四半期報告書-第78期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
(重要な後発事象)
(スケソウダラ操業のための資産譲受け)
当社は、2021年12月20日開催の取締役会において、当社の連結子会社であるMaruha Capital Investment, Inc.(以下「MCII社」)とWestward Seafoods, Inc.(以下「WSI社」)がIcicle Seafoods, Inc.(以下「Icicle社」)からスケソウダラ操業のための資産を譲り受けることを決議し、2022年1月中に当該資産を譲り受けました。
1.譲受けの概要
WSI社がIcicle社から加工施設を譲り受けるとともに、MCII社と現地パートナーとが新設する漁船保有会社がIcicle社から助宗漁獲枠付き漁船9隻を譲り受けました。
なお、譲受金額は、Icicle社との守秘義務契約により非開示といたします。
2.譲受けの経緯・理由
ベーリング海のスケソウダラ事業は、米国漁業法により漁船が漁獲枠を保有する形態となっており、その漁獲枠も陸上枠、母船枠、工船枠の3つに分けられています。このうち、WSI社のように陸上加工工場を保有している会社は、陸上枠をもつ漁船からの水揚げが必要となります。
本件譲受けにより、陸上枠へのアクセスシェアは31%から41%まで増加し、陸上事業としてはシェアトップとなります。
漁獲枠については、米国漁業法の外資規制により、MCII社から漁船保有会社への出資は25%を超えることはできませんが、75%出資の現地パートナーとともに漁船保有会社を新設して、その会社が漁獲枠付き漁船を譲り受け、MCII社グループ工場に水揚げすることによって、より多くの漁獲枠を利用できるようになります。
漁獲枠のように天然水産資源に関与できる権益は、世界的に限られたもので、新たな取得には相当な困難が伴います。今回のアクセスシェアの追加は、ベーリング海という世界三大漁場のひとつの海域で、スケソウダラという潤沢な資源量を持ち、かつサステナブルな魚種にアクセスすること、そして、その機会の希少性を考慮すれば、同等以上の権益の取得は当面非現実的であろうと認識しております。需要面では、人口増加、健康志向、環境配慮等から世界的に需要は堅調で、フィレやすりみ等、様々な形態で、その需要に応えることが可能となります。
また、譲り受ける加工施設はMCII社傘下の既存2工場と近接しており、その運営には大きな追加コストは伴いません。スケソウダラ以外の魚種の加工も含め、合計3工場の生産機能の適正配置を行い、生産効率のさらなる向上に努めてまいります。
なお、現地パートナーは、Community Development Quota(地域開発枠、以下「CDQ」)に属する組織であり、本件譲受けのスキームは、当該CDQの組織と協力して漁業資源にアクセスするものであります。今回得られる漁獲枠はCDQではない一般枠ですが、その漁獲物から得られる価値は、当該現地パートナーを通じて地元コミュニティへも残されることとなります。
当社グループは、2020年12月に、数年にわたって不採算が続いていた北米の鮭鱒加工事業から撤退いたしました。今般のスケソウダラ事業の資産取得により、北米の水産加工事業のアセットの入れ替えが完了し、今後は、スケソウダラを当社グループの北米事業の主体と位置づけ、経営資源を集約してまいります。
世界的な人口増加が今後も継続する中、発展途上国等での食文化の向上も加わり、タンパク質の需要は人口増加以上に伸びると予測されています。
水産物の需要も同様に、長期的に大きく拡大することが見込まれますが、その中でも、スケソウダラは、天然魚としてはペルーアンチョビーに次ぐ漁獲量(2019年)があり、ベーリング海を共有する米国とロシアが、世界の供給をほぼ二分しています。アラスカのスケソウダラ漁業は、持続的な管理漁業として長らく実績を積み重ねており、現在、世界で最も規模の大きな「サステナブル認証」漁業です。他の水産資源より比較的安価で大量に市場へ供給することができる持続供給可能なタンパク源として、人類にとって益々重要になると予測されます。
(注)Community Development Quota: コミュニティ開発割当(CDQ)プログラムは、以下の目的のために設立されました。(i)適格なアラスカ西部の村に、ベーリング海とアリューシャン列島管理地域の漁業に参加して投資する機会を提供すること(ii)アラスカ西部の経済発展を支援すること(iii)貧困を緩和し、アラスカ西部の住民に経済的および社会的利益を提供すること(iv)アラスカ西部で持続可能で多様な地域経済を実現すること。
3.相手先の概要
(1)名称 Icicle Seafoods, Inc.
