲に取り入れ、新たなビジネスへの挑戦を志し、各社単体としてもさらに競争力を高めてまいります。
② グループとしての協力体制の拡充
グループ各社は、それぞれの事業領域が少しずつ異なっています。従って、グループ各社が協力し案件を共同で提案したり、案件を紹介し合うといった事が可能です。当社グループでは、グループ会社間の協力体制の仕組みを構築しており、グループ内での情報を活発にやり取りして、各グループ会社が相互に強みを補完し合っています。今後も、グループ会社間の協力をより密にし、案件の拡充に努めてまいります。また、要員の相互利用体制も構築しております。今後もグループ各社で要員の融通をしあい、手待ち工数を極力排除するように努め、より効率的な資源配分を目指してまいります。
さらに、グループ各社の技術交流も深め、より高度なシナジーの発揮を目指します。
③ 組織設計による営業力連携の強化
グループ各社の営業力を高めるため、今後も営業上の連携を継続する必要があります。グループ企業が一丸となって、シナジー効果が高いビジネス領域を探り、新たな事業としての確立を図ってまいります。
④ 人材の確保・育成
高度な技術力に基づいたITソリューションの提供あるいは、製造装置関連の技術サービスの提供を行っていくためには、優秀な技術者の確保、育成並びに定着を図ることが重要であると認識しております。この課題に対処するため、当社グループでは、優秀な技術者の積極的な採用を行ってまいります。さらには、社内研修制度の強化や熟練技術者のノウハウの共有化を図ることで、上級ITコンサルタントの育成、製造装置エンジニアの技術レベルの向上に努めてまいります。
⑤ 産業機械事業における収益基盤の強化・拡充
産業機械事業では、主たるお客様である半導体製造企業の業績いかんによって売上高に影響を受けることが考えられます。そこで、産業機械事業での業務内容を多様化していくことが課題となります。各種製造工場のホストコンピュータと半導体製造装置のオンライン化、ロット制御のオートメーション化、データ解析といったFAの進化に係る技術提供を行い、収益基盤の強化・拡充を図ってまいります。また、海外半導体製造メーカーに対する支援について手掛けておりますが、さらなる活性化を目指します。
⑥ 景気動向に影響されない高付加価値分野へのシフト
グループ各社とも技術力をベースとしながら、より付加価値が高いサービスの提供を目指しています。当社グループは、ある程度付加価値の高い分野への移行に成功していますが、当社グループが主に属する情報サービス業は、技術レベルが日進月歩に発展しており、付加価値の高い新たなサービスが次々と生まれています。当社グループは、今後とも新たな高付加価値サービスの提供を推進してまいります。付加価値の高い分野へのシフトにより、景気動向に左右されにくい体質へさらなる改善を目指します。
⑦ 戦略的投資、グループ資金の効率的活用、事業再編
グループとしての資本力を活かすため、中長期戦略に従った戦略投資を各社で散発的に行うのではなく、グループとして集中的に行います。特に技術力による差別化を重視し、特長を活かす技術蓄積を推進します。またグループに加えるべき新たな事業や技術については、M&Aも含め、積極的に検討してまいります。この点、新たな技術については、いち早く十分なリサーチを的確に行い、投資すべき技術を見極めることが重要な課題となります。当社グループでは、グループファイナンスを行い、効率的資金配置に注力しておりますが、今後も、適時適切な資金配置に留意する必要があります。また、より効率の高い投資となるよう、技術革新の著しい環境の中で、適切な経営資源の配置を事業再編を含めて目指してまいります。
⑧ グループとしての効率化、全体最適化
IT関連企業群であることから、バックオフィス機能は各会社において類似の業務が多く、各所で共通化が可能です。すでに、共通化を推し進めており、作業を効率化し、一定の経費削減を図ってまいりました。また、今後も新たにグループに参加する企業が想定され、これらの会社においても、共通化・標準化の再点検を行ってまいります。引き続き、グループ内の情報資産を最適化することなどが課題となり、経営のスピード向上、合理化を進めてまいります。
⑨ 内部統制、業務管理体制の強化
内部統制の適切な構築、運用を行っておりますが、連結子会社が増加していることから、今後も、適時見直しを継続して行ってまいります。また、業務管理の強化を図り、品質管理、業務運営管理をより一層緻密化し、株主の方々の信頼にお応えする透明性の高い経営、お客様企業に信頼される業務運営を履行してまいります。
(6)その他、会社の経営上重要な事項
該当事項はありません。

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