有価証券報告書-第60期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/31 10:52
【資料】
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【項目】
150項目
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社企業グループが判断したものであります。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 経営成績の状況
当連結会計年度における日本経済は、ロシア・ウクライナ戦争やイスラエル・ハマス戦争の長期化の影響や円安継続により、インフレが続いており、そこに建設業、運輸業の働き方改革による労働力不足の深刻度が急速に増すため、すべてにわたりコスト上昇が見込まれ、インフレが加速することが予想されます。
このような状況の下、当建設業界におきましては、ゼネコン及びその協力会社である当社は受注時採算の低いところに加え資材高、人手不足によるコストアップが重なりました。当社は厳しい環境下、大型物件の着工もあり前連結会計年度比売上を伸ばしつつ、オペレーションの効率化や精算時の交渉を丁寧にして、収益の改善に努めています。
プールを手掛けるアクア事業では、引き続き主力である学校やスポーツクラブに加え、老朽化したプール施設のリニューアル工事等の拡大を図っております。インバウンド復活でホテルのプールが増加傾向にあります。
この結果、当連結会計年度における当社企業グループの業績は売上高93億83百万円(前連結会計年度比28.0%増)、営業利益5億93百万円(前連結会計年度比66.9%増)、経常利益6億71百万円(前連結会計年度比49.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3億72百万円(前連結会計年度比23.4%増)となりました。なお、受注高は74億63百万円(前連結会計年度比7.4%減)、受注残高は70億43百万円(前連結会計年度比21.4%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①PCカーテンウォール事業
当セグメントの売上高は86億37百万円(前連結会計年度比30.3%増)、セグメント利益は5億68百万円(前連結会計年度比79.7%増)となりました。なお、売上のトレンドに季節性はありません。
②アクア事業
当セグメントの売上高は6億83百万円(前連結会計年度比6.9%増)、セグメント利益は28百万円(前連結会計年度比29.5%減)となりました。
③その他
その他は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム収納家具事業と不動産賃貸事業であります。
当セグメントの売上高は62百万円(前連結会計年度比0.7%減)、セグメント損失は2百万円(前連結会計年度は0百万円のセグメント損失)となりました。
(2) 財政状態の状況
①資産の状況
当連結会計年度末における資産合計は138億76百万円と前連結会計年度末と比較して9.2%、11億66百万円の増加となりました。これは主に、受取手形・完成工事未収入金等が24億15百万円及び電子記録債権が6億34百万円増加したことと、現金預金が16億16百万円減少したことによるものであります。
②負債の状況
当連結会計年度末における負債合計は31億4百万円と前連結会計年度末と比較して54.5%、10億95百万円の増加となりました。これは主に、支払手形・工事未払金等が1億5百万円、短期借入金が4億68百万円及び長期借入金が1億82百万円増加したことによるものであります。
③純資産の状況
当連結会計年度末における純資産合計は107億72百万円と前連結会計年度末と比較して0.7%、71百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が2億8百万円及び自己株式が1億45百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益6億61百万円、減価償却費3億4百万円、売上債権の増加額30億50百万円により18億55百万円の資金減少(前連結会計年度は15億18百万円の資金増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出95百万円により99百万円の資金減少(前連結会計年度は2億85百万円の資金減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入による収入5億円、長期借入金の返済による支出2億20百万円により3億37百万円の資金増加(前連結会計年度は58百万円の資金減少)となりました。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は10億28百万円(前連結会計年度比61.1%減)となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 受注実績
区分前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)
PCカーテンウォール事業7,370,2296,700,100(9.1%減)
アクア事業627,296700,740(11.7%増)
その他62,70562,278(0.7%減)
合計8,060,2317,463,119(7.4%減)

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
(2) 売上実績
区分前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)
PCカーテンウォール事業6,630,4458,637,881(30.3%増)
アクア事業639,381683,562(6.9%増)
その他62,70562,278(0.7%減)
合計7,332,5319,383,723(28.0%増)

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 当社企業グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
3 売上高総額に対する割合が、100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は次のとおりであります。
前連結会計年度
大成建設㈱1,103,282千円15.0%
㈱竹中工務店1,039,566千円14.2%
㈱内外テクノス859,120千円11.7%
㈱大林組772,162千円10.5%

当連結会計年度
鹿島建設㈱2,194,074千円23.4%
大成建設㈱1,732,552千円18.5%
㈱竹中工務店1,524,607千円16.3%
㈱内外テクノス1,334,388千円14.2%

(参考)提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。
(1) 受注工事高・完成工事高・繰越工事高及び施工高
期別工事別前期繰越
工事高
(千円)
当期受注
工事高
(千円)

(千円)
当期完成
工事高
(千円)
次期繰越工事高当期施工高
(千円)
手持工事高
(千円)
うち施工高
(%) (千円)
第59期
自 2023年
1月1日
至 2023年
12月31日
PCカーテンウォール事業7,605,0757,370,22914,975,3056,630,4458,344,8605.5455,9606,799,608
アクア事業631,674627,2961,258,970639,381619,5891.16,682643,718
その他87878787
合計8,236,7507,997,61316,234,3637,269,9138,964,4495.2462,6427,443,413
第60期
自 2024年
1月1日
至 2024年
12月31日
PCカーテンウォール事業8,344,8606,700,10015,044,9608,637,8816,407,0794.5287,8648,469,785
アクア事業619,589700,7401,320,329683,562636,7674.730,032706,912
その他61616161
合計8,964,4497,400,90216,365,3529,321,5057,043,8464.5317,8969,176,758

