有価証券報告書-第8期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 15:00
【資料】
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【項目】
117項目

対処すべき課題

当社グループは国内の売上高比率が高く、また、特定取引先の売上依存度が大きい点に経営課題があると認識しております。これに対処すべく、①世界4事業地域(日本、中国/韓国、アセアン、中米/北米)での事業拡大に向けた拠点整備、②軽量化樹脂ボディ部品での新たな受注の獲得に取り組んでまいりました。
自動車業界では、軽量化のトレンドで樹脂化のニーズが高まる中、当社グループの強みである独自軽量化開発技術が活かせる環境にあります。国内ビジネスを基盤に顧客の多様化とグローバル市場で事業拡大を図るため、2018年度を計画最終年度とする「中期経営計画」を策定いたしました。
なお、「中期経営計画」におきましては、2018年度に連結売上高1,500億円、売上高営業利益率8%以上を目標としております。また、資本の効率性を測る指標として自己資本当期純利益率(ROE)を重要な経営指標としております。
この「中期経営計画」の実現に向け、マザーとしての本社機能の基盤を固めるとともに、世界4事業地域の基盤強化を図り、グローバル企業としての成長を加速させてまいります。
「中期経営計画」の基本戦略は以下のとおりであります。
1. 世界4事業地域(日本、中国/韓国、アセアン、中米/北米)の成長基盤を造る
2. 主要製品の受注を確保し、軽量樹脂製品で売上を拡大する
3. 高い品質保証力を持つグループ共通の生産方式を確立する
4. グローバル事業拡大に向けた経営力を強化する
5. グローバル人材の確保と人材育成を強化する
以上の基本戦略を通じて、経営課題に対処するとともに、これまで樹脂が使用されていなかった分野にも軽量で魅力的な樹脂製品を次々に提案するという当社のDNAをさらに進化させ、新たな市場を開拓・創造して事業拡大を図ってまいります。