有価証券報告書-第56期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社企業グループが判断したものであります。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 経営成績の状況
当連結会計年度における日本の経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、大幅に下押しされて厳しい状況で推移しました。経済活動に一時期持ち直しの兆しも見られましたが、再び感染拡大が深刻化しており個人消費の落ち込みや海外景気の悪化が懸念されるなど、先行き不透明な状況となっております。
このような状況の下、当建設業界におきましては、さまざまな業種で、仕事量が減少してきました。PCカーテンウォール業界においても、昨年から受注量、生産量ともに低迷が続いておりますが、当社におきましては、当第4四半期はやや生産量が回復したため、工場稼働率が上がっております。
なお、新型コロナウイルス感染症が建設業界に本格的に影響を与える時期は、飲食やインバウンド関連に比べて数年遅くなることが予想されており、現時点では当社の業績にはさほど影響を与えておりません。
プールを手掛けるアクア事業では、主力である学校やスポーツクラブに加え、PCカーテンウォール事業で関わった都市型高級ホテルのプール等の工事拡大を図っております。
この結果、当連結会計年度における当社企業グループの業績は売上高73億67百万円(前連結会計年度比56.1%減)、営業利益8億38百万円(前連結会計年度比66.8%減)、経常利益9億14百万円(前連結会計年度比64.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益9億2百万円(前連結会計年度比27.4%減)となりました。なお、受注高は79億13百万円(前連結会計年度比11.8%減)、受注残高は117億52百万円(前連結会計年度末比4.9%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①PCカーテンウォール事業
昨年から受注量、生産量ともに低迷が続いており、比例して売上が大幅に落ち込みました。一方、顧客の製品形状変更、追加依頼などに真摯に対応して、追加売上を獲得し、また工場を中心に懸命のコストダウンを図り、収益を確保しています。当セグメントの売上高は68億11百万円(前連結会計年度比57.9%減)、セグメント利益は8億1百万円(前連結会計年度比67.9%減)となりました。なお、売上のトレンドに季節性はありません。
②アクア事業
学校関連、フィットネスクラブ及びホテルのプールの新設・改修が順調に進んだため、当セグメントの売上高は4億88百万円(前連結会計年度比5.6%減)、セグメント利益は37百万円(前連結会計年度比19.0%減)となりました。
③その他
その他は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム収納家具事業と建設事業(不動産賃貸事業を含む)であります。
当セグメントの売上高は67百万円(前連結会計年度比16.9%増)、セグメント損失は0百万円(前連結会計年度は17百万円のセグメント損失)となりました。
なお、当連結会計年度までは、工事完成基準によって売上を計上しておりましたが、来期は当社において、工事進捗度を合理的に見積り、工事の進行途上においても成果の確実性が認められる体制を整備したため、工事進行基準で売上を計上いたします。
(2) 財政状態
①資産の状況
当連結会計年度末における資産合計は126億85百万円と前連結会計年度末と比較して12.9%、18億83百万円の減少となりました。これは主に、現金預金が10億34百万円、受取手形・完成工事未収入金等が9億87百万円減少したことによるものであります。
②負債の状況
当連結会計年度末における負債合計は30億55百万円と前連結会計年度末と比較して45.2%、25億18百万円の減少となりました。これは主に、未払法人税等が8億79百万円、その他流動負債が4億40百万円、長期借入金が2億44百万円、役員退職慰労引当金が6億69百万円減少したことによるものであります。
③純資産の状況
当連結会計年度末における純資産合計は96億30百万円と前連結会計年度末と比較して7.1%、6億34百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により9億2百万円増加したことと、配当金の支払いにより2億17百万円減少したことにより6億84百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、主に売上債権の減少額13億45百万円、役員退職慰労引当金の減少額6億69百万円、法人税等の支払額8億86百万円により95百万円の資金減少(前連結会計年度は28億90百万円の資金増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出2億16百万円により2億13百万円の資金減少(前連結会計年度は3億96百万円の資金減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入金の返済による支出4億79百万円、配当金の支払額2億17百万円により7億24百万円の資金減少(前連結会計年度は2億12百万円の資金減少)となりました。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は19億12百万円(前連結会計年度比35.1%減)となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 受注実績
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
(2) 売上実績
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 当社企業グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
3 売上高総額に対する割合が、100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は次のとおりであります。
前連結会計年度
当連結会計年度
4 当連結会計年度において、前連結会計年度と比べ売上実績に著しい変動がありました。これは、PCカーテン
ウォール事業におきまして、前連結会計年度が、オリンピック前年で工事の完成がピークを迎える時期であっ
