四半期報告書-第33期第3四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当社グループは、CAE、IT、可視化、ビッグデータを用いたソリューションを積極的に提案し続けることで、いつも共に歩み、頼りにしていただける、顧客にとっての“First Contact Company”を目指しております。そして、「新中期経営計画2015年-2020年(3年×2)」を策定し、中長期の経営目標を定め、SI(Solution Integrator)(※1)として、顧客にとって最適なソリューションを提供してまいります。
(※1)「顧客の悩み、課題を多面的に捉え、包括的かつ長期にわたってソリューションを提供すること」と当社では定義しております。
3つの経営基本戦略及び重点施策
①当社独自の付加価値の提供
当社は、従来の3D CAE(※2)におけるMDS(マルチドメインソリューション:電気・熱など異なる分野をまたがって解析する手法)に加え、1D CAE(※3)及びテストと計測を連携させた拡大MDSを推進しております。さらに、当社の「CYBERNET CLOUD」を利用したCAEクラウドと連携させるなど研究開発環境への付加価値の創造に注力しております。
(※2) 3D CAE:3次元形状を元に解析を行う手法
(※3)1D CAE:対象とする製品やシステムなどの機能を数学モデル(数式)で表現し、評価解析する手法。広義では、システムレベルモデリング&シミュレーションといわれております。
②自動車関連分野への注力
ADAS(※4)やIoT(※5)との連携など、ますます高度化・高精度化する自動車関連分野に対して、当社独自の技術を用いたコンサルテーションを通じて、顧客にとっての最適なソリューションをグローバルに提供いたします。
(※4) Advanced Driving Assistant System:運転手の支援や運転技術の補完、さらに運転の代理までも行う、先進運転支援システムのこと
(※5)Internet of Things:様々な「もの」がインターネットに接続され、相互に通信しあう仕組みのこと
③パートナーとの連携強化
グローバル展開を加速するために、各地域でパートナー及びグループ間の連携を強化するとともに、開発子会社製品のOEM提供を積極的に推進いたします。
当第3四半期連結累計期間の業績は、国内売上高については、主力のMCAE分野及び当社グループ製品である最適設計支援ツールが好調に推移したため、前年同期を上回りました。海外売上高については、カナダ開発子会社は、前期の大型案件をカバーするに至りませんでしたが、アメリカ及びベルギーの開発子会社、中国及び台湾の販売子会社は、好調に推移いたしました。その結果、連結売上高は前年同期に比べ増収となりました。利益面においても、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、いずれも前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は131億70百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は10億7百万円(前年同期比9.7%増)、経常利益は10億82百万円(前年同期比17.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億49百万円(前年同期比35.5%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(CAEソリューションサービス事業)
主力商品のマルチフィジックス解析ツールの新規ライセンス販売は、電気機器業界からの受注は増加したものの、その他の大手製造業からの受注が伸び悩み、軟調に推移いたしました。保守契約の更新は、前期に従来のオプション機能を標準搭載した新パッケージへ変更したこともあり、電気機器業界を筆頭に製造業、教育・官公庁などで受注が増加し、好調に推移いたしました。エンジニアリングサービスは、設計者向け操作環境整備などの需要増大により、輸送機器及び電気機器業界からの受注が増加し、好調に推移いたしました。その結果、MCAE分野は、前年同期を上回りました。
<光学設計分野>主力商品の照明設計解析ソフトウェアの新規ライセンス販売は、ヘッドアップディスプレイを研究するための導入が一巡したこともあり、低調に推移いたしましたが、保守契約の更新は、横ばいに推移いたしました。光学設計評価プログラムの新規ライセンス販売は、低調に推移いたしましたが、保守契約の更新は、機械・精密機器業界を中心に好調に推移いたしました。フォトニクス デバイスソフトウェアは、レーザーアプリケーションのニーズの高まりにより、電気機器業界を中心に新規ライセンス販売・保守契約の更新ともに好調に推移いたしました。その結果、光学設計分野は、前年同期を上回りました。
