有価証券報告書-第69期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
有報資料
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」という企業理念に基づき、人々が健康とゆとりと生きがいを実感できる生活づくりに貢献し、地域社会とともに発展する企業を目指しています。
また、株主の皆さまやお客さまをはじめ、ひろく社会から信頼され、魅力のある企業となるよう、本業を基本とした着実な事業展開に徹するとともに、透明性の高いガラス張りの経営をおし進めていきます。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものです。
(2) 経営環境
当社グループをとりまく環境は、国内の少子高齢化や人口減少による市場の伸び悩み、お客さまのニーズの多様化・健康志向や品質に対する意識の高まりなど、刻々と変化を続けています。
また、今後の経済の見通しとしましては、新型コロナウイルス感染症によるさまざまな不安材料が存在し、先行きが不透明な状況で推移すると思われます。
このような環境のもと、当社グループは引き続き、創業当初から提唱する「予防医学」「健腸長寿」の考え方に基づき、お客さまの健康づくりに役立ち、社会の健康課題解決に寄与する商品やサービスを提供します。そして、長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」に立脚し、飲料・食品、医薬品および化粧品を中核とした事業ならびに積極的な国際展開を行っていくことに加え、多様化するお客さまの健康志向に応えるヘルスケア関連領域での事業拡大を推進します。事業推進にあたっては、グループの強みである「研究開発・技術力」と「当社グループ独自の宅配システム」を活かし、お客さまへの更なる価値提供により健康社会の実現に貢献することで、社会とともに持続的な成長を目指します。
(3) 長期的な経営戦略
《「Yakult Group Global Vision 2030」の策定と推進》
当社は、ヤクルトグループとしての成長を維持し変化に対応していくための道標として、2021年度から2030年度までの長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」を策定しました。
主な内容は以下のとおりです。
長期ビジョン(2021年度~2030年度)
《目指す姿》
「世界の人々の健康に貢献し続けるヘルスケアカンパニーへの進化」
《定性目標》
・世界の一人でも多くの人々に健康をお届けする
・一人ひとりに合わせた「新しい価値」をお客さまへ提供する
・人と地球の共生社会を実現する
《定量目標》(2030年度目標)
乳製品世界平均販売数量 5,250万本/日(日本1,050万本/日、海外4,200万本/日)
連結売上高 5,500億円
連結営業利益 800億円(営業利益率14.5%)
《実現のための戦略》
2030年度に向け、飲料および食品製造販売事業部門(海外)を引き続き成長させるとともに、飲料および食品製造販売事業部門(日本)の収益性を更に向上させることにより、乳製品世界平均販売数量、連結売上高、連結営業利益それぞれを伸ばしていきます。
このうち、海外においては、「深耕と拡大」を引き続き推進するとともに、新たな成長モデルの構築を図ります。日本においては、多様化するお客さまのニーズに応える、新たな商品やサービス開発に積極的に挑戦し、需要獲得を目指します。
これらに加えてヘルスケア関連領域の事業拡大推進等により、持続的な成長の実現を目指します。
(4) 中期経営計画
2021年度から2024年度までの4年間を対象期間とする中期経営計画の内容は以下のとおりです。
(2024年度目標)
乳製品世界平均販売数量 4,540万本/日(日本1,040万本/日、海外3,500万本/日)
連結売上高 4,580億円
連結営業利益 610億円(営業利益率13.3%)
(5) 優先的に対処すべき課題
当社グループは前述の経営環境のもと、長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」の実現に向け、飲料・食品、医薬品および化粧品を中核とした事業ならびに積極的な国際展開を行っていきます。また、海洋プラスチックごみや温暖化、資源の枯渇などの世界的な環境問題を踏まえ、未来に向けて、プラスチック製容器包装の資源循環を推進していきます。
各事業部門が優先的に対処すべき課題は次のとおりであります。
