有価証券報告書-第18期(2025/04/01-2026/03/31)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社は、「心」と「食」と「飲」を通じて地域社会に「出会い」「語らい」「憩い」と「癒し」のサービスを提供し、世界中のお客様からありがとうといわれる企業になることを企業理念としております。
お客様に満足してお帰りいただき、また来たいと思っていただけるよう、継続してQSCA(*)の向上に取り組むことで、企業価値の拡大と業績の向上に努め、お客様、株主様、お取引先様、FCオーナー様、従業員、全てのステークホルダーから信頼をいただける企業になることを目標として経営しております。
* Quality(品質)、Service(サービス)、Cleanliness(清潔さ)、Atmosphere(雰囲気)
(2) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループが属する外食業界は、国内人口の減少や少子高齢化とともに、人手不足、各種コスト高、他業種を含めた企業間競争の激化など厳しい状況が続いております。また、お客様の選択の眼はますます厳しくなり、安全・安心に対するニーズも高いレベルが求められております。このような環境のなか、当社グループは、目の前のお客様を大切にし、お客様からありがとうをいただくため、「食」と「飲」を中心とした「総合サービス産業」を目指してまいります。具体的には、価値あるものをお客様に提供するため、鮮度にこだわる食の六次産業企業として、一次産業(生産)・二次産業(加工)・三次産業(店舗販売)までを一貫して自社展開する六次産業化への取り組みが重要と考えております。一次産業(生産)では、安全・安心な独自素材の調達、二次産業(加工)では、バックキッチン及び店舗で鮮度と品質を追求、三次産業(店舗販売)では、地域密着の店舗運営で「新しい価値」の創造と提供に取り組んでまいります。
また、世界中のお客様からありがとうをいただくためQSCAの更なる向上に努め、当社グループの店舗がお客様から選ばれる店舗として持続的成長を続け、安全・安心と楽しさを提供することでお客様を元気にしてまいります。さらに、環境と社会に貢献するとともに、従業員が心身ともに安心して働くことができる環境をつくり、働き甲斐のある企業を目指してまいります。
当社グループの足元の取組みとしては、スローガンとして「変える勇気、変わる覚悟。全員で創る地域一番店」を掲げ、①店舗収益向上戦略、②専門業態の拡大と新規出店・業態転換、③多様な人財の活躍に注力してまいります。①店舗収益向上戦略では、1)価値戦略と価格戦略の両輪で売上・客数を増加する、2)ご来店につながる全社的なフェア・イベントの展開による既存店のブラッシュアップ、3)DX活用により業務・シフトを効率化し、QSCA向上と接近接客により地域一番店を勝ち取る、4)インバウンド・宴会・修学旅行等団体のお客様のご要望に寄り添った取組み、5)六次産業化の深耕と豊洲市場買参権の活用によるトータルコストの圧縮などを行ってまいります。②専門業態の拡大と新規出店・業態転換では、1)圧倒的な「鮮度とボリューム」にこだわる成長ドライバー「さかな酒場 魚星」業態の拡大、2)食事を中心とし、お酒も楽しめる店舗の推進、3)「選別志向」に対応した高付加価値業態「北海道 知夢仁」「火入れ みつ囲」の展開、4)店外需要のテイクアウト・デリバリー向け商品・メニュー開発の加速などを行ってまいります。③多様な人財の活躍では、1)外国籍社員・キャリア社員の採用と入社後研修制度の充実、2)女性管理職育成に向けた個別面談と目標設定、3)階層別教育の充実とフィードバック面談の強化、4)男女とも育児休暇制度取得100%の継続などを行ってまいります。
(3) 目標とする経営指標
当社グループにおきましては、今後も持続的な成長と、企業価値の更なる向上を目指しております。当連結会計年度は、売上高は前連結会計年度を上回ったものの、各種コスト増加を吸収することができず、営業利益は前年同期比46.8%減少となりました。居酒屋業界は今後も厳しい状況が続くことが想定され、当面はコロナ禍で悪化した純資産額を改善し、人件費や物価の上昇が続くなかにおいても安定的に利益計上できる体制を構築することが最優先であると認識しております。そのうえで、目標とする各種指標について策定してまいります。
