有価証券報告書-第98期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/03/31 16:45
【資料】
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【項目】
131項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サッポログループの経営理念体系
サッポログループは、「潤いを創造し 豊かさに貢献する」を経営理念に掲げ、根底とするサステナビリティ方針と共に「ステークホルダーの信頼を高める誠実な企業活動を実践し、持続的な企業価値の向上を目指す」ことを経営の基本方針として、企業活動を実践しています。
当社は経営理念に基づく企業活動を通じて、あらゆるステークホルダーとのコミュニケーションを深め、世界的な社会課題の解決に繋がる価値創造に取り組んでおります 。
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(2)サッポログループ長期経営ビジョン
経営理念及び経営の基本方針を実現するため、「2026グループビジョン」と「行動指針」を定めました。
グループの成長の源泉は、創業以来140年の歴史の中で培われた「ブランド資産」であると改めて認識した上で、グループのコア事業を『酒』『食』『飲』の3分野と位置づけ、不動産事業とともにグループ保有のブランドを育成・強化していきます。
○2026グループビジョン
「サッポログループは世界に広がる『酒』『食』『飲』で個性かがやくブランドカンパニーを目指します」
○行動指針
1.イノベーションと品質の追求による新たな価値の創造で、世界のお客様のより豊かな生活に貢献します
2.お客様同士のコミュニケーション活性化に役立つ商品・サービスの提供とブランド育成に努めます
3.環境変化に対応し、効率的な経営の実践に努めます
(3)グループ経営計画2024
サッポログループは、「2026グループビジョン」実現のためのロードマップとして、2020年より中期経営計画「グループ経営計画2024」をスタートし、4つの基本方針のもとにグループの更なる成長を目指しております。
①本業集中と強靭化
②グローバル展開の加速
③シンプルでコンパクトな企業構造の確立
④サステナビリティ経営の推進
<「グループ経営計画2024」概略>0102010_002.png
(4)対処すべき課題
①新型コロナウイルス感染症の影響及び経営環境の変化について
2年間にわたる新型コロナウイルス感染症の流行は、わたしたちの行動様式を大きく変え、サッポログループでは、特に業務用の酒類事業や外食事業を中心に大きな影響を及ぼしました。
しかし、このような環境下においても、サッポログループでは、「グループ経営計画2024」で掲げた基本方針に沿った取り組みを着実に推進することで、各事業会社がスピード感を持って環境変化に対応した成長戦略と構造改革を推進してまいりました。
新型コロナウイルス感染症については、変異株の流行により依然として予断を許さない状況が想定されますが、当社グループでは「酒類」「食品飲料」「不動産」の各事業分野で、ウィズ・アフターコロナにおける新たな時代のニーズに即した当社独自の価値を創出してまいります。
②サステナビリティ経営の推進について
サッポログループは、2019年に策定した「サッポログループ サステナビリティ方針」のもと、気候変動、食品ロス、海洋プラスチックごみ、地域活性化といった社会課題の解決に向けた取り組みを「サステナビリティ経営」として推進しています。
これからも、世界中のサッポログループ従業員と、ステークホルダーとのパートナーシップのもとに、社会価値と経済価値の創出を両立させ、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。
〇サッポログループ サステナビリティ方針
「大地と、ともに、原点から、笑顔づくりを。」
サステナビリティ推進体制
グループのサステナビリティ活動推進のための全体方針を策定し、グループ内の連携・調整を行うための機関として、代表取締役社長を委員長とする「グループサステナビリティ委員会」を設置しています。
