有価証券報告書-第8期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 14:19
【資料】
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【項目】
133項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

本項には将来に関する事項も含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態
① 資産の状況
当連結会計年度末の営業資産残高は前連結会計年度末比164億円減の1兆4,364億円となり、総資産は前連結会計年度末比346億円減の1兆5,577億円となりました。
② 資金調達の状況
a 格付の状況
格付機関長期格付短期格付
株式会社格付投資情報センター(R&I)A-a-1
株式会社日本格付研究所(JCR)AJ-1

当連結会計年度末現在、複数の格付機関から格付を取得しております。
b 資金調達の方針
当社グループは調達手段の多様化、高度化を進めることにより、財務基盤の強化を図り資金調達の安定性維持・向上と金融費用の抑制を図ることを基本方針としております。
また、金利変動リスクや流動性リスクについては統合リスク管理委員会で多面的にモニタリングや分析を行い、リスク量をコントロールしつつ費用の抑制を図っております。
c 資金調達の状況
間接調達においては、取引金融機関との良好な関係を維持し、安定的な借入を行っております。直接調達では上記格付を背景に、社債並びにコマーシャル・ペーパーの発行及び債権流動化により調達手段の多様化を進め、安定的な資金調達を行っております。なお、社債につきましては、平成27年9月に第3回公募普通社債(発行総額100億円)、第4回公募普通社債(発行総額100億円)を発行しております。
当連結会計年度末の有利子負債(リース債務を除く)は前連結会計年度末比360億円減の1兆2,351億円となりました。その内訳は、金融機関からの借入による間接調達が前連結会計年度末比410億円減の8,031億円、社債並びにコマーシャル・ペーパーを中心とした直接調達が同50億円増の4,319億円となりました。
③ 純資産の状況
当連結会計年度末の純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の積上げによる増加177億円及び剰余金の配当による減少79億円、その他の包括利益の減少46億円などにより、前連結会計年度末比57億円増加の1,943億円となりました。
(2) 経営成績
① 契約実行高・営業資産残高
契約実行高は、引き続きリスク・リターンのバランスを踏まえた案件選別の徹底を行いつつ、積極的な事業展開を行いましたが、連結子会社の異動等に伴う減少要因もあり、前連結会計年度比0.7%減の5,471億円となりました。また、同様の理由により、営業資産残高は前連結会計年度末比1.1%減の1兆4,364億円となりました。
② 売上高・売上総利益・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益
売上高は前連結会計年度比8.9%増の4,269億円、売上総利益は前連結会計年度比2.7%増の476億円となり、2期連続して増益を維持しておりますが、営業利益は前連結会計年度の大幅な貸倒引当金戻入の反動や営業効率向上等を目的とした本社移転に関連する費用の計上などにより前連結会計年度比20.2%減の243億円となりました。また、経常利益は持分法投資利益や円高進行に伴う外貨建金銭債務に係る為替差益等の計上により前連結会計年度比4.1%増の296億円となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は繰延税金資産の取り崩し等により前連結会計年度比10.8%減の177億円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。