電子回路基板設計ソリューションは、電気機器業界からの受注が落ち込み、新規ライセンス販売・保守契約の更新ともに低調に推移いたしました。プリント基板(PCB)エンジニアリングサービスは、自動車関連業界からの受注が伸び悩み、軟調に推移いたしました。電子設計情報管理システムのエンジニアリングサービスは、情報・通信業界からの受注により、好調に推移いたしました。その結果、EDA分野は、前年同期を下回りました。
当社グループ製品である1D CAEツールの新規ライセンス販売は、電気機器業界からの受注が落ち込み、低調に推移いたしましたが、保守契約の更新は、好調に推移いたしました。モデルベース開発エンジニアリングサービスは、自動車業界からのADAS(先進運転支援システム)など自動運転に関する引合いとともに、MBSE(※6)関連の引合いも好調に推移いたしました。その結果、MBD分野は、前年同期を上回りました。
(※6)MBSE(Model Based Systems Engineering):製品に求める要求、機能、論理構成、物理形状など開発を成功させる上で検討が必要となる事項にモデルを用いて整理、検証する手法のこと
<テスト・計測分野>当社が開発したFPD(Flat Panel Display)自動検査システムは、有機ELパネル市場の立ち上がりに同期して、新バージョンをリリースしたことにより、中国企業を中心に好調に推移いたしました。有機ELと太陽電池のための革新的な測定プラットフォームの販売は、有機EL検査の必要性が高まり、電気機器業界からの受注が増加し好調に推移いたしました。その結果、テスト・計測分野は、前年同期を大きく上回りました。
<その他分野>当社グループ製品である最適設計支援ツールの新規ライセンス販売は、設計者への自動化・最適化への取り組みが進み、電気機器業界からの大型受注により好調に推移し、保守契約の更新も好調に推移いたしました。3次元公差マネジメントツールの新規ライセンス販売は、設計段階での公差検討に注目度が高まったことにより、機械・精密機器業界からの受注により好調に推移し、保守契約の更新も好調に推移いたしました。その結果、その他分野は、前年同期を大きく上回りました。
<開発子会社>WATERLOO MAPLE INC.(カナダ)は、前第1四半期に大型のOEM案件があった反動で前年同期を下回りましたが、OEM案件を除く販売は堅調に推移いたしました。Sigmetrix, L.L.C.(米国)は、3次元公差マネジメントツールの販売が全地域において好調に推移いたしました。Noesis Solutions NV(ベルギー)は、最適設計支援ツールの販売が、北米は低調に推移しましたが、欧州及び日本では堅調に推移いたしました。
<販売子会社>莎益博工程系統開発(上海)有限公司(中国)は、主力の光学系ソフトウェアの販売が、好調に推移いたしました。当社グループ製品の販売については、最適設計支援ツールは低調に推移しましたが、STEM(※7)コンピューティング・プラットフォーム及び3次元公差マネジメントツールは好調に推移いたしました。 思渤科技股份有限公司(台湾)は、主力の光学系ソフトウェア及びマルチフィジックス解析ツールの販売が、好調に推移いたしました。当社グループ製品の販売については、最適設計支援ツールは低調に推移しましたが、3次元公差マネジメントツールは好調に推移いたしました。
(※7)STEM:Science, Technology, Engineering, and Mathematics(科学、技術、工学、数学)という総合的な分野の総称
以上の結果、売上高は108億89百万円(前年同期比7.0%増)、セグメント利益(営業利益)は18億95百万円(前年同期比4.2%増)となりました。
(ITソリューションサービス事業)
主力商品のセキュリティ関連ソリューションの新規ライセンス販売は、情報・通信業界からの受注により、好調に推移いたしました。保守契約の更新は、前期の大型受注をカバーするに至らず、低調に推移いたしました。前期にリリースしたIT資産管理の窓口(主要商品の複数販売)におけるクライアント管理ツールの新規ライセンス販売・保守契約の更新は、情報・通信業界からの受注により、好調に推移いたしました。その結果、ITソリューション分野は、前年同期を上回りました。
<データソリューション分野>イノベーション支援ソリューションの新規ライセンス販売は、堅調に推移しましたが、保守契約の更新は低調に推移いたしました。汎用可視化分野は、新規ライセンス販売・保守契約の更新ともに好調に推移いたしました。医療可視化エンジニアリングは好調に推移しました。AR及びVR分野は、産業向けの作業支援システムや新デバイスを使用したプロトタイプアプリ等の開発請負サービスの受注により、好調に推移いたしました。その結果、データソリューション分野は、前年同期を上回りました。
以上の結果、売上高は23億89百万円(前年同期比6.4%増)、セグメント利益(営業利益)は2億59百万円(前年同期比9.4%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
流動資産は、159億96百万円(前連結会計年度末比3億16百万円の増加)となりました。これは主に、現金及び預金の減少1億92百万円、有価証券の増加7億円によるものです。
