四半期報告書-第67期第2四半期(平成28年1月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/05/13 13:45
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は410億12百万円となりました。また、利益面につきましては、営業利益は96億87百万円、経常利益は97億37百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は48億4百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
・医薬品事業
主要品目である血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド」は、積極的に学術情報活動を展開することで売上が増加しました。また、尋常性ざ瘡治療剤「ベピオ」及び乾癬治療剤のヒト型抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体製剤「コセンティクス」は、発売以来、順調に売上が伸長しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は378億9百万円、セグメント利益は93億11百万円となりました。
・その他の事業
マルホ発條工業㈱のばね・先端部品・機械事業によるものであり、売上高は33億14百万円、セグメント利益は4億9百万円となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産の部
当四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ57億37百万円増加し、1,402億22百万円となりました。その内訳は、流動資産の増加29百万円及び固定資産の増加57億7百万円であります。
(流動資産)
当四半期連結会計期間末における流動資産は、948億73百万円となり、前連結会計年度末に比べ29百万円増加しました。主な内容は、現金及び預金の減少52億57百万円及び受取手形及び売掛金の増加57億92百万円によるものであります。
(固定資産)
当四半期連結会計期間末における固定資産は、453億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ57億7百万円増加しました。主な内容は、販売権の増加52億47百万円によるものであります。
② 負債の部
当四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ4億61百万円増加し、383億53百万円となりました。その内訳は、流動負債の増加5億14百万円及び固定負債の減少52百万円によるものであります。
(流動負債)
当四半期連結会計期間末における流動負債は、234億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億14百万円増加しました。主な内容は、未払金の減少25億63百万円、短期借入金の増加18億20百万円及び未払法人税等の増加17億92百万円によるものであります。
(固定負債)
当四半期連結会計期間末における固定負債は、149億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ52百万円減少しました。
③ 純資産の部
当四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ52億76百万円増加し、1,018億68百万円となりました。主な内容は、利益剰余金の増加46億70百万円及びその他有価証券評価差額金の増加9億92百万円によるものであります。
以上の結果、自己資本比率は、69.8%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ51億19百万円減少し、476億41百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と主な内容は次のとおりであります。
営業活動により得られたキャッシュ・フローは、28億57百万円となりました。これは、主に税金等調整前四半期純利益が84億25百万円であったこと、売上債権の増加額が56億54百万円であったことによるものであります。
投資活動により使用したキャッシュ・フローは、92億85百万円となりました。これは、主に販売権等の無形固定資産の取得による支出61億49百万円、生産設備等の有形固定資産の取得による支出31億87百万円によるものであります。
財務活動により得られたキャッシュ・フローは、15億37百万円となりました。これは、主に短期借入れによる収入18億20百万円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は64億17百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった重要な設備等の新設等について完了したものは、次のとおりであります。
会社名事業所名
(所在地)
セグメントの名称設備の内容投資額
(百万円)
完了年月完成後の
増加能力
立山製薬工場㈱立山工場
(富山県中新川郡)
医薬品事業工場の増改築及び
生産設備の新設
4,648平成28年2月生産能力向上