有価証券報告書-第3期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が蔓延し、経済活動の停滞が顕著になり予断を許さない状況となっております。二度の緊急事態宣言により人が集う機会が制限され、当社の事業領域においても大きな影響が出ております。
また、「2020年人口動態統計速報」によれば、2020年(1月~12月)の出生数は約87万人に対し、死亡数は約138万人と自然減が続き、「内閣府2020年版高齢社会白書(全体版)」によると、2065年にはわが国の人口は約8,808万人、65歳以上の人口比率が約38.4%と、総人口の減少及び一層の少子・高齢化が予測されております。
経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によりますと、結婚式場業の2020年の取扱件数は前年比58.8%減の33,832件、売上高は前年比62.2%減の93,031百万円となっております。一方、葬祭業の2020年の取扱件数は前年比0.0%減の442,290件、売上高は前年比15.5%減の497,672百万円となっております。
このような状況下、当連結会計年度売上高は10,322百万円(前期比12.8%減)、営業利益は53百万円(前期比85.9%減)、経常利益は244百万円(前期比47.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は135百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失1,256百万円)となりました。
当社グループにおけるセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ホテル事業(ホテル・ブライダル事業)
ホテル事業(ホテル・ブライダル事業)では、2020年4月7日、2021年1月8日の二度の緊急事態宣言の発令、および感染者数増加の収束が進まないことから、予定しておりましたご婚礼、ご宴会、ご宿泊、レストラン、イベントの多くが中止もしくは延期となりました。そのような情勢の中、フォトウェディングのご提案推進、お弁当、ホテル料理やスイーツの販売などを強化したものの、売上高は前期比69.6%減の475百万円、営業損失は405百万円(前期は363百万円の営業損失)となりました。
式典事業(葬祭・法要事業)
式典事業(葬祭・法要事業)では、ご葬儀1件あたりの売上高は外出自粛によるご葬儀の小規模化の影響により減少しました。
2020年7月より安全対策を図りながら、施設のイベント(見学会、相談会)を実施し始めております。ご葬儀のご用命をいただけるよう、施設のイベントのほかWEB広告やオンライン相談などを強化してまいりました。
2020年度は、4件の家族葬対応施設(ファミリーホール)を開設しました。2020年4月に「ファミリーホール聖蹟桜ヶ丘」(東京都多摩市)、5月に「サン・ライフ ファミリーホール藤沢大庭」(神奈川県藤沢市)、12月に「西湘ホール」(神奈川県足柄下郡真鶴町:既存施設の隣地に新規建設)、2021年2月に「サン・ライフ ファミリーホール大井松田」(神奈川県足柄上郡大井町)をそれぞれ開設し、ご葬儀件数は増加しました。また、2020年2月より東京都八王子市にあります「東京霊園」の管理運営を受託する高尾山観光開発株式会社がグループ業績に通年で寄与しております。
これらの結果、売上高は前期比9.0%減の7,579百万円、のれん償却費の計上等により、営業利益は前期比13.9%減の1,499百万円となりました。
介護事業
介護事業では、介護サービスご利用者の増加とサービス向上に努めてまいりました。2019年10月よりデイサービス、ショートステイを中心とする「エミーズ鴨宮」(神奈川県小田原市)、「エミーズ東間門」(静岡県沼津市)、「エミーズ原」(静岡県沼津市)が加わったことによりグループ業績に通期で寄与しております。これにより売上高は前期比16.3%増の1,886百万円となりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛によるサービス利用の減少や新規入居制限などもあり、営業損失は32百万円(前期は8百万円の営業損失)となりました。
その他の事業
その他の事業では、少額短期保険収入の増加、2019年11月よりハウスクリーニング、業務用清掃を主要業務とする株式会社スキル(神奈川県平塚市)が加わったことによりグループ業績に通期で寄与しております。売上高は前期比18.0%増の380百万円となりましたが、ハウスクリーニング事業における営業費用の増加等により、営業利益は前期比78.3%減の14百万円となりました。
財政状態については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①イ.:財政状態の認識及び分析」に記載しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は前連結会計年度末に比べ579百万円減少し、8,992百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は371百万円となりました。主な収入要因として、税金等調整前当期純利益242百万円、減価償却費579百万円があった一方、主な支出要因として法人税等の支払額372百万円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は908百万円となりました。これは、有形及び無形固定資産の取得による支出893百万円、定期預金の預入による支出150百万円があった一方、投資有価証券の売却による収入158百万円があったことが主たる要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は45百万円となりました。これは、配当金の支払額195百万円があった一方、短期借入金の収入150百万円があったことが要因であります。