たことに加え、建設現場の遅れにより前年度から繰り越してきた物件が完成に至ったことにより、著しく売上
が増加したことによるものであります。
(参考)提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。
(1) 受注工事高・完成工事高・繰越工事高及び施工高
(注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。
2 次期繰越工事高の施工高は、未成工事支出金により手持工事高のなかの施工高を推定したものであります。
3 当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。
4 当社の受注は、100%建築工事で国内受注であります。
(2) 完成工事高
① 当社の受注は、100%民間企業からの受注であります。完成工事のうち主なものを示せば次のとおりであります。
第55期完成工事のうち金額1億円以上の主なもの
第56期完成工事のうち金額1億円以上の主なもの
② 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
第55期
第56期
(3) 手持工事高(2020年12月31日)
手持工事のうち金額1億円以上の主なもの
(経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討)
経営者の視点による当社企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する記載事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社企業グループの連結財務諸表につきましては、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計基準は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(追加情報)(新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについて)」に記載しております。また、当社企業グループの連結財務諸表の作成につきましては、決算日における資産、負債及び報告期間における損益に影響を与える事項につき、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づき、合理的と考えられる範囲で継続的に見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性により異なる場合があります。
なお、連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」に記載しておりますが、次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えています。
(a) 固定資産の減損処理
当社企業グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
(b) 工事損失引当金の計上基準
手持工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積ることができる工事について、将来の損失に備えるため、その損失見込み額を計上しております。損失見込み額の算定に際しては現在入手可能な情報に基づいた製造・施工条件によって工事原価総額を適時かつ適切に見積っておりますが、将来の損益は見積り金額と異なる場合があります。
(c) 繰延税金資産の回収可能性の評価
繰延税金資産については、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討し、回収可能見込額を計上しています。しかし、繰延税金資産の回収可能見込額に変動が生じた場合には、繰延税金資産の取崩しまたは追加計上により利益が変動する可能性があります。
(2) 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況」「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(1) 経営成績の状況」に記載しております。
(3) 当連結会計年度の経営成績
①売上高
当連結会計年度の売上高は、73億67百万円(前連結会計年度比56.1%減)となりました。
主力のPCカーテンウォール事業は、昨年から受注量・生産量ともに低迷が続いており、売上高は68億11百万円(前連結会計年度比57.9%減)となりました。
アクア事業は、学校関連、フィットネスクラブ及びホテルのプールの新設・改修が順調に進み、売上高は4億88百万円(前連結会計年度比5.6%減)となりました。
②営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の営業利益は、8億38百万円(前連結会計年度比66.8%減)となりました。
これをセグメント別に見ると、主力のPCカーテンウォール事業は、売上高が大幅に落ち込んだため、8億1百万円(前連結会計年度比67.9%減)となりました。
アクア事業は、売上高が前年比若干減少したため、37百万円(前連結会計年度比19.0%減)となりました。
経常利益は、営業利益が大幅に減少したことにより経常利益9億14百万円(前連結会計年度比64.9%減)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が大幅に減少したものの法人税等の減少もあったことから、9億2百万円(前連結会計年度比27.4%減)となりました。
(4) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度の財務状態の分析につきましては、「第2 事業の状況」「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(2)財政状態」に記載しております。
(5) 資本の財源及び資金の流動性
キャッシュ・フロ-の状況の分析につきましては、「第2 事業の状況」「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(3)キャッシュ・フロ-の状況」に記載しております。
当社企業グループの運転資金需要の主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要の主なものは、生産設備等の設備投資であります。当社企業グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入による資金調達によっております。
