半期報告書-第20期(2026/01/01-2026/12/31)

【提出】
2026/08/13 16:08
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)当中間期の経営成績の状況
当社グループは「幸せを、後世に。」のミッションの下、社会に根付く事業作りを通じ、時代を超えて人々の幸せに貢献します。また、豊かで幸せな未来を次の世代に紡いでいくため、ビジョンを「日本を変革する矢」とし、絶え間なき自己変革を繰り返しながら、日本を良くするための事業に挑戦し、日本のDX課題を解決する「産業DXカンパニー」として、各種事業を展開しております。
創業以来、当社グループはDX及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術・ノウハウを蓄積し、その強みを活用して、「自動車産業DX事業」及び「ホリゾンタルDX事業」を運営しております。今後も様々な領域で画期的な事業を創出し、デジタルマーケティングの知見を駆使した事業づくりを通じて、社会をより良く変えていくべく取り組んでまいります。
当中間連結会計期間における日本経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などを背景に、緩やかな回復基調が継続しております。一方で、物価上昇の長期化による個人消費への影響に加え、中東地域をめぐる情勢や金融資本市場の変動、米国の通商政策の動向など、景気の先行きについては引き続き注視する必要があります。
このような環境のなか、自動車産業DX事業においては、中東情勢を背景に中古車の輸出需要が減速する中でも、既存顧客による月額収益の継続的な積み上がりに加え、与信審査に通らない層の取込み強化及び顧客獲得効率の向上に努めた結果、大幅な増収を実現いたしました。ホリゾンタルDX事業においては、高い顧客満足度と契約社数の増加に加え、デジタル広告運用サービスの販売拡大を背景に、売上高は堅調に推移いたしました。全事業を通じて売上高の伸長及び費用の最適化を進めた結果、営業損益は前中間連結会計期間から改善し、通期黒字化に向け着実に進捗しております。
その結果、当中間連結会計期間における売上高は3,738,813千円(前年同期比17.3%増)、営業損失は87,987千円(前年同期は営業損失96,352千円)、経常損失は106,049千円(前年同期は経常損失113,372千円)、親会社株主に帰属する中間純損失は99,636千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失111,991千円)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
①自動車産業DX事業
自動車産業DX事業は、当社グループのコアコンピタンスであるDX及びマーケティングの知見を活かし、非合理が多い車販売市場のDXを「オンライン」と「オフライン」の双方からアプローチすることで、自動車業界全体のDXを推進しております。当事業を通じて「自動車流通DXの経済圏」の形成を主導し、車を「買う・乗る・売る」までのカーライフサイクル全体を包括的に支援する体制を構築しております。
オンライン領域では、マイカーサブスクリプションの「カルモくん」を運営しております。「カーリースカルモくん」は、店舗を持たず全ての手続きをオンラインで完結できるスキームを構築し、個人向けに新車・中古車のカーリースを提供しています。マイカーを月額1万円台から持てる日本最安値水準の価格設計に加え、1年~11年の柔軟な契約期間、さらには車検・税金・メンテナンス費・自動車保険・故障保証など、ライフスタイルに応じた付帯サービスも定額で選択可能とすることで、LTVの最大化を実現しています。
ビジネスモデルとしては、初年度に広告宣伝費を投入して新規顧客を獲得し、契約時における初期紹介手数料としてスポット収益を計上することで、広告投資の即時回収を図っております。その後は契約期間中の月額課金により安定収益を得つつ、契約満了後の車両再リースや買い替えにより追加収益を得る、3層構造の収益モデルとなります。このモデルにより、広告投資の即時回収と、中長期的な月額収益の積み上げを両立しています。
また、当事業は長期契約と非常に低いカスタマーチャーンレートにより、契約残高が安定的に積み上がるビジネスモデルとなっており、蓄積された契約残高に基づき、将来にわたって継続的な売上創出が見込まれる強固な基盤を構築しております。
一方、オフライン領域では、連結子会社である株式会社パティオを通じて、地域密着の対面サポートや整備・板金機能といった実店舗ならではの安心感を提供しております。同社に対し、ナイル独自のDXやAIのアセットを注入することで、生産性と収益性を高める店舗経営へと深化させております。今後は、この「自動車販売店DXモデル」を全国の中古車販売店へ水平展開するロールアップ戦略を推進し、自動車流通における市場のアップデートを加速してまいります。
当中間連結会計期間においては、既存顧客による月額収益の着実な積み上がりに加え、与信審査に通らない層の取込み強化及び顧客獲得効率の向上に努めた結果、前中間連結会計期間比で増収を達成いたしました。一方、中東情勢を背景に中古車の海外輸出需要が一時的に減退し、一部の業者間販売に影響が生じたものの、増収効果や費用の効率化により、セグメント損失は前中間連結会計期間から大幅に縮小いたしました。なお、中東情勢の動向については引き続き注視が必要なものの、顧客層の拡大や費用の効率化を通じて、損益の一層の改善を図ってまいります。
