有価証券報告書-第67期(平成29年1月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/03/28 9:49
【資料】
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【項目】
115項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益を背景にした設備投資の持ち直しや、雇用・所得環境の改善がみられる等、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、海外経済の下振れリスクが懸念される等、景気の先行きは、依然として不透明な状況が続きました。
建設業界におきましては、公共事業は底堅さを維持し、民間設備投資は堅調に推移いたしましたが、技術者・労働者の不足や熾烈な受注競争が継続する等、依然として厳しい状況となりました。
このような状況の中、当連結会計年度の当社グループの売上高は、工事の進捗の遅れ等により、102億5千7百万円(前期比6.9%減)と減少しましたが、利益面につきましては、営業利益は3億5百万円(前期比1.0%減)、経常利益は4億4千8百万円(前期比0.7%増)と前期並みとなり、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益として投資有価証券売却益を計上した一方、特別損失として固定資産の減損損失を計上したこと等により、3億6千6百万円(前期比17.9%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。)
(建設事業)
受注工事高は110億3千万円(前期比16.4%減)、完成工事高は100億6千万円(前期比6.5%減)、セグメント利益は、完成工事総利益率が改善したことにより、7億6千1百万円(前期比13.9%増)となりました。
(製造・販売事業等)
主にアスファルト合材の販売で、売上高は5億9千7百万円(前期比9.7%減)、セグメント損失は1千8百万円(前期は5千9百万円のセグメント利益)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて2億4千3百万円減少(前期は12億8千7百万円の増加)し、110億7千7百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益の計上、未成工事受入金の増加等がありましたが、売上債権の増加等により、27百万円の減少(前期は9億2千7百万円の増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資有価証券の取得による支出がありましたが、有価証券の償還による収入、投資有価証券の売却による収入等により、8千9百万円の増加(前期は7億9百万円の増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
自己株式の取得による支出、配当金の支払い等により、3億5百万円の減少(前期は3億4千9百万円の減少)となりました。