有価証券報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)
(5)指標と目標
①気候変動に関する指標と目標(マテリアリティ「①気候変動対応、環境保全」に関する指標と目標)
当社は、気候変動に係るリスク並びに機会を測定・管理するため、また地域の気候変動に対する意識の啓蒙のため、GHG排出量や取引先のESG・SDGsの考え方についてのヒアリング状況などの指標を活用しております。
ア.当社におけるGHG排出量
当社は、自社GHG排出量(Scope1,2)における2030年度に2013年度比100%削減を実現する目標を掲げており、当社及び当社連結子会社の国内外拠点を対象に、GHGプロトコルに沿った精緻な排出量把握と削減に向けた取組を進めております。
イ.Scope1,2について
2024年度の当社によるCO₂排出量削減実績は5,041t-CO₂であり、2013年度比50.5%削減となりました。
2030年度の目標である2013年度比100%削減に向けて以下の取組を進めております。
・店舗新築時のZEB対応の実施(2022年度から累計で6店舗)
・店舗屋上での太陽光発電設備設置(2022年度から累計で5店舗)
・営業車両の削減(2013年度比75台削減(501台⇒426台))
・EV(HV)車への入替(2013年度比86台増加(2台⇒88台)
ウ.Scope3について
Scope3のうち特にカテゴリー15の投融資によるCO₂排出量は、金融機関において重要なCO₂排出量削減の対象であり、今年度より北國銀行事業性貸出先を対象に試算を行いました。試算結果は以下の通りです。
CO₂排出量2,580,435t-CO₂
また、Scope3カテゴリー15(投融資分)上位3業種の排出量は以下の通りです。
エ.地域の気候変動に対する意識の啓蒙のための取組
当社では、地域での気候変動に対する意識の啓蒙のため以下の指標と目標を設定しております。
②地域経済(マテリアリティ「②地域経済活性化への貢献」に関する指標と目標)
地域経済活性化への取組についての戦略を進めるにあたり、当社では次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次のとおりであります。
※トチツーカとは自治体が発行するポイント(トチポ)、北國銀行が発行するステーブルコイン(トチカ)の総称をいいます。
③ステークホルダー(マテリアリティ「④株主・投資家との対話による経営の透明性の向上」に関する指標と目標)
ステークホルダーに関するガバナンス向上についての戦略を進めるにあたり、当社では次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次のとおりであります。
④人的資本に関する指標と目標
人材育成戦略を進めるにあたり、当社では次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次のとおりであります。
なお、「新規採用に占めるキャリア採用比率」「男性育休取得率」については、2024年度実績にて目標値に到達しておりますが、サステナビリティの観点から継続的に目標水準を達成することが必要不可欠と認識し記載しております。
また、「配属公募(ジョブ・チャレンジ制度手挙げ含む)、昇進公募」「新規事業開発公募」「研修、講座の受講者数」「社内コラボレーション参加人数」については、目標(達成時期)は定めておりませんが、人材育成戦略上重要な指標であることから実績のみ記載しております。
(※1)コンサルティング、海外戦略、キャッシュレス、デジタル・システム、投資・運用、地域活性化に関する業務を担う社員の割合
(※2)チーフ職以上の社員の採用割合
(※3)研修費、研修にかかる旅費、受講費用補助、難関資格取得費用補助等
(※4)AIツールアクティブユーザー比率
(※5)オンライン講座、ビジネススクールの受講者及び難関資格に挑戦する社員
(※6)従業員向け譲渡制限付株式制度(RS)付与分を含む
(※7)社員のキャリア形成支援の一環として他部署の業務を体験する制度
(※8)当社社員が発揮している仕事の出来(パフォーマンスの状態)
(※9)出向先において、部長級以上の職位を担う人材
①気候変動に関する指標と目標(マテリアリティ「①気候変動対応、環境保全」に関する指標と目標)
当社は、気候変動に係るリスク並びに機会を測定・管理するため、また地域の気候変動に対する意識の啓蒙のため、GHG排出量や取引先のESG・SDGsの考え方についてのヒアリング状況などの指標を活用しております。
ア.当社におけるGHG排出量
当社は、自社GHG排出量(Scope1,2)における2030年度に2013年度比100%削減を実現する目標を掲げており、当社及び当社連結子会社の国内外拠点を対象に、GHGプロトコルに沿った精緻な排出量把握と削減に向けた取組を進めております。
イ.Scope1,2について
2024年度の当社によるCO₂排出量削減実績は5,041t-CO₂であり、2013年度比50.5%削減となりました。

・店舗新築時のZEB対応の実施(2022年度から累計で6店舗)
・店舗屋上での太陽光発電設備設置(2022年度から累計で5店舗)
・営業車両の削減(2013年度比75台削減(501台⇒426台))
・EV(HV)車への入替(2013年度比86台増加(2台⇒88台)
ウ.Scope3について
Scope3のうち特にカテゴリー15の投融資によるCO₂排出量は、金融機関において重要なCO₂排出量削減の対象であり、今年度より北國銀行事業性貸出先を対象に試算を行いました。試算結果は以下の通りです。
CO₂排出量2,580,435t-CO₂
また、Scope3カテゴリー15(投融資分)上位3業種の排出量は以下の通りです。
業種 | 排出量(単位:t-CO₂) |
一般機械 | 337,775 |
金属製品 | 316,684 |
建築工事業 | 247,984 |
エ.地域の気候変動に対する意識の啓蒙のための取組
当社では、地域での気候変動に対する意識の啓蒙のため以下の指標と目標を設定しております。
