- #1 コーポレート・ガバナンスの概要(連結)
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社は、株主、取引先、従業員及び地域社会などのステークホルダーの皆様と強い信頼関係を築き、フィルタビジネスを通じ社会に貢献しながら、企業価値を高めていくことを基本方針としております。そのために、法令・関連法規の遵守、経営の健全性・適正性・透明性の確保及び適時適切な情報開示体制の確保がコーポレート・ガバナンスについての重要課題と認識しており、これらの体制確保に努めております。
コーポレート・ガバナンスについては、当社のホームページに掲載しております。
2026/06/19 15:30- #2 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
テリアリティ特定
当社は、GRIサステナビリティ・レポーティング・スタンダードで示されたプロセスに則り、社是「仕濾過事」及び「ヤマシンフィルタの価値創造」のもと、当社グループのマテリアリティ(重要課題)を特定しております。これらの項目は、YSS委員会にて当社が置かれた事業環境と社会からの要請を鑑み議論したもので、事業を通じた社会課題解決につながるものと考えております。
2024年11月に策定した中期経営計画 “Fly to the next stage!”では、戦略の一つに「ESG経営の推進」を掲げ、非財務KPIとして2028年3月期までに「FTSEスコア4.0以上」「CDP 気候変動スコアA取得」を設定しました。これを受け、2025年度にマテリアリティの見直しを実施し、新たに「生物多様性の保全」「ガバナンス・コンプライアンス」「ステークホルダーからの評価」を特定したほか、Scope1,2,3の温室効果ガス(GHG)排出量削減の中長期目標を設け、指標と中長期目標の整理を行いました。見直したマテリアリティはYSS委員会における議論を経て、承認されました。
2026/06/19 15:30- #3 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当社グループは、組織及びビジネスモデルに基づいて事業セグメントを識別しており、「建機用フィルタ事業」、「エアフィルタ事業」の2つを報告セグメントとしております。
「建機用フィルタ事業」は、主に建機用フィルタ、産業用フィルタ、プロセス用フィルタの開発・製造・販売を行っております。
「エアフィルタ事業」は、主にエアフィルタの開発・製造・販売を行っております。
2026/06/19 15:30- #4 主要な設備の状況
(注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、建設仮勘定であります。なお、金額には消費税等を含めております。
2.従業員数は就業人員であり、臨時従業者数及び派遣労働者数は、1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
3.上記の他、連結会社以外から賃借している設備の内容は、以下のとおりであります。
2026/06/19 15:30- #5 事業の内容
(1) 当社グループの概要
当社グループは、創業以来、一貫してフィルタの専門メーカーとして実績を重ねてきました。当社グループは、フィルタのキーパーツである「ろ材」の主な材料であるガラス繊維や不織布及びフィルタの構成部品に使用される金属加工品や樹脂加工品等の仕入を行い、建機用フィルタ、産業用フィルタ、プロセス用フィルタ、エアフィルタを製造・販売しております。
当社グループは、各フィルタの「ろ材」の開発及び製品設計から製造をグループ内で一貫して行い、建設機械、産業機械等の業界向けに販売を行っております。当社グループの特徴は、「ろ材」を内製化することで、顧客が要望する様々な仕様に対応した「ろ材」及び「ろ材構造」を独自に開発し、最適な製品を顧客へ供給できることであります。特に主力品目である建機用フィルタでは、油圧ショベルが国産化された同時期からフィルタ製品の開発、生産を手掛けており、搭載される回路の知識や長年に亘るノウハウは競合他社との差別化に貢献しております。
2026/06/19 15:30- #6 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
(単位:千円)
| 報告セグメント | 合計 |
| 建機用フィルタ事業 | エアフィルタ事業 |
| 建機用フィルタ | 16,080,965 | - | 16,080,965 |
| 産業用フィルタ | 708,547 | - | 708,547 |
| プロセス用フィルタ | 699,742 | - | 699,742 |
| エアフィルタ | - | 2,615,122 | 2,615,122 |
| 顧客との契約から生じる収益 | 17,489,256 | 2,615,122 | 20,104,378 |
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:千円)
2026/06/19 15:30- #7 従業員の状況(連結)
2026年3月31日現在
| セグメントの名称 | 従業員数(人) |
| 建機用フィルタ事業 | 680 | (363) |
| エアフィルタ事業 | 77 | (51) |
| 合計 | 757 | (414) |
(注) 1.
