有価証券報告書-第24期(平成29年6月1日-平成30年5月31日)

【提出】
2018/08/29 15:04
【資料】
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【項目】
71項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、政府の東日本大震災からの復興・再生及び熊本地震からの復旧・復興に取り組むとともに、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政健全化を同時に実現する方針のもと、企業収益が好調に推移し、景気は緩やかに回復しております。先行きについても好調な企業収益を雇用・所得環境につなげ、経済全体の好循環の拡大に期待されます。ただし、新興国等の経済の先行き、政策に関する不確実性や、アメリカの政策の動向及び影響等に留意する必要があります。
このような環境の中、当社の属するオンラインエンターテイメント業界におきましては、平成29年における国内ゲームアプリの市場規模は、前年比9.2%増の1兆580億円となりました。海外においては中国・韓国が1兆9,644億円、北米が1兆22億円、欧州が5,389億円となっており、アジアが世界のゲームアプリ市場の約6割を占めております(出典:ファミ通ゲーム白書2018)。
当社におきましては、当社の主力であるスマートフォンゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい~』の「美少女シューティング」への原点回帰を掲げ、特にシューティング要素の強化に注力してまいりました。その結果、DAU(1日当たりのアクティブユーザー)の回復や課金率の増加など、既存ユーザーの呼び戻しによる一定の効果を確認できております。今後も社会的に関心の高まっている「eスポーツ」を意識しつつ、シューティングゲームへの「原点回帰」を進める方針です。平成30年4月には『ゴシックは魔法乙女』の台湾版『發射吧!少女!』がガンホー・ガマニア社から台湾・香港・マカオにて配信を開始し、シューティングゲームの世界標準を目指してまいります。
平成29年11月にリリースした海外ゲーム輸入パブリッシングタイトル『ロード・オブ・ダンジョン』につきましては、リリース直後には想定を上回る売上の伸びがありましたが、海外で開発されたゲームであり、日本のユーザーに合わせた運営体制を取れなかったことからユーザーの流出を招きました。現在は運営体制を見直し、日本向けに改良を行いつつプロモーションを強化し、再度の浮上を目指しております。
また、当社は平成30年5月に株式会社フォーサイドと①海外スマートフォンネイティブゲームの日本配信事業強化、②ネットクレーンゲーム事業の新規展開における協業、③eスポーツ向けゲームの開発とイベント及び施設の運営等で協業を進めるべく、資本業務提携契約を締結しました。詳細は平成30年5月10日開示の「資本業務提携契約並びに第三者割当による新株式及び第22回新株予約権の発行に関するお知らせ」をご参照ください。
なお、当事業年度において開発中であった新作ゲーム『三極ジャスティス』は、平成30年6月1日に配信を開始いたしました。現在はユーザーの動向に注視しつつ改善を加えている最中であります。
以上の結果、当事業年度の売上高は2,366百万円(前事業年度比16.1%減)、営業損失69百万円(前事業年度は220百万円の営業損失)、経常損失88百万円(前事業年度は229百万円の経常損失)、当期純損失70百万円(前事業年度は391百万円の当期純損失)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
総資産は、前事業年度末に比べて511百万円増加し1,559百万円となりました。これは主に、現金及び預金234百万円の増加、売掛金11百万円、未収入金60百万円の減少等により、流動資産が161百万円増加し、ソフトウェア仮勘定377百万円の増加、関係会社株式16百万円の減少等により、固定資産が349百万円増加したことによるものであります。
(負債)
負債は、前事業年度末に比べて70百万円増加し498百万円となりました。これは主に、未払金27百万円、未払費用41百万円の増加等によるものであります。
(純資産)
純資産は、前事業年度末に比べて440百万円増加し1,060百万円となりました。これは主に、資本金254百万円、資本剰余金254百万円が増加した一方で、利益剰余金70百万円等が減少したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度における単体ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、602百万円(前事業年度末残高368百万円)となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況及びこれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、84百万円(前事業年度は133百万円の支出)となりました。これは主に、税引前当期純損失68百万円、事業譲渡益19百万円等が減少要因であった一方で、減価償却費22百万円、新株発行費14百万円、未収入金の減少額60百万円、未払金の増加額22百万円、未払費用の増加額41百万円等が増加要因であったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、356百万円(前事業年度は189百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出14百万円、無形固定資産の取得による支出377百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は、506百万円(前事業年度は348百万円の収入)となりました。これは、株式の発行による収入509百万円等が収入要因であった一方で、株式の発行による支出12百万円等の支出要因があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の状況
a. 生産実績
該当事項はありません。
b. 受注状況
該当事項はありません。
c. 販売実績
当社はインタラクティブ事業のみの単一セグメントであり、当事業年度の販売実績は次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 平成29年6月1日
至 平成30年5月31日)
金額(千円)前年同期比(%)
インタラクティブ事業2,366,739△16.1
合計2,366,739△16.1

(注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前事業年度
(自 平成28年6月1日
至 平成29年5月31日)
当事業年度
(自 平成29年6月1日
至 平成30年5月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
Google Inc.1,232,00643.71,086,85445.9
Apple Inc.1,056,96437.5983,89841.6

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づき実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等」の「重要な会計方針」に記載しております。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 売上高
当事業年度の売上高は、平成30年4月にサービス開始3周年を迎えたスマートフォンネイティブゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい~』の他、平成29年11月に海外ゲーム輸入パブリッシングタイトル『ロード・オブ・ダンジョン』をリリースしました。その結果、当事業年度における売上高は、2,366百万円(前事業年度比16.1%減)となりました。
b. 売上原価、売上総利益
当事業年度の売上原価は、海外ゲーム輸入パブリッシングタイトル『ロード・オブ・ダンジョン』の売上に係るロイヤリティが発生した結果、前事業年度と比較して増加いたしました。一方で売上高は減少したため、売上総利益は1,493百万円となり、売上高総利益率は63.1%となりました。
c. 販売費及び一般管理費、営業損失
当事業年度の販売費及び一般管理費は、1,562百万円となりました。主な内訳は、モバイルオンラインゲームを用いた利用者からの利用料金回収代行に係る手数料693百万円、給与手当132百万円、プロモーション活動等による広告宣伝費及び販売促進費335百万円、研究開発費45百万円等によるものであります。
この結果、営業損失は69百万円となりました。
d. 営業外損益及び経常損失
営業外収益は0百万円となりました。
営業外費用は、19百万円となりました。これは主に、新株発行費14百万円、支払利息3百万円等によるものであります。
この結果、経常損失は88百万円となりました。
e. 特別損益
特別利益として事業譲渡益19百万円等を計上しております。
この結果、税引前当期純損失は、68百万円となりました。
f. 当期純損失
法人税、住民税及び事業税2百万円を計上しました。
この結果、当期純損失は70百万円となり、1株当たりの当期純損失は、25円32銭となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金需要のうち主なものは、ゲーム事業の開発・運営に係る人件費、外注費及び広告宣伝費等の運転資金と、新規事業に対する設備投資資金があります。
当社では、運転資金は主として自己資金及び借入金等により資金調達をしておりますが、大規模なプロモーション費用や新規事業に対する設備投資資金につきましては、必要に応じて資本性の資金調達を実施しております。
当事業年度においては、営業活動により84百万円を獲得し、投資活動により356百万円の資金を使用しました。また財務活動により506百万円の資金を調達しております。
各項目の主な要因については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

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