四半期報告書-第12期第1四半期(平成27年1月1日-平成27年3月31日)

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2015/05/14 17:10
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有報資料

本書において使用される専門用語につきましては、(*)印を付けて「第2 事業の状況 3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の末尾に用語解説を設け説明しております。
(1)業績の状況
当社グループの当第1四半期連結累計期間における事業開発活動の状況としましては、検証的契約締結に向けた完全ヒトADLib®システムの営業活動を実施してまいりました。創薬アライアンス事業においては、中外製薬株式会社及び同社の海外子会社であるChugai Pharmabody Research Pte. Ltd.(以下、「中外製薬グループ」といいます)との契約に基づく研究開発活動に加えて、国内製薬企業並びにアカデミアとの新規抗体作製プロジェクトを開始いたしました。診断薬分野の大手企業である富士レビオ株式会社(以下、「富士レビオ」といいます)との取引におきましては、ADLib®システムの導出に伴うライセンス料を受領しております。加えて、同社においてはADLib®システムから取得した抗体を使用した診断薬キットを販売しており、当社は売上高に応じたロイヤルティ収益を継続して受領しております。
また、平成27年2月には国家戦略特区・国際戦略総合特区に指定されているキングスカイフロントのナノ医療イノベーションセンター(iCONM)に新研究所を設立することを決議いたしました。同研究所では当社グループのリソースを集約し抗体作製から薬効試験までをワンストップで実施するとともに、他機関とのオープンイノベーションによる創薬力の強化も視野に入れております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は67,551千円(前年同四半期比10,620千円減少)、営業損失は351,496千円(前年同四半期比66,178千円増加)、経常損失は350,052千円(前年同四半期比64,661千円増加)、繰延税金負債が1,535千円減少した結果、四半期純損失は349,299千円(前年同四半期比81,310千円増加)となりました。
当第1四半期連結累計期間におけるセグメントの業績は次のとおりです。
各セグメント事業の基盤となる技術プラットフォームの研究開発活動の状況につきましては、完全ヒトADLib®システムの改良を続けながら複数の製薬企業等との検証的契約を目指すとともに、医療環境の未充足な稀少疾患を中心にパイプラインの拡充や戦略抗体の創出活動を継続しております。
また、当第1四半期連結累計期間における研究開発費は223,601千円となりました。なお、当社は創薬基盤技術であるADLib®システムを核として事業を展開しており、全ての保有資産が一体となってキャッシュ・フローを生成していることから、研究開発費を各報告セグメントへ配分しておりません。
① 創薬アライアンス事業(*)
中外製薬グループとの研究開発活動の他、オリジナルADLib®システムを用いた創薬アライアンス事業も継続して実施しており、当第1四半期連結累計期間においては製薬企業やアカデミア等との新たなプロジェクトを開始しております。
以上の結果、当該事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は59,915千円(前年同四半期比10,591千円減少)、セグメント利益(売上総利益)は35,710千円(前年同四半期比7,171千円減少)となりました。
前年同四半期との主な変動要因は、中外製薬グループとの委託研究契約における受注案件の減少によるものであります。
② リード抗体ライセンスアウト事業(*)
当第1四半期連結累計期間においては、新規治療用抗体のステージアップ・導出に向けた研究活動を継続しております。
当社のリード抗体である抗セマフォリン3A抗体については、導出パッケージ構築のための疾患モデル動物(*)での薬効試験を実施しております。平成27年3月には連結子会社のリブテックを完全子会社化並びに吸収合併をすることを決議し、薬効試験の実施や導出パッケージの構築における意思決定の迅速化やグループ経営体制の強化を図ってまいります。また、リブテックのパイプラインであるがん幹細胞を標的とした治療用ヒト化抗体LIV-1205についてはグローバルでの導出活動を継続しております。また、同LIV-2008については引き続き非臨床試験を継続してまいります。
今後も、自社戦略抗体の作製、アカデミアや製薬企業との共同研究を通じたリード抗体の開発を積極的に推進してまいります。
当該事業につきましては、当第1四半期連結累計期間の売上高及び利益(又は損失)は発生しておりません。
③ 基盤技術ライセンス事業(*)
オリジナルADLib®システムの技術導出先である富士レビオから、技術導出に伴うライセンス料を受領しております。また同社は“ビタミンD測定用の抗体を含む診断キット(Lumipulse® G25-OH Vitamin D Immunoreaction Cartridges)”を欧州で販売しており、当社は売上高に応じたロイヤルティを継続して受領しております。また、同社では、ADLib®システムを用いた新たな診断キット創出に向けた研究開発活動が継続的に行われております。
以上の結果、当該事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は7,936千円(前年同四半期比28千円減少)、セグメント利益(売上総利益)は7,876千円(前年同四半期比28千円減少)とほぼ横ばいになりました。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は5,363,347千円となり、前連結会計年度末と比較して373,709千円減少いたしました。この主な減少要因は、コマーシャル・ペーパー等の購入並びに販売費及び一般管理費や固定資産の取得による支出等により現金及び預金が2,844,438千円減少し、また、未収消費税等が26,313千円減少したこと等によるものであります。一方、増加要因として、コマーシャル・ペーパー等の購入により有価証券が2,498,063千円増加したこと等があります。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は517,275千円となり、前連結会計年度末と比較して2,936千円減少いたしました。この主な要因は、減価償却費の計上等によるものであります。
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は305,436千円となり前連結会計年度末と比較して10,822千円増加いたしました。この主な要因は、前受収益が27,700千円増加した一方で、連結子会社において前受金が16,951千円減少したこと等によるものであります。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末における固定負債の残高は86,065千円となり、前連結会計年度末と比較して37,120千円減少いたしました。この主な要因は、長期前受収益が35,636千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は5,489,119千円となり、前連結会計年度末と比較して350,347千円減少いたしました。この主な要因は、四半期純損失により利益剰余金が349,299千円減少したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
<用語解説>(50音、アルファベット順)
用語意味・内容
基盤技術ライセンス事業ADLib®システムを製薬企業等にライセンス提供し、製薬企業自らが研究開発を行う事業を指します。
疾患モデル動物ヒトの疾患と似た疾患を持ち、ヒト用の医薬品の研究開発に用いることのできる実験動物(マウス等)のことを指します。
創薬アライアンス事業製薬企業等と提携して治療用医薬品開発を目的とした抗体を共同研究し、または委託を受けて研究する事業を指します。
リード抗体ライセンスアウト事業ADLib®システムで作製した新規抗体のうち、治療薬候補となるリード抗体を製薬企業等に早期のライセンスアウトを行う事業を指します。

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