有価証券報告書-第18期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/27 14:13
【資料】
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【項目】
104項目
(1)経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の分析は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において当社が判断したものです。
①財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における総資産は7,243,658千円となり、前事業年度末に比べ854,561千円増加しました。これは主に、現金及び預金が667,693千円、売掛金が70,431千円増加したことによるものです。
(負債)
当事業年度末における負債は783,219千円となり、前事業年度末に比べ118,164千円増加しました。これは主に、未払金が62,761千円増加、契約負債が47,437千円増加したことによるものです。
(純資産)
当事業年度末における純資産は6,460,438千円となり、前事業年度末に比べ736,397千円増加しました。これは主に、当期純利益の計上等により利益剰余金が737,999千円増加したことによるものです。
②経営成績の状況
当事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)におけるわが国経済は、賃金の増加等を背景とした個人消費の持ち直し、生産性向上や人手不足への対応に向けた省力化需要を背景とした企業の設備投資の増加などを背景に緩やかな成長が続きました。一方で、エネルギーや食料品などを中心とした物価上昇の影響により個人消費の成長は今後鈍化する可能性も指摘されています。このような状況の中、2024年7~9月の転職者数は前年同期比106%と増加となりました(注)。また、個人のキャリア観の変化や終身雇用の構造的限界により、今後雇用の流動化は一層加速し、働き方改革やリモートワークの普及により、多様な働き方が広がる中で、求職者の会社選びの基準も多様化していくと考えています。
「OpenWork」サービスにおいては、2024年12月末時点で約76,200社、約1,840万件の社員クチコミデータが掲載され、登録ユーザー数は約695万人となりました。また、「OpenWorkリクルーティング」サービスにおいては、2024年12月末時点で、契約社数(登録エージェント企業数含む)は約3,730社、累計Web履歴書登録数(社会人・学生)は約134万件となりました。
以上の結果、当事業年度の営業収益は3,542,027千円(前年同期比21.2%増)、一方で更なる成長に向けた採用強化により、営業費用は2,515,854千円(前年同期比21.8%増)、営業利益は1,026,173千円(前年同期比19.8%増)、経常利益は1,027,215千円(前年同期比20.2%増)、当期純利益は757,427千円(前年同期比23.4%増)となりました。
なお、当社はワーキングデータプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしていませんが、主なサービス別の業績については、以下のとおりです。
(OpenWork)
当事業年度においては、会員課金数は増加、提携企業への送客数も概ね想定の通りに推移しました。この結果、当サービスの営業収益は1,036,272千円(前年同期比1.8%増)となりました。なお、当サービスは「OpenWorkリクルーティング」への送客とのバランス調整により、営業収益は概ね維持の方針としております。
(OpenWorkリクルーティング)
当事業年度においては、積極的なマーケティングへの投資などにより、新規Web履歴書登録数が増加し、累計Web履歴書登録数(社会人・学生)が約134万件まで増加しました。既存顧客の採用活動の活性化、求人数の増加等の取り組みの結果、求人企業の採用活動、求職者からの応募も活発に行われ、当サービスの営業収益は2,420,162千円(前年同期比29.6%増)となりました。
(注)総務省「労働力調査 年齢階級別転職者数及び転職者比率」調査によると、7~9月期の転職者数は2023年325万人、2024年346万人
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ703,011千円増加し、6,657,241千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は807,854千円(前事業年度は755,984千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益1,027,215千円の計上、売上債権の増加額70,431千円及び法人税等の支払額274,704千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は20,809千円(前事業年度は34,037千円の使用)となりました。これは従業員の増加に伴うPC等の購入による有形固定資産の取得による支出20,809千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は84,033千円(前事業年度は434,892千円の獲得)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出94,183千円によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社の提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しています。
b.受注実績
生産実績と同様の理由により、受注実績に関する記載はしていません。
c.販売実績
当事業年度における販売実績は次のとおりです。なお、当社はワーキングデータプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、サービス別に記載しています。
(単位:千円)
サービスの名称当事業年度
(自2024年1月1日
至2024年12月31日)
前年同期比(%)
OpenWork1,036,272101.8
OpenWorkリクルーティング2,420,162129.6
その他85,591234.6
合計3,542,027121.2

(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、重要性が乏しいため、省略しています。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものです。
①重要な会計方針及び見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、過去の実績等を勘案して合理的な見積りを行っていますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。
当社の財務諸表の作成にあたって採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しています。
また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりです。
(繰延税金資産の回収可能性)
当社は、将来の利益計画等から将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について、繰延税金資産を計上しています。課税所得の見積りの基礎となる将来の利益計画の主要な仮定は営業収益であり、「OpenWork」の会員課金数及び送客数の予測、「OpenWorkリクルーティング」の入社人数の予測等により算出しています。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(営業収益)
求人数の拡大とWeb履歴書登録数の増加に取り組んだ結果、主に「OpenWorkリクルーティング」における求人数とWeb履歴書登録数の増加が進捗し入社人数が増加したことで「OpenWorkリクルーティング」の営業収益が2,420,162千円(前年同期比29.6%増)となったため、営業収益は3,542,027千円(前年同期比21.2%増)となりました。
(営業費用、営業利益)
「OpenWorkリクルーティング」拡大のためのビジネス職・エンジニア職の中途採用による人件費の増加、当社の認知向上のためのプロモーション施策及び「OpenWorkリクルーティング」の顧客獲得のためのマーケティング投資により、営業費用は2,515,854千円(前年同期比21.8%増)となりました。また、営業収益が増加したことから、営業利益は1,026,173千円(前年同期比19.8%増)と増加しました。
(営業外収益、営業外費用及び経常利益)
営業外収益は1,519千円及び営業外費用は477千円と大きな発生はなく、以上の結果、経常利益は1,027,215千円(前年同期比20.2%増)となりました。
(特別利益、特別損失及び当期純利益)
特別利益及び特別損失は発生がなく、税引前当期純利益は1,027,215千円(前年同期比20.4%増)となりました。また、税引前当期純利益の増加に伴い法人税等合計が269,788千円(前年同期比12.6%増)となり、当期純利益は757,427千円(前年同期比23.4%増)となりました。
なお、当社の財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析等は「(1)経営成績等の状況の概要」に記載してい
ます。
③資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、転職サイトとしての認知度向上や「OpenWorkリクルーティング」サービスのWeb履歴書登録数増加に必要な広告宣伝費及びワーキングデータプラットフォームを基盤とした各サービスの安定的運用と持続的な成長に必要な営業、開発人件費を中心とした各種営業費用です。
当社は、運転資金につきましては「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び内部資金にて賄う方針です。今後は、資金需要の必要性に応じて、外部も含めた資金調達等柔軟に対応する方針です。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2.事業の状況 3.事業等のリスク」をご参照ください。
⑤経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、「OpenWorkリクルーティング」の営業収益、これに関連するWeb履歴書登録数を重要な経営指標としています。
当事業年度では、継続的なマーケティングへの投資などにより社会人の新規Web履歴書登録数が増加し、累計Web履歴書登録数(社会人・学生)は134万件(前年同期比32.7%増)と順調に成長しました。
これらの結果、「OpenWorkリクルーティング」の営業収益は2,420,162千円(前年同期比29.6%増)となりました。
今後は、認知度向上のためのマーケティング投資によりWeb履歴書登録数を増加させること及び機能改善により求職者と求人企業のマッチングを活性化させることでサービスを拡大していく方針です。

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