有価証券報告書-第14期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」をミッションとして掲げ、ビジョンとして、「Working(働く)」「Interesting(遊ぶ)」「Learning(学ぶ)」「Living(暮らす)」の各事業領域において、期待価値の高いブランディングカンパニーを創出し、各領域においてNo.1の存在になる「WILLビジョン」(※)を掲げています。そのために、カテゴリーに特化した人材サービスを展開し、フィールドサポーター(常駐正社員)と派遣スタッフをチームにして派遣する「ハイブリッド派遣」を特徴として、インストアシェア(特定の顧客における派遣・請負スタッフ数のうち、自社の派遣・請負スタッフが占める割合)の拡大及び事業展開地域の拡大に努め、リーマンショック以降の一般労働者派遣市場が概ね横ばいで推移する中、高い成長を実現してきました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、国内では、外出自粛等での店舗休業、時短営業により販売支援の分野、ファクトリー分野では食品以外の分野で消費減少に伴う減産等による売上の減少を見込んでいます。また、売上の減少に加え、休業補償、有給休暇の増加により売上総利益の減少を見込んでいます。海外では、人材紹介において、オーダー数の減少、求職者の渡航禁止、ビザの発給停止等によって売上の減少を見込んでいます。当社グループとしては、2020年7月以降新型コロナウイルス感染症の拡大が収束に向かう前提としており、影響は一時的であると考えています。そのため、アフターコロナを見据え、スタッフ・従業員の雇用を重視し、新型コロナウイルス感染症による影響の少ない事業への人員シフト、新規投資計画の見直しによる利益確保と資金繰りの安定化に取り組みます。ただし、足元の採用の環境は良くなっており、アフターコロナはシェアを伸ばす機会でもあるため、WILLOF(ウィルオブ)ブランド認知も含めた採用活動の強化に取り組んでいきます。
また、国内人材サービス市場は、労働人口減少、働き方改革、技術の進化も伴って既存事業領域の市場は長期的には減少する見込みであり、持続的な成長を続けるために、働く領域のサービスは、今までの「雇用機会の拡大」に留まらず「成長機会の拡大」が重要と考えています。一方、海外は、収益基盤の安定・拡大のため、引き続き「雇用機会の拡大」が重要と考えています。この考え方を基礎に、事業と働き方をSHIFTし、営業利益率を高める「WORK SHIFT戦略」による高収益化を目指します。
(2)目標とする経営指標
当社グループの重視する経営指標は、売上高営業利益率であり、事業と働き方をSHIFTし、営業利益率を高める「WORK SHIFT戦略」による高収益化を目指します。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループが持続的な成長を続けるためには、働く領域のサービスは、今までの「雇用機会の拡大」に留まらず「成長機会の拡大」が重要と考えています。また、海外は、収益基盤の安定・拡大のため、引き続き「雇用機会の拡大」が重要と考えています。この考え方を基礎に、事業と働き方をSHIFTし、営業利益率を高める「WORK SHIFT戦略」による高収益化を目指します。
(事業セグメントの変更) M&A等による事業規模の拡大、各事業の多角化の進展を背景として、事業ポートフォリオマネジメントの見直し、全社戦略の強化を図ります。これにより、2021年3月期第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを、従来の「セールスアウトソーシング事業」、「コールセンターアウトソーシング事業」、「ファクトリーアウトソーシング事業」、「介護ビジネス支援事業」、「海外HR事業」、「スタートアップ人材支援事業」及びその他の区分から、「国内WORK事業」、「海外WORK事業」及びその他の区分へ変更します。
(事業セグメント別の戦略) 変更後のセグメント別の戦略については以下の通りです。 国内WORK事業については、2019年10月に国内主要会社においてマルチブランド戦略からワンブランド戦略に切
