有価証券報告書-第33期(2022/10/01-2023/12/31)

【提出】
2024/03/28 15:08
【資料】
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【項目】
139項目

対処すべき課題

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について
当社グループは、新たな経営体制のもと、2024年12月期以降の中期テーマを「フォーカス&シナジー」とし、これまでに築いてきた人的資本経営を基盤に、当社グループの強みを進化させながら、事業セグメント間、また事業領域内でシナジーを生み出し、複数の強い事業を持つグループとなり、中長期での持続的成長と企業価値向上を目指してまいります。
デジタルマーケティング事業においては、「マーケティング・コミュニケーション領域」「ダイレクトビジネス領域」「データ・ソリューション領域」の3領域に区分し、事業再編と強化を進めながら領域経営を展開してまいります。また、デジタルマーケティング事業のアセットを活用したグループシナジーの創出への取り組みと各領域内からの新規事業の創出を目指してまいります。
また、成長投資として、オーガニック成長と新規事業創出に向けた投資とデジタルマーケティング事業の各領域の成長に向けたM&Aを検討してまいります。
また、当社は、当連結会計年度に当社前代表取締役による経費の不適切利用(合計約2,200万円)が判明しておりますが、監査役会の調査結果を踏まえ、当社前代表取締役による当該不適切利用が生じた原因を分析の上、以下の再発防止策を策定・実施しております。なお、当社前代表取締役から当社に対して、当該不適切利用がなされた経費の全額が返還されております。
・ コンプライアンスの徹底を企図した、役員に対する再教育の実施
・ 役員から申請された経費の妥当性についてのチェック体制の改善及び強化
・ 役員の旅費交通費使用に関する規定の厳格化及び経費処理承認プロセスの厳格化
・ 役員のハイヤー利用に関する規程を新設
・ 内部監査における経費に関する確認項目の追加、並びに役員の経費支出に関する規程の適切性及び運用の有効性の監査を継続的に実施
当社は、今後も内部統制システムを含む管理体制の定期的な見直し、強化を行い、経費の不適切利用の再発防止に努めてまいります。