③ 生産、受注及び販売の状況
売上実績
当連結会計年度における売上実績を、セグメントごとに示すと次のとおりです。
(注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容
イ. 財政状態の認識及び分析
資産合計は34,925百万円(前連結会計年度比0.9%減)となりました。
流動資産は10,437百万円(前連結会計年度比3.6%減)となりました。これは、現金及び預金の減少(438百万円)が主たる要因であります。
固定資産は24,488百万円(前連結会計年度比0.3%増)となりました。これは、土地及び建物の取得による有形固定資産の増加(272百万円)、のれんの減少等による無形固定資産の減少(189百万円)、投資有価証券の売却による減少等による投資その他の資産の減少(16百万円)等が主たる要因であります。
(負債)
負債合計は30,204百万円(前連結会計年度比0.9%減)となりました。
流動負債は1,703百万円(前連結会計年度比8.7%減)となりました。これは、買掛金の減少(79百万円)、未払金の減少(126百万円)、未払法人税等の減少(107百万円)があった一方、その他流動負債の増加(187百万円)等が主たる要因であります。なお、その他流動負債の増加のうち150百万円は、グループ会社(株式会社サン・ライフサービス)における外部金融機関からの短期借入金であり、同社がグループ間金融に頼ることなく、独立採算で事業展開を行う目的で敢えてグループ外部から資金調達を行ったものであります。
固定負債は28,501百万円(前連結会計年度比0.4%減)となりました。これは、前払式特定取引前受金の減少(60百万円)、その他固定負債の減少等(74百万円)が主たる要因であります。
(純資産)
純資産合計は4,720百万円(前連結会計年度比0.8%減)となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益135百万円の計上及び配当金の支払195百万円により、利益剰余金が減少(60百万円)したこと、その他有価証券評価差額金の増加22百万円等が主たる要因であります。
ロ. 経営成績の認識及び分析
(売上高)
売上高は10,322百万円(前連結会計年度比12.8%減)となりました。
主な要因としては、ホテル事業(ホテル・ブライダル事業)では、2020年4月7日、2021年1月8日の二度の緊急事態宣言の発令、および感染者数増加の収束が進まないことから、予定しておりましたご婚礼、ご宴会、ご宿泊、レストラン、イベントの多くが中止もしくは延期となり、売上高が大きく減少しました。また、式典事業(葬祭・法要事業)では、ご葬儀1件あたりの売上高が外出自粛によるご葬儀の小規模化の影響により減少したことによるものです。
(売上原価、売上総利益)
売上原価は8,207百万円(前連結会計年度比12.8%減)となりました。これは新型コロナ感染症に伴うホテル事業及び式典事業の売上高減少に伴う変動費の減少等が主たる要因です。
この結果、売上総利益は2,114百万円(前連結会計年度比12.6%減)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は、2,060百万円(前連結会計年度比1.0%増)となりました。これは、2020年2月に株式を取得し、グループ会社となった高尾山観光開発㈱に係るのれん償却費が通年計上となったことが主な要因です。
この結果、営業利益は53百万円(前連結会計年度比85.9%減)となりました。
(営業外損益、経常利益)
営業外損益は、前連結会計年度は80百万円の利益(純額)に対して、当連結会計年度は191百万円の利益(純額)となりました。
この結果、経常利益は244百万円(前連結会計年度比47.0%減)となりました。
(特別損益)
特別損益は、前連結会計年度は1,025百万円の損失(純額)に対して、当連結会計年度は2百万円の損失(純額)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
以上により、親会社株主に帰属する当期純利益は135百万円(前連結会計年度は1,256百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
イ. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、当社グループは、主に営業活動により獲得したキャッシュ・フローを原資として投資活動を行っております。
ロ. 資本の財源及び資金の流動性について
当社の運転資金需要のうち主なものは、冠婚葬祭、介護サービスを提供するための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに、当社グループの施設の新設、改修等に係る投資であります。運転資金及び投資資金については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金を基本としております。また将来、当社グループの新たな収益源となり、企業価値向上に貢献するという判断により、成長分野におけるM&Aを含めた投資の検討を行ってまいります。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が蔓延し、経済活動の停滞が顕著になり予断を許さない状況となっております。二度の緊急事態宣言により人が集う機会が制限され、当社の事業領域においても大きな影響が出ております。
また、「2020年人口動態統計速報」によれば、2020年(1月~12月)の出生数は約87万人に対し、死亡数は約138万人と自然減が続き、「内閣府2020年版高齢社会白書(全体版)」によると、2065年にはわが国の人口は約8,808万人、65歳以上の人口比率が約38.4%と、総人口の減少及び一層の少子・高齢化が予測されております。
