- #1 コーポレート・ガバナンスの概要(連結)
② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
当社は、ステークホルダーの期待に応え、継続的に企業価値を高めていくためには、経営における「執行と監督の分離」が最も効果的であると考えております。また、当社は、婚活事業、カジュアルウェディング事業などの社会からの信頼を基盤として成立する事業を運営しており、企業価値の維持・向上の実現には、こうした社会からの信頼を維持していくことが必要不可欠であると認識しております。
当社は、これらを考慮し、継続的な企業価値の維持・向上の達成を目的として、取締役会、監査役会のほか、経営会議及びリスク・コンプライアンス委員会を設置しており、提出日(2026年6月23日)現在において、その構成員は以下のとおりです。
2026/06/23 15:30- #2 セグメント情報等、財務諸表(連結)
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社は、主たる事業内容別に「婚活事業」、「カジュアルウェディング事業」、「地方創生/QOL事業」に分類し、当該事業を報告セグメントとしております。
(2)各報告セグメントに属するサービスの種類
2026/06/23 15:30- #3 主要な設備の状況
2.上記の他、主要な賃借設備の内容は下記のとおりです。
| 事業所名(所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 賃借床面積(㎡) | 年間賃借料(千円) |
| 本社(東京都品川区) | 婚活事業カジュアルウェディング事業その他事業管理部門 | 本社事務所 | 542.20 | 34,452 |
| 銀座店(東京都千代田区)他16店舗 | 婚活事業その他事業 | 店舗・事務所 | 2,314.09 | 159,770 |
| お台場店(東京都江東区)他9店舗 | カジュアルウェディング事業 | 店舗・事務所 | 2,924.93 | 193,587 |
2026/06/23 15:30- #4 事業の内容
セグメントごとの事業の内容は以下のとおりです。
(1)婚活事業
婚活事業は、主に付加価値の高い結婚相談所を基軸に、婚活パーティーや婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォームを展開しています。具体的には、結婚相談所は1年以内を目途に結婚相手を見つけたいお客様に対し、高いスキルを持った専任コンシェルジュがPDCAサイクルに基づき活動支援を行っております。この活動支援によって成婚率は18.7%(2026年3月期実績)と高水準を実現しております。婚活パーティーは全国の自社会場を中心に真剣度の高い婚活パーティーを参加料を抑えて展開しております。なお、グループ内送客として、婚活パーティーにご参加いただいたお客様に対しては結婚相談所をご紹介するとともに、結婚相談所を通じて成婚されたお客様等に対してはカジュアルウェディングやライフサービスをご紹介しております。婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォームは同プラットフォームを利用する婚活事業者間で会員の相互紹介を行うことにより出会いの機会を最大化させております。なお、2026年3月末時点では、同プラットフォームの利用事業者は12社、有効会員数は2.0万名となっております。
2026/06/23 15:30- #5 事業等のリスク
当社が行う婚活関連事業及びカジュアルウェディング関連事業については、その開始に際して許認可を要しないため、参入障壁が比較的低く、一定の資本とノウハウさえあれば、同種の事業を開始することは多くの事業者にとって比較的容易です。よって、大規模な資本や強力なマーケティング力、高い知名度・ブランド力を有する企業等の当社事業領域への新規参入や事業規模拡大等によって競争が激化した場合、顧客流出やそれに対処するための様々なコストの増加等が、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
このため、当社の婚活事業においては、成婚に向け活動を支援するコンシェルジュのノウハウ、またそれを実現するための社員研修や教育ノウハウ、サービス提供及び個人情報保護のための独自システム、マッチングを確保するための顧客基盤、成婚という顧客成果にフォーカスしたサービス提供により、他社との差別化を図り、顧客支持の獲得に努めてまいります。
また、当社のカジュアルウェディング関連事業においては、ニーズに合った会場紹介を可能にする多種多様な提携会場、またその多種多様な提携会場のプランニングによって培ったプロデュースノウハウ、サービスの高い知名度・ブランド力、婚活関連事業との顧客連携により、他社との差別化を図り、顧客支持の獲得に努めてまいります。
