有価証券報告書-第15期(2023/03/01-2024/02/29)
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、3,588,127千円となり、前連結会計年度末に比べ154,638千円増加いたしました。主な増減要因は、売掛金が24,602千円、未収消費税等が39,904千円、ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定が36,320千円、未収還付法人税等が21,587千円減少した一方で、借入に伴い現金及び預金が257,385千円増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、2,587,800千円となり、前連結会計年度末に比べ73,717千円増加いたしました。主な増減要因は、預り金が70,152千円減少した一方で、借入に伴い長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が135,914千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、1,000,326千円となり、前連結会計年度末に比べ80,920千円増加いたしました。主な増減要因は、親会社株主に帰属する当期純利益79,143千円の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当社グループでは、「まるくて大きな時代をつくろう」を企業理念に、その実現に向けた第一弾の事業として、クリエイターエンパワーメント事業を推進しております。
日本ならびに中国語圏におけるグローバルハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」に加え、「Creema」と連携可能な唯一のネットショップ開設サービス「InFRAME」の運営を行うマーケットプレイスサービス、「Creema」のプラットフォームを活用し、出店クリエイター・企業・地方公共団体のマーケティング支援を行うプラットフォームサービス、日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes’(東京ビッグサイト)」等の大型イベントを展開するイベントサービス、さらには、クリエイターの創造的な活動を応援することに特化したクラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」、人気アーティストのレッスン動画プラットフォーム「FANTIST」等、クリエイターの活動を支援するサービスを様々な角度から展開し、まだ見ぬ巨大なクリーマ経済圏の確立と、クラフトカルチャーの醸成に力を注いでおります。
マーケットプレイスサービスにおいては、入園入学といったライフイベントや、母の日やクリスマス等の季節のトレンドを捉えた各種マーチャンダイジング・キャンペーン施策を展開する等、クリエイター作品の魅力を訴求する様々な企画を実施しました。また「Creema」のユーザーインターフェース改善、検索機能の拡充、インフラ基盤の強化をはじめ、プロダクト面においても多面的な強化を推進しました。さらに、「Creema」及びハンドメイドマーケットプレイス市場の認知拡大を目的に、前期より今期3月にかけてTVCMを複数回放映してきましたが、並行してデジタルマーケティングの改善によるROASの向上にも取り組み、当該サービスの広告宣伝や販売促進に係るプロモーション費用を前年同期比57%まで大幅に圧縮することができました。加えて、日本最大のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」と連携可能な唯一のネットショップ開設サービス「InFRAME」を2024年1月末にリリースしました。一方で、前期に大規模に実施していたTVCM効果の反動に加え、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う外出需要の追加拡大(リオープニング)による影響が想定以上に大きかったことも重なり、マーケットプレイスサービスの流通総額は165.8億円(前期比99%)、売上高は1,602,840千円(前期比98%)で着地し、僅かに前年実績を下回る結果となりました。なお、当連結会計年度におけるクリエイター数は約27万人、登録作品数は約1,769万点、スマートフォンアプリのダウンロード数は約1,481万回を突破しております。
プラットフォームサービスにおいては、「Creema」のプラットフォームならびにユーザー基盤を活用した企業・地方公共団体向けのPR支援を行う外部広告サービスにて、大手商業施設とコラボレーションしたクラフトイベントの開催や、海洋プラスチックごみの一因とされる“廃棄漁網”をアップサイクルするSDGsプロジェクトの実施、地方自治体と連携した各種地方創生プロジェクト等、当社にしかできない様々なPR企画をクライアントに対し提案・実現してきました。また、クリエイターが自身の作品を「Creema」上でプロモーションできる内部広告サービスでは、広告サービスの利用者数を増加させるべく、プロダクトの改善とその普及に努めました。その結果、プラットフォームサービスの売上高は683,592千円(前期比108%)での着地となっております。
イベントサービス(旧イベント・ストアサービス)においては、2023年7月22日・23日、及び2024年1月13日・14日に、日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes'」を開催し、多くのクリエイター・来場者の方々にご参加いただき、コロナ前の全盛時に近い水準にまで活況を取り戻すことができました。一方で、前期には、2023年1月をもって全店閉店となったストアサービス(Creema Store)の売上が計上されていたこと、また今年度の開催を見合わせた音楽とクラフトの野外フェスティバル「Creema YAMABIKO FES」の売上も計上されていたこと等から、今期はその売上分の下方圧力があり、売上高は141,658千円(前期比69%)で着地いたしました。なお、今年度の開催を見合わせた「Creema YAMABIKO FES」については、来年度の2024年3月16日・17日に、時期・会場を変更して開催いたしました。
