有価証券報告書-第130期(2024/01/01-2024/12/31)
対処すべき課題
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題
当社グループを取り巻く経済環境につきましては、食品値上げによるお客様の節約志向に加え、原材料・エネルギー価格の高騰や人件費の上昇の懸念もあり、依然として厳しい状況が続くと予測されます。
このような状況にあって当社グループは、洋菓子、製菓の両事業を併せ持つという強みを活かして売上と利益の確保につとめてまいります。
各事業における対処すべき課題は次のとおりです。
[洋菓子事業]
洋菓子では、原材料・エネルギー価格の高騰等に対して、生産ラインの省人化や生産能力増強による効率化を促進し、生産性向上をはかることにより対応してまいります。
チェーン店においては、洋菓子店のVI(ビジュアルアイデンティティ)に基づいた既存店の改装や「ペコちゃん milky ドーナツ」の新規出店を推進してまいります。
製品施策においては、月ごとに季節や行事などのイメージを色で表現した「ショートケーキ12の色物語」や産地・品種にこだわった原料を使用した洋菓子製品などの品揃えの充実をはかり、お客様に選ぶ楽しさを提供してまいります。
人件費の上昇に対しては、洋菓子店舗の勤怠管理にAIを活用して業務の効率化をはかるなど、収益性の確保に取り組むとともに、冷凍スイーツ自動販売機の設置を推進してまいります。
広域流通企業との取り組みについては、外食チェーン企業向けの製品提案や海外輸出の強化を通じて、販路の開拓につとめてまいります。
レストランでは、ケーキ類の拡販やメニュー強化に取り組むとともに、VIに基づいた既存店の改装を実施し、売上の拡大に繋げてまいります。
[製菓事業]
菓子では、カカオ豆をはじめとする原材料価格の急激な上昇等に対して、製品価格の見直しを実施するほか、新規設備の導入により品質向上やコスト改善をはかり、主力生産ラインの稼働を促進させて生産性向上につとめてまいります。また、富士裾野工場の地下より汲み上げた天然水を活用し、天然水市場に参入するとともに、災害発生時においては被災地の復興支援に役立ててまいります。
製品施策においては、主力ブランドの大袋製品を新たに発売するとともに、テレビコマーシャルやデジタル広告配信等の販売促進活動を積極的に展開し、既存の大袋製品とともにさらなる売上の拡大をはかります。
海外事業の不二家(杭州)食品有限公司においては、中国経済停滞の影響が懸念されますが、主力製品の「ポップキャンディ」を軸に、新規設備を導入して生産を開始したグミ製品の拡販や業務提携によるキャラクター菓子製品の受注生産に注力するなど、売上確保に取り組んでまいります。
ベトナムにおいては、設立した合弁会社において、本年10月の工場稼働に向け、現地における販売活動及び新製品開発を促進し、海外事業の売上伸長を目指してまいります。
上記すべての事業活動において安全・安心な製品の製造・販売に際し、FSSC22000(食品安全マネジメントシステムに関する国際規格)を含め、事業の基盤となる食品安全衛生管理を着実に実行するとともに、労災ゼロ、異物混入クレームゼロを目標に、業務に取り組んでまいります。
当社グループを取り巻く環境は、厳しい状況が続くと思われますが、前記の各施策を着実に実行し、業績の向上を目指してまいります。
また、親会社の山崎製パン㈱との連携を強化し、グループ全体の総合力を発揮して、持続的な企業価値の向上と不二家ブランドの強化につとめ、事業の発展を目指します。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題
当社グループを取り巻く経済環境につきましては、食品値上げによるお客様の節約志向に加え、原材料・エネルギー価格の高騰や人件費の上昇の懸念もあり、依然として厳しい状況が続くと予測されます。
このような状況にあって当社グループは、洋菓子、製菓の両事業を併せ持つという強みを活かして売上と利益の確保につとめてまいります。
各事業における対処すべき課題は次のとおりです。
[洋菓子事業]
洋菓子では、原材料・エネルギー価格の高騰等に対して、生産ラインの省人化や生産能力増強による効率化を促進し、生産性向上をはかることにより対応してまいります。
チェーン店においては、洋菓子店のVI(ビジュアルアイデンティティ)に基づいた既存店の改装や「ペコちゃん milky ドーナツ」の新規出店を推進してまいります。
製品施策においては、月ごとに季節や行事などのイメージを色で表現した「ショートケーキ12の色物語」や産地・品種にこだわった原料を使用した洋菓子製品などの品揃えの充実をはかり、お客様に選ぶ楽しさを提供してまいります。
人件費の上昇に対しては、洋菓子店舗の勤怠管理にAIを活用して業務の効率化をはかるなど、収益性の確保に取り組むとともに、冷凍スイーツ自動販売機の設置を推進してまいります。
広域流通企業との取り組みについては、外食チェーン企業向けの製品提案や海外輸出の強化を通じて、販路の開拓につとめてまいります。
レストランでは、ケーキ類の拡販やメニュー強化に取り組むとともに、VIに基づいた既存店の改装を実施し、売上の拡大に繋げてまいります。
[製菓事業]
菓子では、カカオ豆をはじめとする原材料価格の急激な上昇等に対して、製品価格の見直しを実施するほか、新規設備の導入により品質向上やコスト改善をはかり、主力生産ラインの稼働を促進させて生産性向上につとめてまいります。また、富士裾野工場の地下より汲み上げた天然水を活用し、天然水市場に参入するとともに、災害発生時においては被災地の復興支援に役立ててまいります。
製品施策においては、主力ブランドの大袋製品を新たに発売するとともに、テレビコマーシャルやデジタル広告配信等の販売促進活動を積極的に展開し、既存の大袋製品とともにさらなる売上の拡大をはかります。
海外事業の不二家(杭州)食品有限公司においては、中国経済停滞の影響が懸念されますが、主力製品の「ポップキャンディ」を軸に、新規設備を導入して生産を開始したグミ製品の拡販や業務提携によるキャラクター菓子製品の受注生産に注力するなど、売上確保に取り組んでまいります。
ベトナムにおいては、設立した合弁会社において、本年10月の工場稼働に向け、現地における販売活動及び新製品開発を促進し、海外事業の売上伸長を目指してまいります。
上記すべての事業活動において安全・安心な製品の製造・販売に際し、FSSC22000(食品安全マネジメントシステムに関する国際規格)を含め、事業の基盤となる食品安全衛生管理を着実に実行するとともに、労災ゼロ、異物混入クレームゼロを目標に、業務に取り組んでまいります。
当社グループを取り巻く環境は、厳しい状況が続くと思われますが、前記の各施策を着実に実行し、業績の向上を目指してまいります。
また、親会社の山崎製パン㈱との連携を強化し、グループ全体の総合力を発揮して、持続的な企業価値の向上と不二家ブランドの強化につとめ、事業の発展を目指します。