有価証券報告書-第35期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/24 11:12
【資料】
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【項目】
122項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「データと一緒にワクワクする未来へ!」をありたい姿として定義し、社会インフラを支えるソフトウェアを提供することで、社会の利便性や生産性向上の実現を目指してまいります。この目的を達成すべく、2022年3月期までの中期ビジョンとして「変革への挑戦(EDIメーカーからの脱皮)」を掲げております。
(2)経営戦略等
当社グループは、経営方針に基づき、経営戦略の基本方針として以下の4つを挙げております。
・戦略製品の機能強化、社内外のノウハウの反映、アライアンスの推進を通して、データ・インテグレーションマーケットでの立場を確固たるものにする
・所有から利用への顧客価値の変化に対応した体制を構築し、リカーリングレベニューレシオ(ストック型収益比率)の安定/拡大を目指す
・既存市場の変化を的確に捉えながら、売上拡大を目指す(既存市場の深耕)
・将来の新市場創出/進出を踏まえ、研究開発投資及び技術探求体制を強化する
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、2019年3月20日に公表いたしました2020年3月期から2022年3月期までの3カ年を対象とする中期経営計画において、最終年度である2022年3月期の目標を以下のとおりとしておりました。
・売上高 3,000百万円以上
・営業利益 900百万円以上
・ROE 15.0%以上
・リカーリングレベニューレシオ 65.0%以上
・DOE 5.0%
しかしながら、2020年2月7日に公表いたしました「連結業績予想の修正に関するお知らせ」に記載のとおり、顧客のIT投資案件の先延ばしに加え、その案件自体が新型コロナウイルス感染症拡大の影響により消失、あるいは投資方針の見直し等により不透明さが増加している状況であり、当初の想定と乖離する事態となりました。そのため、中期経営計画については、大きく変化している事業環境を踏まえたものへと見直す必要があるとの判断に至り、一旦、取り下げることといたしました。詳細につきましては、2020年6月22日公表の「中期経営計画の取り下げに関するお知らせ」をご覧ください。なお、数値目標は取り下げておりますが、現時点で中期ビジョンや経営戦略等についての変更はございません。
(4)経営環境
当連結会計年度における顧客のIT投資動向は、消費税率変更に伴うシステム改修やWindows7のサポート終了に伴うリプレースに加え、直近では新型コロナウイルス感染症の広がりを背景とした、テレワークや在宅勤務等を支えるITシステムへの投資を優先したものとなり、「働き方改革」が一気に加速する状況となっております。
当社グループでは、この経営環境下、当社製品の主要適用分野であるEDI関連業務での問題解決力の強化及び戦略製品の市場への訴求の強化等、販売力の強化に努めてまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大は、人と人との交流そのものを直接的に抑制させるに至り、結果的に当社グループに対しソフトウェア製品の販売機会の減少や受注の遅延等、収益へのマイナスの影響を及ぼしております。本書提出日現在において、未だその影響度を定量的に測定できずにおり、中期経営計画についても合理的な予測が立ち次第、改めて公表することとし、現中期経営計画を一旦、取り下げる事態となりました。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、ソフトウェア製品の開発・販売・保守を中核事業とする研究開発型の企業集団であり、今後の事業成長において、以下の項目を優先的に対処すべき課題と認識し、企業価値の向上に取り組んでまいります。
① 市場動向への対応
企業間のデータ交換であるEDIは、従来通信網からインターネット通信網を利用したEDIへ転換しつつあり、さらに企業間データ交換も含めたシステムの全体最適化を目指して、分散化する企業内のシステム間におけるプロセス連携、データ連携といったデータ交換需要が拡大することも予想されます。従いまして、当該分野に対してのソフトウェア製品の開発及び販売を強化し、売上の拡大を図ってまいります。
② 研究開発体制の強化
当社グループは、研究開発型企業集団であり、市場における製品の優位性を確保し向上し続けることが経営の重要な課題となっております。これを担う研究開発業務が抱える課題としては、「研究開発の効率化」、「品質管理の強化」が挙げられます。従いまして、研究開発業務プロセスの改善や製品開発における標準化技法の改善を推進するとともに、他企業との共同研究や共同開発等にも柔軟に対応可能な体制とすべく、今後の事業成長のための研究開発基盤の強化を行っていく方針であります。
③ 人材の確保と育成
当社グループは、ソフトウェア製品の開発・販売・保守を主たる事業として行っておりますので、ソフトウェア製品の研究開発のための高度な専門技術や知識を有する技術者が必要不可欠となっております。従いまして、事業の状況に応じて、適時、適切な人材を確保していくことは重要であり、当社グループでは、計画的な採用活動を通じて新卒採用及び中途採用を実施し、市場の優秀な人材の確保に注力していく方針であります。また、人材育成面においても、教育研修を計画的に実施し、専門性の高い技術者の育成を課題としております。
④ 業務提携・資本提携等
近時の情報技術の発展・進化やそれに伴う顧客要望の変化等、事業環境の変化は著しいものがあります。当社グループは、これらの環境変化に迅速に対応し市場における競争力を維持・強化するために、事業展開の速度を重視し、必要に応じた他企業との業務提携あるいは資本提携も課題と考えております。
⑤ 財務上の課題
財務基盤の安定性を維持しながら、様々な事業上の課題を解決するための事業資金を確保し、また、新たな事業価値創出のために機動的な資金調達を実行できるよう、内部留保の確保と株主還元の適切なバランスを模索していくことが、財務上の課題として認識しております。

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