当社グループの中長期的な成長を企図し、戦略的な先行投資を拡大している新サービス群では、クリエイターやものづくり事業者の創造的な活動を応援することに特化したクラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」において、引き続き多様なプロジェクトが起案され、その多くが目標支援金額を達成しております。また、クリエイターがレッスン動画を販売する動画プラットフォーム「FANTIST」においては、参加クリエイター数・出品動画数ともに順調に成長していることに加え、初学者向けに体系的なレッスンを提供するコースレッスン動画も順調に拡張いたしました。結果として、売上高は80,872千円(前期比255%)と大幅な成長を続けています。これら全てのサービスを連携させることにより、ユーザー価値の最大化を図ると同時に、当社グループのサービスの認知度向上及び市場の拡大、クリーマ経済圏の確立に取り組んで参りました。
その結果、当連結会計年度における全社業績については、売上高は前年同期比100%となる2,508,966千円で着地いたしました。また、期初開示の通り、今期は新規事業領域及びシステム領域への成長投資を継続、拡大させておりますが、営業利益は41,436千円(前期から427,083千円の増益)、イベントサービスやプラットフォームサービスに係る補助金収入が計上された関係で経常利益は68,923千円(前期から453,640千円の増益)、直近の事業計画を踏まえ、繰延税金資産を計上した関係で親会社株主に帰属する当期純利益は79,143千円(前期から487,462千円の増益)となり、いずれも前年同時期との比較では大幅な増益となっています。
なお、当社グループでは、クリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、257,385千円増加し、当連結会計年度末には2,632,228千円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、113,394千円(前連結会計年度は320,744千円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上68,923千円、未払消費税等の増加65,274千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により獲得した資金は、4,303千円(前連結会計年度は91,247千円の使用)となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入4,984千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は、137,538千円(前連結会計年度は169,838千円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出264,086千円の一方で、長期借入れによる収入400,000千円によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループはクリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントであります。
(注)主要な相手先別の販売実績及び当該総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針、見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える判断・仮定・見積りを必要としております。経営者は、貸倒引当金とポイント引当金等に関する判断・仮定・及び見積りについては過去の実績等に基づき、固定資産の減損処理については過去の実績等に基づいて将来キャッシュ・フローを予測し、また、繰延税金資産の回収可能性については過去の実績等に基づいて将来の課税所得を予測し、これらにつき合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる結果をもたらす場合があります。当社グループの連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」をご参照ください。
b.当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度の財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」をご参照ください。
c.当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
③ 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社グループの資金需要のうち主なものは、当社グループのサービスの認知度向上及び会員獲得のための広告宣伝費、及び事業拡大のための開発にかかる人件費及び外注費であり、さらにM&A等の投資を実施していく方針であります。これらの資金需要につきましては、自己資金、金融機関からの借入及び新株発行等により資金調達していくことを基本方針としておりますが、財政状態を勘案しつつ、資金使途及び需要額に応じて、柔軟に検討を行う予定であります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
「3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社は常に市場動向、政府の政策に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保と育成等に力を入れ、当社の経営成績に重要な影響を与えるリスクに対し、適切に対応を行って参ります。
⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況
「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループは経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、登録作品数、アプリダウンロード数及び流通総額を重要な経営指標と位置付けております。
当該指標については、当連結会計年度末の登録作品数は、前連結会計年度末と比べ114%、アプリダウンロード数は同107%、また、流通総額は同99%の水準となっております。これは、現時点において予定通りの進捗となっており、今後の業績に寄与するものと期待できることから、順調に推移しているものと認識しております。
<マーケットプレイスサービスの重要指標推移表>
※登録作品数はサービス開始時点から当該期末までの累積数、アプリダウンロード数はアプリリリース時点から当該期末までの累積数、流通総額は期末時点の各期の合計