り替え、サービスブランドを「WILLOF(ウィルオブ)」に統一し、ブランドビジョンを「Chance-Making
Company」としました。これにより、今までの「雇用機会」の提供を中心とした展開から、「成長機会」の提供
を中心とした事業展開にシフトし、加えて収益率の改善に取り組み、成長と収益改善の両方の達成を目指しま
す。具体的には、「Perm(人材紹介、専門性の高い領域への人材派遣) SHIFTによる収益性の改善」、「Temp
(人材派遣、業務請負)領域のDigital SHIFTによる収益性の改善」に取り組みます。「Perm SHIFT」は、人手
不足が常態化している介護、保育の領域における人材紹介の拡大、建設、ITエンジニア等、BtoB営業の営業代行
等、専門性の高い領域での人材派遣を拡大することで高収益化を目指します。また、「Digital SHIFT」とし
て、人材派遣においての生産性を高めるために、業務のオンライン化・自動化等による効率化、社内教育やHRテ
クノロジーを活用した生産性の向上を図ります。
海外WORK事業については、前年度までの積極的なM&Aにより、ASEAN及びオセアニア地域においての事業基盤を確立できました。今後は規模の拡大よりも、事業の安定性強化に重心を置くこととし、「Temp SHIFT」に取り組
みます。海外子会社では、政府系案件、ITエンジニア、経理・ファイナンス、法務といった専門性が高く安定し
た領域での人材派遣が多いことから、人材派遣の比重をさらに高めることで、安定性を高めます。また、海外に
おいてもグループブランドを新たに作り、共同でのHRプロダクトの開発、クロスセル等、子会社間のシナジーを
追求します。
また、財務戦略として、ROIC(投下資本収益率)、親会社所有者帰属持分比率の目標を定め、資本効率の向上と、財務体質の強化を目指します。
(※)当社グループは、「WILLビジョン」として、「Working(働く)」「Interesting(遊ぶ)」「Learning(学ぶ)」「Living(暮らす)」の各事業領域において、期待価値の高いブランディングカンパニーを創出し、各領域においてNo.1の存在になることを掲げています。
(4)会社の対処すべき課題
当社グループが対処すべき課題は以下の通りです。
① 顧客満足度の向上
市場環境の変化に伴い、顧客ニーズは、多様化・高度化が進んでいます。その多様化したニーズに対応すべく、顧客との連携を密にし、ニーズを的確に把握する体制を強化します。また、高度化したニーズに対しても、専門性を高めるための組織体制、運営体制を強化することで、顧客企業の満足度を高め、顧客から選ばれる企業を目指します。
② 専門性の高いスタッフの確保
人材サービス分野における事業にとって、優秀なスタッフを雇用していくことは事業の拡大には必要不可欠です。雇用情勢が厳しい状況が続く中で、成果創出に貢献できる即戦力となる人材や専門性の高い人材に対するニーズはますます高まっています。
スタッフの確保のための採用活動においては、自社ホームページからの採用活動やスタッフからの紹介による採用に重点を置くことで独自採用ルートを強固なものにすること、そして選考基準の厳格化を図ります。
また、スタッフ育成においては、就業先での必要なスキルやマインドを取り込んだ就業前研修を更に充実させ、就業しているスタッフに対する定期的なフォローアップ研修を行っていくことで専門性を高めていきます。
③ 事業領域の拡大
当社グループでは、販売スタッフ、オペレータ、作業スタッフの派遣、あるいは請負を中心に事業を行うことで経営基盤の安定化を図ってきました。今後も、それぞれの分野でのシェアを高めていくために積極的に営業活動を行います。
その一方で、当社グループのさらなる成長・拡大に向け、新規分野や新規エリアへの進出を行います。新規分野につきましては、今後成長の見込まれる介護分野における介護士派遣・紹介事業や技術者派遣・紹介事業に進出しており、それ以外の分野におきましても、次の事業の柱を確立すべく、積極的に進出していきます。
