有価証券報告書-第5期(平成27年10月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/12/16 14:14
【資料】
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【項目】
93項目
当社グループが対処すべき主な課題は以下のとおりであります。
(1)国内クラウドソーシング市場の拡大
急速な成長を続けるクラウドソーシング市場の中で、リーディングカンパニーの1社として市場を牽引する立場であり続けることが当社グループの成長においても重要であると考えており、平成26年5月に業界団体となる「クラウドソーシング協会」を設立し、当社代表が代表理事を務めるなど、国内クラウドソーシング市場の形成と発展に取り組んでおります。同時に、企業におけるクラウドソーシング活用や在宅ワークの社会的普及を促すべく、政府・地方自治体などと連携した取り組みをさらに強化してまいります。当該市場の拡大や業界の認知度向上により、当社は国内クラウドソーシング市場における総契約額100億円の早期達成を目指し事業を推進してまいります。また、クラウドソーシングの新たな形として、個人のスキルや強みを売り買いすることの出来る新サービス「WoW!me(ワオミー)」を開始予定。今後も、新たな市場開拓を行い、国内クラウドソーシング市場の発展に貢献してまいります。
(2)サービスの認知度向上
当社グループが今後も高い成長率を持続していくためには、運営サービスである「クラウドワークス」の認知度を向上させ、新規ユーザーを獲得することが必要不可欠であると考えております。従来の積極的な広報活動に加え、インターネットを活用したマーケティング・広告活動、大手企業との連携、全国各地でのセミナー活動、お笑いコンビ「キングコング」西野亮廣氏のデタラメ顧問就任等、年齢や性別を問わずより多くの人々に対する認知度向上に向けた取り組みを行ってまいりました。引き続き、これらの活動をより一層強化・推進してまいります。
(3)一般層でも簡単に利用出できるシンプルかつ快適なサービスへの進化
当社グループが運営する「クラウドワークス」は、サービス開始以来4年6か月(平成28年9月末時点)で登録ユーザー数が104.8万人、発注企業が13.8万社を超え、日本最大級のクラウドソーシングサービスに成長しております。今後、拡大した登録ユーザーを活性化し、「クラウドワークス」で得た仕事による報酬を増やしていくため、発注者が仕事を投稿する際の煩わしさや複雑さを減らして仕事の量を増やすとともに、受注者にとって利用時の障害となるシステム利用料を撤廃する等、プラットフォームサービスの使いやすさ向上に取り組んでまいります。
(4)長期契約型クラウドワーキングの浸透
「クラウドワークス」上での取引の多くは、単発契約の割合が高く、長期安定的な就業機会の提供は限定的なものに留まっているのが現状です。しかし、海外の主要クラウドソーシングサービスでは、発注企業と時給制で契約を結び、同じ企業をクライアントとして長期間働くスタイルが普及しており、国内においても、働き方の選択肢として長期契約型クラウドワーキングの浸透が求められています。当社グループでは、オンラインワークとオフィスワークを組み合わせた働き方で発注企業と受注者が信頼関係を築くことにより長期的な契約を促すサービス「クラウドテック」を展開。新しい働き方の一つとして定着させていくことを目指します。
(5)大企業クライアントの開拓と深耕
社会的影響力が強く、人材ニーズが大きい大企業との取引を増やすことは、クラウドソーシング普及と当社グループの営業収益拡大において非常に重要な意味を持ちます。当社グループは、大企業クライアントを開拓し継続的な取引を実現するため、エンタープライズサービスにおいて、大企業独特の課題、内規やオペレーションに応じたサービスのカスタマイズとソリューション提案の強化を図っております。今後、大企業クライアントに対応出来る人材の育成とともに、大企業が導入しやすい汎用的なクラウドソーシング業務のパッケージ商材化、重点クライアントに対するフォローアップ体制の強化を進め、営業並びにディレクション業務の効率向上、事業成長スピード向上に取り組んでいきたいと考えております。
(6)取引データの蓄積・解析体制の強化
「クラウドワークス」上での取引の情報は、日々当社データベースに蓄積されています。当社では現在、500以上の指標を自動生成する管理システム「professor」を独自開発し、「クラウドワークス」上での取引やユーザーの動きを把握し、PDCAサイクルを高速で回せるしくみを整備しておりますが、より高度なデータ活用を行っていく必要があると考えております。どのようなクライアントがどのような仕事をどのような単価で発注したか、どのようなスキルや実績を持つメンバーが仕事を受注した結果、クライアントからどのような評価を得たかという、クラウドソーシングプラットフォームならではの情報をビッグデータとして蓄積し、独自に解析することで、仕事とメンバーのマッチング率を高めたり、各メンバーが報酬水準を上げていくために習得すべきスキルを提案し教育プログラムの受講を促すなど、サービスレベルとユーザーのロイヤリティを向上させていくことが今後のサービス拡充においては必要不可欠であると考えております。そのため、取引を通じて取得するデータの整備とこれを独自に解析していくための体制構築に取り組んでまいります。
(7)蓄積データを活用した新規事業の育成
ユーザーがライフステージの変化に応じてクラウドワーキング以外の働き方を希望した際、ユーザーが「クラウドワークス」上で働いたデータを活用してキャリアチェンジをサポートできることは、当社グループならではの価値です。この価値を活かし、当社グループはクラウドソーシング事業に留まらないトータルキャリアサポート企業となることを目指します。
(8)サービスの安全性及び健全性の確保
「クラウドワークス」では、サービス内でユーザー同士がメッセージなどを通じてコミュニケーションを行い、原則として非対面で業務を進行することから、より安心・安全に取引を行うことができるように、サービスの安全性及び健全性の確保が最も重要な課題であると考えております。利用規約や各種ガイドラインを制定しており、安心・安全に取引が行われるような環境を整備しておりますが、今後も継続的な取り組みを行ってまいります。
(9)情報管理体制の強化
「クラウドワークス」では、ユーザーの個人情報を多く預かっており、その情報管理を強化していくことが重要であると考えております。現在、個人情報保護方針及び社内規程に基づき管理を徹底しておりますが、今後も社内教育・研修の実施やシステムの整備などを継続して行ってまいります。
(10)システムの安定性強化
当社の運営する「クラウドワークス」はインターネットを介したサービス提供を行っているため、そのシステムを安定的に稼働させることが重要になります。そのために、突発的なアクセス増加にも耐えられるようなサーバー設備の強化や、そのための人員確保、教育・研修の実施などに努めてまいります。また、自然災害、大火災等の緊急事態に備えるために、事業継続計画を策定し、安定的なサービスの提供が出来る環境を整備しておりますが、今後も蓄電池の導入等、継続的な取り組みを行ってまいります。
(11)組織体制の整備
当社グループの継続的な成長には、事業拡大に応じて優秀な人材を採用し、組織体制を整備していくことが重要であると考えております。当社の理念に共感し、高い意識を持った優秀な人材を採用していくために、積極的な採用活動を行ってまいります。また、従業員自らが「働き方革命」の体現者となるために、副業の解禁、リモートワーク・フレックスタイム制等をパッケージ化した制度「ハタカク!」を導入、働きやすい環境の整備を行ってまいりました。今後も、従業員の「個」のパフォーマンスを最大化させる労働環境の整備に取り組んでまいります。

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