2026/06/23 15:30- #6 会社の支配に関する基本方針(連結)
1.企業価値向上への取組み
2026年3月期については、2024年5月に公表した「第二次中期経営計画(2025年3月期-2027年3月期)」に基づき、引き続き競争力・生産性強化、人的資本・財務資本強化、社会との共生推進に注力してまいります。とりわけ、競争力・生産性強化においては、婚活事業では営業力の強化や入会導線の整備が進展し、過度な割引に依存しない顧客獲得が見込める状況にあり、カジュアルウェディング事業では営業力の強化やブランドの高品質化により成約状況も好調に推移しております。こうした状況を踏まえ、婚活事業及びカジュアルウェディング事業では引き続きブランド認知拡大に向け広告強化等を推進する方針です。
2.コーポレート・ガバナンスの強化
2026/06/23 15:30- #7 従業員の状況(連結)
| セグメントの名称 | 従業員数(人) |
| 婚活事業 | 127 | 〈11〉 |
| カジュアルウェディング事業 | 92 | 〈33〉 |
(注)1.従業員数は就業人員(契約社員、嘱託社員を含む。)であり、従業員数欄の〈 〉外書きは臨時従業員(アルバイト)の年間の平均雇用人員(1日8時間換算)です。
2.平均年齢は、臨時従業員を含まずに算出しております。
2026/06/23 15:30- #8 沿革
2【沿革】
当社は株式会社テイクアンドギヴ・ニーズの100%子会社として創業いたしました。そして、同子会社の取締役に就任した佐藤茂を先頭に、「本当に信頼できる結婚情報サービスを提供する結婚エージェント会社」を実現するため、2008年5月に経営陣ならびに従業員の共同出資により独立いたしました。以降、婚活事業では、成婚率と顧客満足度の向上に注力することで顧客数を着実に増やしてまいりました。
また、婚活領域と相乗効果が高く、かつ近年広がりをみせるカジュアルウェディング領域へ本格参入するため、2019年4月以降、カジュアルウェディングを手掛ける株式会社メイション、フォトウェディングを手掛ける株式会社Mクリエイティブワークス、結婚式二次会会場紹介大手の株式会社pmaを順次グループに迎え入れました。
2026/06/23 15:30- #9 減損損失に関する注記
(1)資産のグルーピングの方法
当社は、報告セグメントを基礎に各事業におけるキャッシュ・フロー管理区分をグルーピングの単位としており、婚活事業はエリア別、カジュアルウェディング事業は主としてエリア別、その他事業は主としてサービス別に資産のグルーピングを行っております。なお、撤退の意思決定を行った店舗については、店舗別に資産のグルーピングを行っております。
(2)減損損失の認識に至った経緯
2026/06/23 15:30- #10 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
③システムの管理体制について
当社が運営する事業のうち婚活事業では、お客様の個人情報をお預かりすることから、当社ウェブサイト、会員情報及び課金情報を主に扱う基幹システムのセキュリティ管理体制の構築・維持が重要となります。
お客様に安心してサービスを利用していただくため、現在当社では、プライバシーマーク、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム/ISO27001)の認証を受けておりますが、今後も引き続き、個人情報の保護も含め市場が求めるセキュリティレベルを充足しつつ、顧客視点に立ったシステム整備を進められるように継続的に取り組んでまいります。
2026/06/23 15:30- #11 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
| セグメントの名称 | 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 婚活事業(千円) | 1,935,501 | △7.3 |
| カジュアルウェディング事業(千円) | 3,621,717 | +5.8 |
(注)1.調整額は、各セグメント間の内部売上高又は振替高です。
2.セグメント間の取引については、相殺消去前の数値によっております。
2026/06/23 15:30- #12 設備投資等の概要
セグメント別の設備投資の内訳は以下のとおりです。
| セグメントの名称 | 投資額(千円) | 投資の主な目的 |
| 婚活事業 | 107,770 | 店舗改修等 |
| カジュアルウェディング事業 | 27,982 | 店舗改修等 |