この結果、当事業の経営成績は、売上高は2,494,742千円(前年同期比20.0%増)、セグメント損失は116,727千円(前年同期はセグメント損失189,858千円)となりました。
②ホリゾンタルDX事業
ホリゾンタルDX事業は、創業以来培ってきたDXやデジタルマーケティングに関する技術・ノウハウを強みにして、顧客企業に対するコンサルティングサービスを主軸にしつつ、生成AI活用支援、プロフェッショナル・ネットワークによる戦略実行支援、メディア運営、デジタル広告ソリューションなどを通じた包括的なサービスを展開しています。顧客の課題・ニーズに応じて、当社グループが持つソリューションを組み合わせ、戦略から実行まで一気通貫で支援を行っています。
当中間連結会計期間においては、コンサルティングサービスの拡充及びデジタル広告運用サービスの販売拡大が寄与し、売上高は堅調に推移いたしました。加えて、新サービスとしてAI人材マッチングサービス「Nyle AI Partners」及び個人向け実務特化型AIスクール「With AIアカデミー」の提供を開始し、中長期的な収益源の更なる多角化に取り組んでおります。一方、セグメント利益は前中間連結会計期間を下回る結果となりましたが、引き続き費用の見直しを進め、事業の収益性を高めてまいります。
この結果、当事業の経営成績は、売上高は1,244,071千円(前年同期比12.4%増)、セグメント利益は193,910千円(前年同期比26.4%減)となりました。
(2)当中間期の財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は2,877,056千円となり、前連結会計年度末に比べ264,845千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が174,144千円増加、売掛金及び契約資産が77,069千円増加、商品が7,021千円増加したことによるものであります。固定資産は520,962千円となり、前連結会計年度末に比べ9,094千円減少いたしました。これは主に有形固定資産が9,814千円増加、無形固定資産が3,069千円減少、投資その他の資産が15,838千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、3,398,019千円となり、前連結会計年度末に比べ255,751千円増加いたしました。
(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は1,653,227千円となり、前連結会計年度末に比べ90,089千円増加いたしました。これは主に買掛金が15,895千円増加、1年内返済予定の長期借入金が41,243千円増加したことによるものであります。固定負債は1,405,025千円となり、前連結会計年度末に比べ269,864千円増加いたしました。これは主に長期借入金が271,444千円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、3,058,253千円となり、前連結会計年度末に比べ359,953千円増加いたしました。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は339,766千円となり、前連結会計年度末に比べ104,201千円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する中間純損失を99,636千円計上したことによるものであります。
(3)当中間期のキャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は1,258,798千円となり、前連結会計年度末に比べ164,144千円の増加となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により減少した資金は、66,190千円(前中間連結会計期間は245,370千円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前中間純損失98,433千円の計上、売上債権及び契約資産の増加77,069千円、リース債権の増加39,106千円、契約負債の増加75,631千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は、52,322千円(前中間連結会計期間は46,888千円の減少)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出140,000千円、定期積金の払戻による収入100,000千円、長期性預金の預入による支出100,000千円、長期性預金の払戻による収入75,000千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により増加した資金は、281,804千円(前中間連結会計期間は107,264千円の増加)となりました。これは主に、長期借入れによる収入650,000千円、長期借入金の返済による支出337,313千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当中間連結会計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当中間連結会計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。

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