訂正有価証券届出書(新規公開時)
(1)経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
第9期事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
当事業年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化するなか、徐々に経済活動が再開され回復の兆しが見られたものの、感染の再拡大、再三の緊急事態宣言発令により依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような中、当社が属するクラウドサービス市場は、クラウド技術の発展・普及によって、企業内に情報システムを構築することなくデータの共有や機能の拡張ができるようになったことから、国内でクラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は、2022年時点で72.2%(出典:総務省「令和4年通信利用動向調査」)となっており、引き続きクラウドサービスへの投資は拡大基調にあります。
当社は、「ITで 世界をもっと おもしろく」を経営理念とし、これまでカイクラを中小企業、店舗等へ提供してまいりましたが、現在はコミュニケーションプラットフォーム企業として、固定電話でのコミュニケーションを支援する機能を通話録音機能や音声テキスト化機能、SMS送信機能、メール連携機能などと結びつけ、カイクラユーザーと顧客の会話をデータ化することで、ユーザーの顧客ニーズの分析、応答品質の向上、リスク管理など顧客対応力向上を可能とする「カイクラ」を展開し、サービスの提供範囲も固定電話でのコミュニケーション支援から、通話録音、SMS、ビデオ通話などのオプションを提供し、かつこれらをクラウドで一元管理するサービスを提供するところまで広げております。
さらに、2021年度に引き続き自動車業界や不動産業界などユーザーニーズの高い業界に対する営業や、通話録音オプションの販売に注力したこと、さらには新型コロナウイルスで広がったテレワークのニーズ増加により、前年度後半からの受注数増が継続し、当事業年度末のアクティブユーザー(会社)数は2,375社(前事業年度末比11.4%増)、アクティブ拠点数は3,753拠点(前事業年度末比16.4%増)となりました。
この結果、当事業年度の売上高は768,268千円(前年同期比33.1%増)、営業損失は150,966千円(前年同期は96,965千円の営業損失)、経常損失は150,836千円(前年同期は91,596千円の経常損失)、当期純損失は136,124千円(前年同期は89,777千円の当期純損失)となりました。
なお、当社の事業セグメントは単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
第10期第3四半期累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、景気の持ち直しが期待された一方で、ウクライナ情勢の長期化や世界的な資源・エネルギー価格の高騰、金利上昇圧力の高まりなど、先行きが不透明な状態が続いております。
このような状況下で、当社はカイクラの継続的な販売とサービス提供に努め、当第3四半期累計期間末のカイクラアクティブユーザー数は2,565社(前事業年度末比8.0%増加)、4,289拠点(前事業年度末比14.3%増加)となりました。
その結果、売上高は778,183千円となりました。
また、サーバー利用料やカイクラアダプター費用、これらの設置費用などにより売上原価を129,094千円、および人件費や広告宣伝費などにより販売費及び一般管理費を546,890千円計上しております。その結果、営業利益は102,199千円、経常利益は100,319千円、四半期純利益は98,283千円となりました。
なお、当社の事業セグメントは単一セグメントでありますので、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況
第9期事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
(資産)
当事業年度末における流動資産合計は332,797千円となり、前事業年度末に比べ138,004千円減少いたしました。これは、主に現金及び預金が197,913千円減少した一方で、売掛金が22,122千円、前渡金が28,545千円増加したことなどによるものであります。
当事業年度末における固定資産合計は66,978千円となり、前事業年度末に比べ8,636千円増加いたしました。これは、主に繰延税金資産が15,445千円増加した一方で、ソフトウエアが7,101千円減少したことなどによるものであります。
この結果、資産合計は399,776千円となり、前事業年度末に比べ129,367千円減少いたしました。
(負債)
当事業年度末における流動負債合計は86,527千円となり、前事業年度末に比べ11,080千円増加いたしました。これは、主に未払金が7,522千円、買掛金が4,131千円、預り金が2,394千円、未払費用が2,270千円増加した一方で、未払消費税等が7,871千円減少したことなどによるものであります。
当事業年度末における固定負債合計は30,213千円となり、前事業年度末に比べ4,322千円減少いたしました。これは、長期借入金が4,322千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は116,740千円となり、前事業年度末に比べ6,757千円増加いたしました。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は283,035千円となり、前事業年度末に比べ136,124千円減少いたしました。これは、当期純損失136,124千円の計上によるものであります。
この結果、自己資本比率は70.8%(前事業年度末は79.2%)となりました。
第10期第3四半期累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産合計は446,352千円となり、前事業年度末に比べ113,554千円増加いたしました。これは、主に現金及び預金が121,400千円増加、売掛金が12,882千円増加したことなどによるものであります。