固定資産は、38億34百万円(前連結会計年度末比7百万円の減少)となりました。これは主に、のれんの減少1億19百万円によるものです。
この結果、当第3四半期末における総資産は、198億31百万円(前連結会計年度末比3億8百万円の増加)となりました。
(負債)
流動負債は、46億10百万円(前連結会計年度末比91百万円の減少)となりました。これは主に、買掛金の増加2億61百万円、未払法人税等の減少1億60百万円、賞与引当金の減少2億9百万円によるものです。
固定負債は、13億32百万円(前連結会計年度末比53百万円の増加)となりました。これは主に、退職給付に係る負債の増加54百万円によるものです。
この結果、当第3四半期末における負債合計は、59億43百万円(前連結会計年度末比37百万円の減少)となりました。
(純資産)
当第3四半期末における純資産は、138億87百万円(前連結会計年度末比3億46百万円の増加)となりました。これは主に、利益剰余金の増加2億23百万円、為替換算調整勘定の増加1億12百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の69.0%から69.6%となりました。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は45百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループが提供する様々なCAEソリューションサービスは、ものづくり企業の品質向上、開発期間の短縮、開発コスト削減、製品の安全性の向上並びに環境に配慮した製品開発に貢献しております。当社グループは、引き続き営業及びマーケティング並びに技術サポート・開発体制を強化しながら、顧客の複雑かつ高度な課題を解決すべく、様々な領域にまたがる複合・統合ソリューション(マルチドメインソリューション)の推進に注力し、「Solution Integrator」として付加価値サービスを提供してまいります。
当期の経営環境につきましては、個人消費、輸出及び生産の持ち直しや、雇用情勢の改善等の動きを受けて緩やかな回復基調で推移しております。
当社グループの主要顧客である製造業の投資意欲は、引き続き堅調に推移していくものと思われます。
一方、ものづくりの現場では、顧客ニーズの多様化に迅速に対応するため、設計開発の効率化ニーズが拡大しており、設計開発工程で従来の3D CAE技術と概念設計の1D CAE技術を融合し、トータルで設計開発工程の効率化を図る動きが出てきております。さらに、設計開発に対する検証・計測といった分野や、IoTといったビッグデータ分野でのビジネスが生まれてきております。
当社グループでは、このような動きに対応した中期経営計画を平成27年2月27日付けで発表しており、この中期経営計画に掲げる基本戦略に基づき、引き続き業績拡大に向けて取り組んでまいります。
これらの状況を勘案した結果、平成29年2月9日付け発表の通期業績予想に変更はありません。
[ご参考 平成29年度(平成29年12月期連結業績見通し)]
(注)上記連結業績見通しに関する注意事項
平成29年度(平成29年12月期)連結業績予想値は、いずれも業界等の動向、国内及び海外の経済状況、為替相場などの要因について、現時点で入手可能な情報をもとに行った見通しであります。そのため、上記連結業績予想数値はこれらの要因の変動により大きく異なる場合があります。
(1) 業績の状況
当社グループは、CAE、IT、可視化、ビッグデータを用いたソリューションを積極的に提案し続けることで、いつも共に歩み、頼りにしていただける、顧客にとっての“First Contact Company”を目指しております。そして、「新中期経営計画2015年-2020年(3年×2)」を策定し、中長期の経営目標を定め、SI(Solution Integrator)(※1)として、顧客にとって最適なソリューションを提供してまいります。
(※1)「顧客の悩み、課題を多面的に捉え、包括的かつ長期にわたってソリューションを提供すること」と当社では定義しております。
3つの経営基本戦略及び重点施策
①当社独自の付加価値の提供
当社は、従来の3D CAE(※2)におけるMDS(マルチドメインソリューション:電気・熱など異なる分野をまたがって解析する手法)に加え、1D CAE(※3)及びテストと計測を連携させた拡大MDSを推進しております。さらに、当社の「CYBERNET CLOUD」を利用したCAEクラウドと連携させるなど研究開発環境への付加価値の創造に注力しております。
(※2) 3D CAE:3次元形状を元に解析を行う手法
(※3)1D CAE:対象とする製品やシステムなどの機能を数学モデル(数式)で表現し、評価解析する手法。広義では、システムレベルモデリング&シミュレーションといわれております。
②自動車関連分野への注力
ADAS(※4)やIoT(※5)との連携など、ますます高度化・高精度化する自動車関連分野に対して、当社独自の技術を用いたコンサルテーションを通じて、顧客にとっての最適なソリューションをグローバルに提供いたします。