(注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。
2 次期繰越工事高の施工高は、未成工事支出金により手持工事高のなかの施工高を推定したものであります。
3 当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。
4 当社の受注は、100%建築工事で国内受注であります。
(2) 完成工事高
① 当社の受注は、100%民間企業からの受注であります。完成工事のうち主なものを示せば次のとおりであります。
第59期完成工事のうち金額1億円以上の主なもの
○ 大成建設㈱(仮称)赤坂二丁目プロジェクト新築工事○ ㈱大林組五反田計画(仮称)新築工事
○ 鹿島建設㈱(仮称)NTT仙台中央ビル○ ㈱内外テクノス中之島クロス
○ ㈱竹中工務店(仮称)森永製菓芝浦ビル建替計画○ ㈱エスシー・プ
レコン
京都大学(南部)がん免疫総合研究センター新営その他工事

第60期完成工事のうち金額1億円以上の主なもの
○ ㈱内外テクノス淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業施設建築物等工事○ 鹿島建設㈱(仮称)豊洲4-2街区開発計画A棟新築工事
○ ㈱大林組(仮称)玉川イノベーション
新棟建設工事
○ 大成建設㈱(仮称)東五反田二丁目計画新築工事
○ ㈱長谷工コーポ
レーション
大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業新築工事○ ㈱竹中工務店(仮称)TKY01ビルディング新築工事

② 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
第59期
大成建設㈱1,103,282千円15.2%
㈱竹中工務店1,039,566千円14.3%
㈱内外テクノス859,120千円11.8%
㈱大林組772,162千円10.6%

第60期
鹿島建設㈱2,194,074千円23.5%
大成建設㈱1,732,552千円18.6%
㈱竹中工務店1,524,607千円16.4%
㈱内外テクノス1,334,388千円14.3%

(3) 手持工事高(2024年12月31日)
手持工事のうち金額1億円以上の主なもの
○ ㈱竹中工務店(仮称)芝公園ビル建替計画新築工事2025年 3月完成予定
○ 鹿島建設㈱(仮称)御成門計画2025年 2月
○ 大成建設㈱(仮称)内神田一丁目計画新築工事2025年 10月
○ ㈱大林組品川開発プロジェクト(第1期)3街区2025年 6月
○ ㈱内外テクノス京阪奈ビル増築工事2025年 6月
○ ㈱竹中工務店WDB三宮ビル新築工事2025年 4月
○ ㈱エスシー・プレコン(仮称)弘済会館ビル新築工事2025年 1月

(経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討)
経営者の視点による当社企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する記載事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社企業グループの連結財務諸表につきましては、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計基準は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
また、当社企業グループの連結財務諸表の作成につきましては、決算日における資産、負債及び報告期間における損益に影響を与える事項につき、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づき、合理的と考えられる範囲で継続的に見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性により異なる場合があります。
なお、連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」に記載しておりますが、次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えています。
(a) 固定資産の減損処理
当社企業グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
(b) 工事損失引当金の計上基準
手持工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積ることができる工事について、将来の損失に備えるため、その損失見込み額を計上しております。損失見込み額の算定に際しては現在入手可能な情報に基づいた製造・施工条件によって工事原価総額を適時かつ適切に見積っておりますが、将来の損益は見積り金額と異なる場合があります。
(c) 繰延税金資産の回収可能性の評価
繰延税金資産については、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討し、回収可能見込額を計上しています。しかし、繰延税金資産の回収可能見込額に変動が生じた場合には、繰延税金資産の取崩しまたは追加計上により利益が変動する可能性があります。
(d) 一定の期間にわたり認識される完成工事高
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」の内容と同一であります。
(2) 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況」「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(1) 経営成績の状況」に記載しております。
(3) 当連結会計年度の経営成績
①売上高
当連結会計年度の売上高は、93億83百万円(前連結会計年度比28.0%増)となりました。
主力のPCカーテンウォール事業は、当建設業界におきましては、ゼネコン及びその協力会社である当社は受注時採算の低いところに加え資材高、人手不足によるコストアップが重なりました。当社は厳しい環境下、大型物件の着工もあり前連結会計年度比売上を伸ばしました。売上高は86億37百万円(前連結会計年度比30.3%増)となりました。
アクア事業は、引き続き主力である学校やスポーツクラブに加え、老朽化したプール施設のリニューアル工事等の拡大を図っております。インバウンド復活でホテルのプールが増加傾向にあります。売上高は6億83百万円(前連結会計年度比6.9%増)となりました。
②営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の営業利益は、5億93百万円(前連結会計年度比66.9%増)となりました。
これをセグメント別に見ると、主力のPCカーテンウォール事業は、オペレーションの効率化や精算時の交渉を丁寧にして、収益の改善に努めたことにより、セグメント利益は5億68百万円(前連結会計年度比79.7%増)となりました。
アクア事業は、売上高が前年比増加しましたが体制強化による人員増加により、セグメント利益は28百万円(前連結会計年度比29.5%減)となりました。
経常利益は、営業利益の増加及び営業外収益が鉄屑売却収入42百万円の計上等により、6億71百万円(前連結会計年度比49.7%増)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が増加したことから、3億72百万円(前連結会計年度比23.4%増)となりました。
(4) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度の財務状態の分析につきましては、「第2 事業の状況」「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(2)財政状態の状況」に記載しております。
(5) 資本の財源及び資金の流動性
キャッシュ・フロ-の状況の分析につきましては、「第2 事業の状況」「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(3)キャッシュ・フロ-の状況」に記載しております。
当社企業グループの運転資金需要の主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要の主なものは、生産設備等の設備投資であります。当社企業グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入による資金調達によっております。
(6) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社企業グループは、2025年は一時的に赤字にならざるをえないが、その額を極力小さくすることに努めます。
当連結会計年度においては、10%の経常利益率を目標にしてきましたが、7.2%となりました。
資本効率はWACC5.7%に比べてROICは3.8%に留まりました。

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