固定資産合計は68,919千円となり、前事業年度末に比べ1,941千円増加いたしました。これは、主に無形固定資産が3,152千円増加したことなどによるものであります。
この結果、資産合計は515,271千円となり、前事業年度末に比べ115,495千円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債合計は111,526千円となり、前事業年度末に比べ24,999千円増加いたしました。これは、主に新規契約の増加により契約負債が5,006千円増加したことや、未払消費税等の増加によりその他の流動負債が24,673千円増加したことなどによるものであります。
固定負債合計は22,425千円となり、前事業年度末に比べ7,788千円減少いたしました。これは、長期借入金が7,788千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は133,951千円となり、前事業年度末に比べ17,211千円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は381,319千円となり、前事業年度末に比べ98,283千円増加いたしました。これは、四半期純利益の計上により利益剰余金が98,283千円増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
第9期事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、218,516千円となり前事業年度末に比べ197,913千円減少いたしました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は、185,697千円(前年同期は97,262千円の支出)となりました。これは、主に売上高は増加したものの、「カイクラ」の認知及び販売を拡大するため広告宣伝費などの営業費用を積極的に支出した結果、税引前当期純損失150,836千円を計上したこと、半導体不足に備えカイクラアダプターを十分に確保するために支出した前渡金の増加額28,545千円が発生したこと、売上債権の増加額22,122千円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、8,917千円(前年同期は22,012千円の獲得)となりました。これは、主に有形固定資産の取得(主にパソコンの購入)による支出8,564千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、3,297千円(前年同期は3,297千円の支出)となりました。これは、長期借入金の返済による支出3,297千円によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社は、カイクラ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
a.生産実績
当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度における販売実績を収益区分別に示すと、次のとおりであります。
(注) 最近事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
第9期事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
(売上高)
自動車業界や不動産業界などユーザーニーズの高い業界に対する営業や、通話録音オプションの販売に注力したこと、さらには新型コロナウイルスで広がったテレワークのニーズ増加により、前年度後半からの「カイクラ」の受注数増が継続し、当事業年度のアクティブユーザー数は2,375社(前事業年度末比11.4%増)、アクティブ拠点数は3,753拠点(前事業年度末比16.4%増)となりました。この結果、初期売上は119,580千円(前年同期比14.9%増)と前年同期から増加し、月額売上が541,875千円(前年同期比31.2%増)、従量課金売上が105,915千円(前年同期比78.6%増)と大きく伸長し、当事業年度の売上高は768,268千円(前年同期比33.1%増)となりました。
(売上原価、売上総利益)
カイクラアダプターの仕入やサーバ利用料などにより、売上原価は163,189千円(前年同期比30.1%増)となりました。アクティブユーザー数、アクティブ拠点数の増加によりサブスクリプション収入が増加したため、売上総利益率が78.8%(前年同期は78.3%)に向上いたしました。この結果、当事業年度の売上総利益は605,078千円(前年同期比34.0%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業損失)
当社の販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費、人件費、その他の経費で構成されております。サービス知名度向上のための広告宣伝費や、今後の成長に備えた体制整備に伴う人件費の増加等により、756,045千円(前年同期比37.8%増)となりました。この結果、当事業年度の営業損失は150,966千円(前年同期は96,965千円の営業損失)となりました。
(営業外収益・営業外費用、経常損失)
受取利息等の計上により、営業外収益は672千円(前年同期比91.0%減)、支払利息の計上により、営業外費用は543千円(前年同期比73.6%減)となりました。この結果、当事業年度の経常損失は150,836千円(前年同期は91,596千円の経常損失)となりました。
(特別利益・特別損失、法人税等、当期純損失)
特別利益及び特別損失の発生はありません(前年同期は2,110千円の特別利益、特別損失は計上なし)。税金費用(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額)を14,712千円計上した結果、当事業年度の当期純損失は136,124千円(前年同期は89,777千円の当期純損失)となりました。
第10期第3四半期累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)
(売上高)