(※4) Advanced Driving Assistant System:運転手の支援や運転技術の補完、さらに運転の代理までも行う、先進運転支援システムのこと
(※5)Internet of Things:様々な「もの」がインターネットに接続され、相互に通信しあう仕組みのこと
③パートナーとの連携強化
グローバル展開を加速するために、各地域でパートナー及びグループ間の連携を強化するとともに、開発子会社製品のOEM提供を積極的に推進いたします。
当第3四半期連結累計期間の業績は、国内売上高については、主力のMCAE分野及び当社グループ製品である最適設計支援ツールが好調に推移したため、前年同期を上回りました。海外売上高については、カナダ開発子会社は、前期の大型案件をカバーするに至りませんでしたが、アメリカ及びベルギーの開発子会社、中国及び台湾の販売子会社は、好調に推移いたしました。その結果、連結売上高は前年同期に比べ増収となりました。利益面においても、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、いずれも前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は131億70百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は10億7百万円(前年同期比9.7%増)、経常利益は10億82百万円(前年同期比17.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億49百万円(前年同期比35.5%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(CAEソリューションサービス事業)
<光学設計分野>主力商品の照明設計解析ソフトウェアの新規ライセンス販売は、ヘッドアップディスプレイを研究するための導入が一巡したこともあり、低調に推移いたしましたが、保守契約の更新は、横ばいに推移いたしました。光学設計評価プログラムの新規ライセンス販売は、低調に推移いたしましたが、保守契約の更新は、機械・精密機器業界を中心に好調に推移いたしました。フォトニクス デバイスソフトウェアは、レーザーアプリケーションのニーズの高まりにより、電気機器業界を中心に新規ライセンス販売・保守契約の更新ともに好調に推移いたしました。その結果、光学設計分野は、前年同期を上回りました。
(※6)MBSE(Model Based Systems Engineering):製品に求める要求、機能、論理構成、物理形状など開発を成功させる上で検討が必要となる事項にモデルを用いて整理、検証する手法のこと
<テスト・計測分野>当社が開発したFPD(Flat Panel Display)自動検査システムは、有機ELパネル市場の立ち上がりに同期して、新バージョンをリリースしたことにより、中国企業を中心に好調に推移いたしました。有機ELと太陽電池のための革新的な測定プラットフォームの販売は、有機EL検査の必要性が高まり、電気機器業界からの受注が増加し好調に推移いたしました。その結果、テスト・計測分野は、前年同期を大きく上回りました。
<その他分野>当社グループ製品である最適設計支援ツールの新規ライセンス販売は、設計者への自動化・最適化への取り組みが進み、電気機器業界からの大型受注により好調に推移し、保守契約の更新も好調に推移いたしました。3次元公差マネジメントツールの新規ライセンス販売は、設計段階での公差検討に注目度が高まったことにより、機械・精密機器業界からの受注により好調に推移し、保守契約の更新も好調に推移いたしました。その結果、その他分野は、前年同期を大きく上回りました。
<開発子会社>WATERLOO MAPLE INC.(カナダ)は、前第1四半期に大型のOEM案件があった反動で前年同期を下回りましたが、OEM案件を除く販売は堅調に推移いたしました。Sigmetrix, L.L.C.(米国)は、3次元公差マネジメントツールの販売が全地域において好調に推移いたしました。Noesis Solutions NV(ベルギー)は、最適設計支援ツールの販売が、北米は低調に推移しましたが、欧州及び日本では堅調に推移いたしました。
<販売子会社>莎益博工程系統開発(上海)有限公司(中国)は、主力の光学系ソフトウェアの販売が、好調に推移いたしました。当社グループ製品の販売については、最適設計支援ツールは低調に推移しましたが、STEM(※7)コンピューティング・プラットフォーム及び3次元公差マネジメントツールは好調に推移いたしました。 思渤科技股份有限公司(台湾)は、主力の光学系ソフトウェア及びマルチフィジックス解析ツールの販売が、好調に推移いたしました。当社グループ製品の販売については、最適設計支援ツールは低調に推移しましたが、3次元公差マネジメントツールは好調に推移いたしました。
(※7)STEM:Science, Technology, Engineering, and Mathematics(科学、技術、工学、数学)という総合的な分野の総称
