有価証券報告書-第98期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/27 13:08
【資料】
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【項目】
165項目
イ 全社教育体系の構築
従来型の知識教育や資格取得支援に加え、「問題を発見する能力」「問題の真因に迫り、課題を分類・整理する能力」「問題・課題を解決する能力」などの能力開発に重点を置いた教育を展開しております。
具体的には、「階層別研修」や各種「専門コース」と、各部門の事業に即した内容で実施するOJTを含む「部門別教育」を有機的に結合させ、全社一体となって人材育成に取り組んでおります。
ロ 全社研修施設の新設
神奈川県川崎市に宿泊設備を備えた研修施設「住友電設川崎テクニカルセンター」が完成し、2023年4月1日から本稼働しております。
当センターは、各種研修施設のほか宿泊設備も備えた当社として初の教育に特化した施設であります。
座学研修はもとより、電気設備をはじめ電力設備、情報通信設備、空調給排水設備など各種技術について実機を使って学ぶことができる他、VR危険体感設備等を備えた安全危険体感室も設置しており、実践的な技術力および専門知識の向上に努めてまいります。
ハ 女性社員のキャリア形成支援
2022年度より新たに、女性社員がいきいきと活躍するためのキャリアプランを作成する研修をスタートしております。
部下と上司それぞれの研修を連動させ、ともに具体的なキャリアプランを考え、職場で求められるスキルや積むべき経験を明確化することで本人のキャリアアップに繋げ、女性社員のロールモデルを育成してまいります。
ニ グローバル人材の育成
当社グループにおける主軸のひとつである海外事業の安定した継続のため、「トレーニー派遣(期間1年)」などの海外派遣制度により、グローバルに活躍できる人材の育成に注力しております。日本とは異なる海外での業務を経験させるとともに、異文化の理解やグローバルなコミュニケーションスキルを向上させることで、国内外の柔軟なローテーションを可能にし、将来の海外グループ会社の幹部候補となる人材の育成につなげております。
また、海外グループ会社の事業基盤強化、事業領域拡大、ローカル化の推進に向け、経営的視点で考え行動するグローバル人材の育成を目的に、現地駐在員およびナショナルスタッフの幹部社員を対象とした幹部育成研修も実施しております。