前事業年度から引き続き自動車業界や不動産業界などユーザーニーズの高い業界に対する営業や、通話録音オプションの販売に注力したこと、さらには新型コロナウイルスで広がったテレワークのニーズ増加により、受注数増が継続し、当事業年度のアクティブユーザー数は2,565社(前事業年度末比8.0%増加)、アクティブ拠点数は4,289拠点(前事業年度末比14.3%増加)となりました。この結果、初期売上は127,094千円、月額売上は547,278千円、従量課金売上は101,890千円となり、当第3四半期累計期間の売上高は778,183千円となりました。
(売上原価、売上総利益)
カイクラアダプターの仕入やサーバ利用料などにより、売上原価は129,094千円となりました。この結果、当第3四半期累計期間の売上総利益は649,089千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当社の販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費、人件費、その他の経費で構成されております。サービス知名度向上のための広告宣伝費や、今後の成長に備えた体制整備に伴う人件費の支出により、546,890千円となりました。この結果、当第3四半期累計期間の営業利益は102,199千円となりました。
(営業外収益・営業外費用、経常利益)
受取利息等の計上により、営業外収益は454千円となりました。また、支払利息や上場関連費用の計上により、営業外費用は2,334千円となりました。この結果、当第3四半期累計期間の経常利益は100,319千円となりました。
(特別利益・特別損失、法人税等、四半期純利益)
特別利益及び特別損失の発生はありません。税金費用(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額)を2,035千円計上した結果、当第3四半期累計期間の四半期純利益は98,283千円となりました。
② 財政状態の分析
財政状態の状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資本の財源及び資金の流動性については、内部留保の充実を図るとともに、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展を実現させることと、株主への利益還元を考慮し実施していくこととしております。
当社の資金需要の主なものは、主たる事業であるカイクラ事業に係る仕入原価のほか、販売費及び一般管理費の人件費等の事業に係る運転資金であります。
当社は必要となった資金については、主として内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローによるものを活用しておりますが、安定的な財源確保のため、株式の発行による資金調達を行っております。
⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。詳細は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
第9期事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
当事業年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化するなか、徐々に経済活動が再開され回復の兆しが見られたものの、感染の再拡大、再三の緊急事態宣言発令により依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような中、当社が属するクラウドサービス市場は、クラウド技術の発展・普及によって、企業内に情報システムを構築することなくデータの共有や機能の拡張ができるようになったことから、国内でクラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は、2022年時点で72.2%(出典:総務省「令和4年通信利用動向調査」)となっており、引き続きクラウドサービスへの投資は拡大基調にあります。
当社は、「ITで 世界をもっと おもしろく」を経営理念とし、これまでカイクラを中小企業、店舗等へ提供してまいりましたが、現在はコミュニケーションプラットフォーム企業として、固定電話でのコミュニケーションを支援する機能を通話録音機能や音声テキスト化機能、SMS送信機能、メール連携機能などと結びつけ、カイクラユーザーと顧客の会話をデータ化することで、ユーザーの顧客ニーズの分析、応答品質の向上、リスク管理など顧客対応力向上を可能とする「カイクラ」を展開し、サービスの提供範囲も固定電話でのコミュニケーション支援から、通話録音、SMS、ビデオ通話などのオプションを提供し、かつこれらをクラウドで一元管理するサービスを提供するところまで広げております。
さらに、2021年度に引き続き自動車業界や不動産業界などユーザーニーズの高い業界に対する営業や、通話録音オプションの販売に注力したこと、さらには新型コロナウイルスで広がったテレワークのニーズ増加により、前年度後半からの受注数増が継続し、当事業年度末のアクティブユーザー(会社)数は2,375社(前事業年度末比11.4%増)、アクティブ拠点数は3,753拠点(前事業年度末比16.4%増)となりました。
この結果、当事業年度の売上高は768,268千円(前年同期比33.1%増)、営業損失は150,966千円(前年同期は96,965千円の営業損失)、経常損失は150,836千円(前年同期は91,596千円の経常損失)、当期純損失は136,124千円(前年同期は89,777千円の当期純損失)となりました。
なお、当社の事業セグメントは単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
第10期第3四半期累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、景気の持ち直しが期待された一方で、ウクライナ情勢の長期化や世界的な資源・エネルギー価格の高騰、金利上昇圧力の高まりなど、先行きが不透明な状態が続いております。
このような状況下で、当社はカイクラの継続的な販売とサービス提供に努め、当第3四半期累計期間末のカイクラアクティブユーザー数は2,565社(前事業年度末比8.0%増加)、4,289拠点(前事業年度末比14.3%増加)となりました。
その結果、売上高は778,183千円となりました。
また、サーバー利用料やカイクラアダプター費用、これらの設置費用などにより売上原価を129,094千円、および人件費や広告宣伝費などにより販売費及び一般管理費を546,890千円計上しております。その結果、営業利益は102,199千円、経常利益は100,319千円、四半期純利益は98,283千円となりました。