経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によりますと、結婚式場業の2020年の取扱件数は前年比58.8%減の33,832件、売上高は前年比62.2%減の93,031百万円となっております。一方、葬祭業の2020年の取扱件数は前年比0.0%減の442,290件、売上高は前年比15.5%減の497,672百万円となっております。
このような状況下、当連結会計年度売上高は10,322百万円(前期比12.8%減)、営業利益は53百万円(前期比85.9%減)、経常利益は244百万円(前期比47.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は135百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失1,256百万円)となりました。
当社グループにおけるセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
ホテル事業(ホテル・ブライダル事業)
ホテル事業(ホテル・ブライダル事業)では、2020年4月7日、2021年1月8日の二度の緊急事態宣言の発令、および感染者数増加の収束が進まないことから、予定しておりましたご婚礼、ご宴会、ご宿泊、レストラン、イベントの多くが中止もしくは延期となりました。そのような情勢の中、フォトウェディングのご提案推進、お弁当、ホテル料理やスイーツの販売などを強化したものの、売上高は前期比69.6%減の475百万円、営業損失は405百万円(前期は363百万円の営業損失)となりました。
式典事業(葬祭・法要事業)
式典事業(葬祭・法要事業)では、ご葬儀1件あたりの売上高は外出自粛によるご葬儀の小規模化の影響により減少しました。
2020年7月より安全対策を図りながら、施設のイベント(見学会、相談会)を実施し始めております。ご葬儀のご用命をいただけるよう、施設のイベントのほかWEB広告やオンライン相談などを強化してまいりました。
2020年度は、4件の家族葬対応施設(ファミリーホール)を開設しました。2020年4月に「ファミリーホール聖蹟桜ヶ丘」(東京都多摩市)、5月に「サン・ライフ ファミリーホール藤沢大庭」(神奈川県藤沢市)、12月に「西湘ホール」(神奈川県足柄下郡真鶴町:既存施設の隣地に新規建設)、2021年2月に「サン・ライフ ファミリーホール大井松田」(神奈川県足柄上郡大井町)をそれぞれ開設し、ご葬儀件数は増加しました。また、2020年2月より東京都八王子市にあります「東京霊園」の管理運営を受託する高尾山観光開発株式会社がグループ業績に通年で寄与しております。
これらの結果、売上高は前期比9.0%減の7,579百万円、のれん償却費の計上等により、営業利益は前期比13.9%減の1,499百万円となりました。
介護事業
介護事業では、介護サービスご利用者の増加とサービス向上に努めてまいりました。2019年10月よりデイサービス、ショートステイを中心とする「エミーズ鴨宮」(神奈川県小田原市)、「エミーズ東間門」(静岡県沼津市)、「エミーズ原」(静岡県沼津市)が加わったことによりグループ業績に通期で寄与しております。これにより売上高は前期比16.3%増の1,886百万円となりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛によるサービス利用の減少や新規入居制限などもあり、営業損失は32百万円(前期は8百万円の営業損失)となりました。
その他の事業
その他の事業では、少額短期保険収入の増加、2019年11月よりハウスクリーニング、業務用清掃を主要業務とする株式会社スキル(神奈川県平塚市)が加わったことによりグループ業績に通期で寄与しております。売上高は前期比18.0%増の380百万円となりましたが、ハウスクリーニング事業における営業費用の増加等により、営業利益は前期比78.3%減の14百万円となりました。
財政状態については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①イ.:財政状態の認識及び分析」に記載しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は前連結会計年度末に比べ579百万円減少し、8,992百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は371百万円となりました。主な収入要因として、税金等調整前当期純利益242百万円、減価償却費579百万円があった一方、主な支出要因として法人税等の支払額372百万円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は908百万円となりました。これは、有形及び無形固定資産の取得による支出893百万円、定期預金の預入による支出150百万円があった一方、投資有価証券の売却による収入158百万円があったことが主たる要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は45百万円となりました。これは、配当金の支払額195百万円があった一方、短期借入金の収入150百万円があったことが要因であります。
③ 生産、受注及び販売の状況
売上実績
当連結会計年度における売上実績を、セグメントごとに示すと次のとおりです。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 売上高(千円) | 前年同期比(%) | |
| ホテル事業 | ||
| ホテルサンライフガーデン | 232,031 | △66.3 |
| ザ・ウイングス | 74,039 | △82.4 |
| 八王子ホテルニューグランド | 169,570 | △62.7 |
| ホテル事業売上高 | 475,641 | △69.6 |
| 式典事業 | ||
