- #1 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
組織コンサルティング事業セグメントにおいて、のれんの減損損失を計上したことにより、のれんの金額に重要な変動が生じております。当該事象によるのれんの減少額は30,743千円です。
また、スポーツエンタテインメント事業セグメントにおいて、のれんの減損損失を計上したことにより、のれんの金額に重要な変動が生じております。当該事象によるのれんの減少額は3,279千円です。
2024/05/30 15:30- #2 事業等のリスク
(2) 競合に関するリスク
企業を対象とした組織コンサルティング事業に関しては、他の研修会社、コンサルティング会社、シンクタンク系の研修会社等、多数の企業が参入しており、今後一層、競争が激化するものと認識しております。これまで、当社が他社に対する競争力の源泉としてきた識学を用いたコンテンツや識学に関するノウハウ及び識学を用いたサービスの開発力において、他社に対する優位性が維持できなくなった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(3) 講師の確保に関するリスク
2024/05/30 15:30- #3 会計方針に関する事項(連結)
当社及び連結子会社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。
イ.組織コンサルティング事業
・マネジメントコンサルティングサービス
2024/05/30 15:30- #4 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
(単位:千円)
セグメント区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 |
組織コンサルティング事業マネジメントコンサルティングサービスプラットフォームサービス | 2,408,7191,616,212 | 2,509,5181,739,290 |
スポーツエンタテインメント事業 | 420,036 | 551,020 |
(2)顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報
収益を理解するための基礎となる情報は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4.会計方針に関する事項 (6)収益及び費用の計上基準」に記載のとおりです。
2024/05/30 15:30- #5 報告セグメントの概要(連結)
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、事業内容を基礎とした連結会社ごとの経営管理を行っております。従いまして、当社グループは連結会社別の事業セグメントから構成されており、「組織コンサルティング事業」、「スポーツエンタテインメント事業」、「VCファンド事業」、「ハンズオン支援事業」の4つを報告セグメントとしております。
(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
2024/05/30 15:30- #6 従業員の状況(連結)
2024年2月29日現在
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
組織コンサルティング事業 | 206(7) |
スポーツエンタテインメント事業 | 27(6) |
(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、アルバイト)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.「VCファンド事業」及び「ハンズオン支援ファンド事業」の従業員数は、同一の従業員がこれらの報告セグメントに従事しているため、合計で記載しております。
2024/05/30 15:30- #7 沿革
当社は「識学を広める事で人々の持つ可能性を最大化する」という企業理念を掲げ、「意識構造に着目した独自の理論である『識学』(注1)をより多くの人に知り、活用頂くこと」を目的に、2015年3月に「株式会社識学」を東京都渋谷区渋谷二丁目に設立いたしました。当社設立以降、現在までの沿革は次のとおりであります。
年月 | 概要 |
2020年8月 | 株式会社MAGES.Labを連結子会社化 |
2020年8月 | 組織コンサルティング事業に関するサービスリニューアル、「識学 基本サービス」を提供開始 |
2020年10月 | 株式会社Surpassを持分法適用関連会社化 |
(注1) 識学
識学とは、ヒトの意識構造を分析し、行動を阻害する誤解や錯覚の発生原因を研究した、当社独自開発の理論をいいます。詳細については「第1企業の概況 3 事業の内容」をご参照ください。
2024/05/30 15:30- #8 減損損失に関する注記(連結)
(1)減損損失を認識した資産
会社名 | 場所 | 用途 | 種類 | 減損損失 |
株式会社識学 | 東京都品川区 | その他 | のれん | 30,743千円 |
福島スポーツエンタテインメント株式会社 | 福島県郡山市 | その他 | のれん | 3,279千円 |
(2)減損損失の認識に至った経緯
当社が2019年にTIGALA株式会社よりM&Aコンサルティング事業を事業譲受した際に発生した
のれんに関して、事業計画の見直しに伴い当初予定していた収益が見込めなくなったことにより、回収可能価額をゼロとして減損損失を計上しております。
2024/05/30 15:30- #9 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
上記の中長期ビジョン達成のためには、当社の経営の基本方針を踏まえつつ、以下の戦略により事業を推進してまいる方針です。
事業ポートフォリオ | 個別戦略 |
組織コンサルティング事業 | ・識学の旗艦サービス「プラットフォームサービス」拡大による収益基盤の強化・上記収益基盤を活かした「既存サービス、新サービスを追加(ハード面の強化)」及び「コンサルタントの人数を増加させず、1人当たり売上の増加(ソフト面の強化)」・「顧客満足度の向上」→「解約率の低下」→「基盤の強化」となる好循環サイクルを構築 |
スポーツエンタテインメント事業 | ・スポンサー収入の拡大・行政とのつながりを活用した受託事業の成長・チームへの投資は引き続き実施・アリーナ建設に向けた行政との連携 |
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
企業理念及び経営戦略等の実現性を表す客観的な指標として、講師一人当たり売上高及び講師数を指標としております。
2024/05/30 15:30- #10 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
このような経営環境の中、当社グループは「識学を広める事で人々の持つ可能性を最大化する」という企業理念のもと、組織コンサルティング事業においては、コンサルタント人材の育成、コンサルタントの品質管理を徹底的に行いながら、「識学」が顧客の組織に浸透する状態を実現するべくサービス提供を行ってまいりました。スポーツエンタテインメント事業においては、2023年10月に開幕したBリーグ2023-24シーズンでB1昇格を実現するためにチーム強化への積極的な投資を行いつつ、地域密着型クラブとして認知度向上に向けたマーケティング活動やスポンサー獲得のための積極的な営業活動を行ってまいりました。VCファンド事業及びハンズオン支援ファンド事業においては、識学2号投資事業有限責任組合が新たに7社に対して出資を実施しました。また、2023年7月には新進気鋭スタートアップ投資事業有限責任組合を組成し、新たに3社に対して出資を実施しました。
なお、組織コンサルティング事業のうち、2019年にTIGALA株式会社より事業譲受したM&Aコンサルティング事業において、2022年11月より開始しているM&A仲介サービスの提供に注力するため、同事業についてのれんの減損損失30,743千円を当連結会計年度において特別損失として計上しております。
この結果、当連結会計年度における売上高は4,829,829千円(前年同期比8.3%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費+敷金償却費)は△30,242千円(前年同期は28,787千円)、営業損失は113,225千円(前年同期は営業損失57,459千円)、経常損失は111,191千円(前年同期は経常損失73,095千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は97,760千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失252,103千円)となりました。
2024/05/30 15:30- #11 設備投資等の概要
セグメント毎の状況は以下のとおりであります。
組織コンサルティング事業においては、オフィスレイアウト変更に伴う設備工事及び什器備品の購入等により総額3,727千円を実施いたしました。
スポーツエンタテインメント事業、VCファンド事業及びハンズオン支援ファンド事業においては、重要性が乏しいため記載を省略しております。
2024/05/30 15:30- #12 負ののれん発生益(連結)
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)
2024/05/30 15:30