なお、当社の事業セグメントは単一セグメントでありますので、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況
第9期事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
(資産)
当事業年度末における流動資産合計は332,797千円となり、前事業年度末に比べ138,004千円減少いたしました。これは、主に現金及び預金が197,913千円減少した一方で、売掛金が22,122千円、前渡金が28,545千円増加したことなどによるものであります。
当事業年度末における固定資産合計は66,978千円となり、前事業年度末に比べ8,636千円増加いたしました。これは、主に繰延税金資産が15,445千円増加した一方で、ソフトウエアが7,101千円減少したことなどによるものであります。
この結果、資産合計は399,776千円となり、前事業年度末に比べ129,367千円減少いたしました。
(負債)
当事業年度末における流動負債合計は86,527千円となり、前事業年度末に比べ11,080千円増加いたしました。これは、主に未払金が7,522千円、買掛金が4,131千円、預り金が2,394千円、未払費用が2,270千円増加した一方で、未払消費税等が7,871千円減少したことなどによるものであります。
当事業年度末における固定負債合計は30,213千円となり、前事業年度末に比べ4,322千円減少いたしました。これは、長期借入金が4,322千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は116,740千円となり、前事業年度末に比べ6,757千円増加いたしました。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は283,035千円となり、前事業年度末に比べ136,124千円減少いたしました。これは、当期純損失136,124千円の計上によるものであります。
この結果、自己資本比率は70.8%(前事業年度末は79.2%)となりました。
第10期第3四半期累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産合計は446,352千円となり、前事業年度末に比べ113,554千円増加いたしました。これは、主に現金及び預金が121,400千円増加、売掛金が12,882千円増加したことなどによるものであります。
固定資産合計は68,919千円となり、前事業年度末に比べ1,941千円増加いたしました。これは、主に無形固定資産が3,152千円増加したことなどによるものであります。
この結果、資産合計は515,271千円となり、前事業年度末に比べ115,495千円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債合計は111,526千円となり、前事業年度末に比べ24,999千円増加いたしました。これは、主に新規契約の増加により契約負債が5,006千円増加したことや、未払消費税等の増加によりその他の流動負債が24,673千円増加したことなどによるものであります。
固定負債合計は22,425千円となり、前事業年度末に比べ7,788千円減少いたしました。これは、長期借入金が7,788千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は133,951千円となり、前事業年度末に比べ17,211千円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は381,319千円となり、前事業年度末に比べ98,283千円増加いたしました。これは、四半期純利益の計上により利益剰余金が98,283千円増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
第9期事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、218,516千円となり前事業年度末に比べ197,913千円減少いたしました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は、185,697千円(前年同期は97,262千円の支出)となりました。これは、主に売上高は増加したものの、「カイクラ」の認知及び販売を拡大するため広告宣伝費などの営業費用を積極的に支出した結果、税引前当期純損失150,836千円を計上したこと、半導体不足に備えカイクラアダプターを十分に確保するために支出した前渡金の増加額28,545千円が発生したこと、売上債権の増加額22,122千円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、8,917千円(前年同期は22,012千円の獲得)となりました。これは、主に有形固定資産の取得(主にパソコンの購入)による支出8,564千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、3,297千円(前年同期は3,297千円の支出)となりました。これは、長期借入金の返済による支出3,297千円によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社は、カイクラ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
a.生産実績
当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
b.受注実績
当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度における販売実績を収益区分別に示すと、次のとおりであります。
| 収益区分 | 第9期事業年度 (自 2022年1月1日 至 2022年12月31日) | 第10期第3四半期累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | 金額(千円) | |
| 初期売上 | 119,580 | 114.9 | 127,094 |
| 月額売上 | 541,875 | 131.2 | 547,278 |