| 湘南式典グループ | 2,972,974 | △12.7 |
| 相模原式典グループ | 1,359,955 | ― |
| 県央式典グループ | 1,279,415 | ― |
| 西東京式典グループ | 1,966,827 | △1.8 |
| 式典事業売上高 | 7,579,173 | △9.0 |
| 介護事業 | 1,886,858 | 16.3 |
| 介護事業売上高 | 1,886,858 | 16.3 |
| その他の事業 | ||
| 手数料収入 | 74,832 | 9.2 |
| その他 | 305,505 | 20.4 |
| その他の事業売上高 | 380,337 | 18.0 |
| 合計 | 10,322,012 | △12.8 |
(注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容
イ. 財政状態の認識及び分析
資産合計は34,925百万円(前連結会計年度比0.9%減)となりました。
流動資産は10,437百万円(前連結会計年度比3.6%減)となりました。これは、現金及び預金の減少(438百万円)が主たる要因であります。
固定資産は24,488百万円(前連結会計年度比0.3%増)となりました。これは、土地及び建物の取得による有形固定資産の増加(272百万円)、のれんの減少等による無形固定資産の減少(189百万円)、投資有価証券の売却による減少等による投資その他の資産の減少(16百万円)等が主たる要因であります。
(負債)
負債合計は30,204百万円(前連結会計年度比0.9%減)となりました。
流動負債は1,703百万円(前連結会計年度比8.7%減)となりました。これは、買掛金の減少(79百万円)、未払金の減少(126百万円)、未払法人税等の減少(107百万円)があった一方、その他流動負債の増加(187百万円)等が主たる要因であります。なお、その他流動負債の増加のうち150百万円は、グループ会社(株式会社サン・ライフサービス)における外部金融機関からの短期借入金であり、同社がグループ間金融に頼ることなく、独立採算で事業展開を行う目的で敢えてグループ外部から資金調達を行ったものであります。
固定負債は28,501百万円(前連結会計年度比0.4%減)となりました。これは、前払式特定取引前受金の減少(60百万円)、その他固定負債の減少等(74百万円)が主たる要因であります。
(純資産)
純資産合計は4,720百万円(前連結会計年度比0.8%減)となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益135百万円の計上及び配当金の支払195百万円により、利益剰余金が減少(60百万円)したこと、その他有価証券評価差額金の増加22百万円等が主たる要因であります。
ロ. 経営成績の認識及び分析
(売上高)
売上高は10,322百万円(前連結会計年度比12.8%減)となりました。
主な要因としては、ホテル事業(ホテル・ブライダル事業)では、2020年4月7日、2021年1月8日の二度の緊急事態宣言の発令、および感染者数増加の収束が進まないことから、予定しておりましたご婚礼、ご宴会、ご宿泊、レストラン、イベントの多くが中止もしくは延期となり、売上高が大きく減少しました。また、式典事業(葬祭・法要事業)では、ご葬儀1件あたりの売上高が外出自粛によるご葬儀の小規模化の影響により減少したことによるものです。
(売上原価、売上総利益)
売上原価は8,207百万円(前連結会計年度比12.8%減)となりました。これは新型コロナ感染症に伴うホテル事業及び式典事業の売上高減少に伴う変動費の減少等が主たる要因です。
この結果、売上総利益は2,114百万円(前連結会計年度比12.6%減)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は、2,060百万円(前連結会計年度比1.0%増)となりました。これは、2020年2月に株式を取得し、グループ会社となった高尾山観光開発㈱に係るのれん償却費が通年計上となったことが主な要因です。
この結果、営業利益は53百万円(前連結会計年度比85.9%減)となりました。
(営業外損益、経常利益)
営業外損益は、前連結会計年度は80百万円の利益(純額)に対して、当連結会計年度は191百万円の利益(純額)となりました。
この結果、経常利益は244百万円(前連結会計年度比47.0%減)となりました。
(特別損益)
特別損益は、前連結会計年度は1,025百万円の損失(純額)に対して、当連結会計年度は2百万円の損失(純額)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
以上により、親会社株主に帰属する当期純利益は135百万円(前連結会計年度は1,256百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
イ. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、当社グループは、主に営業活動により獲得したキャッシュ・フローを原資として投資活動を行っております。
ロ. 資本の財源及び資金の流動性について
当社の運転資金需要のうち主なものは、冠婚葬祭、介護サービスを提供するための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに、当社グループの施設の新設、改修等に係る投資であります。運転資金及び投資資金については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金を基本としております。また将来、当社グループの新たな収益源となり、企業価値向上に貢献するという判断により、成長分野におけるM&Aを含めた投資の検討を行ってまいります。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。