<飲料および食品製造販売事業部門(日本)>お客さまの価値観の多様化や健康意識の高まりに対応し、健康で楽しい生活づくりに貢献するため、「腸」の健康の大切さを訴求していきます。また、競争の激しい市場において、当社独自の乳酸菌の有用性とエビデンスを伝え、お客さまにその効果を体感していただくことが、当社商品の優位性を高めることにつながると考えます。 宅配チャネルにおいては、人材獲得競争が激化する中、宅配組織の強化という課題に対し、多様な勤務形態の整備や資機材の改良等により、働きやすい環境づくりを推進することで、ヤクルトレディの増員および定着を図っていきます。また、インターネット注文サービス「ヤクルト届けてネット」を活用することで、これまで接点を持つことが難しかったお客さまへのアプローチを強化し、新規のお客さまづくりと売り上げの増大に努めていきます。 店頭チャネルにおいては、競合他社との競争が激しさを増す中、プロバイオティクス市場における優位性向上という課題に対し、消費者意識・行動の変化に対応した取り組みをさらに強化していきます。加えて、当社独自の「乳酸菌 シロタ株」および「ビフィズス菌 BY株」の認知度向上に注力するとともに、お客さまのニーズに対応した新商品の導入等により、売り上げの増大につなげていきます。 新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない状況において、引き続きお客さまおよび従事者への感染拡大防止策を講じながら活動を実施し、一人でも多くのお客さまに健康をお届けしていきます。
<飲料および食品製造販売事業部門(海外)>プロバイオティクスに対する注目が高まる中、事業の拡大および収益性の向上という課題に対し、販売エリアでのさらなる市場深耕、既進出国・地域における未配エリアへの市場拡大および新規進出国の検討をすすめていきます。あわせて、納品店舗数の拡大、新規チャネルでの取引強化および宅配体制の充実と人材の確保・育成に取り組みます。
販売本数が多い主な販売エリアである中国においては、市場の拡大および深耕を目指し、販売組織の強化を進め、未販売地域への展開および販売拠点の増加に取り組むとともに、電子商取引(EC)市場の拡大に対応するため、未導入地区での取引を開始するなど、今後、ECを積極的に推進していきます。また、インドネシアにおいては、実績の更なる伸長を目指し、事業成長の原動力である宅配組織の継続的な強化に努めるとともに、納品店舗数の拡大に取り組んでいくことで、売り上げの増大を目指していきます。
なお、新型コロナウイルス感染症に対しては、国・地域ごとにそれぞれ対策を講じ、行政機関の指示に従い、引き続き営業・生産活動を行っていきます。
<医薬品製造販売事業部門>増大する医療費の抑制、後発医薬品の使用促進や毎年実施される薬価改定等、医療制度改革を中心として、国内市場環境が大きく変化し続けています。その中で、当社の強みである最新の情報提供力やこれまで築き上げてきた医療関係者との信頼関係を活かして売上確保に努めるとともに、徹底した経費の見直しを行うことで営業利益の確保を図ります。
また、後発医薬品について引き続き新規導入を推進して販売品目を拡充するとともに、当社の強みを活かした他社とのプロモーション提携についても積極的に取り組んでいきます。
なお、新型コロナウイルス感染症の状況によって、医療機関への訪問自粛等が継続する可能性があるため、ウェブ会議等を活用し、最新の情報提供ができるよう努めていきます。
研究開発においては、開発作業のさらなる効率化やライセンス元との連携強化を推進し、新薬開発の迅速な推進および早期の製造販売承認申請の実施ならびに承認の取得を図っていきます。
<その他事業部門>化粧品につきましては、同業他社との競争激化をはじめ、他業界からの新規参入など競争環境がますます厳しくなっていく中、自社商品とサービスの価値を高めるための施策を展開するとともに、国内および中国のEC市場での販売を拡大し、事業基盤の強化を図っていきます。
一方、プロ野球興行につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、引き続き、入場者数が制限されるなどの影響を受けることが想定されます。今後についても、安心して観戦していただける環境づくりを進めるとともにチーム力の強化に取り組み、ファンの皆さまの期待に応えられるよう対応を図ります。
当社グループは、引き続きコンプライアンス経営を推進するとともに、企業の社会的責任や株主の皆さまへの説明責任を果たしつつ、経営の効率化と業績の向上に鋭意努力してまいります。
また、企業理念である「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」の実現に向けて、コーポレートスローガン「人も地球も健康に」のもと、地球環境全体の健康を視野に入れ、すべての事業活動を通じて、良き企業市民として歩んでまいります。