当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、3,588,127千円となり、前連結会計年度末に比べ154,638千円増加いたしました。主な増減要因は、売掛金が24,602千円、未収消費税等が39,904千円、ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定が36,320千円、未収還付法人税等が21,587千円減少した一方で、借入に伴い現金及び預金が257,385千円増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、2,587,800千円となり、前連結会計年度末に比べ73,717千円増加いたしました。主な増減要因は、預り金が70,152千円減少した一方で、借入に伴い長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が135,914千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、1,000,326千円となり、前連結会計年度末に比べ80,920千円増加いたしました。主な増減要因は、親会社株主に帰属する当期純利益79,143千円の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当社グループでは、「まるくて大きな時代をつくろう」を企業理念に、その実現に向けた第一弾の事業として、クリエイターエンパワーメント事業を推進しております。
日本ならびに中国語圏におけるグローバルハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」に加え、「Creema」と連携可能な唯一のネットショップ開設サービス「InFRAME」の運営を行うマーケットプレイスサービス、「Creema」のプラットフォームを活用し、出店クリエイター・企業・地方公共団体のマーケティング支援を行うプラットフォームサービス、日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes’(東京ビッグサイト)」等の大型イベントを展開するイベントサービス、さらには、クリエイターの創造的な活動を応援することに特化したクラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」、人気アーティストのレッスン動画プラットフォーム「FANTIST」等、クリエイターの活動を支援するサービスを様々な角度から展開し、まだ見ぬ巨大なクリーマ経済圏の確立と、クラフトカルチャーの醸成に力を注いでおります。
マーケットプレイスサービスにおいては、入園入学といったライフイベントや、母の日やクリスマス等の季節のトレンドを捉えた各種マーチャンダイジング・キャンペーン施策を展開する等、クリエイター作品の魅力を訴求する様々な企画を実施しました。また「Creema」のユーザーインターフェース改善、検索機能の拡充、インフラ基盤の強化をはじめ、プロダクト面においても多面的な強化を推進しました。さらに、「Creema」及びハンドメイドマーケットプレイス市場の認知拡大を目的に、前期より今期3月にかけてTVCMを複数回放映してきましたが、並行してデジタルマーケティングの改善によるROASの向上にも取り組み、当該サービスの広告宣伝や販売促進に係るプロモーション費用を前年同期比57%まで大幅に圧縮することができました。加えて、日本最大のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」と連携可能な唯一のネットショップ開設サービス「InFRAME」を2024年1月末にリリースしました。一方で、前期に大規模に実施していたTVCM効果の反動に加え、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う外出需要の追加拡大(リオープニング)による影響が想定以上に大きかったことも重なり、マーケットプレイスサービスの流通総額は165.8億円(前期比99%)、売上高は1,602,840千円(前期比98%)で着地し、僅かに前年実績を下回る結果となりました。なお、当連結会計年度におけるクリエイター数は約27万人、登録作品数は約1,769万点、スマートフォンアプリのダウンロード数は約1,481万回を突破しております。
プラットフォームサービスにおいては、「Creema」のプラットフォームならびにユーザー基盤を活用した企業・地方公共団体向けのPR支援を行う外部広告サービスにて、大手商業施設とコラボレーションしたクラフトイベントの開催や、海洋プラスチックごみの一因とされる“廃棄漁網”をアップサイクルするSDGsプロジェクトの実施、地方自治体と連携した各種地方創生プロジェクト等、当社にしかできない様々なPR企画をクライアントに対し提案・実現してきました。また、クリエイターが自身の作品を「Creema」上でプロモーションできる内部広告サービスでは、広告サービスの利用者数を増加させるべく、プロダクトの改善とその普及に努めました。その結果、プラットフォームサービスの売上高は683,592千円(前期比108%)での着地となっております。
イベントサービス(旧イベント・ストアサービス)においては、2023年7月22日・23日、及び2024年1月13日・14日に、日本最大級のクリエイターの祭典「HandMade In Japan Fes'」を開催し、多くのクリエイター・来場者の方々にご参加いただき、コロナ前の全盛時に近い水準にまで活況を取り戻すことができました。一方で、前期には、2023年1月をもって全店閉店となったストアサービス(Creema Store)の売上が計上されていたこと、また今年度の開催を見合わせた音楽とクラフトの野外フェスティバル「Creema YAMABIKO FES」の売上も計上されていたこと等から、今期はその売上分の下方圧力があり、売上高は141,658千円(前期比69%)で着地いたしました。なお、今年度の開催を見合わせた「Creema YAMABIKO FES」については、来年度の2024年3月16日・17日に、時期・会場を変更して開催いたしました。
当社グループの中長期的な成長を企図し、戦略的な先行投資を拡大している新サービス群では、クリエイターやものづくり事業者の創造的な活動を応援することに特化したクラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」において、引き続き多様なプロジェクトが起案され、その多くが目標支援金額を達成しております。また、クリエイターがレッスン動画を販売する動画プラットフォーム「FANTIST」においては、参加クリエイター数・出品動画数ともに順調に成長していることに加え、初学者向けに体系的なレッスンを提供するコースレッスン動画も順調に拡張いたしました。結果として、売上高は80,872千円(前期比255%)と大幅な成長を続けています。これら全てのサービスを連携させることにより、ユーザー価値の最大化を図ると同時に、当社グループのサービスの認知度向上及び市場の拡大、クリーマ経済圏の確立に取り組んで参りました。
