有価証券報告書-第9期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/03/31 13:12
【資料】
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【項目】
69項目

対処すべき課題

当事業年度における当社の事業環境は、「第2 事業の状況 1業績等の概要(1)業績及び(2)当事業年度の実績」に記載のとおり厳しい状況でありました。そのような状況を解消すべく当社は以下の項目を課題として対処してまいります。
① 引き続き人員採用の凍結及びその他の費用を含む、徹底した経費削減を行ってまいります。
② 再生可能エネルギーの一つであるバイオマス燃料取引の仲介による新たな収益基盤の構築により、安定した売上の確保、収益性の改善を図り、早期に営業利益黒字化の達成に努めてまいります。そのために当社は、バイオマス燃料の主要な原材料であるココナッツ・チップとパーム・チップの商品化に注力し、その世界有数の原産地国であるフィリピン及びインドネシアの企業と協業して、その供給元を確保いたします。
また、販売先である中国においては、現在大気汚染の改善のために石炭使用抑制令が出され、石炭の代替としてバイオマス燃料の需要が拡大する方向です。当社は、CDMによって培った中国国内における人脈を活用して、ユーザーの開拓とその販売ルートの確保を図ってまいります。
③ 2014年10月から12月末を目処に予定しておりました75百万円相当の資金調達につきましては、12月末までに総額63百万円の借入金による資金調達を実施し、2015年1月に7百万円、同年2月に5百万円、同年3月に3百万円の借入れを行いました。また、今後の安定的な事業資金を確保するため、さらに30百万円相当の資金調達を関係者と協議しております。
④ 当社は、当事業年度末において債務超過の状態であり、債務超過解消に向けて上記② に記載の新規事業による収益基盤の構築とともに安定的な財務基盤の確立に向け、割当増資を含む資金調達に努めてまいります。