当社グループは、「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」という企業理念に基づき、人々が健康とゆとりと生きがいを実感できる生活づくりに貢献し、地域社会とともに発展する企業を目指しています。
また、株主の皆さまやお客さまをはじめ、ひろく社会から信頼され、魅力のある企業となるよう、本業を基本とした着実な事業展開に徹するとともに、透明性の高いガラス張りの経営をおし進めていきます。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものです。
(2) 経営環境
当社グループをとりまく環境は、国内の少子高齢化や人口減少による市場の伸び悩み、お客さまのニーズの多様化・健康志向や品質に対する意識の高まりなど、刻々と変化を続けています。
また、今後の経済の見通しとしましては、新型コロナウイルス感染症によるさまざまな不安材料が存在し、先行きが不透明な状況で推移すると思われます。
このような環境のもと、当社グループは引き続き、創業当初から提唱する「予防医学」「健腸長寿」の考え方に基づき、お客さまの健康づくりに役立ち、社会の健康課題解決に寄与する商品やサービスを提供します。そして、長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」に立脚し、飲料・食品、医薬品および化粧品を中核とした事業ならびに積極的な国際展開を行っていくことに加え、多様化するお客さまの健康志向に応えるヘルスケア関連領域での事業拡大を推進します。事業推進にあたっては、グループの強みである「研究開発・技術力」と「当社グループ独自の宅配システム」を活かし、お客さまへの更なる価値提供により健康社会の実現に貢献することで、社会とともに持続的な成長を目指します。
(3) 長期的な経営戦略
《「Yakult Group Global Vision 2030」の策定と推進》
当社は、ヤクルトグループとしての成長を維持し変化に対応していくための道標として、2021年度から2030年度までの長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」を策定しました。
主な内容は以下のとおりです。
長期ビジョン(2021年度~2030年度)
《目指す姿》
「世界の人々の健康に貢献し続けるヘルスケアカンパニーへの進化」
《定性目標》
・世界の一人でも多くの人々に健康をお届けする
・一人ひとりに合わせた「新しい価値」をお客さまへ提供する
・人と地球の共生社会を実現する
《定量目標》(2030年度目標)
乳製品世界平均販売数量 5,250万本/日(日本1,050万本/日、海外4,200万本/日)
連結売上高 5,500億円
連結営業利益 800億円(営業利益率14.5%)
《実現のための戦略》
2030年度に向け、飲料および食品製造販売事業部門(海外)を引き続き成長させるとともに、飲料および食品製造販売事業部門(日本)の収益性を更に向上させることにより、乳製品世界平均販売数量、連結売上高、連結営業利益それぞれを伸ばしていきます。
このうち、海外においては、「深耕と拡大」を引き続き推進するとともに、新たな成長モデルの構築を図ります。日本においては、多様化するお客さまのニーズに応える、新たな商品やサービス開発に積極的に挑戦し、需要獲得を目指します。
これらに加えてヘルスケア関連領域の事業拡大推進等により、持続的な成長の実現を目指します。
(4) 中期経営計画
2021年度から2024年度までの4年間を対象期間とする中期経営計画の内容は以下のとおりです。
(2024年度目標)
乳製品世界平均販売数量 4,540万本/日(日本1,040万本/日、海外3,500万本/日)
連結売上高 4,580億円
連結営業利益 610億円(営業利益率13.3%)
(5) 優先的に対処すべき課題
当社グループは前述の経営環境のもと、長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」の実現に向け、飲料・食品、医薬品および化粧品を中核とした事業ならびに積極的な国際展開を行っていきます。また、海洋プラスチックごみや温暖化、資源の枯渇などの世界的な環境問題を踏まえ、未来に向けて、プラスチック製容器包装の資源循環を推進していきます。
各事業部門が優先的に対処すべき課題は次のとおりであります。