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サステナビリティ経営戦略
「サステナビリティ方針」のもと、取り組みの軸となる サステナビリティ重点課題を「4つの約束」として整理し、バリューチェーン上のさまざまなステークホルダーと協力しながら、持続可能な笑顔づくりを推進し続けます。
約束1 『酒・食・飲』による潤いの提供
・安全・安心の品質
・新価値創造
・適正飲酒啓発とビール文化継承
約束2 社会との共栄
・地域貢献
・持続可能な調達
約束3 環境保全
・地球温暖化防止
・3Rの推進
・自然との共生
約束4 個性輝く人財の輩出
・健康経営
・ダイバーシティ・人権
・人財開発・育成

③DXの推進について
大きな環境変化が続く中で、当社グループでは新たな時代のニーズに即した価値を創出するための手段として、DXを本格的に推進してまいります。
その第一歩として、以下のとおり「サッポログループDX方針」を策定し、グループ内でのDX・IT人財の育成と活用を進めてまいります。
「サッポログループDX方針」
○お客さまとつながり、理解を深め、寄り添うこと
○お客さま起点で考えぬかれた新たな価値の創造と、稼ぐ力を増強すること
○サッポログループにかかわるあらゆるステークホルダーと共に成長し続けるため
自分たちの仕事をもっと楽に、もっと楽しく、働くことに誇りを持てるものにしていくこと
DX推進体制
グループのDX・ITに関する経営資源配分の支援・調整・確認を行い、方向性を決定するための機関として、DX・IT担当役員を委員長とする「グループDX・IT委員会」を2022年4月1日付で発足します。
DX推進戦略
2022年より「DX・IT人財育成プログラム(DXP)」をスタートし、「全社員DX人財化」を目指すと共に、2023年までに650名規模のDX・IT推進人財(AIを始めとした最新技術の知識を持ち、内部・外部支援を活用しながら課題を解決できる人財)の育成を進めてまいります。
④サッポログループの主要事業での取り組み課題
酒類事業
[国内]
● ビールブランドの魅力化とプレミアム価値の訴求:
・好調な「サッポロ生ビール黒ラベル」の継続成長、ブランドコンセプトを刷新した「ヱビスブランド」の強化
・多様で個性的なブランドの展開とお客様接点拡大
● 新市場でのリーズナブル価値の訴求:
・RTD主要ブランド「濃いめのレモンサワー」「男梅サワー」への注力
・微アルコールビールテイスト「サッポロ The DRAFTY」やノンアルコールの機能性表示食品
「サッポロ LEMON'S FREE」の展開
[海外]
● アメリカ:「Sapporo」ブランド及び「Anchor」ブランドの成長加速、新商品発売
● カナダ :スリーマン社のプレミアムビール伸長とRTD強化
[外食]
● 新たな商圏の研究と収益率の高い業態の展開・開発を加速
● サッポロビール社との連携によるブランド発信強化
● 不採算店舗の閉鎖や店舗賃料の削減、効率的な働き方や人員配置による人件費抑制などの構造改革を継続
食品飲料事業
「未来の食のあたりまえ」を創造するため、「植物性素材を核とした次世代領域」を目指す
● レモン事業
・レモン総需要拡大に向けた攻めのマーケティング戦略の実行
● プランツミルク事業
・大豆ならではの健康価値の訴求、「植物性素材×発酵」領域の拡大
● 飲料事業
・国産原料を用いた「TOCHIとCRAFT」シリーズなど、ソーシャルグッド・ドリンクとしての位置付け強化
● 加工食品
・「じっくりコトコト」ブランドの強化、健康価値付加による年間を通じた需要拡大への取り組み
不動産事業
恵比寿・札幌を中心としたまちづくりと新たな価値共創によるエリア価値向上
● 不動産賃貸事業
・ハード及びソフト両面における競争力強化の継続と保有物件の稼働率及び賃料水準の維持向上
・中核物件「恵比寿ガーデンプレイス」「サッポロファクトリー」の利便性向上と新たな機能・付加価値の提供による、収益の維持向上とまち全体のブランド価値向上
・保有物件ポートフォリオの戦略的な組み替え
● 新規事業領域での収益獲得
・私募ファンドへのエクイティ投資など、新たな事業領域での収益獲得

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