その結果、当連結会計年度における全社業績については、売上高は前年同期比100%となる2,508,966千円で着地いたしました。また、期初開示の通り、今期は新規事業領域及びシステム領域への成長投資を継続、拡大させておりますが、営業利益は41,436千円(前期から427,083千円の増益)、イベントサービスやプラットフォームサービスに係る補助金収入が計上された関係で経常利益は68,923千円(前期から453,640千円の増益)、直近の事業計画を踏まえ、繰延税金資産を計上した関係で親会社株主に帰属する当期純利益は79,143千円(前期から487,462千円の増益)となり、いずれも前年同時期との比較では大幅な増益となっています。
なお、当社グループでは、クリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、257,385千円増加し、当連結会計年度末には2,632,228千円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、113,394千円(前連結会計年度は320,744千円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上68,923千円、未払消費税等の増加65,274千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により獲得した資金は、4,303千円(前連結会計年度は91,247千円の使用)となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入4,984千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は、137,538千円(前連結会計年度は169,838千円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出264,086千円の一方で、長期借入れによる収入400,000千円によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループはクリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| クリエイターエンパワーメント事業 | 2,508,966 | 100.4 |
| 合計 | 2,508,966 | 100.4 |
(注)主要な相手先別の販売実績及び当該総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針、見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える判断・仮定・見積りを必要としております。経営者は、貸倒引当金とポイント引当金等に関する判断・仮定・及び見積りについては過去の実績等に基づき、固定資産の減損処理については過去の実績等に基づいて将来キャッシュ・フローを予測し、また、繰延税金資産の回収可能性については過去の実績等に基づいて将来の課税所得を予測し、これらにつき合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる結果をもたらす場合があります。当社グループの連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」をご参照ください。
b.当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度の財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」をご参照ください。
c.当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
③ 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社グループの資金需要のうち主なものは、当社グループのサービスの認知度向上及び会員獲得のための広告宣伝費、及び事業拡大のための開発にかかる人件費及び外注費であり、さらにM&A等の投資を実施していく方針であります。これらの資金需要につきましては、自己資金、金融機関からの借入及び新株発行等により資金調達していくことを基本方針としておりますが、財政状態を勘案しつつ、資金使途及び需要額に応じて、柔軟に検討を行う予定であります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
「3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社は常に市場動向、政府の政策に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保と育成等に力を入れ、当社の経営成績に重要な影響を与えるリスクに対し、適切に対応を行って参ります。
⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況
「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループは経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、登録作品数、アプリダウンロード数及び流通総額を重要な経営指標と位置付けております。
当該指標については、当連結会計年度末の登録作品数は、前連結会計年度末と比べ114%、アプリダウンロード数は同107%、また、流通総額は同99%の水準となっております。これは、現時点において予定通りの進捗となっており、今後の業績に寄与するものと期待できることから、順調に推移しているものと認識しております。
<マーケットプレイスサービスの重要指標推移表>
| 2021年 2月期末 実績 | 2022年2月期末 | 2023年2月期末 | 2024年2月期末 | ||||
| 実績 | 前期比 | 実績 | 前期比 | 実績 | 前期比 | ||
| 登録作品数(万点) | 1,131 | 1,348 | 119% | 1,549 | 115% | 1,769 | 114% |
| アプリダウンロード数 (万回) | 1,120 | 1,253 | 112% | 1,391 | 111% | 1,481 | 107% |
| 流通総額 (百万円) | 15,419 | 16,067 | 104% | 16,834 | 105% | 16,584 | 99% |
※登録作品数はサービス開始時点から当該期末までの累積数、アプリダウンロード数はアプリリリース時点から当該期末までの累積数、流通総額は期末時点の各期の合計