有価証券報告書-第14期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/25 13:00
【資料】
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【項目】
166項目
(2)戦略
シナリオ分析
シナリオ分析については、精製糖事業を中心に4℃シナリオ、1.5℃シナリオ(一部2℃シナリオも併用)の2つのシナリオで、サステナビリティ全体像でも指標としている2030年時点を想定し、考察しました。
当社グループ事業に想定されるリスク
分類種類項目想定されるリスク影響度時期
4℃1.5℃
移行リスク政策・法規制カーボンプライシングの導入・炭素税をはじめとする気候変動問題対策による操業コストの増加-中期
温室効果ガス(GHG)排出規制の強化・施設や設備等のGHG排出削減対応コストの増加
再エネ/省エネ政策の強化・再生可能エネルギー価格の上昇や省エネ設備什器への更新コストの発生
技術低炭素技術の進展・原材料(サトウキビ)がバイオエタノールに多く使用されることによる、原材料調達コストの変化
市場エシカル消費への変化・サステナビリティ認証等、環境に配慮した商品を展開しない場合、環境負荷未対応商品の売上減や、他社製品への顧客流出が発生
評判顧客および投資家からの評価・自社の気候変動への取り組みが不十分である場合、レピュテーションリスクが発生
物理リスク急性異常気象の激甚化
(台風、洪水、高潮、土砂等)
・サプライチェーンの寸断による一時的な操業停止短期
・川沿い・海沿いに立地する工場が被災した場合、該当拠点の操業停止および復旧コストが発生
慢性干ばつの発生や降雨量の変化・主要原材料(サトウキビ・てん菜)の生育不良や収量の低下中期

時間軸評価
短期:0~3年 中期:4~10年(2030年)
長期:11年~
事業活動に与える影響を「大」「中」「小」で評価。

4℃シナリオ
現状を上回る気候変動対策はとられず、産業革命時期比で2100年時点3.2~5.4℃上昇するとされているシナリオ。カーボンプライシングの導入はなく、再生可能エネルギーへの転換などは現状から特段大きく進展しないため、平均気温が上昇し、異常気象の激甚化などが顕著になる。
参考シナリオ:IEA Stated Policies Scenario
1.5℃シナリオ
現状、各国が発表している以上の気候変動に対する厳しい対策がとられ、カーボンニュートラル実現を目指した積極的な取組が進むとされているシナリオ。気候変動対策としての法規制は現行より非常に強まり、再生可能エネルギーへの転換が進むとされる。
参考シナリオ:IEA Net Zero Emissions by 2050(一部、Sustainable Development Scenarioも併用)
リスク軽減および事業機会とするための取組
リスク項目対応の方向性リスク軽減および事業機会とするための取組
カーボンプライシングの導入脱炭素化の推進・千葉工場における太陽光設備設置および運用
・関西工場にて運河と「はしけ」を使った原料輸送
・中部工場構内にて使用の作業車両のEV化、一部設備の冷媒ノンフロン化を実施
・社用車のエコカー「ハイブリッド車」100%導入
・物流部門でリードタイムの見直しや共同配送によるトラック台数の削減を行い、物流を効率化
・照明のLED化を実施
・グループ会社の新光糖業㈱にて、バガス(サトウキビの搾りかす)を活用した電力で工場設備を稼働
GHG排出規制の強化
再エネ/省エネ政策の強化
エシカル消費への変化エシカル嗜好に対応する商品の使用と開発・包材の薄肉化による廃棄物の削減
・一部製品の包材の印刷インキに水性・植物油・バイオマス系インキを使用し、石油原料使用量を削減
・一部製品の紙ロールにFSC認証紙を使用
・一部製品の完全紙化大袋に切り替え(実施検討中)
顧客および投資家からの評価環境情報の適切な開示・TCFDのフレームワークに沿った情報開示
・気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative)への参加
異常気象の激甚化防災・減災対策の強化・当社グループ各拠点にて、地震・台風・水害といったあらゆる自然災害を想定し対策を実施
原材料調達の安定化
およびコスト変化
分散型調達の強化・オーストラリアやタイ、国内産など様々な産地の原料糖を使用して砂糖を製造。原料や資材の調達が滞ることがないよう調達先の複数化・分散化

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