<飲料および食品製造販売事業部門(日本)>お客さまの価値観の多様化や健康意識の高まりに対応し、健康で楽しい生活づくりに貢献するため、「腸」の健康の大切さを訴求していきます。また、競争の激しい市場において、当社独自の乳酸菌の有用性とエビデンスを伝え、お客さまにその効果を体感していただくことが、当社商品の優位性を高めることにつながると考えます。 宅配チャネルにおいては、人材獲得競争が激化する中、宅配組織の強化という課題に対し、多様な勤務形態の整備や資機材の改良等により、働きやすい環境づくりを推進することで、ヤクルトレディの増員および定着を図っていきます。また、インターネット注文サービス「ヤクルト届けてネット」を活用することで、これまで接点を持つことが難しかったお客さまへのアプローチを強化し、新規のお客さまづくりと売り上げの増大に努めていきます。 店頭チャネルにおいては、競合他社との競争が激しさを増す中、プロバイオティクス市場における優位性向上という課題に対し、消費者意識・行動の変化に対応した取り組みをさらに強化していきます。加えて、当社独自の「乳酸菌 シロタ株」および「ビフィズス菌 BY株」の認知度向上に注力するとともに、お客さまのニーズに対応した新商品の導入等により、売り上げの増大につなげていきます。 新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない状況において、引き続きお客さまおよび従事者への感染拡大防止策を講じながら活動を実施し、一人でも多くのお客さまに健康をお届けしていきます。
<飲料および食品製造販売事業部門(海外)>プロバイオティクスに対する注目が高まる中、事業の拡大および収益性の向上という課題に対し、販売エリアでのさらなる市場深耕、既進出国・地域における未配エリアへの市場拡大および新規進出国の検討をすすめていきます。あわせて、納品店舗数の拡大、新規チャネルでの取引強化および宅配体制の充実と人材の確保・育成に取り組みます。
販売本数が多い主な販売エリアである中国においては、市場の拡大および深耕を目指し、販売組織の強化を進め、未販売地域への展開および販売拠点の増加に取り組むとともに、電子商取引(EC)市場の拡大に対応するため、未導入地区での取引を開始するなど、今後、ECを積極的に推進していきます。また、インドネシアにおいては、実績の更なる伸長を目指し、事業成長の原動力である宅配組織の継続的な強化に努めるとともに、納品店舗数の拡大に取り組んでいくことで、売り上げの増大を目指していきます。
なお、新型コロナウイルス感染症に対しては、国・地域ごとにそれぞれ対策を講じ、行政機関の指示に従い、引き続き営業・生産活動を行っていきます。
<医薬品製造販売事業部門>増大する医療費の抑制、後発医薬品の使用促進や毎年実施される薬価改定等、医療制度改革を中心として、国内市場環境が大きく変化し続けています。その中で、当社の強みである最新の情報提供力やこれまで築き上げてきた医療関係者との信頼関係を活かして売上確保に努めるとともに、徹底した経費の見直しを行うことで営業利益の確保を図ります。
また、後発医薬品について引き続き新規導入を推進して販売品目を拡充するとともに、当社の強みを活かした他社とのプロモーション提携についても積極的に取り組んでいきます。
なお、新型コロナウイルス感染症の状況によって、医療機関への訪問自粛等が継続する可能性があるため、ウェブ会議等を活用し、最新の情報提供ができるよう努めていきます。
研究開発においては、開発作業のさらなる効率化やライセンス元との連携強化を推進し、新薬開発の迅速な推進および早期の製造販売承認申請の実施ならびに承認の取得を図っていきます。
<その他事業部門>化粧品につきましては、同業他社との競争激化をはじめ、他業界からの新規参入など競争環境がますます厳しくなっていく中、自社商品とサービスの価値を高めるための施策を展開するとともに、国内および中国のEC市場での販売を拡大し、事業基盤の強化を図っていきます。
一方、プロ野球興行につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、引き続き、入場者数が制限されるなどの影響を受けることが想定されます。今後についても、安心して観戦していただける環境づくりを進めるとともにチーム力の強化に取り組み、ファンの皆さまの期待に応えられるよう対応を図ります。
当社グループは、引き続きコンプライアンス経営を推進するとともに、企業の社会的責任や株主の皆さまへの説明責任を果たしつつ、経営の効率化と業績の向上に鋭意努力してまいります。
また、企業理念である「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」の実現に向けて、コーポレートスローガン「人も地球も健康に」のもと、地球環境全体の健康を視野に入れ、すべての事業活動を通じて、良き企業市民として歩んでまいります。