- #1 コーポレート・ガバナンスの概要(連結)
取締役会は、変革とガバナンスを主導するために社外取締役を議長として、独立役員である社外取締役と、執行役員兼務取締役との議論を通じて透明性の高い意思決定を行い、業務執行を執行役員に委任し、最高経営責任者(CEO)は、取締役会の意思決定を受けて自ら議長を務める執行役員会を主導しています。
各執行役員は、モビリティ&テレマティクスサービス分野(M&T分野)、セーフティ&セキュリティ分野(S&S分野)及びエンタテインメント ソリューションズ分野(ES分野)の3分野の分野責任者や傘下の事業部長を担当するとともに、国内マーケティング担当並びに重要な海外事業子会社を担当することにより、事業と地域の両面で責務を明確化しています。また、各執行役員が、CFO(Chief Financial Officer)、CIO(Chief Information Officer)、CISO(Chief Information Security Officer)、CRO(Chief Risk management Officer)、CTO(Chief Technology Officer)及びコーポレート各部門を担当してCEO及び最高執行責任者(COO(Chief Operating Officer))を支える執行体制をとり、責務を遂行しています。
執行役員は、2026年4月1日以降、以下の16名(うち取締役兼務者6名)が選任されています。
2026/06/22 11:54- #2 事業の内容
(2026年3月31日現在)
| 事業区分 | 主要製品 | 主要会社名 |
| モビリティ&テレマティクスサービス分野 | カーAVシステムカーナビゲーションシステム車載用スピーカー・アンプ・アンテナ・ケーブルドライブレコーダー車載用デバイステレマティクスソリューション | (生産会社)株式会社JVCケンウッド長野株式会社JVCケンウッド長岡PT JVCKENWOOD Electronics IndonesiaJVCKENWOOD Optical Electronics (Thailand) Co., Ltd.(販売会社)株式会社JVCケンウッドJVCKENWOOD USA CorporationJVCKENWOOD U.K. LimitedJVCKENWOOD Deutschland GmbHJVCKENWOOD Singapore Pte. Ltd.(開発・生産及び販売会社)Shinwa Industries (China) LimitedASK Industries S.p.A. |
| セーフティ&セキュリティ分野 | 業務用無線機器アマチュア無線機器業務用映像監視機器業務用オーディオ機器医用画像表示モニター | (生産会社)株式会社JVCケンウッド山形株式会社JVCケンウッド長岡JVCKENWOOD Electronics Malaysia Sdn. Bhd.(販売会社)株式会社JVCケンウッド株式会社JVCケンウッド・公共産業システムJVCKENWOOD USA CorporationJVCKENWOOD Canada Inc.JVCKENWOOD U.K. Limited(開発・生産及び販売会社)EF Johnson Technologies, Inc.Radio Activity S.r.l. |
事業の系統図は以下のとおりです。
2026/06/22 11:54- #3 事業等のリスク
さらに、生成AIの急速な普及・拡大にともない、データセンター投資及びAI関連機器需要が世界的に急増しており、高性能半導体(GPU、HBM等)、先端パッケージ、電子部品等の需給が逼迫しています。この影響により、当社グループが使用する半導体メモリーについても、需給逼迫による調達難易度の上昇、リードタイムの長期化、価格上昇及び価格変動の拡大、特定顧客への供給優先による調達制約といったリスクが顕在化しています。
加えて、セーフティ&セキュリティ分野等で使用する一部のレガシー半導体については、製造元の設備老朽化や生産縮小・撤退等により供給制約リスクが高まっており、特定供給元への依存度が相対的に高い状況にあります。
当該リスクに対し、主要サプライヤーとの連携強化を通じた需給動向の早期把握に加え、マルチソーシングの推進、戦略在庫(BCP在庫)の適正保有、汎用部品の優先採用、商社の活用による調達柔軟性の確保等の施策を講じ、調達リスクの低減と供給安定化に努めています。また、地政学リスクを踏まえた調達先の分散化も推進しています。
2026/06/22 11:54- #4 収益認識関係、財務諸表(連結)
モビリティ&テレマティクスサービス分野の主要な事業は、アフターマーケット事業、OEM事業及びテレマティクスサービス事業です。アフターマーケット事業及びOEM事業では量販店向け及び自動車メーカー向けに、カーAVシステム、カーナビゲーションシステム、ドライブレコーダー、車載用デバイス等の製造・販売及び製品販売後の有償サポートサービス等で収益を認識しています。また、主に量販店との取引において、契約上生じたリベート及び返品されるリスクについて返金負債を計上しています。テレマティクスサービス事業では、損害保険会社向け通信型ドライブレコーダー等の販売で収益を認識しています。
セーフティ&セキュリティ分野の主要な事業は、無線システム事業とヘルスケア事業です。無線システム事業は、主に法人向けの業務用無線機器の販売及び製品販売後の有償サポートサービス等で収益を認識しています。ヘルスケア事業は医用画像表示モニター等の販売及び製品販売後の有償サポートサービス等で収益を認識しています。また、顧客との取引において契約上生じたリベート及び返品されるリスクについて返金負債を計上しています。