従業員数は就業人員であり、臨時従業者数及び派遣労働者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
(2) 提出会社の状況
2026/06/19 15:30- #8 提出会社の株式事務の概要(連結)
(2) 株主優待の内容
対象となる株主様に対して、当社製マスク及び
フィルタシートを下記のとおり贈呈いたします。
| 保有株式数 | 優待内容 |
| 200株以上 | ・究極のヤマシン・フィルタマスクZexeed (3枚入り)・究極のヤマシン・フィルタシート(30枚入り) |
(注) 当社の株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができない旨、定款に定めております。
2026/06/19 15:30- #9 沿革
2 【沿革】
| 年 月 | 沿 革 |
| 1956年4月 | フィルタの製造販売会社として東京都大田区東蒲田に山信工業株式会社を資本金500千円で設立 |
| 1966年9月 | 東京都大田区大森南に本社工場を開設、本社を移転 |
| 1978年2月 | 佐賀工場にてガラス繊維「ろ材」の本格生産開始 |
| 1981年8月 | ワイエスケー工業株式会社がフィルタの製造販売を目的として資本金5,000千円で設立される |
| 1984年10月 | 東京都品川区東大井にR&Dラボラトリを設立 |
2026/06/19 15:30- #10 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
| 2011年4月 | 当社入社 |
| 2014年10月 | YAMASHIN CEBU FILTERMANUFACTURING CORP.代表取締役 |
| 2017年4月 | 当社建機フィルタ営業部長 |
| 2018年4月 | YAMASHIN AMERICA INC.取締役(現任)兼任YAMASHIN EUROPE BRUSSELS BVBA(現YAMASHIN EUROPE BRUSSELS BV) 取締役(現任)兼任YAMASHIN THAI LIMITED 取締役(現任)兼任 |
2026/06/19 15:30- #11 研究開発活動
また、フィルタ「ろ材」の独自開発においては、使用される状況や捕獲したゴミに応じて最適な性能を発揮するために、ろ材構造や材質に対する研究活動を行っております。具体的には、ガラス繊維を中心に、異なる繊維形状(太さや密度)を組み合わせた多層「ろ材」開発などを通じ、既に様々な当社製品に展開されております。今後は、より高度な市場の要求や課題解決を可能にする「ろ材」開発を積極的に推進してまいります。
更には、現在ではフィルタ開発のみならず、油圧回路内を循環する作動油の汚染度をリアルタイムに測定できるセンサ開発とフィルタの目詰まりを把握する圧力センサ開発を進めております。作動油の汚染度情報をリアルタイムに把握することは、油圧機器の故障予防・予知の観点からも非常に重要であり、またフィルタの目詰まり状況を把握し、寿命を予測することで適切なフィルタ交換時期をユーザーへ提供することが可能となり、純正品を使用するメリットをユーザーへ訴求できるものと考えております。具体的な取り組みとして、主要得意先各社へ当社製品の理解を深める機会として、当社開発センターにおいて、汚染度センサ、圧力センサを搭載した建設機械を実際に稼働させ、デモンストレーションを行うWeb見学会を前連結会計年度より開催しております。今後も主要得意先建機メーカーに対して、当社製品の付加価値を訴求する様々な取組みを実施してまいります。
また、当社グループは、従来のガラス繊維に代わる新しい「ろ材」として、「ナノファイバー」の開発を継続しております。「ナノファイバー」は、天然素材のガラス繊維に比し繊維径がきわめて細く、また繊維長の調整が可能であることから、ろ材として非常に優れた特性を有する素材であり、これを次世代ろ材に使用することで、①不純物のより効果的なろ過、②油圧システム内の作動油の循環効率の向上及び③フィルタの交換サイクルの長期化によるコスト低減、産業廃棄物の低減を通じた環境負荷低減に貢献することが可能となります。「ナノファイバー」による「ろ材」は建設機械用フィルタ事業においては、主要得意先である建機メーカー各社への採用が開始されております。
2026/06/19 15:30- #12 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
たな価値創造の取り組み
当社は、新たな価値創造の取り組みとして、主力事業である建機用フィルタ事業においては、多様なアプローチによるシェア拡大、高付加価値製品の導入、アフターマーケット活動の進化に取り組み、更なる事業規模の拡大と収益性の改善に取り組んでまいります。
また、2025年12月に公表した新たなエクイティストーリー「YAMASHIN FILTER VISION 2030」に記載のとおり、YAMASHIN Nano FilterTMの持つ素材の可能性を最大限活かした参入市場の選定と中期的な成長戦略の推進に取り組んでおり、2030年3月期の時価総額3,000億円を目標とし、新規事業ポートフォリオの確立と企業価値向上を具現化してまいります。
2026/06/19 15:30- #13 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
この基幹システムの入れ替えに伴う混乱については当連結会計年度内に収束し、翌連結会計年度以降はオペレーションの安定化及び供給体制の改善を進めることで、売上高の回復を図ってまいります。
また、ロングライフ、低圧損、高捕集率といった高い付加価値を持つナノファイバー製エアフィルタ(製品名NanoWHELP(ナノウェルプ))の供給の拡大に向けた取り組みとして、直販体制の構築が着実に進展しております。今後当社グループは、国内市場のみならず、欧州市場をはじめとした海外市場の開拓も視野に入れ、エアフィルタ事業の再構築と収益性の改善に取り組んでまいります。
新規事業においては、機能テキスタイル分野として、実績のあるアパレル市場への製品供給が開始されております。また、耐熱性、導電性の特性を活かし、ライフサイエンス分野、産業資材分野への参入を視野に入れ、新規事業の素材開発、販売・マーケティング体制の強化に取り組み、大学や研究機関等との共同研究開発及び量産体制の整備を進めております。また、当連結会計年度において、これら新規事業の立ち上げに伴う先行投資として、設備投資や人材採用に掛かる費用が1億77百万円発生しており、建機用フィルタ事業に含めて開示しております。
2026/06/19 15:30- #14 重要な会計上の見積り、財務諸表(連結)
(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社は、建機用フィルタ事業を営んでおり、各事業の製造・販売に必要な原材料及び製品等の棚卸資産を保有しております。
当社では棚卸資産の評価を実施する際に、個別品目単位ごとに評価判定を実施しております。
2026/06/19 15:30- #15 重要な会計上の見積り、連結財務諸表(連結)
(単位:千円)
| 前連結会計年度 |
| 建機用フィルタ事業 | エアフィルタ事業 | 計 |
| 商品及び製品 | 1,841,866 | 23,528 | 1,865,395 |
(単位:千円)
| 当連結会計年度 |
| 建機用フィルタ事業 | エアフィルタ事業 | 計 |
| 商品及び製品 | 2,096,369 | 30,984 | 2,127,354 |
(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
2026/06/19 15:30