| 従量課金売上 | 105,915 | 178.6 | 101,890 |
| その他 | 896 | 134.9 | 1,920 |
| 合計 | 768,268 | 133.1 | 778,183 |
(注) 最近事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
第9期事業年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)
(売上高)
自動車業界や不動産業界などユーザーニーズの高い業界に対する営業や、通話録音オプションの販売に注力したこと、さらには新型コロナウイルスで広がったテレワークのニーズ増加により、前年度後半からの「カイクラ」の受注数増が継続し、当事業年度のアクティブユーザー数は2,375社(前事業年度末比11.4%増)、アクティブ拠点数は3,753拠点(前事業年度末比16.4%増)となりました。この結果、初期売上は119,580千円(前年同期比14.9%増)と前年同期から増加し、月額売上が541,875千円(前年同期比31.2%増)、従量課金売上が105,915千円(前年同期比78.6%増)と大きく伸長し、当事業年度の売上高は768,268千円(前年同期比33.1%増)となりました。
(売上原価、売上総利益)
カイクラアダプターの仕入やサーバ利用料などにより、売上原価は163,189千円(前年同期比30.1%増)となりました。アクティブユーザー数、アクティブ拠点数の増加によりサブスクリプション収入が増加したため、売上総利益率が78.8%(前年同期は78.3%)に向上いたしました。この結果、当事業年度の売上総利益は605,078千円(前年同期比34.0%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業損失)
当社の販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費、人件費、その他の経費で構成されております。サービス知名度向上のための広告宣伝費や、今後の成長に備えた体制整備に伴う人件費の増加等により、756,045千円(前年同期比37.8%増)となりました。この結果、当事業年度の営業損失は150,966千円(前年同期は96,965千円の営業損失)となりました。
(営業外収益・営業外費用、経常損失)
受取利息等の計上により、営業外収益は672千円(前年同期比91.0%減)、支払利息の計上により、営業外費用は543千円(前年同期比73.6%減)となりました。この結果、当事業年度の経常損失は150,836千円(前年同期は91,596千円の経常損失)となりました。
(特別利益・特別損失、法人税等、当期純損失)
特別利益及び特別損失の発生はありません(前年同期は2,110千円の特別利益、特別損失は計上なし)。税金費用(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額)を14,712千円計上した結果、当事業年度の当期純損失は136,124千円(前年同期は89,777千円の当期純損失)となりました。
第10期第3四半期累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)
(売上高)
前事業年度から引き続き自動車業界や不動産業界などユーザーニーズの高い業界に対する営業や、通話録音オプションの販売に注力したこと、さらには新型コロナウイルスで広がったテレワークのニーズ増加により、受注数増が継続し、当事業年度のアクティブユーザー数は2,565社(前事業年度末比8.0%増加)、アクティブ拠点数は4,289拠点(前事業年度末比14.3%増加)となりました。この結果、初期売上は127,094千円、月額売上は547,278千円、従量課金売上は101,890千円となり、当第3四半期累計期間の売上高は778,183千円となりました。
(売上原価、売上総利益)
カイクラアダプターの仕入やサーバ利用料などにより、売上原価は129,094千円となりました。この結果、当第3四半期累計期間の売上総利益は649,089千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当社の販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費、人件費、その他の経費で構成されております。サービス知名度向上のための広告宣伝費や、今後の成長に備えた体制整備に伴う人件費の支出により、546,890千円となりました。この結果、当第3四半期累計期間の営業利益は102,199千円となりました。
(営業外収益・営業外費用、経常利益)
受取利息等の計上により、営業外収益は454千円となりました。また、支払利息や上場関連費用の計上により、営業外費用は2,334千円となりました。この結果、当第3四半期累計期間の経常利益は100,319千円となりました。
(特別利益・特別損失、法人税等、四半期純利益)
特別利益及び特別損失の発生はありません。税金費用(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額)を2,035千円計上した結果、当第3四半期累計期間の四半期純利益は98,283千円となりました。
② 財政状態の分析
財政状態の状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資本の財源及び資金の流動性については、内部留保の充実を図るとともに、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展を実現させることと、株主への利益還元を考慮し実施していくこととしております。
当社の資金需要の主なものは、主たる事業であるカイクラ事業に係る仕入原価のほか、販売費及び一般管理費の人件費等の事業に係る運転資金であります。
当社は必要となった資金については、主として内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローによるものを活用しておりますが、安定的な財源確保のため、株式の発行による資金調達を行っております。
⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。詳細は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。