エンタテインメント ソリューションズ分野の主要な事業はメディア事業で、主に量販店向けのヘッドホン、ホームオーディオ、ポータブル電源等やプロジェクター、業務用ビデオカメラ等の製造・販売、製品販売後の有償サポートサービスで収益を認識しています。また、顧客との取引において契約上生じたリベート及び返品されるリスクについて返金負債を計上しています。
2026/06/22 11:54- #5 従業員の状況(連結)
(1)連結会社の状況
| 2026年3月31日現在 |
| モビリティ&テレマティクスサービス分野 | 10,590 | (702) |
| セーフティ&セキュリティ分野 | 2,236 | (322) |
| エンタテインメント ソリューションズ分野 | 1,060 | (29) |
(注)1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数です。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の当連結会計年度における平均雇用人員(1日8時間換算)です。
2026/06/22 11:54- #6 株式の保有状況(連結)
③ 特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注)及び株式数が増加した理由(保有効果の検証:2025年9月29日) | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
| アイコム株式会社 | 445,500 | 445,500 | セーフティ&セキュリティ分野の無線システム事業に関する業務資本提携の関係にあり、同社との良好な関係の維持、強化を図るため継続して保有しています。 | 有 |
| 1,316 | 1,225 |
| ホーチキ株式会社 | 203,000 | 203,000 | セーフティ&セキュリティ分野の業務用システム事業におけるビル建設にともなうセキュリティ機器・音響機器等の取引を行っており、事業上の関係を勘案し、同社との良好な関係維持、強化を図るために継続して保有しています。 | 無 |
| 1,253 | 510 |
| 株式会社サイエンスアーツ | 655,000 | 655,000 | セーフティ&セキュリティ分野の無線システム事業において、IP無線機・サービスの共同開発や国内市場及びグローバル市場へのIP無線機・サービスの販売展開へ向け、業務資本提携により強固なパートナーシップを構築しています。 | 無 |
| 1,179 | 505 |
(注)定量的な保有効果の記載は困難です。なお、保有の合理性を検証した方法については、「①「投資株式の区分の基準及び考え方」1)」に記載のとおりです。
④ 保有目的が純投資目的である投資株式
2026/06/22 11:54- #7 注記事項-のれん及び無形資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
3.減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含めています。
当社グループの前連結会計年度及び当連結会計年度における期中に費用として認識された研究開発費は19,072百万円及び18,504百万円であり、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれています。
2026/06/22 11:54- #8 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社グループは、各分野に分野責任者を置き、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しています。
当社グループは、製品を製造し販売する従来型の「製造販売業」から、顧客の課題を解決するためのソリューションを提供する「顧客価値創造企業」への進化を図るため、「モビリティ&テレマティクスサービス分野」「セーフティ&セキュリティ分野」「エンタテインメント ソリューションズ分野」の3つの顧客業界分野別組織で事業活動を展開しており、報告セグメントの区分もこのとおりです。
各報告セグメント区分の主な製品・サービス又は事業内容は、以下のとおりです。
2026/06/22 11:54- #9 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
告企業
株式会社JVCケンウッド(以下、「当社」)は、日本国に所在する株式会社です。当社の登記されている本社の住所は、当社のホームページ(https://www.jvckenwood.com/corporate/outline/)で開示しています。当社の連結財務諸表は3月31日を期末日とし、当社及び子会社(以下、「当社グループ」)、並びに当社グループの関連会社に対する持分により構成されています。当社グループは主として、国内外におけるモビリティ&テレマティクスサービス分野関連、セーフティ&セキュリティ分野関連、エンタテインメント ソリューションズ分野関連の製造・販売を主要な事業とし、かつ、これに付帯する事業を営んでいます。各事業の内容については注記「6.セグメント情報」に記載しています。
2026/06/22 11:54- #10 注記事項-売上収益、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(1)顧客との契約から生じる収益の分解
当社グループの売上収益はすべて顧客との契約から生じる収益であり、顧客との契約の固有の事実及び状況を考慮した結果、報告セグメント(注記6参照)のモビリティ&テレマティクスサービス分野、セーフティ&セキュリティ分野及びエンタテインメント ソリューションズ分野別に売上収益を分解しています。