(4) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当連結会計年度は、雇用・所得環境の改善等により、景気は緩やかな回復傾向を示しておりますが、消費者の「節約志向」が反転したと言えるまでには至っておりません。また、米国の関税措置、中東情勢の緊迫化、人件費、原材料価格等の継続的上昇により、依然として事業環境は厳しい状況が続いております。当社グループといたしましては、どのような環境にあっても、「価値」と「価格」の両面からお客様に満足いただける商品を開発・提供し、サービスレベルのアップと従業員満足度/エンゲージメント向上への取り組みを絶え間なく続けていくことが重要であると考えております。
具体的に対処すべき課題といたしましては、以下の点を重視して行動してまいります。
①安心してご来店いただける居心地のよい店作り
当社におきましては、お客様の「安全・安心」を確保するため、仕入・配送・物流・加工・調理段階・飲食スペースでの品質・温度・衛生管理の徹底と維持に努めております。また、DXの活用により、シフト・ご予約の可視化と効率化を実現し、人ならではの接客サービスをご提供し、お客様により楽しいひと時を過ごしていただけるよう、「居心地」「雰囲気」の向上に注力し、設備造作の改修・修繕・メンテナンスに取り組んでまいります。
②人財教育・公平な評価制度の更なる強化と従業員エンゲージメントの向上
「地域一番店」の実現には、人財教育・評価制度の強化と従業員エンゲージメントの向上が鍵を握ると認識しております。教育面では、「対話型マネジメント」への転換を促すリーダーシップ教育の導入により、組織のリーダーシップ強化と部下の主体的な成長を促す環境作りを推進しております。また、多様な人財の確保・戦力化に向けて、外国籍スタッフへの教育訓練体制の整備にも注力してまいりました。従業員エンゲージメント面では、課題抽出と解決のサイクルを迅速化させるとともに、組織目標と個人の役割を連動させる新たな評価フレームの定着を図っております。メンタルヘルス面では、産業医による指導とカウンセリング体制を強化しており、当社は5年連続して「健康経営優良法人」に認定されました。今後も全ての従業員が安心して能力を発揮し、長く働ける職場環境の構築に努めてまいります。
(注)人財=人材(当社グループでは、従業員は当社の運営を担う上で重要な存在であると考え、「材」ではなく「財」の字を用いて「人財」と表記しております。)
③既存店のブラッシュアップ、新業態開発を強化し、ご来店につなげる戦略の構築
当社グループは、地域やお客様の生活スタイル、外食ニーズやシーンにマッチした店舗展開を実現するため、既存店のブラッシュアップ、新業態開発を継続しております。特に「食事需要」を強化しております。昼夜を問わず、お酒を召し上がらないお客様にもご利用いただけるように、店舗ごとに営業時間・定食メニューを取り揃えています。また、当社の店舗を選んでご来店いただくために、コーポレートサイト等ホームページ、各種SNS、動画サイト、TV・雑誌等のメディアを適切に選択・ミックスしてインバウンドを含めたお客様に確実に認知いただけるよう、日々取り組んでおります。「食と飲を中心とした総合サービス」を提供できる企業を目指してまいります。
④サステナビリティ活動の推進
持続可能な社会を支える一員として、経済的価値追求と社会的課題解決の両立を経営戦略の根幹と位置付け、全てのステークホルダーに多面的な貢献ができるよう、サステナビリティ活動を推進しております。SDGsにおける当社の重点推進項目を「2飢餓」「4教育」「8成長・雇用」「12生産・消費」「14海洋資源」と定めて取り組みを強化しております。特に、「育てる漁業」に注力し、「陸上完全養殖サーモン」を全国的に導入し、安全かつ安定供給を実現しております。これは、海洋資源の保護と生態系の維持にもつながっています。
⑤M&Aについて
当社グループは、企業価値の向上のため、売上及び利益の拡大に寄与し、新規事業や店舗網の拡大が見込める可能性があると判断された事業譲渡や企業買収案件についてアライアンスを含めた検討を進め、協働領域、競合領域を意識した事業展開を推進してまいります。