(6) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社企業グループは、2021年は15%の経常利益率を目指すこととします。
当連結会計年度においては、3.3%の経常利益率を目標にしてきましたが、12.4%となりました。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 経営成績の状況
当連結会計年度における日本の経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、大幅に下押しされて厳しい状況で推移しました。経済活動に一時期持ち直しの兆しも見られましたが、再び感染拡大が深刻化しており個人消費の落ち込みや海外景気の悪化が懸念されるなど、先行き不透明な状況となっております。
このような状況の下、当建設業界におきましては、さまざまな業種で、仕事量が減少してきました。PCカーテンウォール業界においても、昨年から受注量、生産量ともに低迷が続いておりますが、当社におきましては、当第4四半期はやや生産量が回復したため、工場稼働率が上がっております。
なお、新型コロナウイルス感染症が建設業界に本格的に影響を与える時期は、飲食やインバウンド関連に比べて数年遅くなることが予想されており、現時点では当社の業績にはさほど影響を与えておりません。
プールを手掛けるアクア事業では、主力である学校やスポーツクラブに加え、PCカーテンウォール事業で関わった都市型高級ホテルのプール等の工事拡大を図っております。
この結果、当連結会計年度における当社企業グループの業績は売上高73億67百万円(前連結会計年度比56.1%減)、営業利益8億38百万円(前連結会計年度比66.8%減)、経常利益9億14百万円(前連結会計年度比64.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益9億2百万円(前連結会計年度比27.4%減)となりました。なお、受注高は79億13百万円(前連結会計年度比11.8%減)、受注残高は117億52百万円(前連結会計年度末比4.9%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①PCカーテンウォール事業
昨年から受注量、生産量ともに低迷が続いており、比例して売上が大幅に落ち込みました。一方、顧客の製品形状変更、追加依頼などに真摯に対応して、追加売上を獲得し、また工場を中心に懸命のコストダウンを図り、収益を確保しています。当セグメントの売上高は68億11百万円(前連結会計年度比57.9%減)、セグメント利益は8億1百万円(前連結会計年度比67.9%減)となりました。なお、売上のトレンドに季節性はありません。
②アクア事業
学校関連、フィットネスクラブ及びホテルのプールの新設・改修が順調に進んだため、当セグメントの売上高は4億88百万円(前連結会計年度比5.6%減)、セグメント利益は37百万円(前連結会計年度比19.0%減)となりました。
③その他
その他は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム収納家具事業と建設事業(不動産賃貸事業を含む)であります。
当セグメントの売上高は67百万円(前連結会計年度比16.9%増)、セグメント損失は0百万円(前連結会計年度は17百万円のセグメント損失)となりました。
なお、当連結会計年度までは、工事完成基準によって売上を計上しておりましたが、来期は当社において、工事進捗度を合理的に見積り、工事の進行途上においても成果の確実性が認められる体制を整備したため、工事進行基準で売上を計上いたします。
(2) 財政状態
①資産の状況
当連結会計年度末における資産合計は126億85百万円と前連結会計年度末と比較して12.9%、18億83百万円の減少となりました。これは主に、現金預金が10億34百万円、受取手形・完成工事未収入金等が9億87百万円減少したことによるものであります。
②負債の状況
当連結会計年度末における負債合計は30億55百万円と前連結会計年度末と比較して45.2%、25億18百万円の減少となりました。これは主に、未払法人税等が8億79百万円、その他流動負債が4億40百万円、長期借入金が2億44百万円、役員退職慰労引当金が6億69百万円減少したことによるものであります。
③純資産の状況
当連結会計年度末における純資産合計は96億30百万円と前連結会計年度末と比較して7.1%、6億34百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により9億2百万円増加したことと、配当金の支払いにより2億17百万円減少したことにより6億84百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、主に売上債権の減少額13億45百万円、役員退職慰労引当金の減少額6億69百万円、法人税等の支払額8億86百万円により95百万円の資金減少(前連結会計年度は28億90百万円の資金増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出2億16百万円により2億13百万円の資金減少(前連結会計年度は3億96百万円の資金減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入金の返済による支出4億79百万円、配当金の支払額2億17百万円により7億24百万円の資金減少(前連結会計年度は2億12百万円の資金減少)となりました。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は19億12百万円(前連結会計年度比35.1%減)となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 受注実績
| 区分 | 前連結会計年度(千円) | 当連結会計年度(千円) |
| PCカーテンウォール事業 | 8,397,278 | 7,280,051(13.3%減) |
| アクア事業 | 516,943 | 565,513( 9.4%増) |
| その他 | 57,823 | 67,581(16.9%増) |
| 合計 | 8,972,045 | 7,913,146(11.8%減) |
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
(2) 売上実績
| 区分 | 前連結会計年度(千円) | 当連結会計年度(千円) |