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
2026/06/22 11:54- #11 注記事項-減損損失、連結財務諸表(IFRS)(連結)
モビリティ&テレマティクスサービス分野において、テレマティクス事業の有形固定資産について、業績が悪化したことを勘案して、今後の事業計画及び回収可能性を慎重に検討した結果、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額しました。なお、回収可能価額には使用価値を用いており、将来キャッシュ・フローがマイナスであるため、その価値を零としています。
セーフティ&セキュリティ分野において、傘下のドイツ手術室映像ソリューション関連子会社の持分取得時に発生したのれんについて、のれんを配分した資金生成単位の帳簿価額を回収可能価額まで減額しました。この内容は「(3) のれんの減損」に記載しています。
エンタテインメント ソリューションズ分野において、傘下の記録済み光ディスク製造子会社の有形固定資産について、業績が悪化したことを勘案して、今後の事業計画及び回収可能性を慎重に検討した結果、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額しました。なお、回収可能価額には使用価値を用いており、将来キャッシュ・フローがマイナスであるため、その価値を零としています。
2026/06/22 11:54- #12 注記事項-重要性がある会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
ステップ5:履行義務の充足時点に(又は充足するにつれて)収益を認識する
当社グループの事業は、モビリティ&テレマティクスサービス分野、セーフティ&セキュリティ分野及びエンタテインメント ソリューションズ分野より構成されており、各分野において製品販売及び役務の提供を行っています。また、セーフティ&セキュリティ分野においては製品販売に付随して無線システム及び業務用システムの据付サービスなどの役務の提供も行っています。
・製品販売
2026/06/22 11:54- #13 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
2020年6月 当社 取締役 専務執行役員、パブリックサービス分野責任者、経営基盤改革室長
2023年4月 当社 取締役 専務執行役員 セーフティ&セキュリティ分野責任者、SCM改革担当
2025年6月 当社 代表取締役 専務執行役員 セーフティ&セキュリティ分野責任者、SCM改革担当
2026/06/22 11:54- #14 研究開発活動
(6)同一光軸上にRGBセンサーとToFセンサーを配置した独自のセンサーフュージョン技術を確立し、高精度な距離情報及び画像解析データをリアルタイムで取得可能とするカメラの開発を行いました。本技術については、実使用環境での有効性及び適用可能性を検証する段階に至り、実証実験(PoC)プログラムの提供を開始しています。本取り組みは、産業分野における高度な環境認識ニーズに対応する技術基盤の構築を目的としたものであり、今後の製品化に向けた研究開発成果として位置付けています。
当分野に係る研究開発費の金額は、107億円です。
*セーフティ&セキュリティ分野
2026/06/22 11:54- #15 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
当社は、事業の成長性と資本効率性を重視した事業ポートフォリオの最適化を通じて、企業価値の最大化を図っています。
全社を牽引するセーフティ&セキュリティ分野の無線システム事業(ナローバンド領域)には引き続き積極投資を行い、公共安全市場で成長が見込まれる無線システム事業(ハイブリッド領域)を期待・挑戦領域として育成します。
エンタテインメント ソリューションズ分野のエンタテインメント事業も期待・挑戦領域として位置づけ、モビリティ&テレマティクスサービス分野のOEM事業は安定した収益基盤として再定義しています。
2026/06/22 11:54- #16 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
*資金需要
当社の運転資金のうち主なものは、当社グループ製品製造のための材料及び部品の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。営業費用の主なものは人件費及び宣伝販促費等のマーケティング費用です。当社グループの研究開発費は営業費用の一部として計上されていますが、研究開発に携わる従業員の人件費が研究開発費の主要な部分を占めています。
*財務政策
2026/06/22 11:54- #17 設備投資等の概要
当連結会計年度のモビリティ&テレマティクスサービス分野における設備投資の総額は86億円です。
* セーフティ&セキュリティ分野
セーフティ&セキュリティ分野については、主として業務用無線機器、アマチュア無線機器、業務用映像監視機器等の生産設備の拡充更新のため、当社及びJVCKENWOOD Electronics Malaysia Sdn.Bhd.等において設備投資を行いました。
2026/06/22 11:54- #18 重要な会計方針、財務諸表(連結)
ステップ5:履行義務の充足時点に(又は充足するにつれて)収益を認識する
当社の事業は、モビリティ&テレマティクスサービス分野、セーフティ&セキュリティ分野及びエンタテインメント ソリューションズ分野より構成されており、各分野において製品販売及び役務の提供を行っています。
1)製品販売
2026/06/22 11:54