有価証券報告書-第36期(2024/10/01-2025/09/30)
a.戦略
当社グループでは、気候変動が当社の事業にどのような影響を与えると考えられるか、2つの世界観を想定し主なリスク及び機会の検討を行い、以下のリスクと機会を認識しております。これらの把握しているリスクの最小化及び機会の最大化を図ってまいります。
当社グループでは、気候変動が当社の事業にどのような影響を与えると考えられるか、2つの世界観を想定し主なリスク及び機会の検討を行い、以下のリスクと機会を認識しております。これらの把握しているリスクの最小化及び機会の最大化を図ってまいります。
| 想定する世界観 | |
| 1.5℃~2℃シナリオ | 脱炭素に向けた規制や政策が強化され、気候変動の対策が進み、産業革命前の水準から気温上昇が1.5~2℃程度上昇するシナリオ。 |
| 4℃シナリオ | 気候変動の対策がとられず、産業革命前の世界平均気温と比較して21世紀末頃までに4℃上昇するシナリオ。 |
| 分類 | 項目 | 主なリスク・機会 | 時間軸 | 影響 | 対応策 | |
| 2℃ 未満 | 4℃ | |||||
| 移 行 リ ス ク | 政策・規制 | ・炭素税、排出量取引や排出規制強化による事業コストが増加 | 中期~ 長期 | 中 | 小 | ・CO2排出抑制 ・各種エネルギーを再生可能エネルギーへ切替 |
| 市場・技術 | ・顧客の低炭素・脱炭素に対する意識の高まりにより、取扱い商材の省エネ化への対応が遅れた場合、販売機会の喪失 | 短期~ 長期 | 中 | 小 | ・低炭素、脱炭素に貢献する省エネ性の高い商材を充実させる | |
| 評判 | ・気候変動への対応遅れや消費者行動多様化への対応遅れにより顧客からの評価の変化 ・気候変動への対応遅れによる取引先企業からの評価の変化 ・環境情報開示の遅れによる投資家からの評価の変化 | 短期~ 長期 | 中 | 小 | ・サプライチェーンを含めた気候変動への取組み推進を強化する ・環境情報開示を強化する | |
| 物 理 リ ス ク | 急性 | ・自然災害の激甚化による営業拠点の被災、休業による販売機会と収益の減少 ・調達先、取引先等の被災によるサプライチェーンの寸断 ・取引先被災による商品補償対応の増加 | 短期~ 長期 | 中 | 中 | ・拠点の災害リスクを評価し対応計画を策定する ・調達先の分散化 ・非常時の顧客対応を想定し調達先、取引先との連携を強化する |
| 慢性 | ・気温上昇による労働環境の悪化や気候変動に起因する病気により生産性が低下 | 長期 | 中 | 中 | ・労働環境の整備 ・熱中症対策の促進 | |
| 機会 | 製品及び サービス | ・顧客の低炭素・脱炭素に対する意識の高まりによるエネルギー効率の良い商品への需要増加 ・脱炭素やエネルギー削減に関するサービスと製品の需要に対応し取り組みを推進することにより、取引先企業と連携し業容拡大につながる | 短期~ 長期 | 大 | 小~中 | ・低炭素、脱炭素に貢献する省エネ性の高い商材を充実させる ・サプライチェーンも含めた気候変動の取組みを推進する |