有価証券報告書-第93期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/22 13:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
123項目

対処すべき課題

当社は、各事業部門における収益力の一層の向上を図り、安定した収益体制を構築しながら、次の中核となる新事業を開拓するための投資やM&Aを実行し、海外事業を積極的に展開推進することで企業の活力を高めるように努める所存であります。
①精糖
エルニーニョをはじめとする気象変動による砂糖生産国への影響懸念、投機資金の先物市場への流出入や為替の影響による相場変動など先行きは依然、不透明でありますが、相場に関わる様々な情報入手に注力し堅実で安定した原料仕入れに努めてまいります。
一方、国内販売は砂糖の消費減少傾向に歯止めが掛からず、厳しい環境が続くと思われますが、営業体制の強化を図り、安心・安全な製品供給及び顧客重視と採算重視の営業に注力いたします。
②機能性素材
機能性食品事業では、タイ連結子会社FTI社におけるイヌリン生産の品質向上、コスト削減を図ってまいります。販売面ではFTI社の供給量に対応するため用途開発を更に強化し、国内販売は幅広い分野での展開を図り、海外販売ではバンコクの販売子会社を拠点として、タイ国を中心とした東南アジア地域にて知名度向上に努めながら販路開拓に取り組みます。切花活力剤事業では、新製品の水揚促進剤の展開強化及び家庭用製品の拡販に努め、新規販路の開拓を図ってまいります。
連結子会社ユニテックフーズ㈱においては、顧客ニーズの的確な把握や迅速な対応、価値ある提案により商権の維持・拡大に努めると同時に、付加価値の創造による次なる事業の柱の構築を図ってまいります。
③不動産
自社所有賃貸物件の設備等について環境問題や災害対策に留意した維持管理に注力し、安定収入の確保に努めてまいります。
④その他食品
連結子会社DAY PLUS (THAILAND) Co.,Ltd.においては、タイ国内のみならず、アジア新興国での販路開拓に努めてまいります。