有価証券報告書-第4期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 14:29
【資料】
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【項目】
113項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、企業収益および雇用に一定の改善が見られるなど、景気は緩やかに回復いたしました。また、世界経済についても、新興国の一部で弱さが見られたものの、全体としては緩やかな回復基調の中で推移してまいりました。
トラック市場におきましては、国内は景気回復に支えられ需要は増加いたしましたが、海外では中東産油国等で需要が減少いたしました。一方、建設機械市場におきましては、国内では排ガス規制関連の一巡により需要は減少したものの、海外では中国で公共投資により需要が回復するなど、総じて需要は増加いたしました。
このような状況の中で当社グループは、平成28年5月に当連結会計年度を初年度とした「中期経営方針」を策定いたしました。
この「中期経営方針」の初年度における各施策を実施した結果、当連結会計年度の売上高は139,357百万円と前年同期に比べ5,165百万円(3.8%)の増収、営業利益は5,501百万円と前年同期に比べ2,280百万円(70.8%)の増益、経常利益は5,844百万円と前年同期に比べ3,478百万円(147.0%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は3,501百万円と前年同期に比べ1,523百万円(77.0%)の増益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ892百万円減少(前年同期比8.2%減)し、当連結会計年度末には9,985百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は12,583百万円と、前年同期と比べ2,793百万円(28.5%)の増加となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益4,975百万円、減価償却費8,060百万円、仕入債務の増加額1,620百万円等であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額3,122百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は7,463百万円と、前年同期と比べ1,117百万円(17.6%)の支出増となりました。主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出7,654百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は5,993百万円(前年同期は4,459百万円の収入)となりました。主な内訳は、短期借入金の減少額(純額)587百万円、長期借入金の返済による支出4,365百万円、配当金の支払額599百万円等であります。