| PCカーテンウォール事業 | 16,190,768 | 6,811,729(57.9%減) |
| アクア事業 | 517,128 | 488,125( 5.6%減) |
| その他 | 57,823 | 67,581(16.9%増) |
| 合計 | 16,765,720 | 7,367,436(56.1%減) |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 当社企業グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
3 売上高総額に対する割合が、100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は次のとおりであります。
前連結会計年度
| ㈱竹中工務店 | 2,790,684千円 | 16.6% |
| ㈱大林組 | 2,773,663千円 | 16.5% |
| 大成建設㈱ | 2,409,269千円 | 14.4% |
当連結会計年度
| 大成建設㈱ | 1,583,275千円 | 21.5% |
| ㈱竹中工務店 | 1,460,155千円 | 19.8% |
| ㈱大林組 | 906,736千円 | 12.3% |
4 当連結会計年度において、前連結会計年度と比べ売上実績に著しい変動がありました。これは、PCカーテン
ウォール事業におきまして、前連結会計年度が、オリンピック前年で工事の完成がピークを迎える時期であっ
たことに加え、建設現場の遅れにより前年度から繰り越してきた物件が完成に至ったことにより、著しく売上
が増加したことによるものであります。
(参考)提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。
(1) 受注工事高・完成工事高・繰越工事高及び施工高
| 期別 | 工事別 | 前期繰越 工事高 (千円) | 当期受注 工事高 (千円) | 計 (千円) | 当期完成 工事高 (千円) | 次期繰越工事高 | 当期施工高 (千円) | ||
| 手持工事高 (千円) | うち施工高 (%) (千円) | ||||||||
| 第55期自 2019年 1月1日 至 2019年 12月31日 | PCカーテンウォール事業 | 18,528,822 | 8,397,278 | 26,926,101 | 16,190,768 | 10,735,332 | 33.8 | 3,629,871 | 11,184,810 |
| アクア事業 | 472,005 | 516,943 | 988,948 | 517,128 | 471,820 | 39.7 | 187,471 | 588,872 | |
| その他 | ― | 397 | 397 | 397 | ― | ― | ― | 397 | |
| 合計 | 19,000,827 | 8,914,618 | 27,915,446 | 16,708,294 | 11,207,152 | 34.1 | 3,817,342 | 11,774,079 | |
| 第56期自 2020年 1月1日 至 2020年 12月31日 | PCカーテンウォール事業 | 10,735,332 | 7,280,051 | 18,015,384 | 6,811,729 | 11,203,655 | 40.3 | 4,511,402 | 7,693,260 |
| アクア事業 | 471,820 | 565,513 | 1,037,333 | 488,125 | 549,208 | 12.5 | 68,922 | 369,576 | |
| その他 | ― | 1,164 | 1,164 | 1,164 | ― | ― | ― | 1,164 | |
| 合計 | 11,207,152 | 7,846,729 | 19,053,881 | 7,301,018 | 11,752,863 | 39.0 | 4,580,324 | 8,064,000 | |
(注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。
2 次期繰越工事高の施工高は、未成工事支出金により手持工事高のなかの施工高を推定したものであります。
3 当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。
4 当社の受注は、100%建築工事で国内受注であります。
(2) 完成工事高
① 当社の受注は、100%民間企業からの受注であります。完成工事のうち主なものを示せば次のとおりであります。
第55期完成工事のうち金額1億円以上の主なもの
| ○ ㈱大林組 | (仮称)神田錦町二丁目計画新築工事 | ○ ㈱竹中工務店 | (仮称)有明北3-1地区B-1街区(ホテル棟) | |
| ○ 大成建設㈱ | (仮称)豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業2-1街区A棟新築工事 | ○ 鹿島建設㈱ | (仮称)OH-1計画新築工事 | |
| ○ 五洋建設㈱ | (仮称)ヨドバシ梅田タワー新築工事 | ○ ㈱エスシー・プ レコン | 虎ノ門トラストシティワールドゲート本体建築工事 | |
| ○ ㈱内外テクノス | 新日本橋ビル(仮称)新築建築工事 |
第56期完成工事のうち金額1億円以上の主なもの
| ○ 大成建設㈱ | (仮称)豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業2-1街区B棟新築工事 | ○ ㈱エスシー・プ レコン | 新橋田村町地区市街地再開発事業新築工事 | |
| ○ 戸田建設㈱ | (仮称)首都高速道路㈱神奈川局新社屋 | ○ ㈱内外テクノス | 神戸阪急ビル増築工事 | |
| ○ 鹿島建設㈱ | (仮称)フクダ電子本郷事務所新築工事 | ○ ㈱竹中工務店 | 中央大学多摩キャンパス学部共通棟(仮称)新築工事 | |
| ○ ㈱大林組 | (仮称)日本橋兜町7地区開発計画 |
② 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
第55期
| ㈱竹中工務店 | 2,790,684千円 | 16.7% |
| ㈱大林組 | 2,773,663千円 | 16.6% |
| 大成建設㈱ | 2,409,269千円 | 14.4% |
第56期
| 大成建設㈱ | 1,583,275千円 | 21.7% |
| ㈱竹中工務店 | 1,460,155千円 | 20.0% |
| ㈱大林組 | 906,736千円 | 12.4% |
