有価証券報告書-第21期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
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- 2019/06/27 14:00
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注記事項-保険契約負債、連結財務諸表(IFRS)
20 保険契約負債
(1)保険契約に係るリスク管理体制
当企業グループは、生命保険事業や損害保険事業などの保険事業を展開しており、保険契約に係るリスクの正確な把握・分析・評価と適切な管理・運営に努め、経営の安定性の確保を図っております。保険事業を営む各社においてリスク管理委員会を設置し、保険契約に係る広範なリスクの把握に努めるとともに、リスク管理の実効性を確実なものとするため、それぞれの取締役会等へ定期的・継続的にリスクの状況を報告しております。なお、当企業グループの保険契約に係るリスクに対しての主な取組みは次のとおりであります。
(a)市場リスクの管理
金利リスクの管理
長期の負債特性を鑑み、債券を中心に資産運用を行っております。債券運用では、そのデュレーション(金利変動に対する債券価格の変動の程度)を責任準備金のデュレーションと一定の範囲でマッチングさせることにより、金利変動リスクを減殺しております。
価格変動リスクの管理
市場リスク管理に関しては、ソルベンシー・マージン比率に基づくリスク把握に加えて、確率上の一定範囲内(信頼水準)でマーケットの変動による最大予想損失額を示すVaR(バリューアットリスク)や、市中金利の変動に対する債券ポートフォリオの価格変動幅を示すベーシスポイントバリューといった指標にも着目してリスク管理に取り組んでおります。
(b)ストレステストの実施
資産運用環境の大幅な悪化や保険事故発生率の悪化などのシナリオを想定し、財務の健全性に与える影響を分析するためのストレステストを定期的に実施し、リスク管理委員会等に報告しております。
(c)保険引受リスク
保険引受リスクに関して、保険事業を営む各社の担当部署にてその引受方針を決定し、リスクポートフォリオの管理、商品の改廃、引受基準の設定、販売方針の変更、再保険の設計・手配などにより、リスクコントロールを行っております。
(2)保険契約負債
(a)保険契約負債の内訳及び増減等
保険契約負債の内訳は次のとおりであります。
保険契約負債の増減は次のとおりであります。
当期末における保険契約負債から生じる正味キャッシュ・アウトフローの見積もり時期は、次のとおりであります。
(b)保険リスクに対する感応度
生命保険事業においては、当初認識時の前提条件を用いて保険契約から生じる全てのキャッシュ・フローの現在価値を見積もり、保険契約負債を計上しております。
前提条件には、割引率(金利)、死亡率、罹病率、更新率、事業費及びコミッション等が含まれます。死亡率、罹病率、事業費及びコミッションの増加が予想される場合には、将来キャッシュ・アウトフローの増加を通じて、将来の純損益及び資本が減少することが想定されます。負債十分性テストにおいて当初認識時の前提条件に基づく保険契約負債では積立額が十分ではないと見込まれる場合には、期末の保険契約負債の積み増しにより当該期間でその影響を認識することが必要となる可能性があります。
(3)保険リスクの集中
当企業グループの保険契約ポートフォリオは地理的に分散しており、過度に集中した保険リスクを有しておりません。
(4)実際の保険金額とそれまでの見積もり額との比較(クレーム・ディベロップメント)
損害保険事業におけるクレーム・ディベロップメントは、次のとおりであります。
(1)保険契約に係るリスク管理体制
当企業グループは、生命保険事業や損害保険事業などの保険事業を展開しており、保険契約に係るリスクの正確な把握・分析・評価と適切な管理・運営に努め、経営の安定性の確保を図っております。保険事業を営む各社においてリスク管理委員会を設置し、保険契約に係る広範なリスクの把握に努めるとともに、リスク管理の実効性を確実なものとするため、それぞれの取締役会等へ定期的・継続的にリスクの状況を報告しております。なお、当企業グループの保険契約に係るリスクに対しての主な取組みは次のとおりであります。
(a)市場リスクの管理
金利リスクの管理
長期の負債特性を鑑み、債券を中心に資産運用を行っております。債券運用では、そのデュレーション(金利変動に対する債券価格の変動の程度)を責任準備金のデュレーションと一定の範囲でマッチングさせることにより、金利変動リスクを減殺しております。
価格変動リスクの管理
市場リスク管理に関しては、ソルベンシー・マージン比率に基づくリスク把握に加えて、確率上の一定範囲内(信頼水準)でマーケットの変動による最大予想損失額を示すVaR(バリューアットリスク)や、市中金利の変動に対する債券ポートフォリオの価格変動幅を示すベーシスポイントバリューといった指標にも着目してリスク管理に取り組んでおります。