2024年度実績 | 2025年度 | 2026年度 | 2027年度 | |
事業性理解を通じたESG・SDGsへの考え方についての肯定先数 | 2,691 | 3,000 | 4,000 | 5,000 |
事業性理解を通じた温暖化ガス排出量の計測、記録状況 記録先数のヒアリング件数 | 117 | 1,450 | 3,150 | 4,800 |
サステナブルファイナンス取扱件数(リース、融資) | 119 | 150 | 220 | 300 |
②地域経済(マテリアリティ「②地域経済活性化への貢献」に関する指標と目標)
地域経済活性化への取組についての戦略を進めるにあたり、当社では次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次のとおりであります。
戦略 | 項目 | 目標(2025年度) | 2024年度実績 |
ⅰ)地方公共団体とのコラボレーションによる生産性向上への貢献 | ・トチカユーザー数(※) ・トチツーカ加盟店数(※) ・トチポ取扱自治体数(※) | ・100,000人 ・5,000先 ・3件 | ・9,707人 ・2,342先 ・3件 |
ⅱ)コンサルティング&アドバイザリー機能の発揮 | ・コンサルティング契約件数 | ・570件 | ・642件 |
ⅲ)ライフプラン・資産形成サポート、職域含む金融教育への取組 | ・投資信託・北國おまかせNavi、401K口座数 ・遺言信託・遺産整理・投資助言契約件数 | ・45,000件 ・115件 | ・41,458件 ・108件 |
ⅳ)デジタル・キャッシュレス社会創出への貢献 | ・北國Visaデビットカード会員数 ・北國Visaデビットカード利用率 ・カード加盟店数 | ・342,500人 ・40% ・7,200件 | ・342,000人 ・35.6% ・7,035先 |
※トチツーカとは自治体が発行するポイント(トチポ)、北國銀行が発行するステーブルコイン(トチカ)の総称をいいます。
③ステークホルダー(マテリアリティ「④株主・投資家との対話による経営の透明性の向上」に関する指標と目標)
ステークホルダーに関するガバナンス向上についての戦略を進めるにあたり、当社では次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次のとおりであります。
戦略 | 項目 | 目標 | 2024年度実績 |
コーポレート・ガバナンス体制 | ・社外取締役比率 ・取締役会開催回数 ・指名報酬委員会開催回数 ・グループ戦略会議開催回数 ・CEOによる1on1MT実績 | 目標は定めておりませんが、各項目についてPDCAを回す体制となっております。 | ・55% ・12回 ・6回 ・50回 ・53回 |
④人的資本に関する指標と目標
人材育成戦略を進めるにあたり、当社では次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次のとおりであります。
なお、「新規採用に占めるキャリア採用比率」「男性育休取得率」については、2024年度実績にて目標値に到達しておりますが、サステナビリティの観点から継続的に目標水準を達成することが必要不可欠と認識し記載しております。
また、「配属公募(ジョブ・チャレンジ制度手挙げ含む)、昇進公募」「新規事業開発公募」「研修、講座の受講者数」「社内コラボレーション参加人数」については、目標(達成時期)は定めておりませんが、人材育成戦略上重要な指標であることから実績のみ記載しております。
戦略 | 項目 | 目標(達成時期) | 2024年度実績 |
全体 | 一人当たり付加価値額 | 2,850万円(2031年3月期) | 1,990万円 |
人的ポートフォリオ(※1) | 新事業人員割合35%(2035年3月期) | 22% | |
採用 | 新規採用に占めるキャリア採用比率 | 50%超を維持 | 61.1% |
キャリア採用おけるエキスパート割合(※2) | 50%(2031年3月期) | 27.2% | |
管理職・チーフのキャリア採用比率 | 20%(2031年3月期) | 9.7% | |
育成 | 人材育成投資額(※3) | 35,000万円(2031年3月期) | 10,000万円 |
デジタル人材比(※4) | 70.0%(2031年3月期) | 20.6% | |
高度な学びに取組む社員割合 (※5) | 30%(2031年3月期) | 18% | |
活躍 | 平均賃金(※6) | 900万円(2031年3月期) | 695万円 |
手挙げの挑戦人数 ①配属公募(ジョブ・チャレンジ制度手挙げ含む)、昇進公募 | - | 353人 | |
②新規事業開発公募 | - | 21人 | |
③研修、講座の受講者数 | - | 1,242人 | |
④社内コラボレーション制度参加人数(※7) | - | 134人 | |
女性管理職比率 | 30%(2031年3月期) | 21.4% | |
正社員比率 | 100%(2035年3月期) | 91.7% | |
環境 | プレゼンティーズム(※8) | 85%(2031年3月期) | 80.6% |
男性育休取得率 | 100%超を維持 | 152.3% | |
男性育休期間 | 30日(2031年3月期) | 11日 | |
輩出 | 出向者数 | 165人(2031年3月期) | 78人 |
出向者のうち経営に携わる人材割合(※9) | 80%(2031年3月期) | 73% |
(※1)コンサルティング、海外戦略、キャッシュレス、デジタル・システム、投資・運用、地域活性化に関する業務を担う社員の割合
(※2)チーフ職以上の社員の採用割合
(※3)研修費、研修にかかる旅費、受講費用補助、難関資格取得費用補助等
(※4)AIツールアクティブユーザー比率
(※5)オンライン講座、ビジネススクールの受講者及び難関資格に挑戦する社員
(※6)従業員向け譲渡制限付株式制度(RS)付与分を含む
(※7)社員のキャリア形成支援の一環として他部署の業務を体験する制度
(※8)当社社員が発揮している仕事の出来(パフォーマンスの状態)
(※9)出向先において、部長級以上の職位を担う人材