以上の結果、売上高は108億89百万円(前年同期比7.0%増)、セグメント利益(営業利益)は18億95百万円(前年同期比4.2%増)となりました。
(ITソリューションサービス事業)
<データソリューション分野>イノベーション支援ソリューションの新規ライセンス販売は、堅調に推移しましたが、保守契約の更新は低調に推移いたしました。汎用可視化分野は、新規ライセンス販売・保守契約の更新ともに好調に推移いたしました。医療可視化エンジニアリングは好調に推移しました。AR及びVR分野は、産業向けの作業支援システムや新デバイスを使用したプロトタイプアプリ等の開発請負サービスの受注により、好調に推移いたしました。その結果、データソリューション分野は、前年同期を上回りました。
以上の結果、売上高は23億89百万円(前年同期比6.4%増)、セグメント利益(営業利益)は2億59百万円(前年同期比9.4%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
流動資産は、159億96百万円(前連結会計年度末比3億16百万円の増加)となりました。これは主に、現金及び預金の減少1億92百万円、有価証券の増加7億円によるものです。
固定資産は、38億34百万円(前連結会計年度末比7百万円の減少)となりました。これは主に、のれんの減少1億19百万円によるものです。
この結果、当第3四半期末における総資産は、198億31百万円(前連結会計年度末比3億8百万円の増加)となりました。
(負債)
流動負債は、46億10百万円(前連結会計年度末比91百万円の減少)となりました。これは主に、買掛金の増加2億61百万円、未払法人税等の減少1億60百万円、賞与引当金の減少2億9百万円によるものです。
固定負債は、13億32百万円(前連結会計年度末比53百万円の増加)となりました。これは主に、退職給付に係る負債の増加54百万円によるものです。
この結果、当第3四半期末における負債合計は、59億43百万円(前連結会計年度末比37百万円の減少)となりました。
(純資産)
当第3四半期末における純資産は、138億87百万円(前連結会計年度末比3億46百万円の増加)となりました。これは主に、利益剰余金の増加2億23百万円、為替換算調整勘定の増加1億12百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の69.0%から69.6%となりました。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は45百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループが提供する様々なCAEソリューションサービスは、ものづくり企業の品質向上、開発期間の短縮、開発コスト削減、製品の安全性の向上並びに環境に配慮した製品開発に貢献しております。当社グループは、引き続き営業及びマーケティング並びに技術サポート・開発体制を強化しながら、顧客の複雑かつ高度な課題を解決すべく、様々な領域にまたがる複合・統合ソリューション(マルチドメインソリューション)の推進に注力し、「Solution Integrator」として付加価値サービスを提供してまいります。
当期の経営環境につきましては、個人消費、輸出及び生産の持ち直しや、雇用情勢の改善等の動きを受けて緩やかな回復基調で推移しております。
当社グループの主要顧客である製造業の投資意欲は、引き続き堅調に推移していくものと思われます。
一方、ものづくりの現場では、顧客ニーズの多様化に迅速に対応するため、設計開発の効率化ニーズが拡大しており、設計開発工程で従来の3D CAE技術と概念設計の1D CAE技術を融合し、トータルで設計開発工程の効率化を図る動きが出てきております。さらに、設計開発に対する検証・計測といった分野や、IoTといったビッグデータ分野でのビジネスが生まれてきております。
当社グループでは、このような動きに対応した中期経営計画を平成27年2月27日付けで発表しており、この中期経営計画に掲げる基本戦略に基づき、引き続き業績拡大に向けて取り組んでまいります。
これらの状況を勘案した結果、平成29年2月9日付け発表の通期業績予想に変更はありません。
[ご参考 平成29年度(平成29年12月期連結業績見通し)]
| 売上高 | 174億円 | (前年比8.5%増) |
| 営業利益 | 14億円 | (前年比36.2%増) |
| 経常利益 | 15億円 | (前年比49.7%増) |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 9億円 | (前年比94.8%増) |
(注)上記連結業績見通しに関する注意事項
平成29年度(平成29年12月期)連結業績予想値は、いずれも業界等の動向、国内及び海外の経済状況、為替相場などの要因について、現時点で入手可能な情報をもとに行った見通しであります。そのため、上記連結業績予想数値はこれらの要因の変動により大きく異なる場合があります。