また、海外展開としましては、シンガポール・オーストラリアを中心としてASEAN及びオセアニア地域に進出していますが、引き続き、今後成長の見込まれる同エリアを中心に拡大を目指します。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」をミッションとして掲げ、ビジョンとして、「Working(働く)」「Interesting(遊ぶ)」「Learning(学ぶ)」「Living(暮らす)」の各事業領域において、期待価値の高いブランディングカンパニーを創出し、各領域においてNo.1の存在になる「WILLビジョン」(※)を掲げています。そのために、カテゴリーに特化した人材サービスを展開し、フィールドサポーター(常駐正社員)と派遣スタッフをチームにして派遣する「ハイブリッド派遣」を特徴として、インストアシェア(特定の顧客における派遣・請負スタッフ数のうち、自社の派遣・請負スタッフが占める割合)の拡大及び事業展開地域の拡大に努め、リーマンショック以降の一般労働者派遣市場が概ね横ばいで推移する中、高い成長を実現してきました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、国内では、外出自粛等での店舗休業、時短営業により販売支援の分野、ファクトリー分野では食品以外の分野で消費減少に伴う減産等による売上の減少を見込んでいます。また、売上の減少に加え、休業補償、有給休暇の増加により売上総利益の減少を見込んでいます。海外では、人材紹介において、オーダー数の減少、求職者の渡航禁止、ビザの発給停止等によって売上の減少を見込んでいます。当社グループとしては、2020年7月以降新型コロナウイルス感染症の拡大が収束に向かう前提としており、影響は一時的であると考えています。そのため、アフターコロナを見据え、スタッフ・従業員の雇用を重視し、新型コロナウイルス感染症による影響の少ない事業への人員シフト、新規投資計画の見直しによる利益確保と資金繰りの安定化に取り組みます。ただし、足元の採用の環境は良くなっており、アフターコロナはシェアを伸ばす機会でもあるため、WILLOF(ウィルオブ)ブランド認知も含めた採用活動の強化に取り組んでいきます。
また、国内人材サービス市場は、労働人口減少、働き方改革、技術の進化も伴って既存事業領域の市場は長期的には減少する見込みであり、持続的な成長を続けるために、働く領域のサービスは、今までの「雇用機会の拡大」に留まらず「成長機会の拡大」が重要と考えています。一方、海外は、収益基盤の安定・拡大のため、引き続き「雇用機会の拡大」が重要と考えています。この考え方を基礎に、事業と働き方をSHIFTし、営業利益率を高める「WORK SHIFT戦略」による高収益化を目指します。
(2)目標とする経営指標
当社グループの重視する経営指標は、売上高営業利益率であり、事業と働き方をSHIFTし、営業利益率を高める「WORK SHIFT戦略」による高収益化を目指します。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループが持続的な成長を続けるためには、働く領域のサービスは、今までの「雇用機会の拡大」に留まらず「成長機会の拡大」が重要と考えています。また、海外は、収益基盤の安定・拡大のため、引き続き「雇用機会の拡大」が重要と考えています。この考え方を基礎に、事業と働き方をSHIFTし、営業利益率を高める「WORK SHIFT戦略」による高収益化を目指します。
(事業セグメントの変更) M&A等による事業規模の拡大、各事業の多角化の進展を背景として、事業ポートフォリオマネジメントの見直し、全社戦略の強化を図ります。これにより、2021年3月期第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを、従来の「セールスアウトソーシング事業」、「コールセンターアウトソーシング事業」、「ファクトリーアウトソーシング事業」、「介護ビジネス支援事業」、「海外HR事業」、「スタートアップ人材支援事業」及びその他の区分から、「国内WORK事業」、「海外WORK事業」及びその他の区分へ変更します。
(事業セグメント別の戦略) 変更後のセグメント別の戦略については以下の通りです。 国内WORK事業については、2019年10月に国内主要会社においてマルチブランド戦略からワンブランド戦略に切