(b)ストレステストの実施
資産運用環境の大幅な悪化や保険事故発生率の悪化などのシナリオを想定し、財務の健全性に与える影響を分析するためのストレステストを定期的に実施し、リスク管理委員会等に報告しております。
(c)保険引受リスク
保険引受リスクに関して、保険事業を営む各社の担当部署にてその引受方針を決定し、リスクポートフォリオの管理、商品の改廃、引受基準の設定、販売方針の変更、再保険の設計・手配などにより、リスクコントロールを行っております。
(2)保険契約負債
(a)保険契約負債の内訳及び増減等
保険契約負債の内訳は次のとおりであります。
| 前期末 (2018年3月31日) | 当期末 (2019年3月31日) | ||
| 百万円 | 百万円 | ||
| 支払備金 | 16,150 | 20,359 | |
| 責任準備金 | 126,110 | 118,739 | |
| 合計 | 142,260 | 139,098 |
保険契約負債の増減は次のとおりであります。
| 前期 (自2017年4月1日 至2018年3月31日) | 当期 (自2018年4月1日 至2019年3月31日) | ||
| 百万円 | 百万円 | ||
| 期首残高 | 147,573 | 142,260 | |
| 生命保険事業 | |||
| 責任準備金からの予定キャッシュ・フロー | (18,973) | (15,548) | |
| 利息 | 173 | 238 | |
| 実績等調整 | 9,823 | 7,415 | |
| 損害保険事業等 | |||
| 保険料収入 | 36,027 | 38,356 | |
| 経過保険料 | (34,149) | (36,805) | |
| その他の変動 | 1,786 | 3,182 | |
| 期末残高 | 142,260 | 139,098 |
当期末における保険契約負債から生じる正味キャッシュ・アウトフローの見積もり時期は、次のとおりであります。
| 合計 | 1年以内 | 1年超 3年以内 | 3年超 5年以内 | 5年超 | |||||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||||
| 保険契約負債 | 139,098 | 44,732 | 23,257 | 13,346 | 57,763 |
(b)保険リスクに対する感応度
生命保険事業においては、当初認識時の前提条件を用いて保険契約から生じる全てのキャッシュ・フローの現在価値を見積もり、保険契約負債を計上しております。
前提条件には、割引率(金利)、死亡率、罹病率、更新率、事業費及びコミッション等が含まれます。死亡率、罹病率、事業費及びコミッションの増加が予想される場合には、将来キャッシュ・アウトフローの増加を通じて、将来の純損益及び資本が減少することが想定されます。負債十分性テストにおいて当初認識時の前提条件に基づく保険契約負債では積立額が十分ではないと見込まれる場合には、期末の保険契約負債の積み増しにより当該期間でその影響を認識することが必要となる可能性があります。
(3)保険リスクの集中
当企業グループの保険契約ポートフォリオは地理的に分散しており、過度に集中した保険リスクを有しておりません。
(4)実際の保険金額とそれまでの見積もり額との比較(クレーム・ディベロップメント)
損害保険事業におけるクレーム・ディベロップメントは、次のとおりであります。
| 事故発生年度 | |||||||||
| 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | |||||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||||
| 累計保険金及び支払備金 | |||||||||
| 事故発生年度末 | 16,377 | 18,471 | 20,489 | 22,682 | 25,776 | ||||
| 1年後 | 16,810 | 18,813 | 21,018 | 23,525 | - | ||||
| 2年後 | 17,188 | 19,442 | 21,669 | - | - | ||||
| 3年後 | 17,457 | 20,116 | - | - | - | ||||
| 4年後 | 17,872 | - | - | - | - | ||||
| 最終損害見積額 | 17,872 | 20,116 | 21,669 | 23,525 | 25,776 | ||||
| 累計保険金 | 17,652 | 19,171 | 20,191 | 20,466 | 16,576 | ||||
| 支払備金 | 220 | 945 | 1,478 | 3,059 | 9,200 | ||||