(1) 経営方針
当社は、「心」と「食」と「飲」を通じて地域社会に「出会い」「語らい」「憩い」と「癒し」のサービスを提供し、世界中のお客様からありがとうといわれる企業になることを企業理念としております。
お客様に満足してお帰りいただき、また来たいと思っていただけるよう、継続してQSCA(*)の向上に取り組むことで、企業価値の拡大と業績の向上に努め、お客様、株主様、お取引先様、FCオーナー様、従業員、全てのステークホルダーから信頼をいただける企業になることを目標として経営しております。
* Quality(品質)、Service(サービス)、Cleanliness(清潔さ)、Atmosphere(雰囲気)
(2) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループが属する外食業界は、国内人口の減少や少子高齢化とともに、人手不足、各種コスト高、他業種を含めた企業間競争の激化など厳しい状況が続いております。また、お客様の選択の眼はますます厳しくなり、安全・安心に対するニーズも高いレベルが求められております。このような環境のなか、当社グループは、目の前のお客様を大切にし、お客様からありがとうをいただくため、「食」と「飲」を中心とした「総合サービス産業」を目指してまいります。具体的には、価値あるものをお客様に提供するため、鮮度にこだわる食の六次産業企業として、一次産業(生産)・二次産業(加工)・三次産業(店舗販売)までを一貫して自社展開する六次産業化への取り組みが重要と考えております。一次産業(生産)では、安全・安心な独自素材の調達、二次産業(加工)では、バックキッチン及び店舗で鮮度と品質を追求、三次産業(店舗販売)では、地域密着の店舗運営で「新しい価値」の創造と提供に取り組んでまいります。
また、世界中のお客様からありがとうをいただくためQSCAの更なる向上に努め、当社グループの店舗がお客様から選ばれる店舗として持続的成長を続け、安全・安心と楽しさを提供することでお客様を元気にしてまいります。さらに、環境と社会に貢献するとともに、従業員が心身ともに安心して働くことができる環境をつくり、働き甲斐のある企業を目指してまいります。
当社グループの足元の取組みとしては、スローガンとして「変える勇気、変わる覚悟。全員で創る地域一番店」を掲げ、①店舗収益向上戦略、②専門業態の拡大と新規出店・業態転換、③多様な人財の活躍に注力してまいります。①店舗収益向上戦略では、1)価値戦略と価格戦略の両輪で売上・客数を増加する、2)ご来店につながる全社的なフェア・イベントの展開による既存店のブラッシュアップ、3)DX活用により業務・シフトを効率化し、QSCA向上と接近接客により地域一番店を勝ち取る、4)インバウンド・宴会・修学旅行等団体のお客様のご要望に寄り添った取組み、5)六次産業化の深耕と豊洲市場買参権の活用によるトータルコストの圧縮などを行ってまいります。②専門業態の拡大と新規出店・業態転換では、1)圧倒的な「鮮度とボリューム」にこだわる成長ドライバー「さかな酒場 魚星」業態の拡大、2)食事を中心とし、お酒も楽しめる店舗の推進、3)「選別志向」に対応した高付加価値業態「北海道 知夢仁」「火入れ みつ囲」の展開、4)店外需要のテイクアウト・デリバリー向け商品・メニュー開発の加速などを行ってまいります。③多様な人財の活躍では、1)外国籍社員・キャリア社員の採用と入社後研修制度の充実、2)女性管理職育成に向けた個別面談と目標設定、3)階層別教育の充実とフィードバック面談の強化、4)男女とも育児休暇制度取得100%の継続などを行ってまいります。
(3) 目標とする経営指標
当社グループにおきましては、今後も持続的な成長と、企業価値の更なる向上を目指しております。当連結会計年度は、売上高は前連結会計年度を上回ったものの、各種コスト増加を吸収することができず、営業利益は前年同期比46.8%減少となりました。居酒屋業界は今後も厳しい状況が続くことが想定され、当面はコロナ禍で悪化した純資産額を改善し、人件費や物価の上昇が続くなかにおいても安定的に利益計上できる体制を構築することが最優先であると認識しております。そのうえで、目標とする各種指標について策定してまいります。