また、当事業年度において、減損損失291,898千円を計上いたしました。減損損失の内容については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (損益計算書関係) ※4減損損失」に記載のとおりです。
なお、当事業年度において重要な設備の除却、売却はありません。
2026/06/23 15:30- #13 重要な会計上の見積り、財務諸表(連結)
- 事業年度に計上した繰延税金資産の金額
36,998千円
②識別した項目に係る重要な会計上の見積に関する情報
・算出方法
繰延税金資産は、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号2018年2月16日)に定める会社分類に基づき、将来の収益力に基づく課税所得の見積りにより、当事業年度における将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金のうち、翌事業年度の税金負担額を軽減することができる範囲内で繰延税金資産を計上しております。
・主要な仮定
使用する翌事業年度の一時差異加減算前の課税所得については経営者が承認した事業計画に基づいております。これらの主要な見積り及び仮定には、過年度の実績を基礎として見積もった、婚活事業の会員数及び単価、また、これらにかかる不確実性の程度を反映させております。
・翌自事業年度の計算書類に与える影響
これらの見積りに用いた主要な仮定に変更が生じた場合、課税所得の実績が見積金額と乖離する可能性があり、翌事業年度において繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。2026/06/23 15:30 - #14 重要な会計方針、財務諸表(連結)
(1)婚活事業
婚活事業においては、会員に対して種別等に応じたサービスを提供することを履行義務としています。会費等については時の経過に基づき、また各種利用料については利用に応じて履行義務が充足されると判断しており、したがって会費等については契約期間等にわたって収益を認識し、各種利用料については利用状況に応じて月の収益として認識しています。
なお、取引の対価は概ね各月において履行義務の充足前に前受けする形、もしくは履行義務の充足時点から概ね2ヶ月以内に受領しています。
2026/06/23 15:30- #15 重要な契約等(連結)
(4)本合意の目的
当社は、2026年2月6日付「特別損失の計上(見込み)及び業績予想の修正に関するお知らせ」に記載のとおり、AIF社及び株式会社IBJとの各種取り組みについては2027年3月期以降にその効果を見込んでいるなか、2026年3月期は婚活事業において結婚相談所領域で新規入会者数及び在籍会員数が期初計画を下回り、同時に拠点規模最適化に向けた6拠点の移転統合に伴う資産除去債務の履行差額が発生する見込みであること、カジュアルウェディング事業において結婚式二次会代行領域で市場回復が鈍化していることから2次会くんの施行件数が期初計画を下回る見込みであることから、通期業績予想を売上高が6,000百万円(期初計画比4.8%減)、営業利益が60百万円(期初計画比77.7%減)、経常利益が10百万円(期初計画比95.4%減)へ修正することとしました。さらに、当社は、婚活事業に係る資産の帳簿価額を回収可能価額にまで減額した場合に約230百万円の減損損失を計上する可能性があること、また今後本社移転に伴い現本社の固定資産(建物及び設備等)の未償却部分の約42百万円を減損損失として計上する見込みであることから、当期純損失が254百万円(期初計画は当期純利益214百万円)へ修正することとしました。その結果、当社は、2026年3月期事業年度末の純資産が△254百万円と、2025年3月期事業年度末に続いて債務超過状態となる見込みとなり、東京証券取引所グロース市場における上場維持基準(純資産基準)により上場廃止の可能性が顕在化している状態となるに至りました。
こうした背景の下、当社は、財務体質強化(具体的には、債務超過解消や自己資本比率の改善)をより加速させるため、2026年1月中旬以降、さらなる資金調達の方法について慎重に検討を進め、2025年8月8日付けで資本業務提携契約を締結した当社の主要株主で筆頭株主であるAIF社と協議を開始しました。そして、当社は、当社の成長戦略に深い理解を示し、既にシナジーが創出されつつあるAIF社及びそのグループ会社との連携を一層強化するとともに、本総数引受契約を通じた自己資本の充実によって財務の安定性を高めることが2027年3月期以降の当社の企業価値向上はもとより、喫緊の課題である債務超過解消のためには最も適切な選択肢であると判断しました。
2026/06/23 15:30