有価証券報告書-第43期(2023/01/01-2023/12/31)

【提出】
2024/03/28 11:23
【資料】
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【項目】
144項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、サービサー法に規定されている金融機関等が有する貸付債権等の金銭債権(以下「特定金銭債権」という。)の買取及び受託並びに当該買取債権及び受託債権の管理回収に関する業務を行っております。これらの業務を行うため、必要な資金については銀行借入により調達しております。デリバティブ等の投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
売掛金及び未収入金は、顧客の信用リスクに晒されております。
特定金銭債権は、顧客の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されております。
投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式と事業再生等の組合出資金であり、それぞれ市場価格の変動リスク及び実質価額の変動リスクに晒されております。
買掛金及び未払金は、ほとんどが1年以内の支払期日であります。
借入金は主に特定金銭債権の買取に係る資金調達であります。
ファイナンス・リース取引に係るリース債務は、設備投資に係る資金調達を目的としたものであり、金利の変動リスクに晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先及び顧客の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社の売上債権管理規程に従い、取引先及び顧客ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
② 市場リスク(不動産市況や金利等の変動リスク)の管理
投資有価証券については、市況や取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
組合出資金については、不動産市況や出資先の業績の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払を実行できなくなるリスク)の管理
当社は、月次データに基づき資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度(2022年12月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)買取債権2,291,574
貸倒引当金(※2)△727,139
1,564,4351,564,435-
(2)投資有価証券(※3)
その他有価証券236,978236,978-
(3)差入保証金・敷金156,418155,628△789
資産計1,957,8311,957,042△789
(1)リース債務(※4)54,10454,104△0
(2)長期借入金(※5)---
(3)預り保証金21,12319,366△1,756
負債計75,22873,470△1,757

当連結会計年度(2023年12月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)買取債権4,733,263
貸倒引当金(※2)△761,536
3,971,7263,971,726-
(2)投資有価証券(※3)
その他有価証券217,490217,490-
(3)差入保証金・敷金163,869163,041△828
資産計4,353,0874,352,258△828
(1)リース債務(※4)123,059125,1572,097
(2)長期借入金(※5)200,000199,807△192
(3)預り保証金25,45223,599△1,853
負債計348,512348,56451

(※1)「現金及び預金」、「売掛金」、「未収入金」、「買掛金」、「短期借入金」、「未払金」、「未払法人税等」、「預り金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額と近似していることから、記載を省略しております。
(※2)買取債権に計上している貸倒引当金を控除しております。
(※3)以下の金融商品は、市場価格のない株式等であるため、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。
区分前連結会計年度 (千円)当連結会計年度 (千円)
非上場株式57,60723,947
組合出資金70,28046,327

投資事業組合出資金は「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-16項に従い、時価開示の対象とはしておりません。
(※4)リース債務はリース債務(流動負債)とリース債務(固定負債)の合計額であります。
(※5)1年以内返済予定の長期借入金は「(2)長期借入金」に含めて表示しております。
(注)1.金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2022年12月31日)
1年以内
(千円)
1年超5年以内
(千円)
5年超10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金758,793---
売掛金127,642---
買取債権(※)----
未収入金114,419---
未収還付法人税等1,067---
合計1,001,923---

(※)買取債権については、償還期日の定めがないため、記載しておりません。
当連結会計年度(2023年12月31日)
1年以内
(千円)
1年超5年以内
(千円)
5年超10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金708,116---
売掛金121,870---
買取債権(※)----
未収入金42,428---
合計872,414---

(※)買取債権については、償還期日の定めがないため、記載しておりません。
2.短期借入金、長期借入金及びリース債務の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2022年12月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
5年超
(千円)
短期借入金750,000-----
リース債務18,72416,18510,3736,6012,220-
合計768,72416,18510,3736,6012,220-

当連結会計年度(2023年12月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
5年超
(千円)
短期借入金2,200,000-----
長期借入金149,99450,006----
リース債務33,74928,25924,81720,7737,4378,022
合計2,383,74378,26524,81720,7737,4378,022

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
前連結会計年度(2022年12月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
投資有価証券
その他有価証券
株式225,376--225,376
その他11,602--11,602
資産計236,978--236,978

当連結会計年度(2023年12月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
投資有価証券
その他有価証券
株式217,490--217,490
その他----
資産計217,490--217,490

(2)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
前連結会計年度(2022年12月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
買取債権--1,564,4351,564,435
差入保証金・敷金-155,628-155,628
資産計-155,6281,564,4351,720,064
リース債務-54,104-54,104
長期借入金----
預り保証金-19,366-19,366
負債計-73,470-73,470

当連結会計年度(2023年12月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
買取債権--3,971,7263,971,726
差入保証金・敷金-163,041-163,041
資産計-163,0413,971,7264,134,768
リース債務-125,157-125,157
長期借入金-199,807-199,807
預り保証金-23,599-23,599
負債計-348,564-348,564

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
投資有価証券
上場株式及びその他は相場価格を用いて評価しております。上場株式及びその他は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。
買取債権
買取債権については、将来キャッシュ・フローの見積り及び担保による保全状況に基づいて貸倒見積り高を算定しているため、時価は連結決算日における貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額に近似していることから、当該価額をもって時価としており、レベル3に分類しております。
差入保証金・敷金
差入保証金・敷金の時価は、返済期日までの期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定しており、その時価をレベル2に分類しております。
リース債務
リース債務の時価は、元利金の合計額を、リース取引を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。
長期借入金
長期借入金の時価は、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。
預り保証金
預り保証金の時価は、返済期日までの期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。