訂正有価証券届出書(新規公開時)
有報資料
今後の見通しについては、海外経済の下振れがわが国の景気を押し下げる懸念はあるものの、企業収益の改善
や政府の各種政策の効果により、引き続き緩やかな景気回復が続くことが推察されます。
また、当社グループを取り巻く事業環境におきましては、原材料価格の上昇や建設業界全般における人材不足
などにより、同業他社との競争激化、企業収益の圧迫が懸念されるものの、インバウンド需要の拡大や東京オリ
ンピック・パラリンピック開催に向けた諸施設の建設や都市再開発・インフラ整備等の増加等、明るさが感じ
られ、堅調な受注環境が期待されます。
当社グループの主要顧客である小売業界におきましては、eコマースの発展により、単に商品を買う場所から
イベントなどの体験や、出会いの交歓を体験できる場所、「商品+体験」の空間へと、現実の店舗は変化して
いくと認識しております。また、成長拡大が見込まれるアジア市場への出店加速化や、インバウンド対応への
変化もみられると認識しております。小売業界以外の医療や金融、図書館など教育の分野においても、従来の
画一的な施設から、多様なニーズを踏まえた複合的な施設へと変化していくものと認識しております。当社
グループにおきましては、これら「商環境の変化」こそが、ビジネスチャンスであり、業務領域を拡大する
チャンスと捉えております。
このような見込みにおいて、当社グループでは、今後の事業展開において、主に以下の課題を認識しており、改善を進めております。
(1) 優秀な人材の確保
当社グループは、中期的に事業規模及び事業領域の拡大を図っていることから、優秀な人材を確保・育成・定着
させることを、事業展開における主要な課題の一つと認識しております。
そのため、当社グループでは、採用の強化を図り、人材を育成・定着させるために個人の成長を重視した人事評価
制度を導入し、社内外の多様な研修の受講など教育に注力しております。
(2) 受注機会の拡大
当社グループは、グループの経営安定を図り、一層の成長を目指すために、受注機会の拡大が不可欠であると認識
しております。そのため、当社グループでは、大型商業施設の企画、設計から、そこに出店する専門店の設計、施工まで、総合的なサービス提供体制を有しており、これを最大限に活用し、受注機会の拡大に注力しており
ます。
(3) 海外進出需要への対応
当社グループは、クライアントの海外進出に対する対応を主要な課題の一つと認識しております。そのため、当社
グループでは、海外拠点の拡充に一層注力し、クライアントの海外展開を支援し、その要望に応えることができるように注力しております。
(4) 情報管理体制の強化
当社グループは、業務上、クライアント環境にて個人情報の重要な機密情報に接することがあり、情報管理を事業
展開における主要な課題の一つと認識しております。そのため、当社グループでは、一層情報管理を徹底すると
ともに、役職員に対して研修を実施するなど、その重要性を周知してまいります。
(5) 内部管理体制の強化
当社グループは、今後の更なる事業拡大を目指す上で、成長に沿った適切な内部管理体制の実現を、事業展開に
おける主要な課題の一つと認識しております。
そのため、当社グループでは、中期的な事業規模及び事業領域の拡大にあわせて、有効な内部統制の構築及び
コーポレート・ガバナンスの強化を推進し、グループ経営の健全性及び透明性の実現に尽力してまいります。