(2)所在地 アメリカ合衆国ワシントン州シアトル
(3)代表者の役職・氏名 社長 Glenn Cooke
(4)事業内容 水産物加工販売
4.日程
2021年12月20日 取締役会決議日
2022年1月中 漁権他名義変更確認後、決済を完了し、クロージング
2022年1月20日 スケソウダラ漁Aシーズン開始
(注)Aシーズン:ベーリング海助宗漁業は、卵の生産を含む1月~5月までの漁期をAシーズン、6月~10月までをBシーズンとし、資源管理を行っている。
5.今後の見通し
2022年3月期の連結業績に与える影響は軽微でありますが、来期以降の影響につきましては現在精査中であります。
(スケソウダラ操業のための資産譲受け)
当社は、2021年12月20日開催の取締役会において、当社の連結子会社であるMaruha Capital Investment, Inc.(以下「MCII社」)とWestward Seafoods, Inc.(以下「WSI社」)がIcicle Seafoods, Inc.(以下「Icicle社」)からスケソウダラ操業のための資産を譲り受けることを決議し、2022年1月中に当該資産を譲り受けました。
1.譲受けの概要
WSI社がIcicle社から加工施設を譲り受けるとともに、MCII社と現地パートナーとが新設する漁船保有会社がIcicle社から助宗漁獲枠付き漁船9隻を譲り受けました。
なお、譲受金額は、Icicle社との守秘義務契約により非開示といたします。
2.譲受けの経緯・理由
ベーリング海のスケソウダラ事業は、米国漁業法により漁船が漁獲枠を保有する形態となっており、その漁獲枠も陸上枠、母船枠、工船枠の3つに分けられています。このうち、WSI社のように陸上加工工場を保有している会社は、陸上枠をもつ漁船からの水揚げが必要となります。
本件譲受けにより、陸上枠へのアクセスシェアは31%から41%まで増加し、陸上事業としてはシェアトップとなります。
漁獲枠については、米国漁業法の外資規制により、MCII社から漁船保有会社への出資は25%を超えることはできませんが、75%出資の現地パートナーとともに漁船保有会社を新設して、その会社が漁獲枠付き漁船を譲り受け、MCII社グループ工場に水揚げすることによって、より多くの漁獲枠を利用できるようになります。
漁獲枠のように天然水産資源に関与できる権益は、世界的に限られたもので、新たな取得には相当な困難が伴います。今回のアクセスシェアの追加は、ベーリング海という世界三大漁場のひとつの海域で、スケソウダラという潤沢な資源量を持ち、かつサステナブルな魚種にアクセスすること、そして、その機会の希少性を考慮すれば、同等以上の権益の取得は当面非現実的であろうと認識しております。需要面では、人口増加、健康志向、環境配慮等から世界的に需要は堅調で、フィレやすりみ等、様々な形態で、その需要に応えることが可能となります。
また、譲り受ける加工施設はMCII社傘下の既存2工場と近接しており、その運営には大きな追加コストは伴いません。スケソウダラ以外の魚種の加工も含め、合計3工場の生産機能の適正配置を行い、生産効率のさらなる向上に努めてまいります。
なお、現地パートナーは、Community Development Quota(地域開発枠、以下「CDQ」)に属する組織であり、本件譲受けのスキームは、当該CDQの組織と協力して漁業資源にアクセスするものであります。今回得られる漁獲枠はCDQではない一般枠ですが、その漁獲物から得られる価値は、当該現地パートナーを通じて地元コミュニティへも残されることとなります。
当社グループは、2020年12月に、数年にわたって不採算が続いていた北米の鮭鱒加工事業から撤退いたしました。今般のスケソウダラ事業の資産取得により、北米の水産加工事業のアセットの入れ替えが完了し、今後は、スケソウダラを当社グループの北米事業の主体と位置づけ、経営資源を集約してまいります。
世界的な人口増加が今後も継続する中、発展途上国等での食文化の向上も加わり、タンパク質の需要は人口増加以上に伸びると予測されています。
水産物の需要も同様に、長期的に大きく拡大することが見込まれますが、その中でも、スケソウダラは、天然魚としてはペルーアンチョビーに次ぐ漁獲量(2019年)があり、ベーリング海を共有する米国とロシアが、世界の供給をほぼ二分しています。アラスカのスケソウダラ漁業は、持続的な管理漁業として長らく実績を積み重ねており、現在、世界で最も規模の大きな「サステナブル認証」漁業です。他の水産資源より比較的安価で大量に市場へ供給することができる持続供給可能なタンパク源として、人類にとって益々重要になると予測されます。
(注)Community Development Quota: コミュニティ開発割当(CDQ)プログラムは、以下の目的のために設立されました。(i)適格なアラスカ西部の村に、ベーリング海とアリューシャン列島管理地域の漁業に参加して投資する機会を提供すること(ii)アラスカ西部の経済発展を支援すること(iii)貧困を緩和し、アラスカ西部の住民に経済的および社会的利益を提供すること(iv)アラスカ西部で持続可能で多様な地域経済を実現すること。
3.相手先の概要
(1)名称 Icicle Seafoods, Inc.
(2)所在地 アメリカ合衆国ワシントン州シアトル
(3)代表者の役職・氏名 社長 Glenn Cooke
(4)事業内容 水産物加工販売
4.日程
2021年12月20日 取締役会決議日
2022年1月中 漁権他名義変更確認後、決済を完了し、クロージング
2022年1月20日 スケソウダラ漁Aシーズン開始
(注)Aシーズン:ベーリング海助宗漁業は、卵の生産を含む1月~5月までの漁期をAシーズン、6月~10月までをBシーズンとし、資源管理を行っている。
5.今後の見通し
2022年3月期の連結業績に与える影響は軽微でありますが、来期以降の影響につきましては現在精査中であります。