有価証券報告書-第108期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/29 15:13
【資料】
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【項目】
162項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
当社の監査役は4名であり、常勤監査役2名と社外監査役2名から構成されております。各監査役は、監査役会が定めた監査役監査基準に準拠し、監査方針及び監査計画等に従い、取締役、内部監査部門及び使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境の整備に努めるとともに、取締役会その他重要な会議に出席し、取締役会、内部監査部門及び使用人等からその職務の執行状況について報告・説明を受け、重要な決裁書類を閲覧し、本社及び主要な事業所において業務及び財産の調査を実施しております。子会社については、子会社の取締役及び監査役等と意思疎通及び情報の交換を図り、必要に応じて事業の報告を受けております。
また、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受けております。
なお、各監査役の状況及び当該事業年度に開催した監査役会への出席率は以下のとおりであります。
役 職 名氏 名経験及び能力当事業年度の監査役会出席率
常勤監査役安田 誠司当社経理部門の経験が豊富であり、財務・会計に関する深い知見を有しております。100%(16/16回)
常勤監査役小島 和彦当社総務・管理部門の経験が豊富であり、法務に関する深い知見及び経営全般に対する見識を有しております。100%(16/16回)
社外監査役若柳 善朗弁護士としての高い専門知識や豊富な経験を有しております。100%(16/16回)
社外監査役堀田 栄喜大学教授としての高い知見や幅広い経験を有しております。100%(16/16回)

監査役会は、取締役会開催後に月次で開催されるほか、必要に応じて開催されております。当事業年度は合計16回開催し、1回あたりの所要時間は約90分でありました。なお、年間を通じて次のような決議・審議・協議及び報告が行われました。
・決議・審議・協議事項 14件
監査役監査基本計画、会計監査人の評価及び再任・不再任、監査報告書案等
・報告事項 50件
月次監査業務報告(重要な会議への出席状況、業務執行状況の確認、実地調査状況、重要な決裁書類閲覧状況等)、内部監査室報告等
② 内部監査の状況
イ.内部監査の組織、人員及び手続
当社は、業務執行部門から独立した組織(取締役社長直属)である内部監査室を設置しており、当事業年度末(2022年3月31日)現在で専任者4名及び兼務者1名の合計5名が在籍しております。
また、内部監査は、期初に監査計画を策定のうえ取締役会及び監査役会に報告された監査計画に基づき、内部監査室員を中心に横断的に構成された監査チームが本社、支店、事業所及び関係会社を対象に、コンプライアンス及び内部統制の状況並びに会計処理業務に関する監査を実施しております。
なお、内部監査の結果については、監査終了後速やかに、その要旨が内部監査室長から取締役社長及び常勤監査役に報告されるとともに、監査報告書作成後には全役員及び関係部署に供覧されております。
ロ.内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携並びにこれらの監査と内部統制部門との関係
(イ)内部監査室と監査役会の相互連携
内部監査室及び監査役会は、当事業年度の監査計画を策定後、その内容を相互に報告、共有しております。また、内部監査室長は、監査役会に毎月出席し、内部監査の計画や結果、監査計画の進捗状況等について報告を行っております。
(ロ)内部監査室と会計監査人の相互連携
内部監査室は、会計監査人に対し、内部監査の計画や結果、進捗状況等について定期的な報告を行っております。このほかにも必要に応じて情報交換を行い、監査機能の充実に努めております。
(ハ)監査役会と会計監査人の相互連携
「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (3) 監査の状況 ① 監査役監査の状況」に記載のとおりであります。
(ニ)内部統制部門との関係
内部監査室は、内部監査の実施に加え、財務報告に係る内部統制の評価も実施しており、それぞれの業務で得られた情報については、他の業務に反映させることで内部統制の有効性確保に努めております。
③ 会計監査の状況
イ.監査法人の名称
EY新日本有限責任監査法人
ロ.継続監査期間
1953年以降
ハ.業務を執行した公認会計士
指定有限責任社員 業務執行社員 寶野 裕昭
指定有限責任社員 業務執行社員 稻吉 崇
ニ.監査業務に係る補助者の構成
公認会計士6名、その他28名
ホ.監査法人の選定方針と理由
監査役会は、会計監査人の再任の適否について、取締役、社内関係部署及び会計監査人から必要な書類を入手し、かつ、報告を受けて検討を行い、会計監査人の職務遂行状況、監査体制、独立性及び専門性などの適切性を確認して判断する方針であり、監査活動の状況及び財務・経理部門からの意見書等を勘案して審議した結果、会計監査人の監査活動が適切かつ妥当であると判断し、会計監査人の再任を決定しております。また、会計監査人の職務の遂行等に支障がある場合等、適正な監査の遂行が困難であると判断した場合は、会計監査人を解任する方針であります。
ヘ.監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、会計監査人の再任の適否にあたって、会計監査人の職務遂行状況、品質管理、独立性及び専門性に係る内容について評価し、会計監査人の監査活動は適切かつ妥当であると判断しております。
④ 監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社730713
連結子会社
730713

提出会社における非監査証明業務の内容は、国際財務報告基準による連結財務諸表作成の検討に係るコンサルティング業務であります。
ロ.監査公認会計士等と同一のネットワーク(アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッド)に対する報酬(イ.を除く)
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社52
連結子会社1312
135122

提出会社における非監査証明業務の内容は、税務に関するアドバイザリー業務及び財務デューデリジェンス業務であります。
ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
ニ.監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬は、報酬額の見積りについて、監査計画における監査時間・業務の内容等の相当性を検証し、監査役会の同意のもと適切に決定しております。
ホ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人の報酬等について、前事業年度の会計監査の遂行状況、監査計画と実績の対比及びこれらを踏まえた当事業年度の監査計画における監査時間・配置計画並びに報酬額の見積りの相当性を検証した結果、妥当であると判断し、会社法第399条第1項の同意を行いました。