り替え、サービスブランドを「WILLOF(ウィルオブ)」に統一し、ブランドビジョンを「Chance-Making
Company」としました。これにより、今までの「雇用機会」の提供を中心とした展開から、「成長機会」の提供
を中心とした事業展開にシフトし、加えて収益率の改善に取り組み、成長と収益改善の両方の達成を目指しま
す。具体的には、「Perm(人材紹介、専門性の高い領域への人材派遣) SHIFTによる収益性の改善」、「Temp
(人材派遣、業務請負)領域のDigital SHIFTによる収益性の改善」に取り組みます。「Perm SHIFT」は、人手
不足が常態化している介護、保育の領域における人材紹介の拡大、建設、ITエンジニア等、BtoB営業の営業代行
等、専門性の高い領域での人材派遣を拡大することで高収益化を目指します。また、「Digital SHIFT」とし
て、人材派遣においての生産性を高めるために、業務のオンライン化・自動化等による効率化、社内教育やHRテ
クノロジーを活用した生産性の向上を図ります。
海外WORK事業については、前年度までの積極的なM&Aにより、ASEAN及びオセアニア地域においての事業基盤を確立できました。今後は規模の拡大よりも、事業の安定性強化に重心を置くこととし、「Temp SHIFT」に取り組
みます。海外子会社では、政府系案件、ITエンジニア、経理・ファイナンス、法務といった専門性が高く安定し
た領域での人材派遣が多いことから、人材派遣の比重をさらに高めることで、安定性を高めます。また、海外に
おいてもグループブランドを新たに作り、共同でのHRプロダクトの開発、クロスセル等、子会社間のシナジーを
追求します。
また、財務戦略として、ROIC(投下資本収益率)、親会社所有者帰属持分比率の目標を定め、資本効率の向上と、財務体質の強化を目指します。
(※)当社グループは、「WILLビジョン」として、「Working(働く)」「Interesting(遊ぶ)」「Learning(学ぶ)」「Living(暮らす)」の各事業領域において、期待価値の高いブランディングカンパニーを創出し、各領域においてNo.1の存在になることを掲げています。
(4)会社の対処すべき課題
当社グループが対処すべき課題は以下の通りです。
① 顧客満足度の向上
市場環境の変化に伴い、顧客ニーズは、多様化・高度化が進んでいます。その多様化したニーズに対応すべく、顧客との連携を密にし、ニーズを的確に把握する体制を強化します。また、高度化したニーズに対しても、専門性を高めるための組織体制、運営体制を強化することで、顧客企業の満足度を高め、顧客から選ばれる企業を目指します。
② 専門性の高いスタッフの確保
人材サービス分野における事業にとって、優秀なスタッフを雇用していくことは事業の拡大には必要不可欠です。雇用情勢が厳しい状況が続く中で、成果創出に貢献できる即戦力となる人材や専門性の高い人材に対するニーズはますます高まっています。
スタッフの確保のための採用活動においては、自社ホームページからの採用活動やスタッフからの紹介による採用に重点を置くことで独自採用ルートを強固なものにすること、そして選考基準の厳格化を図ります。
また、スタッフ育成においては、就業先での必要なスキルやマインドを取り込んだ就業前研修を更に充実させ、就業しているスタッフに対する定期的なフォローアップ研修を行っていくことで専門性を高めていきます。
③ 事業領域の拡大
当社グループでは、販売スタッフ、オペレータ、作業スタッフの派遣、あるいは請負を中心に事業を行うことで経営基盤の安定化を図ってきました。今後も、それぞれの分野でのシェアを高めていくために積極的に営業活動を行います。
その一方で、当社グループのさらなる成長・拡大に向け、新規分野や新規エリアへの進出を行います。新規分野につきましては、今後成長の見込まれる介護分野における介護士派遣・紹介事業や技術者派遣・紹介事業に進出しており、それ以外の分野におきましても、次の事業の柱を確立すべく、積極的に進出していきます。
また、海外展開としましては、シンガポール・オーストラリアを中心としてASEAN及びオセアニア地域に進出していますが、引き続き、今後成長の見込まれる同エリアを中心に拡大を目指します。