四半期報告書-第63期第3四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/02/08 13:50
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、原油価格下落の影響や政府による各種政策の効果から、緩やかに回復に向かうことが期待される。
情報通信分野においては、従来の固定ブロードバンドサービスが成熟化する一方で、移動通信分野においてはスマートフォンやタブレット端末の普及によりLTE,Wi―Fiなどのサービスエリアの拡大やトラフィック増に対応する通信ネットワーク環境の整備が急ピッチで進んでいる。
また、公共・民間分野においては、東日本大震災の本格復興や国土強靭化に向けた防災・減災、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック等に関連した設備投資の拡大が期待される。
このような経営環境の中、当社グループでは“「震災まちづくり復興」事業への貢献と新たな事業ステージでのグループ総合力の展開”を基本方針とし、「第4次中期経営計画」(平成26年度~平成28年度)に基づき重点項目を確実に遂行し、事業拡大・業務の効率化等に取組んできた。
その結果、売上高は21,059百万円(前年同四半期連結累計期間比2,113百万円減少)、営業利益は51百万円(前年同四半期連結累計期間比153百万円減少)、経常利益は118百万円(前年同四半期連結累計期間比158百万円減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1百万円(前年同四半期連結累計期間比139百万円減少)となった。
セグメントの業績を示すと、次のとおりである。
(電気通信工事事業)
IRU工事及びNCC系工事の受注が減少したことにより、当第3四半期連結累計期間における受注高は24,099百万円(前年同四半期連結累計期間比623百万円増加)、完成工事高は18,574百万円(前年同四半期連結累計期間比2,640百万円減少)、セグメント利益は90百万円(前年同四半期連結累計期間比107百万円減少)となった。
(工事材料等販売事業)
工事材料等販売事業は、通信工事材料等の販売を行っている。当第3四半期連結累計期間における受注高は2,484百万円(前年同四半期連結累計期間比527百万円増加)、売上高は2,484百万円(前年同四半期連結累計期間比527百万円増加)、セグメント利益は13百万円(前年同四半期連結累計期間比2百万円減少)となった。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は25,089百万円であり、前連結会計年度末比1,224百万円減少した。流動資産は16,087百万円で前連結会計年度末比1,543百万円減少した。これは主に完成工事未収入金5,082百万円の減少、未成工事支出金2,978百万円の増加、商品268百万円の増加、材料貯蔵品212百万円の増加によるものである。固定資産は9,001百万円で前連結会計年度末比318百万円増加した。これは主に有形固定資産329百万円の増加、無形固定資産52百万円の減少、投資その他の資産41百万円の増加によるものである。
負債については7,599百万円と前連結会計年度末比1,072百万円減少した。流動負債は4,425百万円で前連結会計年度末比936百万円減少した。これは主に工事未払金1,038百万円の減少によるものである。固定負債は3,173百万円で前連結会計年度末比135百万円減少した。
純資産は17,490百万円と前連結会計年度末比152百万円減少した。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1百万円である。