(4) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当連結会計年度は、雇用・所得環境の改善等により、景気は緩やかな回復傾向を示しておりますが、消費者の「節約志向」が反転したと言えるまでには至っておりません。また、米国の関税措置、中東情勢の緊迫化、人件費、原材料価格等の継続的上昇により、依然として事業環境は厳しい状況が続いております。当社グループといたしましては、どのような環境にあっても、「価値」と「価格」の両面からお客様に満足いただける商品を開発・提供し、サービスレベルのアップと従業員満足度/エンゲージメント向上への取り組みを絶え間なく続けていくことが重要であると考えております。
具体的に対処すべき課題といたしましては、以下の点を重視して行動してまいります。
①安心してご来店いただける居心地のよい店作り
当社におきましては、お客様の「安全・安心」を確保するため、仕入・配送・物流・加工・調理段階・飲食スペースでの品質・温度・衛生管理の徹底と維持に努めております。また、DXの活用により、シフト・ご予約の可視化と効率化を実現し、人ならではの接客サービスをご提供し、お客様により楽しいひと時を過ごしていただけるよう、「居心地」「雰囲気」の向上に注力し、設備造作の改修・修繕・メンテナンスに取り組んでまいります。
②人財教育・公平な評価制度の更なる強化と従業員エンゲージメントの向上
「地域一番店」の実現には、人財教育・評価制度の強化と従業員エンゲージメントの向上が鍵を握ると認識しております。教育面では、「対話型マネジメント」への転換を促すリーダーシップ教育の導入により、組織のリーダーシップ強化と部下の主体的な成長を促す環境作りを推進しております。また、多様な人財の確保・戦力化に向けて、外国籍スタッフへの教育訓練体制の整備にも注力してまいりました。従業員エンゲージメント面では、課題抽出と解決のサイクルを迅速化させるとともに、組織目標と個人の役割を連動させる新たな評価フレームの定着を図っております。メンタルヘルス面では、産業医による指導とカウンセリング体制を強化しており、当社は5年連続して「健康経営優良法人」に認定されました。今後も全ての従業員が安心して能力を発揮し、長く働ける職場環境の構築に努めてまいります。
(注)人財=人材(当社グループでは、従業員は当社の運営を担う上で重要な存在であると考え、「材」ではなく「財」の字を用いて「人財」と表記しております。)
③既存店のブラッシュアップ、新業態開発を強化し、ご来店につなげる戦略の構築
当社グループは、地域やお客様の生活スタイル、外食ニーズやシーンにマッチした店舗展開を実現するため、既存店のブラッシュアップ、新業態開発を継続しております。特に「食事需要」を強化しております。昼夜を問わず、お酒を召し上がらないお客様にもご利用いただけるように、店舗ごとに営業時間・定食メニューを取り揃えています。また、当社の店舗を選んでご来店いただくために、コーポレートサイト等ホームページ、各種SNS、動画サイト、TV・雑誌等のメディアを適切に選択・ミックスしてインバウンドを含めたお客様に確実に認知いただけるよう、日々取り組んでおります。「食と飲を中心とした総合サービス」を提供できる企業を目指してまいります。
④サステナビリティ活動の推進
持続可能な社会を支える一員として、経済的価値追求と社会的課題解決の両立を経営戦略の根幹と位置付け、全てのステークホルダーに多面的な貢献ができるよう、サステナビリティ活動を推進しております。SDGsにおける当社の重点推進項目を「2飢餓」「4教育」「8成長・雇用」「12生産・消費」「14海洋資源」と定めて取り組みを強化しております。特に、「育てる漁業」に注力し、「陸上完全養殖サーモン」を全国的に導入し、安全かつ安定供給を実現しております。これは、海洋資源の保護と生態系の維持にもつながっています。
⑤M&Aについて
当社グループは、企業価値の向上のため、売上及び利益の拡大に寄与し、新規事業や店舗網の拡大が見込める可能性があると判断された事業譲渡や企業買収案件についてアライアンスを含めた検討を進め、協働領域、競合領域を意識した事業展開を推進してまいります。