有価証券報告書-第34期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/31 14:57
【資料】
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【項目】
148項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定し、また、資金調達については設備投資計画等に照らして銀行借入による方針であります。デリバティブ取引は、通常の営業活動における輸入取引の為替相場の変動によるリスクを軽減するために利用し、投機的な取引は行っておりません。
(2)金融商品の内容及びそのリスクならびにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金については、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては与信管理規程に従い、適切な債権管理を実施する体制としております。
投資有価証券は、主に取引先企業との取引関係等の円滑化を目的として保有する株式であり市場価格のない株式及び同価格の変動リスクに晒されている銘柄を保有しておりますが、定期的に把握された時価を取締役会に報告する体制をとることで対処しております。
敷金及び保証金は、主に賃借契約によるものであり、賃貸人の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
営業債務である支払手形及び買掛金、未払金は、1年以内の支払期日であります。
リース債務は、主に一部の海外関係会社について「リース」(IFRS第16号及びASC第842号)を適用したものであります。
短期借入金の使途は運転資金であり、長期借入金の使途は設備投資資金であります。
デリバティブ取引の執行・管理については、職務権限一覧に従い、またデリバティブ取引の利用にあたっては、いずれも信用度の高い国内銀行であるため、信用リスクはほとんどないと判断しております。
(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定において変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。また、「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度(2023年12月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)投資有価証券238,979238,979-
(2)敷金及び保証金2,719,6072,677,919△41,688
資産合計2,958,5872,916,898△41,688
(1)長期借入金(*3)3,440,9623,436,633△4,328
(2)リース債務(*3)703,953680,724△23,229
負債合計4,144,9164,117,357△27,558
デリバティブ取引(*4)
ヘッジ会計が適用されていないもの740,431740,431-
ヘッジ会計が適用されているもの1,270,3431,270,343-
デリバティブ取引計2,010,7742,010,774-

当連結会計年度(2024年12月31日)
連結貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)投資有価証券356,061356,061-
(2)敷金及び保証金3,013,4252,883,593△129,831
資産合計3,369,4863,239,654△129,831
(1)長期借入金(*3)4,851,2974,845,143△6,154
(2)リース債務(*3)842,936847,7594,823
負債合計5,694,2335,692,903△1,330
デリバティブ取引(*4)
ヘッジ会計が適用されていないもの1,346,8751,346,875-
ヘッジ会計が適用されているもの1,093,5861,093,586-
デリバティブ取引計2,440,4622,440,462-

(*1)現金及び預金、売掛金、支払手形及び買掛金、短期借入金、未払金は短期で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。
(*2)市場価格のない株式等は、「(1)投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。
区分前連結会計年度
(2023年12月31日)
当連結会計年度
(2024年12月31日)
非上場株式27,20020,000
合計27,20020,000

(*3)長期借入金及びリース債務には、1年以内返済予定分を含めております。
(*4)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。
(注1)金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2023年12月31日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金2,860,928---
売掛金2,401,153---
合計5,262,082---

当連結会計年度(2024年12月31日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金3,726,619---
売掛金2,729,103---
合計6,455,722---

(注2)長期借入金及びその他有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2023年12月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
5年超
(千円)
短期借入金2,010,086-----
長期借入金1,292,728877,854580,836353,392216,620119,532
リース債務317,425224,21499,56848,99613,749-
合計3,620,2401,102,068680,404402,388230,369119,532

当連結会計年度(2024年12月31日)
1年以内
(千円)
1年超
2年以内
(千円)
2年超
3年以内
(千円)
3年超
4年以内
(千円)
4年超
5年以内
(千円)
5年超
(千円)
短期借入金1,916,311-----
長期借入金1,268,258996,870792,648655,876450,246687,399
リース債務355,205176,21191,81542,67227,692149,340
合計3,539,7741,173,081884,463698,548477,938836,739

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価
の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定
に係るインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
前連結会計年度(2023年12月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
(1)投資有価証券
その他有価証券
株式
238,979--238,979
資産計238,979--238,979
デリバティブ取引-2,010,774-2,010,774

投資有価証券
投資有価証券については、上場株式であるため相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引しているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。
デリバティブ取引
デリバティブ取引については、取引先金融機関等から呈示された価格等に基づき算定しており、レベル2の時価に分類しております。
当連結会計年度(2024年12月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
(1)投資有価証券
その他有価証券
株式
356,061--356,061
資産計356,061--356,061
デリバティブ取引-2,440,462-2,440,462

投資有価証券
投資有価証券については、上場株式であるため相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引しているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。
デリバティブ取引
デリバティブ取引については、取引先金融機関等から呈示された価格等に基づき算定しており、レベル2の時価に分類しております。
(2)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
前連結会計年度(2023年12月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
(1) 敷金及び保証金-2,677,919-2,677,919
資産計-2,677,919-2,677,919
(2) 長期借入金-3,436,633-3,436,633
(3) リース債務-680,724-680,724
負債計-4,117,357-4,117,357

当連結会計年度(2024年12月31日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
(1) 敷金及び保証金-2,883,593-2,883,593
資産計-2,883,593-2,883,593
(2) 長期借入金-4,845,143-4,845,143
(3) リース債務-847,759-847,759
負債計-5,692,903-5,692,903

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
(1)敷金及び保証金
敷金及び保証金の時価については、想定した賃借契約期間に基づきその将来キャッシュ・フローを国債の利回り等適切な指標に基づく利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。なお、国債の利回りがマイナスの場合は、割引率ゼロとして算定しております。
(2)長期借入金(1年以内返済予定の長期借入金を含む)
長期借入金の時価は、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
固定金利によるものは、元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。
(2)リース債務(1年内返済予定のリース債務含む)
リース債務の時価は、元利金の合計額と、新規に同様のリース取引を行った場合を想定した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。