(3) 手持工事高(2020年12月31日)
手持工事のうち金額1億円以上の主なもの
| ○ 鹿島建設㈱ | 中外ライフサイエンスパーク横浜建設工事 | 2021年 7月 | 完成予定 |
| ○ ㈱大林組 | 大宮鐘塚C地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 | 2021年 3月 | 〃 |
| ○ ㈱竹中工務店 | みなとみらい44街区計画新築工事 | 2021年 5月 | 〃 |
| ○ ㈱エスシー・プレコン | 北品川5丁目計画 | 2021年 6月 | 〃 |
| ○ ㈱大林組 | (仮称)N3計画 | 2021年 3月 | 〃 |
| ○ 大成建設㈱ | アズビル㈱藤沢テクノセンター第104建物 | 2021年 12月 | 〃 |
(経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討)
経営者の視点による当社企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する記載事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社企業グループの連結財務諸表につきましては、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計基準は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(追加情報)(新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについて)」に記載しております。また、当社企業グループの連結財務諸表の作成につきましては、決算日における資産、負債及び報告期間における損益に影響を与える事項につき、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づき、合理的と考えられる範囲で継続的に見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性により異なる場合があります。
なお、連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」に記載しておりますが、次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えています。
(a) 固定資産の減損処理
当社企業グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
(b) 工事損失引当金の計上基準
手持工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積ることができる工事について、将来の損失に備えるため、その損失見込み額を計上しております。損失見込み額の算定に際しては現在入手可能な情報に基づいた製造・施工条件によって工事原価総額を適時かつ適切に見積っておりますが、将来の損益は見積り金額と異なる場合があります。
(c) 繰延税金資産の回収可能性の評価
繰延税金資産については、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討し、回収可能見込額を計上しています。しかし、繰延税金資産の回収可能見込額に変動が生じた場合には、繰延税金資産の取崩しまたは追加計上により利益が変動する可能性があります。
(2) 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況」「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(1) 経営成績の状況」に記載しております。
(3) 当連結会計年度の経営成績
①売上高
当連結会計年度の売上高は、73億67百万円(前連結会計年度比56.1%減)となりました。
主力のPCカーテンウォール事業は、昨年から受注量・生産量ともに低迷が続いており、売上高は68億11百万円(前連結会計年度比57.9%減)となりました。
アクア事業は、学校関連、フィットネスクラブ及びホテルのプールの新設・改修が順調に進み、売上高は4億88百万円(前連結会計年度比5.6%減)となりました。
②営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の営業利益は、8億38百万円(前連結会計年度比66.8%減)となりました。
これをセグメント別に見ると、主力のPCカーテンウォール事業は、売上高が大幅に落ち込んだため、8億1百万円(前連結会計年度比67.9%減)となりました。
アクア事業は、売上高が前年比若干減少したため、37百万円(前連結会計年度比19.0%減)となりました。
経常利益は、営業利益が大幅に減少したことにより経常利益9億14百万円(前連結会計年度比64.9%減)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が大幅に減少したものの法人税等の減少もあったことから、9億2百万円(前連結会計年度比27.4%減)となりました。
(4) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度の財務状態の分析につきましては、「第2 事業の状況」「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(2)財政状態」に記載しております。
(5) 資本の財源及び資金の流動性
キャッシュ・フロ-の状況の分析につきましては、「第2 事業の状況」「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「経営成績等の状況の概要」「(3)キャッシュ・フロ-の状況」に記載しております。
当社企業グループの運転資金需要の主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要の主なものは、生産設備等の設備投資であります。当社企業グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入による資金調達によっております。
(6) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社企業グループは、2021年は15%の経常利益率を目指すこととします。
当連結会計年度においては、3.3%の経常利益率を目標にしてきましたが、12.4%となりました。