有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2021/02/18 15:00
【資料】
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【項目】
145項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1)企業理念
[社是]
和して拓く
[社訓]
一、社業を通じ社会に奉仕
一、企業の永続と繁栄
一、社員の幸福と人格の向上
[経営理念]
我が社は、お客様の信頼を得る製品とサービスを創り出し、立ち止まらず、高いモラルを有し、発展し続ける企業を目指します。
(2)経営方針
当社は、「全社一丸経営の実践」を経営方針に掲げ、成長性、収益性、健全性をバランスよく加速させ、企業価値の向上を図り、社会に貢献することを基本方針としております。
(3)経営環境と経営戦略
わが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響により、世界や日本の経済へのマイナス影響は長期化することが懸念されており、引き続き厳しい状況にあります。
当社の事業領域である半導体関連事業分野については、2019年は円ベースで前年比△11.2%、2020年は円ベースで同△2.1%と2年連続のマイナス成長となりましたが、2021年は円ベースで同+4.8%と予測されております。(出所:WSTS(世界半導体市場統計)2020年秋季半導体市場予測について 2020年12月1日発表)
このような環境の中で当社は、将来拡大が期待される車載関連、5G、ロボット、AI等今後の技術革新であるAI+IoTものづくり戦略と需要拡大に対応するため、「選択と集中を進め、成長戦略を加速させる」をスローガンとして、「成長戦略」「経営体質の強化」「経営品質の向上」「品質と信頼性の追求」を重視し、当社ならではの「新しい価値」を創造し、時代の要求にお応えできる企業であり続けられることを目指しております。
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社では、「成長性は売上高」、「収益性は経常利益」、「健全性は自己資本比率」とし、売上高、経常利益の増加、自己資本比率の上昇を重要な経営指標として位置付けております。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
① 成長戦略
中核事業の競争力強化、新技術や新製品の創出早期化・事業化推進、新市場、グローバル戦略の拡大に取り組んでまいります。
② 経営体質の強化
マネジメント力の向上、人材育成の強化、納期対応力の強化によるコスト削減、顧客満足度の向上に取り組んでまいります。また、生産性向上と業務改善の推進、製造力強化、知的財産権戦略の構築により、健全で質の高い経営体質を目指します。
③ 経営品質の向上
コンプライアンス(倫理・遵法)徹底強化とCSRを推進し、適切な企業統治と情報開示、情報セキュリティ強化に取り組んでまいります。また、「事業経営」と「環境経営」の一体化を推進し、BCPを確立させ、社会から信頼される企業集団を目指します。
④ 品質と信頼性の追求
顧客最優先と品質至上を徹底し、信頼性を高め、価値ある製品とサービスを提供します。具体的には、設計品質、製造品質、サービス品質の向上を目指します。