有価証券報告書-第8期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 14:19
【資料】
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【項目】
133項目

対処すべき課題

(1) 会社経営の基本方針
当社グループは、グループ経営理念を以下のとおり定め、株主をはじめとして、顧客、従業員、投資家、地域社会等様々なステークホルダーへの責任を果たしてまいります。
<経営理念>
Real Challenge, Real Change
私たちは金融の枠組みを超えて、 お客様の思い描くビジネスの将来を、 ともに見つめ、育み、実現することに挑戦し続けます。
より良い社会と未来のために。
Leasing Our Passion
JA三井リースグループ

(2) 中期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
今後のわが国経済は、政府や日銀による経済・金融政策の効果もあり、引き続き緩やかに回復していくことが期待されますが、米国経済の動向や欧州債務問題の展開、地政学的リスクなどの海外経済に関する不確実性もあり、わが国経済への影響が懸念されます。
このような環境下、当社グループでは、前連結会計年度より「変革と挑戦」をテーマとする中期経営計画(2014-2016)に取り組んでおります。この計画では、事業を通じた社会への貢献を目指して、活力あふれる企業へと変革し続け、顧客価値創出へ挑戦していくことを掲げ、以下を経営上の課題と位置付けております。平成28年度では、同計画の最終年度を迎え、その成果を上げていくべく、引き続き具体的施策の取組を推進してまいります。
(経営課題)
1.顧客価値創出への弛まない挑戦と事業推進力・収益力の強化
① 顧客リレーションシップの強化とグローバルビジネスの推進
これまで築いてきた事業基盤において顧客からの期待に的確に応えると共に、独自のネットワークからの情報や複合的なサービスの提供をベースに、顧客の事業展開や課題解決を視座とし、当社グループが起点となるビジネスを拡大していく。
② サービス・ソリューション機能提供の拡充
リース・ファイナンスを当社グループのコア機能と改めて位置付けたうえで、入口から出口までの周辺需要に応えるサービス(「ファイナンス+α」)の提供を全社的に展開する。
2.サービス提供の基盤となる組織機能の高度化
① 営業推進・サポート機能の強化
顧客価値創出に向けて、営業の現場力強化を第一としつつ、機能組織面でも営業推進・サポート機能を強化する。また、これにより蓄積したコーディネート機能などのノウハウをグループ全体へ展開する。
② 顧客サービス提供に資する業務運営体制の再整備
堅確性と迅速性を軸とする業務プロセスの徹底的な見直しにより、組織対応力と競争力の向上を図るための運営体制整備を進める。
3.持続的成長を実現するためのマネジメント態勢の強化
安定した事業運営を行い、変革と挑戦のDNAを備えた洗練されたグループへ進化するため、事業推進力の強化や組織機能の高度化と併せて、マネジメント態勢の強化を推進する。